仙山 (列車)

719系 快速「仙山

仙山（せんざん）は、日本国有鉄道（国鉄）・東日本旅客鉄道（JR東日本）が仙台] - 山形間を仙山線・奥羽本線経由で運転していた急行列車・快速列車。愛称は発着地の仙台市と山形市に由来する。

土曜・休日運転列車には「ホリデー仙山」の姉妹列車も存在したが、2004年10月16日のダイヤ改正で仙台支社管内の快速列車の運行系統整理に伴い定期列車「仙山」「ホリデー仙山」の愛称は廃止・消滅した。ただし紅葉シーズンに運転される臨時列車「仙山もみじ」は2016年現在でも愛称が付与される。

沿革

詳細は仙山線#運行形態も参照。

• 1963年10月：仙台 - 山形・上ノ山（現・かみのやま温泉）間の準急列車として運転開始。
• 1968年10月：全列車が仙台 - 山形間の「急行列車」に格上げ。
• 1982年11月15日：「快速列車」に格下げ。
• 1985年3月：仙台 - 山形間ノンストップの特別快速1往復運転開始。
• 1986年11月：一部列車が上ノ山まで延長運転を再開。
• 1990年9月：山形新幹線建設工事に伴う奥羽本線の運休による東北新幹線へのアクセス機能補完のため新庄発着列車を運転開始。
• 1992年3月：山形新幹線開業に伴い上ノ山発着列車を廃止。
• 1998年12月：仙山間ノンストップの特別快速が北仙台・山寺に停車。また山形新幹線新庄延伸工事に伴う運休により全列車が仙台 - 山形間の運転となる。
• 2001年4月1日：仙山線の休日ダイヤ導入に伴い特別快速・快速に「ホリデー仙山」の愛称を設定。
• 2003年10月：特別快速廃止。
• 2004年10月：仙山線の休日ダイヤ廃止に伴い快速「ホリデー仙山」廃止。ならびに平日の「仙山」も愛称を廃止。

運行概況

運用に充当されていた車両

• 455・457系
• 719系

停車駅

以下は一例であり実際はさまざまな停車パターンが組まれた。

• 急行：仙台 - 北仙台 - 愛子 - 作並 - 山寺 - 北山形 -山形（所要平均71 - 75分）
• 特別快速（運転開始時）：仙台 - 山形（所要平均51分）
• 特別快速（1998年以降）：仙台 - 北仙台 - 山寺 -山形（所要平均57分）
• 旧A快速　仙台 - 北仙台 - 愛子 - 作並 - 山寺 - 北山形 - 山形（所要平均65 - 70分）

さらに以下は2002年時点での普通・臨時列車も含む停車バターンである。

駅名 普通 特別快速 快速 臨時 A快速 B快速 C快速 仙台 ● ● ● ● ● ● 東照宮 ● ｜ ｜ ｜ ● ● 北仙台 ● ● ● ● ● ● 北山 ● ｜ ｜ ｜ ● ● 国見 ● ｜ ｜ ｜ ● ● 葛岡 ● ｜ ｜ ｜ ● ● 陸前落合 ● ｜ ｜ ｜ ● ● 愛子 ● ｜ ● ● ● ● 陸前白沢 ● ｜ ▲ ▲ ● ● 熊ヶ根 ● ｜ ▲ ▲ ● ● 西仙台ハイランド（臨） ▲ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ 作並 ● ｜ ● ● ● ● 八ツ森（臨） ▲ ｜ ｜ ▲ ｜ ｜ 奥新川 ● ｜ ｜ ● ｜ ｜ 面白山高原 ● ｜ ▲ ▲ ｜ ● 山寺 ● ● ● ● ● ● 高瀬 ● ｜ ｜ ● ｜ ｜ 楯山 ● ｜ ｜ ● ｜ ｜ 羽前千歳 ● ｜ ｜ ● ｜ ｜ 北山形 ● ｜ ● ● ● ▲ 山形 ● ● ● ● ● ●

凡例 ●：停車 ▲：一部列車停車 ｜：通過 備考 当時は東北福祉大前が未開業。 西仙台ハイランドは12月1日 - 3月31日までの冬期は通過。 八ツ森は4月27日 - 29日・5月3日 - 6日ならびに10月5日 - 11月4日の土曜・休日に1往復停車。 西仙台ハイランド・八ツ森の両臨時駅は2014年3月14日廃止。 普通列車は仙台 - 愛子・作並発着の区間運転がある 臨時列車の山寺 - 山形ノンストップは夏秋限定「山寺芭蕉号」として運転。 臨時列車の北山形停車は2002年9月8日の上り1本のみ。

関連項目

• 日本の列車愛称一覧