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「彼とカレット。」の版間の差分

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;チカコさん
;チカコさん
:ロボ研の副部長。[[父親]]がカレットたちを作った研究所と関係するロボット事業の会社に勤めている。姓は「ウエノ」であるとわかっている<ref>{{Cite web |url=http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/270/270787/ |title=週アスCOMIC「彼とカレット。」第152回 |publisher=[[週刊アスキーPLUS]] |accessdate=2015-03-01}}</ref>。
:ロボ研の副部長。[[父親]]がカレットたちを作った研究所と関係するロボット事業の会社に勤めている。姓は「ウエノ」であるとわかっている<ref>{{Cite web |url=http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/270/270787/ |title=週アスCOMIC「彼とカレット。」第152回 |publisher=[[週刊アスキーPLUS]] |accessdate=2015-03-01}}</ref>。
:なお、「上野」という名前の女子中学生が同作者の[[上野さんは不器用]]([[ヤングアニマル]]不定期連載)に登場している。<ref>本作のチカコさんとの関係は不明。</ref>
:なお、「上野」という名前の女子中学生が同作者の[[上野さんは不器用]]([[ヤングアニマル]]連載)に登場している。<ref>本作のチカコさんとの関係は不明。</ref>
;ユラさん
;ユラさん
:ロボ研の女性部員。キタハラさんからは「ユラっち」と呼ばれている。複数の[[アルバイト]]を掛け持ちしている。
:ロボ研の女性部員。キタハラさんからは「ユラっち」と呼ばれている。複数の[[アルバイト]]を掛け持ちしている。

2016年10月24日 (月) 12:44時点における版

彼とカレット。
ジャンル 4コマ漫画コメディ
漫画
作者 tugeneko
出版社 アスキー・メディアワークス
掲載誌 ケータイ週アス
週刊アスキー
レーベル アスキー・メディアワークス
発表号 ケータイ週アス
 2010年10月 - 12月
週刊アスキー
 2011年1月 - 2016年6月
巻数 全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

彼とカレット。』(かれとかれっと)は、tugenekoによる日本漫画作品である。アスキー・メディアワークスが運営する週刊アスキーで連載されたフルカラー4コマ漫画である[1]

概要

2010年10月よりケータイ週アスにて連載を開始し、2011年11月より週刊アスキーでの連載となった。2015年はじめまで、毎週火曜日発売の週刊アスキー誌上での先行掲載、及び、同週金曜日更新の週刊アスキーPLUS上での追加掲載(未発表の新作1本を含む)を時間差で行う連載形態をとっていた。以降は、金曜日更新の週刊アスキー・ウェブサイトで一括掲載していた。2016年7月時点で、週刊アスキーのウェブサイトにおいて、全話が公開されている[2]。単行本の発売が決定した時点(2013年3月頃)で、Web掲載では100万ページビューのアクセスを記録している[3]

ストーリー

下宿で一人暮らしをする男子大学生イケダくんのもとへ、ある日突然少女型の家政婦ロボットカレットがやってくる。カレットが言うには、イケダくんは「生活向上プロジェクト」のリサーチ対象者として当選し、カレットとともに生活をすることになったとのことであった。しかし、カレットは一切の家事ができず、そもそも家事をしようという気概もなく、だらだらと毎日を過ごすだけなのであった。物語では、イケダくんとカレットの日常が描かれていく。パステルカラーの可愛らしい絵柄の漫画であるが、イケダくんの行うさわやかなエロ行為とその被害女性らによる彼への激しい暴力による報復が特徴である[1]

登場人物

イケダくん
カレットが来るまで、下宿で一人暮らしをしていた20歳の男子大学生。重度のスケベである。セクハラをなりわいとしており、カレットを含む周囲の女性にあの手この手の痴漢行為をはたらく。さりげなくかつ大胆に女性の股間を触るなどするほか、出歯亀行為を行ったり、スクール水着などの女性の衣類などにも執着したりする。そして大抵の場合、イケダくんはセクハラの対象とした女性から苛烈なおしおきを受けることになる。女性からのイケダくんへの制裁は非常に激しく、イケダくんが出血するほど殴打されるのは日常茶飯事であり、などの建築物に亀裂が入るくらい激しく叩きつけられたり、地面に埋められたり、高所から突き落とされたりされる。その一方で生命力が強く、そのような制裁を受けてもすぐに復活を果たし、次のセクハラ行為にいそしむのである(包丁背中を刺された2コマ後に、何事もなかったかのごとく平然と脱衣所への侵入を実行することさえあった[4])。イケダくんのこのような振る舞いにはすがすがしささえあり[1]、また、何度も復活しエロ行為に執念を燃やすさまからイケダ師匠とも称されている[2]
カレット
とある研究所で開発された少女型ロボット。見た目は中学生くらいの年格好であり、製造されて2年なのだが、18歳という設定であると当人は話しており、運転免許証も所持している。長いピンク髪を二房に束ねている。両上が隠れるほどのぶかぶかのトップス(ダボ服)のみを着用しており、(下着と外出時に履くを除けば)このダボ服以外何も身につけていない。それをネタにイケダくんの数々のセクハラを受けることになる。ロボットであるが、そのエネルギー源は人間と同じ食品一般である。研究所からは、「生活向上プロジェクト」の一環として、プロジェクトの被験者として当選したというイケダくんの下宿へ派遣されている。プロジェクトの家政婦ロボットなのだが、家事は苦手であるため一切行わず[5]、無為の日々を過ごしている。普段から不機嫌そうな表情をしており、ぶっきらぼうな性格である[1]。非常に力が強く、続成作用が起こるほどの怪力を固めることができるほか、雪合戦の雪球を鈍器のように固めたり、硬質プラスチック金属製品も不用意に扱うと簡単に破壊してしまう。さらに本気を出せば、イケダくんの住んでいるアパートを消滅させられるくらいの腕力がある。また、戦車砲に耐えるほどの堅牢性も兼ね備えている。
コバヤシさん
カレットを開発した研究所の技術者。20歳の若さで博士[6]にして研究所の主任という才女である[7]。カレットはコバヤシさんをモデルに造られており、両者の外見的な特徴にはいくつか共通点[8]がある。カレットの製造者として、たびたびイケダくん宅を訪れる。カレットを溺愛しているが、当のカレットには「メガネチビ」と呼ばれるなどぞんざいな扱いを受けている。
ミヤちゃん
イケダくんと同じくプロジェクトの被験者となっている女子高生。彼女のもとには下記のコロンが派遣されている。気が強く、コロンの世話をあれこれと焼く一方で、何かにつけて気弱なコロンを女装させている。イケダくんとは同じプロジェクトの被験者として、二人の家に居候しているそれぞれのロボットたちともども交流を持っている。カレットに家政婦ロボットとして何もしてもらっていないイケダくんとは違い、ミヤちゃんはコロンを日々活用している。
コロン
ミヤちゃんの元へ派遣されている少年型のロボット。ミヤちゃんからは「コロちゃん」と呼ばれている。カレットと同じ研究所で造られた後継機であり、カレットの弟機にあたる。ミヤちゃんからは女物の服ばかり与えられており、常に女装させられている。カレットとは対照的に気が弱く、ミヤちゃんには着せ替え人形扱いされるなどして遊ばれ、イケダくんやカレットらには虐げられ、ミヤちゃんの友人達にはいじられているキャラクターである。両足の裏に2つの青い光球を発生させて、その力で飛ぶことができる。飛んだ状態で人間一人を運べるくらいの推進力をもっている。なお、カレットには飛ぶ機能はなく、カレットの前で飛ぶと、カレットの不興を買うことがある。
びしゃもん
ミヤちゃんの飼い犬。真っな毛色で直方体状の角ばったデザインをしている。おつかいや散歩に独りで行けるなど知能が高いほか、イケダくんばりに人間の女性にセクハラをすることもある。このデザインのイヌは作者がマスコットキャラクターとしてよく使用しており、本作やまほろばきっさの単行本あとがき等で作者(プリン容器)を頭上や背中に載せて登場している。
れなおねえさん
イケダくんと同じくプロジェクトの被験者となっているテレビ番組の女性司会者教育番組のような「れなれなハテナ」という番組に、下記のハテナと一緒に出演している。カレットは、この番組とれなおねえさんのファンである。
ハテナ
れなおねえさんの元へ派遣されている少年型のロボット。体のパーツを切り離して遠隔操作し、離れた場所で五感を本体と共有できるという機能がある。イケダくんやびしゃもんと同じく、セクハラをしてまわっている。同じ変態である故、コロンと違って、イケダくんの同好の士となっている。
上記のれなおねえさんとハテナは、本作のパイロット版として2010年1月に発表された読み切り漫画「れなれなハテナ」[9]の主役として登場している。このキャラクターの関係はその後始まった本作のイケダくんとカレットに継承されており、「れなれなハテナ」自体は番組やキャラクターの設定を少し変えて「彼とカレット。」の作中番組という形で登場している。
セイラちゃん
ミヤちゃんの高校の友人のひとり。弓道部に所属している。コロンを「コロコロ」と呼び、何かにつけて彼を誘惑する。
ウズラちゃん
ミヤちゃんの高校の友人のひとり。水泳部に所属している。セイラちゃんと一緒にいることが多い。
タマコちゃん
ミヤちゃんの高校の友人のひとり。巨乳で散歩が趣味である。
助手さんA[10]
コバヤシさんの研究所の女性助手のひとり。サバサバした性格だが、貧乳であることを気にしている。仕事をサボってカレットに会いに行こうとするコバヤシさんを監視している。
助手さんB[10]
コバヤシさんの研究所の女性助手のひとり。助手さんAの後輩にあたる。上記の先輩と比べると、コバヤシさんに対してやさしい。
キタハラさん
イケダくんが通う大学にあるロボット研究部 (ロボ研)の女性部長。イケダくんの先輩にあたり、同じ授業に出席している。カレットたちのような人間的過ぎるロボットの存在に懐疑的である。
チカコさん
ロボ研の副部長。父親がカレットたちを作った研究所と関係するロボット事業の会社に勤めている。姓は「ウエノ」であるとわかっている[11]
なお、「上野」という名前の女子中学生が同作者の上野さんは不器用(ヤングアニマル連載)に登場している。[12]
ユラさん
ロボ研の女性部員。キタハラさんからは「ユラっち」と呼ばれている。複数のアルバイトを掛け持ちしている。
ハンスくん
ロボ研の男性部員。メモ帳スケッチブックを使ったセクハラ行為を得意としている。
服の人
普段カレットが身につけているダボ服(水色の服)。この服自体も自律ロボットであり、知能を持っていて、着ている人がいなくても自力で移動したり筆談したりするなどの活動することができる。周囲からは「服の人」と呼ばれていて、一目置かれている。服の人には冬服夏服の2体がおり、季節の変わり目ごとに研究所から独りでやってきて、交代でカレットに着られるという任務をこなしている。不器用なカレットと違い、服の人はプラモデルを作るなどの細かい作業もできる。
シエラちゃん
コバヤシさんをライバル視する長身の女性。コバヤシさんを追ってカレットたちが住む街へやって来ており、イケダくんのアパートの上階に下記のヘレンと一緒に住んでいる。
ヘレン
シエラちゃんがつくった少女型ロボ。シエラちゃんとは対照的に、コバヤシさんやカレットたちと友好的に接している。靴や背負っている燃料噴射装置を使って、飛行したり、イケダくんを火だるま[13]にしたりすることができる。
彼女の飛行ユニットそれ自体も、カレットの服の人と同じく自律ロボットであり、「シバちゃん」と呼ばれている。[14]

刊行一覧

脚注

  1. ^ a b c d 虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ! 第11回”. ITmedia. 2013年12月31日閲覧。
  2. ^ a b 彼とカレット。”. 週刊アスキーPLUS. 2013年12月31日閲覧。
  3. ^ Amazon.co.jp:彼とカレット。:tugeneko:本”. Amazon.co.jp. 2014年1月2日閲覧。
  4. ^ 週アスCOMIC「彼とカレット。」第82回”. 週刊アスキーPLUS. 2013年12月31日閲覧。
  5. ^ ほとんどの家事はイケダくんが行っている。ただし、カレットは自分の下着だけは自分で洗っている。週アスCOMIC「彼とカレット。」第35回”. 週刊アスキーPLUS. 2014年4月8日閲覧。
  6. ^ 週アスCOMIC「彼とカレット。」第70回”. 週刊アスキーPLUS. 2014年1月2日閲覧。
  7. ^ 参考までに、現代日本において博士を取得した者は、飛び入学浪人などをせずに標準的な課程の大学院へ進学して飛び級留年などをしない場合において、その時点でどんなに若くとも26歳になっている。なお、実在の史上最低年齢の博士はジェラルド・ブル(当時23歳)である。
  8. ^ 背格好や髪型、また、貧乳であることなど。
  9. ^ 本作単行本第4巻に収録
  10. ^ a b tugeneko『彼とカレット。 (3)』KADOKAWA/アスキー・メディアワークス、2015年2月27日。ISBN 978-4048693851 
  11. ^ 週アスCOMIC「彼とカレット。」第152回”. 週刊アスキーPLUS. 2015年3月1日閲覧。
  12. ^ 本作のチカコさんとの関係は不明。
  13. ^ 週アスCOMIC「彼とカレット。」第154回”. 週刊アスキー. 2016年7月9日閲覧。
  14. ^ 週アスCOMIC「彼とカレット。」第178回”. 週刊アスキー. 2016年7月9日閲覧。

外部リンク