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*松山駅 - 下灘駅[運転停車] - 伊予大洲駅( - 八幡浜駅)
*松山駅 - 下灘駅[運転停車] - 伊予大洲駅( - 八幡浜駅)


2017年3月4日のダイヤ改正から、下灘駅での客扱い乗降が見直された。なお、列車は停車するため、ホーム上での記念撮影等は可能。<ref>[http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2012%2016%2005.pdf 伊予灘ものがたりの時刻変更・リニューアルについて]</ref>
2017年3月4日のダイヤ改正から、下灘駅での客扱い乗降が見直された。なお、列車は停車するため、ホーム上での記念撮影等は可能。<ref>[http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2016%2012%2016%2005.pdf 伊予灘ものがたりの時刻変更・リニューアルについて] - 四国旅客鉄道プレスリリース(2016年12月16日)</ref>


双海編では[[伊予上灘駅]]停車時にホームで特産品の販売を行っている。
双海編では[[伊予上灘駅]]停車時にホームで特産品の販売を行っている。

2017年3月9日 (木) 14:27時点における版

伊予灘ものがたり
概要
種類 臨時列車
現況 運行中
地域 愛媛県の旗 愛媛県
運行開始 2014年7月26日
運営者 四国旅客鉄道(JR四国)
路線
起点 松山駅
終点 伊予大洲駅八幡浜駅
使用路線 JR四国:予讃線(愛ある伊予灘線)
技術
車両 キロ47形気動車
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 非電化
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伊予灘ものがたり(いよなだものがたり)は、四国旅客鉄道(JR四国)が松山駅 - 伊予大洲駅八幡浜駅間を予讃線(愛ある伊予灘線)経由で2014年より運行している観光列車である。

概要

四国初の本格的な観光列車であり[1]、2014年7月26日より運行が開始されている[2]。運行に先立ち、伊予灘ものがたりが走る予讃線の伊予市駅 - 伊予大洲駅間の伊予灘沿い区間(伊予長浜駅経由)は、2014年3月15日に愛称が「愛ある伊予灘線」となった[3]

コンセプトはレトロモダンで、伊予灘をはじめとした美しい景観、アテンダントや地元住民によるおもてなし、地元食材を使用した供食サービスなどが楽しめるようになっている[1][4]

これらの特色で利用客から高い評価を得ており、日本経済新聞調べ(2015年8月)のおすすめの観光列車ベスト10で第1位となっている[5]。乗車率は平均9割程度で全国の観光列車の中でも高い[6]

運行状況

土日・祝日に松山駅・伊予大洲駅間1往復と、松山駅・八幡浜駅間1往復ずつとなっており、運行ごとに以下の別称(ものがたり名称)が付けられている[7][8]。「大洲編」「双海編」「八幡浜編」では地元の食材等による供食サービス、「道後編」ではアフタヌーンティーのサービスが事前予約制で実施されている[7][9]。2016年度の運行計画では、利用者の要望に基づき、下灘駅での停車時間を従来より延長することとなった[10]

全席がグリーン車指定席の扱いであり、利用には乗車区間の運賃と普通列車グリーン料金が必要。食事のサービスを受ける場合はこれに加えて食事予約券が必要であるほか、運転区間の全区間を乗車しなければならない。食事予約券はJR四国以外では東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・九州旅客鉄道(JR九州)管内のみどりの窓口で発売する。供食サービスの関係で、本列車についてはペットの持ち込みは禁止されている。

  • 「大洲編」(伊予大洲行・下り)
  • 「双海編」(伊予大洲発・上り)
  • 「八幡浜編」(八幡浜行・下り)
  • 「道後編」(八幡浜発・上り)

停車駅

  • 松山駅 - 下灘駅[運転停車] - 伊予大洲駅( - 八幡浜駅)

2017年3月4日のダイヤ改正から、下灘駅での客扱い乗降が見直された。なお、列車は停車するため、ホーム上での記念撮影等は可能。[11]

双海編では伊予上灘駅停車時にホームで特産品の販売を行っている。

使用車両

気動車(キハ47形を改造)2両編成(計50席)[12]。1号車「茜の章」は伊予灘の夕焼けをイメージした茜色、2号車「黄金の章」は愛媛の柑橘類と太陽をイメージした黄金色に塗装されている。車内のどの席でも伊予灘の景色を楽しめるよう、山側の座席は一段高くなっている[1]。なおこの車両は同社の社員がデザインした[13]

  • 1号車(八幡浜方):キロ47 1401(←キハ47 501)
  • 2号車(松山方):キロ47 1402(←キハ47 1501)

改造種車のキハ47形2両はいずれも2011年3月31日付で廃車され[14]、解体されずに残されていた。2014年7月1日付で復籍している。

BGMや警笛、チャイムは松山出身の音楽家、向井浩二が作曲したものを使用している[15]。また、松山のアマチュアシンガーソングライターによりテーマソング『伊予灘ものがたりの歌』が作成されており、松山駅や車内で使用されている[16]

脚注

  1. ^ a b c 瀬戸内の走るホテルは茜色、「伊予灘ものがたり」日本経済新聞2014年7月14日
  2. ^ レトロに楽しむ景色と食事 「伊予灘ものがたり」出発式 - 朝日新聞デジタル2014年7月27日
  3. ^ 予讃線、海回り区間に愛称を設定鉄道コム
  4. ^ 和洋調和 観光列車「伊予灘ものがたり」公開愛媛新聞2014年7月2日
  5. ^ 1位「伊予灘ものがたり」 お薦めの観光列車、ベスト10日本経済新聞2015年8月30日
  6. ^ 新観光列車運行などで乗客増へNHK2016年3月13日
  7. ^ a b JR四国「伊予灘ものがたり」7月26日から運行 - 朝日新聞香川版2014年5月1日
  8. ^ 伊予灘ものがたり 運行ダイヤ - 四国旅客鉄道プレスリリース(2014年4月30日)
  9. ^ アフタヌーンティーの提供についてJR四国2015年2月25日
  10. ^ 観光列車「伊予灘ものがたり」の時刻変更と平成28 年度上期運転日について (PDF) - 四国旅客鉄道(2016年1月22日)
  11. ^ 伊予灘ものがたりの時刻変更・リニューアルについて - 四国旅客鉄道プレスリリース(2016年12月16日)
  12. ^ 観光列車「伊予灘ものがたり」の運行について - 四国旅客鉄道プレスリリース(2014年4月30日)
  13. ^ 水戸岡デザインは古い?「観光列車」に新時代東洋経済ONlINE 2015年05月03日 2016年7月16日閲覧
  14. ^ 「鉄道ファン」2014年9月号p.64。
  15. ^ 観光列車「伊予灘ものがたり」、砥部焼の器で料理提供 愛媛産経新聞2014年6月12日
  16. ^ 伊予灘ものがたりFacebook2015年3月15日

関連項目

外部リンク