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主人公3人は基本的に母親不在という設定であるが、これは脚本家の[[井出隆夫]]が母親と一緒にテレビを見られない子供への配慮として意図的に設定したものといわれる<ref name="nhkblog" /><ref>東京福袋『教育テレビの玉手箱』</ref>。 |
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: 「ハーイ、ぴっころよ」と挨拶する。一人称は「あたし」。じゃじゃまるからは「どんぴょんペンギン」と呼ばれる。 |
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== 関連項目 == |
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== 外部リンク == |
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2016年11月3日 (木) 18:34時点における版
『にこにこぷん』(または『にこにこ、ぷん』[1])(Niko Niko Pun[2]、Niko Niko Poon[3]、Nico Nico Pun[4])は、井出隆夫原作・脚本の1982年(昭和57年)4月5日から1992年(平成4年)10月3日までNHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」内で放送されていた着ぐるみによる人形劇。全2229話。第8作目に当たる。
概要
宇宙のかなたの地球によく似ている星の「にこにこ島」を舞台に、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人が、共に笑い、時には喧嘩をして泣き、またあるときは冒険をしたりする、勇気と友情あふれる物語。次作『ドレミファ・どーなっつ!』の舞台である「どーなっつ島」はにこにこ島の近くにあるという設定である。
原作者の井出隆夫は、1970年代より『おかあさんといっしょ』に作詞家として楽曲提供しており、前作ブンブンたいむ終了にあたり、次回作の脚本家を探しているという話を番組スタッフから聞き、自ら担当したいと名乗り出たという[5]。井出は最終的に後作品『ドレミファ・どーなっつ!』が終了する2000年(平成12年)3月までの18年間に渡って同枠の脚本を書く事となった。
放送中の1989年1月7日より元号が平成に変わったため、本作は昭和最後の人形劇作品であり、かつ平成最初の人形劇作品となった。10年6か月に渡り放送され、『おかあさんといっしょ』内の歴代人形劇では一番放送期間が長い(『ドレミファ・どーなっつ!』は7年半、その後の『ぐ〜チョコランタン』は9年)。
ビデオやパソコンゲームも発売され、アニメーション作品も多数製作された。また、夏休み・冬休み時期に北海道富良野市ロケを行ったこともある。 放送終了から20年以上経過しても主人公3人がテレビ番組やイベントに度々ゲスト出演する等、現在でも非常に人気が高い作品となっている(後述)。
オープニングはアニメーションで作られ、タイトルロゴは映像の最後に登場する。実写版は山が噴火するところでタイトルロゴ 『にこにこ(改行)ぷん』に変化、一瞬ではあるがじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの3人がロゴから現れ実写に移る。アニメシリーズでは3人が滑る虹が解体しつつタイトルロゴ『にこにこ(改行)ぷん』を形成し、一旦ブラックアウトした後に再びフェードインで本編に移る。
性格については、特技以前にハンデを必ずもっているように設定している。これは井出隆夫の「欠点があるほうが仲良くなりやすいし、それぞれのキャラクターがいきいきするんじゃないか」と言う考えに基づいている。
登場人物
主人公
主人公3人は基本的に母親不在という設定であるが、これは脚本家の井出隆夫が母親と一緒にテレビを見られない子供への配慮として意図的に設定したものといわれる[1][6]。
- 袋小路 じゃじゃ丸(じゃじゃまる)
- 声 - 肝付兼太[7][8] → 関智一(番組終了後、肝付の死去後以降)
- うらおもて山猫(イリオモテヤマネコと「裏表」とのもじり)の男の子。5歳。イメージカラーはえんじ色。3人のリーダー的存在。
- 「オッス、じゃじゃまるさんだぞ」と挨拶する。一人称は「おいら」。口癖は「ゴロニャーゴ」。まれに関西弁などで喋る。
- 身長は220cm、足の長さは63cm、足のサイズは50cm、尻尾の長さは100cm。
- 赤色とオレンジ色の縞柄のシャツとえんじ色のチョッキとズボンを着用し、首には黄色のバンダナを巻き、シャツからは出べそのお腹がのぞいている。
- 力持ちで敏捷。義理人情に厚い親分肌な性格だが、威張りん坊で意地汚いのが玉にキズ。怠け者のちゃらんぽらんの為、仲間はずれにされることがしばしば。いわゆるいじめっ子ではあるが、優しい心と義侠心を発揮する時もある。早朝の牛乳配達など、子供らしからぬ苦労人だったりもする。
- 釣りにサーフィン、三味線、浪花節、木登り、カエルの通訳、ラーメン作りと、豊富な才能の持ち主。三味線が得意とはいえ、平成11年の紅白歌合戦では、速水けんたろうと茂森あゆみが「だんご3兄弟」を歌う中、バックでチェロを弾いていた。とっさの判断とたぐいまれな発想力で、2人をあっといわせることもしばしば。
- 字を書くことも読むこともできず、数字は4までしか数えられない。ネズミが苦手で、子猫の頃に鼻をかじられたことがある(ぽろりは特別扱い)。この他風呂と床屋が苦手。
- 母親は生き別れになり、顔を覚えておらず、たまに他の2人に届く母からの品物が来るたびに気持ちが沈んでしまう。拗ねると「かあちゃーん!おいら、○○(例:「字が読めないてバカにされても」「暑中見舞いが来なくても」など)ても、強く生きてくよぉー!」と叫ぶのがお約束。ただ、夢の中で母によく叱られている様子が映されることがある。
- 声を当てている肝付は、前作『ブンブンたいむ』でも、ごじゃえもん役で声優に参加していた。
- ふぉるてしも・ぴっころ(ぴっころ)
- 声 - よこざわけい子[9]、及川ひとみ(代役)
- ふんボルトペンギンの女の子。3歳。イメージカラーはピンク色。
- 「ハーイ、ぴっころよ」と挨拶する。一人称は「あたし」。じゃじゃまるからは「どんぴょんペンギン」と呼ばれる。
- 身長は180cm、バスト230cm、ウエスト288cm、ヒップ270cm、足の長さは34cm。
- 花のワンポイントがついた麦藁帽子と胸に「P」と書かれたピンクの服が特徴。むこう島に「ぽっくり」というちょっと負けず嫌いな友達がいる。
- おしゃまでおしゃべりとお酒落が好き。面倒見がいいしっかり者だが、とても気が強い。女性を軽視したような発言には色をなして反論する。よく肥満気味だと冷ややかされる。
- 怒ると「ピッコ!!」と怒鳴ると同時にジャンプして地響き(カメラ操作で地面が揺れているように演出している)を起こし、2人をよろけさせる(この動作を「どんぴょん」と呼ぶ)[10]。2人は彼女には頭があがらない。
- 得意なことは料理に編み物、相撲、ボクシング、レスリング、アコーディオン。幼稚園ごっこも好きで、2人ははそれらにしばしばつき合わされる。
- カナヅチで泳げず、そのことではじゃじゃ丸によくからかわれる。手が水平のため、じゃんけんはパーしかだせない。空を飛ぶペンギンになる夢を持ち、密かに練習している。
- 平成11年の紅白歌合戦では、速水けんたろうと茂森あゆみが「だんご3兄弟」を歌う中、バックでバンドネオンを弾いていた。
- ぽろり・カジリアッチIII世(ぽろり)
- 声 - 中尾隆聖
- ネズミの男の子。4歳。ぽろぽろ島出身。イメージカラーは藍色。
- 「やあ、ぽろりなのだ」と挨拶する。一人称は「僕」(極めてまれに「わたし」)。語尾に「なのだ」とつけて喋る。じゃじゃまるからは「ヨヨヨねずみ」とからかわれる。
- 身長は190cm、おなかの周り170cm、足のサイズは40cm、尻尾の長さは215cm。
- ピンク色と牡丹色の縞柄のシャツと藍色のサスペンダーつき半ズボンを着用し、ピンク色のバンダナをしている、これは家系が海賊だから。映画『海だ!船出だ!にこにこぷん』では主人公を演じた。
- 有名な海賊「ねこいらず・カジリアッチ」の子孫。カジリアッチ家のならわしとして幼稚園の卒業後に船を与えられ、祖先の隠した財宝を探す旅に出たところ、にこにこ島に漂着した。
- 頭が良くて謙虚で優しい性格だが、気が弱くて忍耐力がなく、泣き虫ですぐに「ヨヨヨヨ」と泣く。
- 得意なことはバイオリン、ギター、発明、工作、剣道。嫌いな食べ物はピーマンで、見たり名前を聞いたりしただけで寒気がすると同時に気を失うほどである。他2人がそのピーマン嫌いを克服させようといろいろと試みるが、すべて失敗に終わっている。
- 平成11年の紅白歌合戦では、速水けんたろうと茂森あゆみが「だんご3兄弟」を歌う中、バックでバイオリンを弾いていた。
- 声を当てている中尾は、次作『ドレミファ・どーなっつ!』でも、れおなるど・とびっしー(れっしー)役で声優に参加している。
サブキャラクター
- かしの木おじさん
- 声 - 高木均
- 樹齢200年のカシの木。頼りになるおじさん。
- 島の長老的存在で、いつも3人を温かい目で見守っているが、普段は居眠りばかりしている。博識で優しく、島の生き字引。好きなものはヤシ酒。
- 夢は海を見ること。移動が出来ないので、鳥や動物が手足になって働く。
- はなばなガールズ
- 声 - DO!
- ケシ科の珍種らしき歌う花(4本)たち。状況説明から時間経過にいたるまで、なんでも歌にする。夢は『紅白歌合戦』に出場すること。
- アイキャッチとエンドキャッチに登場し、アイキャッチの際に左右に揺れながら「あらあら おやおや それからどんどこしょー」、物語の終わりには「わーい わーい にこにこぷん」と歌う。
- 放送開始当初はデザインが違い、歌の中でストーリー解説をしていた。
- りんりんとるんるん
- カエルの夫婦。天気予報が得意。予報を伝えるにはじゃじゃ丸の通訳が必要。7児のおたまじゃくしの親。
- かもめの郵便屋さん
- 声 - 小林修
- にこにこ島に手紙を届ける郵便屋。ぴっころ・ぽろりに両親や友人からの手紙や小包を運んでくる。手渡しではなく、空中から配達先へ配達物を落として渡すのが特徴。後継作品『ドレミファ・どーなっつ!』にも登場。
その他の登場人物
- くいしんぼうのクマ
- にこにこ島に住む獰猛な熊。ただし姿を現したことは一度もなく、じゃじゃまる達の会話の中にのみ登場する。まれに咆哮だけが聞こえることもある。
- ペペラ
- 声 - 田中真弓
- 映画『海だ!船出だ!にこにこぷん』に登場する(以下の三人も含めて)、オウム。見た目や口調から女の子に見えるが実は男の子。かつてはぽろりの祖父・カジリアッチ船長のペットだったらしい。外見に似合わず、歌がうまい。一人称は「私」。
- キタン
- 声 - 山田康雄
- カジリアッチ船長の子分のキツネの海賊で、三匹の中ではリーダー格。お調子者で高慢な性格で、宝のためなら仲間同士争うことも。一度、ぴっころを姫と慕ったこともある。一人称は「オレ」または「あっし」。
- メダルマ
- 声 - 田中真弓
- カジリアッチ船長の子分のサルの海賊で、三匹の中では唯一の女性。男勝りで勝気な性格だが、母親に会えないぽろりにもらい泣きするなど、乙女な部分を見せる。バナナでじゃじゃ丸を誘惑して子分にしたこともある。サルなので断崖絶壁を楽々に登るという身のこなしと、誰にも負けない好奇心を持っている。一人称は「あたい」。
- ゴロンザ
- 声 - 玄田哲章
- カジリアッチ船長の子分のクマの海賊で、三匹の中では一番の巨漢。気は優しくて力持ち。いかつい外見に似合わず、寂しがりで友達が一人もいないことに悩みを持っている。ぽろりが船長の祖先と知り、争いを中止するなど、他の二人と比べて真面目そうに描かれている。一人称は「オレ」または「ワシ」。
音楽
- 主題歌「にこにこぷん」
- 作詞 - 井出隆夫 / 作曲・編曲 - 越部信義 / 歌 - じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり
- 放送開始当初は3人は登場せず、にこにこ島全体のみが映る映像だった。
- オープニングはアニメーションで『おかあさんといっしょ』のオープニングと一体化していた(前作の『ブンブンたいむ』は、オープニングの直後にやっていたが、番組のオープニングから直接接続していたわけではなく、必ず呼びかけがあってから始まっていた)。このスタイルは、次の『ドレミファ・どーなっつ!』まで引き継がれていた。また『おかあさん(改行)と(改行)いっしょ』のタイプのタイトルロゴがオープニングで使われていたのはこの作品が最後となる(エンディングでは2009年の『ぐ〜チョコランタン』終了まで使用)。ちなみに実写版とアニメシリーズでは曲のテンポが異なっていた。
- 挿入歌
- 全作詞 : 井出隆夫 / 全作曲・編曲 : 越部信義
- じゃじゃまる
- 「じゃじゃまる大漁節」
- ぴっころ
- 「かわいいぴっころちゃん」
- ぽろり
- 「ぼくはかいぞく」(1982年4月6日放送)
- 「ごめんねピーマン」(1991年1月10日放送)
- 「風がひいてるバイオリン」
- 3人
- 「ピクニックマーチ」
- 「あそべあそべ」
- 「ぴょんぴょん カンガルー」
- 「アイアイアイスクリーム」
- 「ハヒフホ・カレー」
- 「ドーナツどうして穴がある?」
- 「シュビ・ドゥビ・パパヤ」(1992年6月19日放送)
- 「ぴかぴかマーチ」
- じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり、かしの木おじさん
- 「にこにこ音頭」
- 「のんびり・のびのび」
ファミリーコンサート
イベント
公演 | タイトル | 出演者(一部を除く) |
---|---|---|
ぴっころ | ||
2014年 | ワンワンパッコロ!キャラともワールドショー | ワンワン、パックン、リン、コロン、めいちゃん アネム、たーちゃん、ぴっころ、坂田おさむ |
みんなDEどーもくん! ゲスト:アタリメ!どんぴょんズ |
花原あんり、タイムマシーン3号 どーもくん、ななみちゃん、うさじい、たーちゃん アネム、リン、めいちゃん、ぴっころ、ワンワン | |
2016年 | みんなDEどーもくん! ゲスト:アタリメ!どんぴょんズ |
花原あんり、タイムマシーン3号 どーもくん、ななみちゃん、うさじい、たーちゃん アネム、リン、めいちゃん、ぴっころ |
海外での放送
- タイ
- 1990年代にチャンネル11にて放送された。
スタッフ
実写
- 原作・脚本 - 井出隆夫
- 音楽 - 越部信義
- キャラクターデザイン・人形製作 - 岡部久義[12]
- 人形操演 - 田原かよ、大平長子(ぽろりを担当)[13]、加藤也寸生、和甲拓、酒井陽子、岡村知澄、吉野貴之、山本晴子
- 人形協力 - スタジオ・じゃぴぽ、NHKエンタープライズ
- 小道具 - 上田順一
- 振付 - 坂上道之助、城戸政道、永恵春芳
- 企画・制作 - NHKエデュケーショナル
アニメ版
共演者
『おかあさんといっしょ』内の放送期間が10年半と最長にもかかわらず、1987年4月から本作終了までの5年半は同一のメンバー構成で固定されていた。本作開始と同時に加入した古今亭志ん輔、前年から参加している初代たいそうのおねえさんの馮智英は本作放送中一切変動が無い。
特に長年共演した坂田おさむや神崎ゆう子は後述のように番組卒業後も度々共演している。なお、坂田と神崎も本作終了から程なく1993年4月3日に天野勝弘と共に卒業している。
- 瀬戸口清文(8代目たいそうのおにいさん、1982年4月5日 - 1987年4月4日)
- かしわ哲(5代目うたのおにいさん、1982年4月5日 - 1983年4月2日)
- 林アキラ(6代目うたのおにいさん、1982年4月5日 - 1985年3月30日)
- しゅうさえこ(14代目うたのおねえさん、1982年4月5日 - 1983年4月2日)
- 馮智英(「ハイ・ポーズ」のおねえさん、1982年4月5日 - 1992年10月3日)
- 古今亭志ん輔(志ん輔ショー〈旧・朝太ショー〉、1982年4月5日 - 1992年10月3日)
- 森みゆき(15代目うたのおねえさん、1983年4月4日 - 1987年4月4日)
- 坂田おさむ(7代目うたのおにいさん、1985年4月1日 - 1992年10月3日)
- 神崎ゆう子(16代目うたのおねえさん、1987年4月6日 - 1992年10月3日)
- 天野勝弘(9代目たいそうのおにいさん、1987年4月6日 - 1992年10月3日)
- ブンブンたいむ(本作の前作、ファミリーコンサートなどで1989年 - 1990年)
- ドレミファ・どーなっつ!(本作の次作、ファミリーコンサートなどで1992年 - 1999年)
他媒体展開
- 映画
- 映像ソフト化
- NHKソフトウェアおよびポニーキャニオンよりビデオ(VHS、セル・レンタル共通)がリリースされている。10年半という長期放送のためか、全話は収録されていない。アニメ作品はキングレコード、前述の長編アニメ映画はケイエスエスからの発売。
- 「にこにこ、ぷんの英語教室」
- NHK DVD にこにこ、ぷん コレクション 2016年11月23日発売 放送開始35周年記念
- レギュラー放送第1回と最終回を含めた全6話と、「志ん輔劇場」とのコラボ企画「おめでとう にこにこ、ぷん」、 オーストラリアと北海道でのロケ特番「のびのびむらのにこにこ、ぷん」「オーストラリアのにこにこ、ぷん」も収録。
- 絵本シリーズ
-
- 『NHKおかあさんといっしょ にこにこ、ぷん アニメえほん』
- 講談社より発売。『おかあさんといっしょ』内で放送していたアニメ作品を編集し、「能力開発絵本」シリーズとして発売していた。
- ゲームソフト
-
- 「にこにこ、ぷん」
- 1991年12月発売。NHKエンタープライズよりPCエンジン(HuCARD)としてゲーム化された。
- 『スーパーマリオブラザーズ』風の横スクロールアクションゲーム。ファン層に合わせて幼児向けの非常に低い難易度のゲームであり、使用キャラであるじゃじゃまる、ぴっころ、ポロリの3人に性能差がない[14]、攻撃が無く移動とジャンプだけで敵に対処する[14]、「ゲームオーバー」が存在しないという珍しいシステムとなっている(ダメージを3度受けると気絶状態になるがすぐ復活し[14]、制限時間がなくなったり、指定の果物を取らずクリア条件を満たさなかった場合はステージ開始地点に戻されやり直しとなる[14])。
他作品への出演
登場キャラクターが放送終了後も下記のように多作品にゲスト出演している回数は本作が最多である。いずれも声は本編のオリジナル声優が一貫して担当している。
- 1987年の『第38回NHK紅白歌合戦』に応援ゲストとしてじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりが出場した。また、1999年の『第50回NHK紅白歌合戦』にも「だんご3兄弟」のバックキャラクターとして出場した。さらに2006年の『第57回NHK紅白歌合戦』にも「みんなのうた45年!キッズショー」のバックキャラクターとして出場し、ななみちゃんと共演した。
- 1992年5月5日に放送された『おかあさんといっしょ ファミリーコンサート』内で当時子供たちの間で人気を二分していたフジテレビの『ひらけ!ポンキッキ』からガチャピンとムックがゲストとして出演。夢のコラボレーションが繰り広げられた。また、同年10月2日に放送5000回を迎えた『ひらけ!ポンキッキ』に『にこにこぷん』のキャラクターが出演した。この出演が事実上の最後のステージになった。さらに同年には、アニメ『サザエさん』でサザエさんたちが見ていたテレビの中で彼らが登場した(声は同じ)。
- 1992年には『母と子のテレビタイム』でニャンちゅうと共演している。
本作終了後
- 1993年4月から1年のみ、同じNHKのクイズ番組『クイズ百点満点』中でも『にこにこぷん』のトリオがレギュラー出演した。
- 1994年度には、NHK衛星第2テレビジョンの『あさごはんだいすき!』という番組にレギュラー出演した。同番組には、かつて長らくの間共演していた坂田おさむが出ていた。
- 1995年4月からの1999年3月の間、NHK衛星第2テレビで『にこにこぷんがやってきた!』が放送され、全国各地をステージカーで周った。
- この名残で、1999年春ごろまで『おかあさんといっしょ』のコンサートなどにしばしばゲスト出演し、『ドレミファ・どーなっつ!』と共演した。
- 1999年4月のスプー登場を境に暫くゲスト出演が途絶えていたが、『おかあさんといっしょ』とNHK教育テレビジョンが50周年となる2009年からは再びゲスト出演が多くなった。
- 2009年1月10日の『あつまれ!キッズソング50〜スプー・ワンワン 宇宙の旅〜』(NHK教育テレビジョン)に3人で登場した。番組には、『ひらけ!ポンキッキ(現beポンキッキーズ)』のキャラクターであるガチャピンとムックがゲストとして出演し、16年3か月ぶりの再会を果たしている。また、同じくゲスト出演した坂田おさむとは、先述の『あさごはんだいすき!』からともにファミリーコンサートにゲスト出演した1994年春以来[15]、神崎ゆう子とは1993年秋以来[16]の共演を果たした。
- 2009年5月5日の「ETV50こどもの日スペシャル〜もう一度見たい教育テレビ 第2弾〜」では、ETV50周年の企画である「もう一度見たい教育テレビ」のリクエスト募集結果の中間発表として、リクエストの多いキャラクターのベスト50が発表された。その中でじゃじゃまるが2位、ぽろりが4位、ぴっころが5位となり、3人が上位を占める結果となった。
- 2009年6月12日には「ETV50アンコール」で、初回と最終回が放送された。
- 2009年秋の『星空のメリーゴーラウンド〜50周年記念コンサート〜』で約10年ぶりにファミリーコンサートに出演した。歴代の番組出演者が多数登場しており、このコンサートでも坂田おさむ・神崎ゆう子と共演した。
- 2012年は放送開始30周年であり、2009年以来久々にテレビに出演する機会があった。
- まず、2012年2月26日の『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』(NHK BSプレミアム)に3人で登場した。その後、3人個々が単独でゲスト出演している。ぴっころは番組内のガールズユニットアタリメ!どんぴょんズのメンバーとしても登場し、ユニット名の「どんぴょん」は上記のぴっころの動作に由来している。このユニットには後代の『ぐ〜チョコランタン』のアネムも参加しており、彼女と初めて本格的に対面することになった。
- さらに、2012年8月に開催された『おかあさんといっしょスペシャルステージ2012 みんないっしょに!ファンファンスマイル』にも出演。このイベントにはゲストとして坂田おさむも出演し、2009年秋以来2年9か月ぶりの共演が実現した。また、当代の人形劇『ポコポッテイト』のキャラクターとはこのイベントで初共演となった。
- この他、2012年12月31日にはおかあさんといっしょの再放送リクエスト番組内で、2009年にも放送された第1回放送が再々放送された。
- 2016年10月20日、じゃじゃまる役を演じた肝付兼太が、肺炎のため死去。
備考
公式設定ではないが、原作者の井出隆夫は、2011年度より放送の第12作『ポコポッテイト』の舞台である「ぽてい島」も、にこにこ島とどーなっつ島の近くに存在するという見解を示している[17]。井出自身は『ポコポッテイト』の脚本は手掛けていないものの、自身が脚本を書いた2013年5月のファミリーコンサートにてこの2島の名前を出している。『ポコポッテイト』のキャラクターとは上記の通りこれ以前の2012年に対面している。
先々代『ゴロンタ劇場』以降の歴代人形劇作品のうち、『ぐ〜チョコランタン』『モノランモノラン』とは共に2009年秋のファミリーコンサートには出演したものの直接的な面識はないが、『ぐ〜チョコランタン』については以下のような例外がある。
- 3人ともスプーとは1999年の『第50回NHK紅白歌合戦』に、『ドレミファ・どーなっつ!』共々バックキャラクターとして出場した。さらに『あつまれ!キッズソング50〜スプー・ワンワン 宇宙の旅〜』で対面。(こちらには『ドレミファ・どーなっつ!』は登場していない。)
- ぴっころは上記の様にアネムと共に「アタリメ!どんぴょんズ」に参加。
- じゃじゃまるは2014年1月26日の『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』で初めてジャコビと絡み、チームを組んでいる。
脚注・出典
- ^ a b アカイさんノート「おかあさんといっしょ『にこにこ、ぷん』」(NHKブログ)
- ^ 放送当時発売されていたキャラクター商品による表記。
- ^ ビデオソフト『にこにこぷん英語教室』による表記。
- ^ 2008年に発売されたデビルロボッツとのコラボグッズによる表記。
- ^ 『おかあさんといっしょ FUN BOOK』内のインタビュー
- ^ 東京福袋『教育テレビの玉手箱』
- ^ 肝付が1985年11 - 12月に喉の手術のため入院した際はじゃじゃ丸が風邪を引いたという設定で2週間喋らなかった。
- ^ 2016年10月20日に肺炎のため死去
- ^ 番組終了前は「横沢啓子」。
- ^ なお、1989年春のファミリーコンサートと1990年秋のファミリーコンサートでは前作『ブンブンたいむ』のキャラクターもどんぴょんを食らった事がある。
- ^ コンサート自体は行われ、1993年5月5日に例年通り放送も行われているのだが、なぜか未発売のまま終わっている(NHKホール発のコンサートでソフト化されたことがないのは2014年現在これだけである。なお、アーカイブスの保存番組として映像が残っておりこのリンクから確認可能。ただし公開ライブラリーでの公開はされていない)。NHKクロニクル 母と子のテレビタイムスペシャル・わいわいワイドの子どもの日 おかあさんといっしょ ファミリーコンサート-NHKアーカイブス
- ^ 北海道出身の人形美術家。1993年に北爪努とともに『にこにこぷん』の著作権者のひとつでもある有限会社「スタジオじゃぴぽ」を設立。2011年10月に死去。
- ^ “ゆるキャラ、実はゆるくない “着ぐるみアクター”スクール”. スポーツニッポン. 2015年3月30日閲覧。
- ^ a b c d 太田出版『超クソゲーVR』(多根清史、阿部弘樹、箭本進一著)38ページから39ページ
- ^ 『あさごはんだいすき!』にも坂田は出演していたが、番組内での直接共演はない。
- ^ なお、こちらのほうにも坂田おさむはゲスト出演している。
- ^ 2014年5月5日にNHK-FMで放送された、「今日は一日家族三世代NHKキッズソング三昧」内で原作者の井出隆夫と神崎ゆう子(おかあさんといっしょ16代目うたのおねえさん)の対談より。
関連項目
外部リンク
- 特集 なつかしの番組 おかあさんといっしょ 「にこにこ、ぷん」-NHKアーカイブス
- 特集 その時、舞台裏では…世代を超えて愛されてきたキャラクター NHKアーカイブス
- 「おかあさんといっしょ(1982年4月5日~1992年10月3日)」番組表検索結果 | NHKクロニクル
NHK教育テレビ おかあさんといっしょ内人形劇 | ||
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にこにこぷん
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