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「糟屋宿」の版間の差分

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==交通アクセス==
==交通アクセス==
; 鉄道

* [[神奈川中央交通バス]]伊76系統[[粕屋上宿]]または[[粕屋下宿]]下車


== 隣の宿場 ==
== 隣の宿場 ==

2017年3月26日 (日) 06:44時点における版

糟屋宿の位置(神奈川県内)
糟屋宿
糟屋宿
糟屋宿の位置
大山道(主要8道)。

糟屋宿(かすやしゅく)は、かつて相模国大住郡下糟屋村(現・神奈川県伊勢原市下糟屋)にあった、大山道矢倉沢往還)の宿場継立場)。上宿と下宿で構成されている[1]下糟屋村はかつて上糟屋村とともにひとつの村を築いていたことから、上糟屋村にあった宿も含めて糟屋宿と称することもある[2]

下糟屋村内の小名で弥杉(いやすぎ)と呼ばれる辺りで複数の古道が交わっており、弥杉から南方に向かうと伊勢原市田中方面に抜け、弥杉から西方に向かうと大山へと通じていた。[3]

歴史

名所・旧跡

大慈寺
法雨山大慈寺は中興開基を太田道灌とする臨済宗の寺院[2]文明年間に鎌倉から移された[4]。太田道灌画像と木造聖観音坐像が伊勢原市の文化財(絵画、彫刻)に指定されている[5]
太田道灌の墓
伊勢原市には太田道灌の墓が2つあり、下糟屋にある墓は首塚と呼ばれる[6]。伊勢原市の文化財(史跡)に指定されている[5]
普済寺
千秋山普済寺は臨済宗の寺院[6][2]高部屋神社の別当寺の糟屋山神宮寺から移された1838年天保9年)造立の石造多宝塔があり[7]、伊勢原市の文化財(建造物)に指定されている[5]
南蓮寺
南蓮寺は浄土宗の寺院[2]
法眼寺
法眼寺は日蓮宗の寺院[2]。台石に講中と刻まれた二十三夜塔があり、宿場関係者による造立と考えられている[8]
高部屋神社
相模国の延喜式内社の1つ。至徳三年(1386年)銘の銅鐘があり[6]、神奈川県の重要文化財(工芸品)に指定されている[5]

交通アクセス

鉄道

隣の宿場

関連項目

出典

  1. ^ 本多秀雄『あしがらの道ー矢倉沢往還と足柄古道ー』神奈川新聞社、1993年、54頁。 
  2. ^ a b c d e 伊良原市史編集委員会『伊勢原市史 通史編 近世』伊勢原市、2010年、696-698頁。 
  3. ^ 伊勢原市史編纂委員会『伊勢原市史民俗調査報告書1伊勢原の民俗ー成瀬地区ー』伊勢原市、1988年、78-80頁。 
  4. ^ 稲葉博『関東古社名刹の旅 1 千葉・埼玉・神奈川編』読売新聞社、1986年、196-197頁。 
  5. ^ a b c d 『伊勢原市歴史文化基本構想』伊勢原市教育委員会、2016年、45-46頁。 
  6. ^ a b c 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会『神奈川県の歴史散歩 上』山川出版社、2005年、178-179頁。ISBN 978-4-634-24614-0 
  7. ^ 伊勢原市教育委員会教育部文化財課『史跡と文化財のまち いせはら 第三版』伊勢原市教育委員会教育部文化財課、2014年、155-166頁。 
  8. ^ 「伊勢原の月待塔」『伊勢原の歴史』第2号、44頁。 

外部リンク