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「ザ・クルー」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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人物分類、英語名などをen:The Crew (video game) 2016/10/10 19:19(UTC)の訳より、海外ではXbox 360版もあるそうで
ミッション・スキル・PvPの種類追加など
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*レース開始時にニトロが一定量チャージされた状態でスタートする
*レース開始時にニトロが一定量チャージされた状態でスタートする
*マップの踏破範囲がより広く記録されるようになる
*マップの踏破範囲がより広く記録されるようになる

=== ミッション ===
ストーリーの進行や後述するファクション内での名声獲得は、マップ上に配置されたミッションを達成することで行う。
*レース - ごく普通のレース。一部ファクションミッションでは上位3人以内に入れればクリアとなるが、ほとんどは1位になるのがクリア条件。ボーナスポイントは1位になっていた時間に応じて与えられる。
*チェックポイントラン - 時間内にゴール地点へ向かうミッション。セクションが細かく区切られており、セクションのクリアごとに制限時間が加算されていく。ボーナスポイントはチェックポイントの通過数に依存する(ただし1人プレイだと全チェックポイントを通過することが前提となりボーナスポイントは総取りとなる)。
*A地点>B地点 - 時間内にゴール地点に向かうミッションだが、チェックポイントランと違って途中のチェックポイントがなく制限時間は全体で設定されている。また、一定以上のダメージを受けると強制的に失敗となるが、ライフの残量はクリア時のボーナスポイントにも反映される(一部ライフ制限がなく衝突回数が少ないと「ダメージレス」としてボーナスポイントが与えられるものもある)。
*テイクダウン - 目標のクルマをクラッシュさせるのが目的のミッション。当て方や衝突時のスピードなどによって相手に与えるダメージは変化する。目標に与えたダメージの量がボーナスポイントに反映される(そのため1人プレイの場合はプレイヤーが全ダメージを与えることになりポイント総取りが確定する)。
*ゲッタウェイ - 追跡してくるNPCから逃げるのが目的のミッション。フリードライブ中のポリスチェイス(後述)と同様に、NPCの警戒範囲から逃れた状態を一定時間維持することでクリア。NPC車両に与えたダメージがボーナスポイントに反映される。
*回収 - 路上に設置されたターゲットを破壊しながらルートを走破する。ボーナスポイントは破壊したターゲットの数で決まる(そのため1人プレイでは目標数の箱を全て1人で破壊することになりポイント総取りが確定する)。
*フォロー - 一定ルートを走る目標から離れないように最後まで追跡するミッション。ボーナスポイントには目標との距離が反映される。

ミッションや後述のスキルチャレンジを達成した際にはクリアタイムやミッションの種類に応じたボーナスポイントに応じてスコアが算出され、そのスコアによって獲得できるマシンパーツのレアリティが変化する。<br />
レベル50到達後、スコアのランクではゴールドの上にプラチナが追加される。当初はプラチナの場合獲得できる物がLv40~Lv50でランダムのプラチナパーツとなっていたが、ワイルドランで「現在装備中のパーツより上位(レアリティは問わず、MACHINE LEVEL IMPACTの値が装備中の物以上となる)のパーツ」「外装パーツ」「BUCKS」のいずれかが出る「スマートルート」に変更された。

=== スキルチャレンジ ===
マップ上にはミッションの他に、様々な腕を競う小規模なスキルチャレンジも配置されている。スコアと報酬に関してはミッションと同様。
*レースライン - 一定のライン上を走り続ける。ライン上を維持して走り続けているとポイントの倍率が上がっていく一方、ラインが徐々に細くなっていく。
*スラローム - 次々と追加されていくポールを左右交互に通過し続ける。ポール間の時間や連続してクリアできたポールの数でポイントが決まる。
*プレシジョン - ルート上に設置されるゲートを通過し続ける。ゲート間の時間や連続クリア数でポイントが決まるなどスラロームと同様のポイント計算だが、連続してクリアしたゲート数に応じて徐々に狭くなっていく。
*スクランブル - ルート上に設置されたターゲットを破壊し続ける。ターゲット間の時間や連続破壊数でポイントが決まるのはスラロームやプレシジョンと同様。
*ジャンプ - ジャンプ台からジャンプしての飛距離を競う。一定範囲内には1つ上のランクのスコアになるターゲットが設置される。ワイルドランでは特に距離の長い「ロングジャンプ」も登場している。
*スピード - 一定以上のスピードを出して路上を走り続けている間ポイントが加算されていく。倍率は接触せずに走り続けた距離で決まる。
*エスケープ - スタート地点から徐々に広がり続けるエリアから逃げ続ける。ポイントはスタート地点からの距離などで決まる。
*ヒルクライム - スタート地点から目標地点まで坂道を登るコースを走る。途中ボーナスポイントを獲得できるターゲットが随所に配置されており、ターゲットやゴール地点でのポイントは時間に応じて徐々に減少していく。また、登った高さによってもスコアの倍率が変化する。


=== 手配システム ===
=== 手配システム ===
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また、「ファクションウォー」というコンテンツにより各プレイヤーが獲得した名声はファクションおよび地域ごとに集計され、毎月各地域で最も名声を集めたファクションは地域ごとに月末の2日間高報酬のボーナスミッションをプレイ可能。
また、「ファクションウォー」というコンテンツにより各プレイヤーが獲得した名声はファクションおよび地域ごとに集計され、毎月各地域で最も名声を集めたファクションは地域ごとに月末の2日間高報酬のボーナスミッションをプレイ可能。

=== PvP ===
プレイヤー同士の対戦で選択可能なルールは以下の通り。PvPイベントによってルールが異なる。
*レース - ごく普通のレース。
*エリミネーター - 一定時間ごとに最下位のプレイヤーがダメージを受け、ライフが0になった者は脱落するという形式のレース。コースは周回コースとなる。
*ブリッツフロー - マップ上にターゲットゾーンが設置され、誰かがそこに到達した後10秒間はそこに居続けるすべてのプレイヤーがポイントを獲得する。その後新たなターゲットゾーンが設置され、それらを一定時間繰り返してポイントの合計で順位を付ける。
*クラウン - マップ上に配置されたクラウンを奪い合い、所持し続けた時間に応じて加算されるポイントを競う。なおクラウンを獲得しても通常は一定時間で強制的に手放してしまうため、所持し続けるにはそのタイマーをリセットできるゾーンを通過する必要がある。

また、PvPの順位によって変動するリーグポイントにより所属リーグが変動し、それによって獲得できるマシンカラーおよびホイールとステッカーも存在する。


== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
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:[[ラスベガス]]近郊で5-10と絡んでいたが行方不明となっている姉「ダリア」の消息を求める<ref>ストーリーミッション「ボスの貫禄」中の会話で既に死んでいることを知らされている描写あり。</ref>女性。その一方、ラスベガスという要所を押さえられてルート面で困窮している5-10の現状に対し新たなルートを開拓するという形でアレックスに協力する。
:[[ラスベガス]]近郊で5-10と絡んでいたが行方不明となっている姉「ダリア」の消息を求める<ref>ストーリーミッション「ボスの貫禄」中の会話で既に死んでいることを知らされている描写あり。</ref>女性。その一方、ラスベガスという要所を押さえられてルート面で困窮している5-10の現状に対し新たなルートを開拓するという形でアレックスに協力する。
;ヴィンセント(Vincent)
;ヴィンセント(Vincent)
:映画俳優。あるレース中の事故の際に一部メンバーが賭けに勝つために彼のマシンに細工をしていたことを知り逆上、そのメンバーを殺したという過去があり、そのことをアレックスに話してシヴと対峙したときにどうあるべきかを諭す存在となる。
:映画俳優。あるレース中の事故の際に一部メンバーが賭けに勝つために彼のマシンに細工をしていたことを知り逆上、そのメンバーを殺したという過去があり<ref>ストーリーミッション「ガントレット」中の会話より。</ref>、そのことをアレックスに話してシヴと対峙したときにどうあるべきかを諭す存在となる。


=== 重要人物 ===
=== 重要人物 ===
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:5-10に潜入して最初に接触する男。ストーリー序盤に登場して以降しばらく登場していなかったが、終盤に一度逮捕されていた状態からアレックスとゾーイの工作と知らず一時的に逃がしてもらうことになる(その後サンフランシスコで再度逮捕される)。
:5-10に潜入して最初に接触する男。ストーリー序盤に登場して以降しばらく登場していなかったが、終盤に一度逮捕されていた状態からアレックスとゾーイの工作と知らず一時的に逃がしてもらうことになる(その後サンフランシスコで再度逮捕される)。
;セントルイスのV2(名前不明)
;セントルイスのV2(名前不明)
:セントルイスにいる女性メンバー。トロイに命を狙われており、アレックスとゾーイが一度保護したがその後見つかって始末されてしまった。
:セントルイスにいる女性メンバー。トロイに命を狙われており、アレックスとゾーイが一度保護したがその後見つかって始末されてしまった。<ref>保護された後もじっとしていられなかったことがうかがえる会話がストーリーミッション「究極の選択」で登場する。</ref>
;ハーシェル・クレイグ(Herschel Craig)
;ハーシェル・クレイグ(Herschel Craig)
:トロイと敵対関係にあるV2<ref>ストーリーミッション「ショーファー」内で、アレックスがトロイの配下を打ち負かしていくことで自分もV4に昇進できるという発言あり。</ref>。アレックスに5-10入りの足掛かりとしてトロイの配下をレースで打ち負かしたり、運び屋用マシンのテストなどを依頼してくる。
:トロイと敵対関係にあるV2<ref>ストーリーミッション「ショーファー」内で、アレックスがトロイの配下を打ち負かしていくことで自分もV4に昇進できるという発言あり。</ref>。アレックスに5-10入りの足掛かりとしてトロイの配下をレースで打ち負かしたり、運び屋用マシンのテストなどを依頼してくる。
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;キャメロン・ロックポート(Cameron Rockport)
;キャメロン・ロックポート(Cameron Rockport)
:サウス一帯を牛耳る、組織的なギャングよりも強いと言われる男。
:サウス一帯を牛耳る、組織的なギャングよりも強いと言われる男。
:サウスを狙う5-10メンバーたちをことごとく返り討ちにしていた一方でコバーンに命を狙われており、アレックスはコバーンから彼を救うことになる。
:サウスを狙う5-10メンバーたちをことごとく返り討ちにしていた一方でコバーンに命を狙われており、アレックスは最終的にコバーンから彼を救うことになる。


== 登場メーカー ==
== 登場メーカー ==

2016年11月5日 (土) 07:31時点における版

ザ・クルー
ジャンル オープンワールドレーシング
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Microsoft Windows
発売元 UBIソフト
発売日 日本の旗 2014年12月4日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
その他 PC版のみテキストチャット機能有
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ザ・クルー』(THE CREW)は、UBIソフトより2014年12月4日に発売されたオープンワールドレーシングゲーム。

日本ではPlayStation 4Xbox OneMicrosoft Windowsでリリースされているが、このほかにXbox 360版も存在する。

概要

アメリカ合衆国本土48州およびワシントンD.C.を舞台にした、オンライン専用のオープンワールドレースゲーム[1]。 他のゲームのようにオン・オフラインに分かれてはおらず常時オンラインとなっているためインターネット環境が必須である。

兄を殺害された主人公アレックスが、兄がリーダーをつとめていた組織に潜入し各地を移動しながらストーリーが進行していく。 ただしこれはあくまでストーリー上の展開の話であり、ストーリーと無関係に行動することも可能である[2]

ミッションなどをクリアすることで経験値を獲得し、プレイヤーとしてのレベルが上昇していく。 レベルの上昇によって装備可能なパーツが増えたり[3]、マップ上の要素が解放されたりする。 2016年8月現在、プレイヤーレベルの上限は50(後述のコーリングオールユニットで60に引き上げられる予定)。

ストーリー

ストリート・レーサー組織「5-10モータークラブ」のリーダーであった主人公アレックスの兄が突然殺害され、FBIの捜査官に逮捕され収監されてしまう。 5-10モータークラブはシヴに乗っ取られ、違法な運び屋組織に変えられてしまった。

それから5年後、収監中のアレックスの元にFBIのゾーイ捜査官が現れ、兄を殺害した被疑者と汚職をしているFBIの捜査官を摘発するため協力してほしいと依頼され、それを引き受けたアレックスがゾーイの指示の元、かつて兄がリーダーをつとめていた組織に潜入することになる。

アップデート

毎週水曜日夕方(日本時間)に定期メンテナンスを行っており、その際に新しい車が追加されたり、一部挙動の調整が行われたりすることがある。

2015年11月17日に拡張パック「ワイルドラン」(Wild Run)が配信された。
バイクが追加され、車にもエキゾチックスペックと呼ばれるドリフト・モンスター・ドラッグの3スペックが追加されたほか、サミットと呼ばれる新たなコンテンツも追加されている。
また、拡張パックに拠らず無料で提供される要素として天候変化の実装やグラフィックの向上などもある。またレベル50でミッションなどのスコアについてゴールドよりさらに上位のプラチナが追加されるが、このプラチナスコアを記録したときに獲得できる物についての仕様もワイルドランのリリース時に変更された。

2016年12月1日[4]に拡張パック第2弾「コーリングオールユニット」(Calling All Unit)が配信される予定。
プレイヤーレベルの上限が60に引き上げられるほか、警察側とレーサー側に分かれた対戦コンテンツ「チェイス」が実装される。

地域

アメリカ本土48州およびワシントンD.C.を舞台にしている本作では、これらの舞台を大きく5つのエリアに分けている。
なお、テキサス州がサウスとマウンテンステートにまたがる[5]など、単純な州単位の分割ではない。 また、アトランタなど作中ではマップ上に存在していない都市が多数存在することや、ラスベガスの位置関係[6]コロラド川の流路[7]など、忠実な再現とはなっていない。
カナダメキシコの国土、または大西洋やミシガン湖などの水中には進入できない(川岸などわずかであれば水中に入っているケースはある)。ただし、水中に関してはその判定基準となるであろう水面のパーツが欠落しているために侵入可能な場所がいくつか存在している。

車について

本作では1つの車に対して複数のスペックが用意されている。どのスペックで使えるかは車によって異なる。

  • フルストック(FULLSTOCK) - その車の本来の状態。
  • ストリート(STREET) - 一般の道路における性能を重視。
  • ダート(DIRT) - 砂利道などやや道の悪いところにも対応できる性能。
  • パフォーマンス(PERF) - STREETより更に一般道での性能に特化。
  • レイド(RAID) - 道路以外の場所での走りを重視。
  • サーキット(CIRCUIT) - レーシングカーのように一般道やサーキットでの走行に特化。
  • ドリフト(DRIFT) - Wild Runで追加。旋回時の滑り具合が大きい。
  • モンスター(MONSTER) - Wild Runで追加。巨大なタイヤを装備したモンスタートラックとなり、ある程度の段差なら超えられるようになる。
  • ドラッグ(DRAG) - Wild Runで追加。爆発的な加速力が特徴。

マップ上に点在している廃車からレストアした隠しマシン以外は、スペック毎にスターターキットを購入する必要がある。これは特定レベルのブロンズパーツの集合となっている。
スターターキットの購入でスペックを開放した後は、ミッションやスキルの達成によって獲得できるパーツの装備で強化できる。同じスペックのパーツであれば、1台で入手すれば他の車に対する物もチューナーで購入可能になる[8]
パーツにはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナという4段階のレアリティも設定されており、レアリティが高ければレベルがある程度上でもレアリティの低いパーツを超える性能を持っていることもある。
パーツの総合的な性能指標としてMACHINE LV IMPACTの値が設定されている他、シルバー以上のパーツでは同レベル・同レアリティでもACCEL(加速)・TOP SPEED(最高速度)・GRIP(グリップ)・BRAKING(ブレーキ)のいずれかに対するボーナスポイントが設定された計4つのパーツが存在する。
マシンレベルは2016年8月現在、パークの効果も含めて1299まで上げることが可能。

また、性能とは無関係のパーツとしてボディカラーやステッカー、バンパーなどの変更も用意されている。またナンバープレートも外観の変更項目として用意されており、一部はゲーム内の特定の条件を満たすことで獲得できる。

BUCKS・CC、追加課金車両について

本作には2つの通貨が存在する。

  • BUCKS - 通常のゲームプレイで獲得可能な通貨。大半の車の購入はこちらでも可能。パーツの購入にも使える。
  • CC(クルークレジット) - 課金アイテムとして購入する通貨。一部こちらでなければ購入できない車が存在することと、後述のポリスチェイスで逮捕された際の罰金で消費されないこと以外はBUCKSと同等に利用可能。

また、中にはCCでも購入できずいわゆるダウンロードコンテンツの形式で購入する車も存在する。そういった車は車単体・いくつかの車を集めたパック・すべてのパックをまとめて購入可能なシーズンパスのいずれかで購入できる。 なおシーズンパスを購入した場合、CCでのみ購入可能な車についても同時にまとめて取得できる。

パーク

レベルアップごと、およびBUCKSもしくはCCを使用しての購入で、様々な効果を持つ「パーク」に振り分けが可能なパークポイントを入手できる。 これを利用することで発生する効果には以下のようなものがある。

  • マシンの性能を若干改善
  • 車やパーツの購入時に割引が発生
  • レース開始時にニトロが一定量チャージされた状態でスタートする
  • マップの踏破範囲がより広く記録されるようになる

ミッション

ストーリーの進行や後述するファクション内での名声獲得は、マップ上に配置されたミッションを達成することで行う。

  • レース - ごく普通のレース。一部ファクションミッションでは上位3人以内に入れればクリアとなるが、ほとんどは1位になるのがクリア条件。ボーナスポイントは1位になっていた時間に応じて与えられる。
  • チェックポイントラン - 時間内にゴール地点へ向かうミッション。セクションが細かく区切られており、セクションのクリアごとに制限時間が加算されていく。ボーナスポイントはチェックポイントの通過数に依存する(ただし1人プレイだと全チェックポイントを通過することが前提となりボーナスポイントは総取りとなる)。
  • A地点>B地点 - 時間内にゴール地点に向かうミッションだが、チェックポイントランと違って途中のチェックポイントがなく制限時間は全体で設定されている。また、一定以上のダメージを受けると強制的に失敗となるが、ライフの残量はクリア時のボーナスポイントにも反映される(一部ライフ制限がなく衝突回数が少ないと「ダメージレス」としてボーナスポイントが与えられるものもある)。
  • テイクダウン - 目標のクルマをクラッシュさせるのが目的のミッション。当て方や衝突時のスピードなどによって相手に与えるダメージは変化する。目標に与えたダメージの量がボーナスポイントに反映される(そのため1人プレイの場合はプレイヤーが全ダメージを与えることになりポイント総取りが確定する)。
  • ゲッタウェイ - 追跡してくるNPCから逃げるのが目的のミッション。フリードライブ中のポリスチェイス(後述)と同様に、NPCの警戒範囲から逃れた状態を一定時間維持することでクリア。NPC車両に与えたダメージがボーナスポイントに反映される。
  • 回収 - 路上に設置されたターゲットを破壊しながらルートを走破する。ボーナスポイントは破壊したターゲットの数で決まる(そのため1人プレイでは目標数の箱を全て1人で破壊することになりポイント総取りが確定する)。
  • フォロー - 一定ルートを走る目標から離れないように最後まで追跡するミッション。ボーナスポイントには目標との距離が反映される。

ミッションや後述のスキルチャレンジを達成した際にはクリアタイムやミッションの種類に応じたボーナスポイントに応じてスコアが算出され、そのスコアによって獲得できるマシンパーツのレアリティが変化する。
レベル50到達後、スコアのランクではゴールドの上にプラチナが追加される。当初はプラチナの場合獲得できる物がLv40~Lv50でランダムのプラチナパーツとなっていたが、ワイルドランで「現在装備中のパーツより上位(レアリティは問わず、MACHINE LEVEL IMPACTの値が装備中の物以上となる)のパーツ」「外装パーツ」「BUCKS」のいずれかが出る「スマートルート」に変更された。

スキルチャレンジ

マップ上にはミッションの他に、様々な腕を競う小規模なスキルチャレンジも配置されている。スコアと報酬に関してはミッションと同様。

  • レースライン - 一定のライン上を走り続ける。ライン上を維持して走り続けているとポイントの倍率が上がっていく一方、ラインが徐々に細くなっていく。
  • スラローム - 次々と追加されていくポールを左右交互に通過し続ける。ポール間の時間や連続してクリアできたポールの数でポイントが決まる。
  • プレシジョン - ルート上に設置されるゲートを通過し続ける。ゲート間の時間や連続クリア数でポイントが決まるなどスラロームと同様のポイント計算だが、連続してクリアしたゲート数に応じて徐々に狭くなっていく。
  • スクランブル - ルート上に設置されたターゲットを破壊し続ける。ターゲット間の時間や連続破壊数でポイントが決まるのはスラロームやプレシジョンと同様。
  • ジャンプ - ジャンプ台からジャンプしての飛距離を競う。一定範囲内には1つ上のランクのスコアになるターゲットが設置される。ワイルドランでは特に距離の長い「ロングジャンプ」も登場している。
  • スピード - 一定以上のスピードを出して路上を走り続けている間ポイントが加算されていく。倍率は接触せずに走り続けた距離で決まる。
  • エスケープ - スタート地点から徐々に広がり続けるエリアから逃げ続ける。ポイントはスタート地点からの距離などで決まる。
  • ヒルクライム - スタート地点から目標地点まで坂道を登るコースを走る。途中ボーナスポイントを獲得できるターゲットが随所に配置されており、ターゲットやゴール地点でのポイントは時間に応じて徐々に減少していく。また、登った高さによってもスコアの倍率が変化する。

手配システム

フリードライブ中、パトカーが登場することがある。その際には画面上に警戒度を表すゲージが表示される。

警戒ゲージが表示されているときに一般車両などと接触するとゲージが蓄積され、それが1段階MAX以上になるとパトカーに追跡されるようになる。ただし付近に更に警戒レベルの高いプレイヤーがいる場合、パトカーはそのプレイヤーを優先して追跡する。
パトカーには警戒範囲が設定されており、その範囲外にいるとカウントダウンが発生、7秒ごとに警戒レベルが下がり最終的には警戒が解除される。
パトカーの近くにいるときに壁などにはまって身動きが取れない状態で一定時間が経過したり、クラッシュシーンが表示されるほどのクラッシュを起こしたりすると逮捕され罰金を取られる。

ファクション

ストーリー進行とは別に、プレイヤーは5つのファクションから1つを選んで所属できる。所属できるファクションはマシンスペックを開放するごとに増えていく。

マップ上にはストーリーとは無関係だが各地域での名声を報酬として得られるファクションミッションや、プレイヤー同士での対戦が可能なPvPロビーも存在し、それらでのプレーによって獲得した名声によって毎日一定額のBUCKSをデイリーサラリーとして受け取ることが可能。
なおファクションミッションはプレイヤー自身でクリアするほか、フレンドを派遣してそのミッションの本来のプレイ時間に応じて(それより長く)設定された時間の経過後に若干の報酬を得ることも可能。この場合の成功率は派遣したフレンドのレベル合計に依存する。

また、「ファクションウォー」というコンテンツにより各プレイヤーが獲得した名声はファクションおよび地域ごとに集計され、毎月各地域で最も名声を集めたファクションは地域ごとに月末の2日間高報酬のボーナスミッションをプレイ可能。

PvP

プレイヤー同士の対戦で選択可能なルールは以下の通り。PvPイベントによってルールが異なる。

  • レース - ごく普通のレース。
  • エリミネーター - 一定時間ごとに最下位のプレイヤーがダメージを受け、ライフが0になった者は脱落するという形式のレース。コースは周回コースとなる。
  • ブリッツフロー - マップ上にターゲットゾーンが設置され、誰かがそこに到達した後10秒間はそこに居続けるすべてのプレイヤーがポイントを獲得する。その後新たなターゲットゾーンが設置され、それらを一定時間繰り返してポイントの合計で順位を付ける。
  • クラウン - マップ上に配置されたクラウンを奪い合い、所持し続けた時間に応じて加算されるポイントを競う。なおクラウンを獲得しても通常は一定時間で強制的に手放してしまうため、所持し続けるにはそのタイマーをリセットできるゾーンを通過する必要がある。

また、PvPの順位によって変動するリーグポイントにより所属リーグが変動し、それによって獲得できるマシンカラーおよびホイールとステッカーも存在する。

登場人物

主人公とクルーたち

アレックス・テイラー(Allex Taylor)
声:子安武人
本作の主人公。白人男性。ある日突然兄が殺害され、FBIのコバーン捜査官により無実の罪で逮捕、収監されてしまう。
その5年後に、真実を知っていたFBIのゾーイ捜査官から、釈放と引き換えに兄がリーダーをつとめていた5-10モータークラブに潜入捜査をするように依頼される。
取引に応じたアレックスは復讐を果たすため、シヴに近づくべく行動することになる。
ストーリー終盤でシヴを撃つための銃を購入しているが、最終的には射殺ではなくレースで勝利することでV8の座を奪い逃走するシヴをクラッシュさせて逮捕させるという道を選んだ。
ゾーイ(Zoe)
FBIの女性捜査官。
アレックスの兄を殺したシヴと汚職しているコバーン捜査官を逮捕するため、アレックスに5-10モータークラブへ潜入するように依頼する。
オマー
ノリの軽い男。現在はおもにニューヨークで活動中だが、ゾーイの依頼を受けてやってきたアレックスに協力する。
ハリー(Harry)
声:堀内賢雄
マシンの整備に全身全霊を傾ける前科者。アレックスと兄にとっては父親代わりの存在。
ウエストコーストで発生している事件の関係者であることが明かされていく。
アリータ(Alita)
かつてシヴと交際関係もあったとされる女性。左頬にその中で受けた傷がある。
ロクサーヌ(r0xx0r[9])
ラスベガス近郊で5-10と絡んでいたが行方不明となっている姉「ダリア」の消息を求める[10]女性。その一方、ラスベガスという要所を押さえられてルート面で困窮している5-10の現状に対し新たなルートを開拓するという形でアレックスに協力する。
ヴィンセント(Vincent)
映画俳優。あるレース中の事故の際に一部メンバーが賭けに勝つために彼のマシンに細工をしていたことを知り逆上、そのメンバーを殺したという過去があり[11]、そのことをアレックスに話してシヴと対峙したときにどうあるべきかを諭す存在となる。

重要人物

デイトン・テイラー(Dayton Taylor)
アレックスの兄。5-10モータークラブのリーダー「V8」であったが、シヴに殺害された。
コバーン(Covarn)
FBIの捜査官である中年男性だが、シヴと繋がり賄賂を受け取っており、5-10モータークラブに警察の捜査が介入できないようにしている。
アレックスを無実の罪で逮捕した張本人である。
ストーリー後半でラスベガス空港で逮捕された。
シヴ(Shiv)
自らの出世のためにアレックスの兄を殺害した被疑者。本名はデニス・ジェファーソン。
ストーリー終盤でアレックスを殺害しようと企てるが失敗。その後V8の座を賭けたレースに敗れた際にゴール地点で警察に包囲され、フォード・GTに乗りメキシコ方面に逃走しようとしたがオレンジ・カウンティで逮捕された。

5-10モータークラブのメンバー

トロイ(Troy)
5-10に潜入して最初に接触する男。ストーリー序盤に登場して以降しばらく登場していなかったが、終盤に一度逮捕されていた状態からアレックスとゾーイの工作と知らず一時的に逃がしてもらうことになる(その後サンフランシスコで再度逮捕される)。
セントルイスのV2(名前不明)
セントルイスにいる女性メンバー。トロイに命を狙われており、アレックスとゾーイが一度保護したがその後見つかって始末されてしまった。[12]
ハーシェル・クレイグ(Herschel Craig)
トロイと敵対関係にあるV2[13]。アレックスに5-10入りの足掛かりとしてトロイの配下をレースで打ち負かしたり、運び屋用マシンのテストなどを依頼してくる。
エリック・ツー(Eric Tsu)
シヴの旧友だが、感情の波が激しく些細なことでキレることがある。ランクはV6。
近辺では積み荷や利益が消失する事件が相次いでおり、疑う者もいるがシヴの親友ということもあって大っぴらに容疑をかけられたりはしていない。

その他

コニー(Connie)
デイトンの妻、ベンという息子もいる。デイトンの死後はハリーと交際している。
デイトンは父の自動車整備工場の得意客だったようだ。
キャメロン・ロックポート(Cameron Rockport)
サウス一帯を牛耳る、組織的なギャングよりも強いと言われる男。
サウスを狙う5-10メンバーたちをことごとく返り討ちにしていた一方でコバーンに命を狙われており、アレックスは最終的にコバーンから彼を救うことになる。

登場メーカー

バイク

「ワイルドラン」より収録されたバイクのメーカーとして登場しているメーカー。

脚注

  1. ^ オープンワールド型レースゲーム「ザ クルー」が本日発売。実在メーカーの車輌に乗り込みアメリカ全土を駆け抜けよう”. 4Gamer.net. 2015年9月26日閲覧。
  2. ^ ただし、ある程度ストーリーを進行させて新しいスペックの車を入手しないと走破の難しい地域が存在する。
  3. ^ プレイヤーレベルを超えるマシンパーツを装備させることはできない。なおレベルとは別に設定されているレアリティはこの制限を受けない。
  4. ^ Xbox ONE版のみ海外と同じく11月29日の予定。
  5. ^ ランドマーク「エルパソ」はマウンテンステートの南東端に位置するが、実際のエル・パソはテキサス州の西端である。
  6. ^ 実際はネバダ州の南端であるが、作中ではより高い緯度(実際のカーソンシティソルトレークシティと同程度)に位置している。また、作中ではそれに合わせてソルトレークシティの緯度も高くなっている。
  7. ^ カリフォルニア湾へは流入せず内陸のミード湖で完結している。
  8. ^ これはスターターキットでも例外ではなく、特定のスペックのスターターキットを購入した車と別の車に同スペック上位レベルのスターターキットを購入することで、元々そのスペックで使用していた車についても新しく購入した上位レベルのブロンズパーツが一斉に入荷する。
  9. ^ ラスベガスでの出会いのシーンでメッセージを送ってきた際にアレックスの持つスマートフォンに表示されていた名前。本来の英字表記は「Roxanne」。
  10. ^ ストーリーミッション「ボスの貫禄」中の会話で既に死んでいることを知らされている描写あり。
  11. ^ ストーリーミッション「ガントレット」中の会話より。
  12. ^ 保護された後もじっとしていられなかったことがうかがえる会話がストーリーミッション「究極の選択」で登場する。
  13. ^ ストーリーミッション「ショーファー」内で、アレックスがトロイの配下を打ち負かしていくことで自分もV4に昇進できるという発言あり。
  14. ^ ジープ自体の名称は登場しておらず、ジープ・グランドチェロキーのSRT-8モデルが登場しておりメーカー表記はSRTとなっている。

関連項目

外部リンク