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「逃げるは恥だが役に立つ」の版間の差分

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2016年11月17日 (木) 07:23時点における版

逃げるは恥だが役に立つ
Szégyen a futás, de hasznos.
ジャンル ラブコメ
漫画
作者 海野つなみ
出版社 講談社
掲載誌 Kiss
レーベル KC Kiss
発表号 2012年12号 - 2013年6号
2013年6月号 -
巻数 既刊8巻(2016年10月現在)
ドラマ
演出 金子文紀土井裕泰石井康晴
放送局 TBS
放送期間 2016年10月11日 -
テンプレート - ノート

逃げるは恥だが役に立つ』(にげるははじだがやくにたつ、Szégyen a futás, de hasznos.)は、海野つなみによる日本漫画作品。『Kiss』(講談社)にて2012年22号より[1][2]連載され、同誌は2013年5月号より月刊誌となり、6月号より毎号連載されている。単行本は2016年10月現在既刊8巻[3]。略称は『逃げ恥』(にげはじ)。

回転銀河』以来の現代もので、契約結婚をテーマとしている。タイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」は、ハンガリーのことわざ「Szégyen a futás, de hasznos.」で[4]、各話サブタイトルもことわざである[5]

2015年、第39回講談社漫画賞・少女部門受賞[6]

2016年10月から同作を原作とするテレビドラマが開始された。

あらすじ

大学院を出ながらも就職難で派遣社員になった森山みくりは、いわゆる派遣切りに遭い、無職の身となってしまう。求職中の娘を見かねた父は、家事代行サービスを利用していた元部下・津崎平匡が折りよく代行の会社を替えようとしていたところを頼み込んで、週1回の仕事を取り付けてくる。

気難しい性格で、あまり他人に構われることを好まない津崎だったが、みくりとは適度な距離感を保って良好な関係を築く。だが、定年を機に田舎へ引っ越すという願望を両親が叶えることになり、現状を維持したいみくりは津崎に「就職としての結婚」を持ちかけ、その提案にメリットを感じた津崎は了承し、2人は契約結婚という道を選ぶ。

登場人物

森山 みくり(もりやま みくり)〔25〕
就職活動で内定が貰えず就職浪人の道を選び大学院へ進学するも、再び全滅。派遣社員になるが、派遣切りに遭う。求職中の娘を見かねた父に紹介され、父の元部下の津崎の家事代行サービスを請け負う。名前は「ミクリ」という植物に由来する。既婚者の兄の名も植物由来で「ちがや」という。
大学では心理学を学び、大学院で臨床心理士の資格を取得した。妄想癖が少々あり、自分の現状を「徹子の部屋」や「情熱大陸」風に妄想する。
津崎と「契約結婚」(事実婚)し、家事全般を請け負う「家政婦」になる。
現在の状況から「(今の生活を送る羽目になった)昔の自分を殴りたい」と自嘲することがよくある。
津崎 平匡(つざき ひらまさ)〔36〕
みくりの父の元部下。
家事代行を依頼していた以前の会社の従業員にゴミをあさられたり、大雑把過ぎたりし、嫌な思いをしたため、会社を替えようと検討していたところ、みくりの父に求職中のみくりをねじ込まれ、受け入れた。
高熱で苦しんでいた時に、みくりの細やかな気遣いと優しさに触れ、癒される。みくりと「契約結婚」をし、みくりの「雇用主」となる。
風見(かざみ)〔27〕
津崎の同僚。結婚にメリットを感じられず、付き合っていた彼女と別れる。
土屋 百合(つちや ゆり)〔52〕
みくりの母方の伯母。独身。化粧品会社勤務。みくりが幼い頃に「伯母さん」と呼んだらショックを受けたため、それ以来「百合ちゃん」と呼ばれている。みくりと仲が良いが、その兄の事が嫌いで彼を名前で呼ばない。
沼田(ぬまた)
津崎の同僚。ゲイの気があるような言動をする。
風見と共に新婚の津崎家を訪問した際、ゲリラ豪雨で電車が止まったため津崎家に一泊し、こっそり覗いた寝室がシングルベッドだったことから、津崎とみくりの関係を訝しむ。

書誌情報

制作の背景

作者の海野つなみは、過去の連載作品でネタのストックを一つずつ消化していたが、残っているネタが少なくなってきた。残っているネタは、ミツバチを擬人化した近未来SFファンタジーというものだった。それは、神様である人間が住む神殿に仕える蜜の一族の話で、内容が過激であったため、担当者と女性誌より青年誌向けだと話していた。普段の妄想で考えているネタを話している中で、契約結婚が話題に上がった。そして、なんとなく本作の制作に至った。海野にとって現代ものは、2009年まで連載していた『回転銀河』以来だが、それは『Kiss』本誌ではなく、増刊での不定期連載であり、20代以上が読者層の『Kiss』で正統派な現代ものを連載するのは、『デイジー・ラック』以来、12年ぶりである[7]

海野は、単行本3巻のあとがきに「演劇でいうエチュード(即興劇)みたいな感じで描いているので、先のことはよくわかりません」と書いている。いつもは最後までプロットを練ってから連載を始める為、そういった連載の仕方は作者にとって初の試みである。海野曰く、それは、ラストを考えないで連載を始めたら最初の4話で終わりになり、山場のエピソードを描くことが出来なかった『デイジー・ラック』のトラウマが原因である[8]

テレビドラマ

逃げるは恥だが役に立つ
We married as a job !
ジャンル テレビドラマ
原作 海野つなみ
脚本 野木亜紀子
演出 金子文紀
土井裕泰
石井康晴
出演者 新垣結衣
星野源
大谷亮平
古田新太
石田ゆり子
オープニング チャラン・ポ・ランタン
「進め、たまに逃げても」
エンディング 星野源
製作
プロデューサー 那須田淳
峠田浩
宮崎真佐子
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2016年10月11日 - 12月20日(予定)
放送時間火曜 22:00 - 22:54
放送枠火曜ドラマ (TBS)
放送分54分
回数11
公式サイト

特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
テンプレートを表示

2016年10月11日からTBS系「火曜ドラマ」枠にて放送。主演は新垣結衣[9][10]

舞台は横浜と設定されている[11]

キャスト

主要人物

森山 みくり〔25〕
演 - 新垣結衣
1990年9月8日生まれ[12]。真面目で頑張り屋な性格。家事全般が得意なのは掃除のパートで働いていた母譲りのところがある。
津崎 平匡〔35〕
演 - 星野源[13][14]
IT企業「3Iシステムソリューション」に勤務。山口出身。京都大学卒業[15]。本人曰く「プロの独身」。人付き合いが得意でなく一人でいるのが気楽な性格だが、みくりの距離感をわきまえた態度と仕事ぶりを認めている。
風見 涼太〔32〕
演 - 大谷亮平
津崎の後輩。自分の時間を大切にする性格のため、結婚には否定的。みくりからは「自分の時間だけでなく、相手の過ごす時間もしっかり考えられるタイプ」と言われている[16]
土屋 百合〔49〕
演 - 石田ゆり子
みくりの伯母で桜の姉。通称「百合ちゃん」。外資系の化粧品会社「ゴタールジャパン」に勤務。20歳位の頃、幼い頃のちがやに「一生結婚出来ない」と言われ、現在に至るまでずっと独身のキャリアウーマン[17]
沼田 頼綱
演 - 古田新太
IT企業「3Iシステムソリューション」に勤務(津崎の上司)。クックパッドでは「ハートフル坊主」という名前でレシピを投稿している料理上手。

3Iシステムソリューションズ

日野 秀司〔40〕
演 - 藤井隆
津崎の同僚。明るく常識的な性格で妻子持ちであり、休日には家族サービスを欠かさない2人の子どもを持つ父。

ゴタールジャパン 

梅原 ナツキ
演 - 成田凌
堀内 柚
演 - 山賀琴子

みくりの家族

森山 栃男
演 - 宇梶剛士
みくりの父。定年退職し現在は妻・桜と一緒に館山の古民家に住んでいる。
森山 桜
演 - 富田靖子
みくりの母。百合の妹。23歳の時にみくりを産んだ。
森山 ちがや
演 - 細田善彦(第2話)
みくりの兄。妹と違い、言動に配慮がない。
森山 葵
演 - 高山侑子(第2話)
みくりの義姉でちがやの妻。

平匡の家族

津崎 宗八
演 - モロ師岡(第2・4話)
平匡の父。
津崎 知佳
演 - 高橋ひとみ(第2 ‐ 4話)
平匡の母。

その他

田中 安恵
演 - 真野恵里菜
みくりの親友。元ヤンキーで一児の母。
山さん
演 - 古舘寛治
沼田の行きつけのバーのマスター。
竹中 道彦
演 - 高橋洋
渡辺 一馬
演 - 葉山奨之
星 怜二
演 ‐ 清水優
茉菜
演 - 古畑星夏
田島 良彦
演 ‐ 岡田浩暉(第3話・4話)
ゴタールジャパンの取引先(百合の大学時代のゼミの同期)。イケメンの既婚者。
里中 仁美
演 ‐ 中島ひろ子(第6話)
コンプライアンス部所属の社員(百合の同期)。既婚。

スタッフ

放送日程

各話 放送日 サブタイトル[20] 演出 視聴率[21]
第1話 10月11日 プロの独身男と秘密の契約結婚 金子文紀 10.2%[22]
第2話 10月18日 秘密の契約結婚!波乱の両家顔合わせ 12.1%[23]
第3話 10月25日 一番好きです!契約妻の突然の告白 土井裕泰 12.5%[24]
第4話 11月01日 私、恋人を作ろうと思います! 13.0%[25]
第5話 11月08日 ハグの日始めました! 石井康晴 13.3%[26]
第6話 11月15日 温泉一泊旅行にまつわるエトセトラ 金子文紀 13.6%[27]
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

製作

脚本は、『図書館戦争』『重版出来!』など原作ものの実写化に定評がある野木亜紀子[28][29]。野木と主演の新垣結衣がタッグを組むのは『空飛ぶ広報室』、『掟上今日子の備忘録』に続いて3作目[30]

配役

プロデューサーの那須田淳は、主人公の森山みくり役に新垣結衣を起用した理由について、「抜群のコメディセンス」と「演技力」を挙げている。原作を読み進めている内から新垣がみくり役に相応しいと考えており、新垣が、持ち前の明るさとコメディエンヌぶりで、たくさんの笑いと共感、勇気と元気を届けてくれる次の展開が待ち遠しくなる楽しいドラマにしてくれるという期待を込めて、起用した。また、原作者の海野つなみももし漫画が実写化した場合に主人公は誰が良いかと友人たちと妄想する中で、「みくりちゃんは新垣結衣ちゃんとかどう?」「ガッキーがやってくれるなら百点でしょ!」と話していたため、本当に新垣に決まったときはとても嬉しかったという[31][32]。新垣はドラマ出演の依頼を受けて、原作漫画を読んだとき、契約結婚という今までになかった話にスポットを当てている点や就職難や働く女性が結婚できない現状など現代問題を取り上げている点が面白く感じた[33]。津崎平匡役には、今作がラブコメディ初挑戦となる星野源が起用された。星野に出演依頼がきたのは、2015年頃、『コウノドリ』の撮影が終了したときで、同ドラマプロデューサーの那須田と峠田浩に声をかけられた[34]。峠田は星野を起用した理由について、「津崎の真面目でウブで不器用だけど、かわいらしさも同居している絶妙な空気を出していただけるのは星野さんしかいない」と説明している[35][36]

津崎の後輩の風見涼太役には、韓国で俳優として活動してきた大谷亮平が抜擢された。大谷にとって日本の連続テレビドラマのレギュラー出演は、これが初である。風見は一見飄々としていて、何を考えているか分からないが、内にはしっかりとした芯を持っているという難しい役どころである。様々な俳優が候補に挙がる中で、視聴者に出来る限り先入観を持たずニュートラルな形で見て入り込んで欲しいという思いが制作陣にあった。そんな時に、プロデューサー陣は大谷と会った。第一印象は「かっこいい」であったが、彼の自然な振る舞いや柔らかな内面に魅力を感じ、風見の持つ独特の空気を表現できるのではないかと考え、大谷の起用を決めた[37]。みくりと津崎の仲を詮索するゲイの沼田頼綱役に古田新太が起用された。沼田は、原作でも人気のあるキャラクターで、それぞれの登場人物を引き立たせるスパイス潤滑油の役割を果たしている。ムードメーカーでありながら、一方ですごく繊細な一面を持っており、プロデューサーの峠田は、その複雑怪奇な沼田を誰が演じられるのか不安に思っていたが、古田が決まったと聞き、頭の中で自然と生き生きとした沼田が浮かび、その心配が全くなくなったという[37]。みくりの叔母でキャリアウーマンの土屋百合役には、石田ゆり子が起用された。峠田は、原作で大人の女性の一面と少女のような一面を持つ土屋を読んでいるとき、自然と石田が思い浮かんだという[37]

その他、津崎の同僚・日野秀司役に藤井隆、みくりの父親の森山栃男役に宇梶剛士、みくりの母親の森山桜役に富田靖子、みくりの親友で元ヤンキーの田中安恵役に真野恵里菜、百合の会社の部下の梅原ナツキ役に成田凌、堀内柚役に「ミス・オブ・ミス・キャンパス2016」で、今回がドラマデビューとなる山賀琴子が配役された[37][38]

音楽

音楽は、末廣健一郎MAYUKOが共同で担当。オープニングテーマは、姉妹ユニットチャラン・ポ・ランタンの曲「進め、たまに逃げても」が起用された。「ファンタジーのような手探り感のある、そんな世界観を引っ張っていくオープニングテーマ」として、彼女らに依頼された[39]。曲はドラマの台本と原作の漫画を読んだ2人が、ドラマの為に書き下ろしたもので、主人公・森山みくりの思いを歌った応援ソングに仕上がっている[40][41]。主題歌には、津崎平匡役を演じる星野源が歌う「」が起用された。プロデューサーの峠田浩は「2人(みくりと津崎)の恋が深まったり、すれ違ったり、そんなムズムズする気持ちを明るくも切なく表現してくれるのはアーティスト星野源」だと俳優として彼をキャスティングした時から感じており、主題歌も依頼した。星野によると、「恋」は、「踊りたくてムズムズする、生活を基にしたラブソング」である。星野はこの曲を「新しい夫婦を形作る世界中の人たちへ捧げます。」と語っている[35]。なお、「恋」はオリコンチャートで最高2位[42]Billboard JAPAN Hot 100では2週連続首位[43]を獲得した。

コラボレーション

  • クックパッドにおいて「逃げ恥@TBSのキッチン」のアカウントで公式サイトが開設されており、ドラマでみくりが作った料理レシピを紹介している[44]

恋ダンス

エンディングで出演者らが主題歌「恋」に合わせてダンスを踊っている。振り付けはPerfumeなどの振付師として有名なMIKIKOが担当。物語の舞台となる星野源演じる津崎平匡の家を舞台に、新垣結衣、星野源、石田ゆり子大谷亮平古田新太が可愛らしい振りを次々披露する。特に可愛らしい動きの新垣に対し、星野は役柄とはギャップのある切れのある動きを披露している。更に、星野が実際に歌いながら踊るシーンもあり、まるでプロモーションビデオのような仕上がりになっている[45]

この通称「恋ダンス」は、約1分ほどの長さだが、企画立ち上げから完成まで約3か月かかった。曲は主題歌の「恋」が使用されているが、プロデューサーの峠田浩は曲作りに対して制約を付けたくなかったが、星野には「踊れるようにイメージしています」と伝えていた。星野自身もそういうものをやりたいと考えており、制作陣と星野の思いが一致し、企画は上手く運んだ[46]。「恋ダンス」は初回放送前よりドラマの公式InstagramYouTubeにてイントロ部分が公開され話題になっていたが、初回放送後には更に大きな反響を呼んだ。新垣の動きから、彼女のブレイクのきっかけとなったポッキーのCMを彷彿とさせる[45]という意見が聞かれた。2016年10月13日に期間限定で、エンディングで披露されている“恋ダンス”映像のフルバージョンが、TBSのYouTube公式チャンネルにて公開された。“恋ダンス”と第2話予告の動画は10月18日23:59の公開終了時に再生回数約609万回を記禄。TBS公式YouTubeチャンネルにおいて最高視聴回数となった。視聴者からの要望に応え、ドラマの第3話予告とともに“恋ダンス”がフルバージョンで再公開された[47]

ネット上では、「恋ダンス」を踊る様子を撮影し、その動画(いわゆる「踊ってみた」動画)をYouTube、Twitter、Instagramなどに投稿するブームが起こった[48]。エキサイトニュースのライター小西りえこは、このブームは、2014年AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のそれを思い起こさせると指摘している[49]。有名人もこのブームに反応した。ドラマ出演者の山賀琴子は自身のInstagramにダンス動画を投稿[48]アナウンサー夏目三久は、自身がメインを務める情報番組『あさチャン!』において、「恋ダンス」の人気を伝えるニュースの中で、踊りを披露[50]。ダンスボーカルグループDa-iCE工藤大輝和田颯フェアリーズ野元空林田真尋はプロのパフォーマーならではの切れのある動きでダンスを再現した[48]。投稿動画ではないが、フィギュアスケート羽生結弦がフィギュアスケートGPシリーズカナダ大会に出場した際、会場入りする時に人差し指を立てる「恋ダンス」の特徴的な振りをしながら移動し、その様子が同局のスポーツ番組『S☆1』で放送されると注目を集めた[51]。一方、松本人志は、「恋ダンス」とそのブームを「『マルモリ』のパクリ[52][53]と一蹴した。

TBS 火曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
せいせいするほど、愛してる
(2016.7.12 - 2016.9.20)
逃げるは恥だが役に立つ
(2016.10.11 - 2016.12.20〈予定〉)
-

出典・脚注

  1. ^ 『逃げるは恥だが役に立つ』第1話”. 海野つなみ*Information (2012年11月10日). 2013年8月10日閲覧。
  2. ^ 海野つなみ新連載「逃げるは恥だが役に立つ」Kissで開幕”. コミックナタリー (2012年11月9日). 2013年8月10日閲覧。
  3. ^ a b Kiss|逃げるは恥だが役に立つ|既刊コミック|講談社コミックプラス”. 2016年10月13日閲覧。
  4. ^ 後書き 海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』 第1巻 p.164 - p.165
  5. ^ 『逃げるは恥だが役に立つ』第2話”. 海野つなみ*Information (2012年12月10日). 2013年8月10日閲覧。
  6. ^ 講談社漫画賞が決定!シドニアの騎士、逃げ恥、七つの大罪、弱虫ペダル”. コミックナタリー (2015年5月12日). 2016年10月1日閲覧。
  7. ^ 海野つなみ. "海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」インタビュー" (Interview). Interviewed by 坂本恵. 2016閲覧 {{cite interview}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明); 不明な引数|program=は無視されます。 (説明)
  8. ^ 海野つなみ. "海野つなみ「逃げるは恥だが役に立つ」インタビュー 2ページ" (Interview). Interviewed by 坂本恵. 2016閲覧 {{cite interview}}: |accessdate=の日付が不正です。 (説明); 不明な引数|program=は無視されます。 (説明)
  9. ^ “ガッキー、“雇われ妻”役で連ドラ主演「今の時代を象徴のようなドラマ」”. サンケイスポーツ. (2016年7月27日). http://www.sanspo.com/geino/news/20160727/geo16072702170002-n1.html 2016年7月27日閲覧。 
  10. ^ “火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』新垣結衣が主演”. TBSホット情報 (TBSテレビ). (2016年7月27日). http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201607271057.html 2016年7月28日閲覧。 
  11. ^ 逃げ恥横浜巡りキャンペーン、火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』公式サイト、TBSテレビ、2016年10月4日閲覧。
  12. ^ 第2話の転居届の生年月日欄より。
  13. ^ “35年間恋愛ゼロ男!星野源、初挑戦ラブコメでガッキーと契約結婚”. サンケイスポーツ. (2016年8月17日). http://www.sanspo.com/geino/news/20160817/geo16081705020010-n1.html 2016年8月17日閲覧。 
  14. ^ “『逃げるは恥だが役に立つ』“契約夫”役に星野源、主題歌も”. TBSホット情報 (TBSテレビ). (2016年8月17日). http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201608171118.html 
  15. ^ http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/chart/ 人物相関図の紹介ページより。 2016年10月26日閲覧。
  16. ^ 第2話より。
  17. ^ 第2話でのみくりの発言から。
  18. ^ “「逃げるは恥だが~」OPテーマにチャラン・ポ・ランタン”. TBSホット情報. (2016年9月21日). http://www.tbs.co.jp/hot-jyouhou/201609211208.html 2016年9月21日閲覧。 
  19. ^ “星野源が新垣結衣と契約結婚!?ドラマ「逃げ恥」出演&主題歌も担当”. 映画ナタリー. (2016年8月17日). http://natalie.mu/eiga/news/198417 2016年8月17日閲覧。 
  20. ^ “TBSオンデマンド エピソードリスト”. TBS. (2016年10月27日). https://tod.tbs.co.jp/program/12445 2016年10月27日閲覧。 
  21. ^ 全放送回と平均の出典。逃げるは恥だが役に立つ -スポニチ Sponichi Annex 芸能、2016年10月12日参照。
  22. ^ “ガッキー主演「逃げるは恥だが役に立つ」2桁発進10.2%”. スポニチアネックス. (2016年10月12日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161012-00000089-spnannex-ent 2016年10月12日閲覧。 
  23. ^ “ガッキー主演「逃げ恥」第2話12.1%!TBS火ドラ歴代最高”. スポニチアネックス. (2016年10月19日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/10/19/kiji/K20161019013563910.html 2016年10月19日閲覧。 
  24. ^ “ガッキー主演「逃げ恥」右肩上がり12.5% 「恋ダンス」話題でTBS火ドラ最高更新”. スポニチアネックス. (2016年10月26日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/10/26/kiji/K20161026013601100.html 2016年10月26日閲覧。 
  25. ^ “ガッキー主演「逃げるが恥―」第4話も視聴率アップ!右肩上がりの13.0%”. スポーツ報知. (2016年11月2日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161102-OHT1T50078.html 2016年11月2日閲覧。 
  26. ^ “新垣結衣と星野源「逃げ恥」最高続く13.3%”. 日刊スポーツ. (2016年11月9日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1735599.html 2016年11月9日閲覧。 
  27. ^ “新垣結衣と星野源「逃げ恥」上昇止まず13.6%”. 日刊スポーツ. (2016年11月16日). http://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/1738391_m.html 2016年11月16日閲覧。 
  28. ^ “ガッキーがかわいいだけじゃない! ドラマ『逃げ恥』に光る原作・脚本・配役・TBSの総合力”. マイナビ. (2016年10月25日). http://news.mynavi.jp/articles/2016/10/25/nigehaji/ 2016年11月11日閲覧。 
  29. ^ “『逃げ恥』『重版出来!』…脚本家・野木亜紀子作品にハズレなし 原作モノ実写化で定評”. オリコン. (2016年10月25日). http://www.oricon.co.jp/news/2081117/full/ 2016年11月11日閲覧。 
  30. ^ “新垣結衣は『逃げ恥』で“第3のスタートライン”に立った 喜劇女優としてのガッキー”. Real Sound. (2016年10月29日). http://realsound.jp/movie/2016/10/post-3090.html 2016年11月11日閲覧。 
  31. ^ “ドラマ「逃げ恥」主演は新垣結衣!海野つなみの妄想キャスティングでも“百点””. ナタリー. (2016年7月27日). http://natalie.mu/comic/news/195970 2016年11月11日閲覧。 
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外部リンク