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北見駅発は昼前、旭川駅発は夕刻にそれぞれ出発する。特急「オホーツク」「大雪」が設定されていない時間帯を補完する目的もあり、旭川駅では[[特急]][[カムイ (列車)|「カムイ」・「ライラック」]]と、北見駅では[[網走駅]]・[[知床斜里駅]]([[釧網本線]])方面の普通列車と接続する。 |
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2017年4月7日 (金) 15:42時点における版
きたみ | |
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キハ54形「きたみ」 (2009年7月29日、奥白滝信号場) | |
概要 | |
種類 | 特別快速 |
運行開始 | 1988年3月19日 |
現運営者 |
![]() |
路線 | |
起点 | 旭川駅 |
終点 | 北見駅 |
運行間隔 | 1往復 |
使用路線 | 宗谷本線・石北本線 |
技術 | |
車両 |
キハ54形気動車 (旭川運転所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 非電化 |
運行速度 |
110 km/h(旭川 - 新旭川間) 95 km/h(新旭川 - 北見間) |
きたみは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が旭川駅 - 北見駅間を石北本線を経由して運行する特別快速列車。
概要
旭川駅 - 北見駅間を下りは3時間21分、上りは3時間22分で結ぶ。1日1往復運転されており、旭川駅 - 上川駅間は当麻駅のみ停車、上川駅 - 北見駅間は瀬戸瀬駅・生野駅・西留辺蘂駅を除く各駅に停車する。運転開始当初は遠軽駅 - 北見駅間の停車駅は生田原駅と留辺蘂駅のみで、「旭川駅 - 北見駅間を3時間を切る(2時間59分)、特急料金不要の列車」として周知していた。また、2006年までは特急「オホーツク」の夜行が停車する当麻駅も通過していたが、同夜行の廃止と入れ替えに当列車が同駅に停車するようになった。
1987年(昭和62年)11月2日より北見バス(北海道北見バスの前身)と道北バスが同区間で都市間バス「特急石北号」の運行を開始。JR北海道は沿革にもあるとおり臨時急行「大雪」(82・83号)を運行していたが、都市間バスの好調を受けて新聞のサービスや飲料水自動販売機を設置した専用車両を用意。運賃・料金差を抑えるべく、別料金がかからない特別快速に変更した。特別快速化後最初の運行期間の乗車人員が130人の定員に対し平均約100人と好調であったことから、程なくして毎日運転となっている。
特急券が不要な普通列車だが、同区間を走行する特急「オホーツク」「大雪」との所要時間差が小さいのが特徴(特急「オホーツク」の旭川 - 北見間の平均所要時間は下り2時間59分、上り2時間53.5分)。石北本線では数少ない料金不要直通列車のため、青春18きっぷの利用期間は混雑する。
運転開始当初は、JTBの全国版時刻表には「[特別快速きたみ]」、すなわち列車名が「特別快速きたみ」で種別が特記なしという形で記載されていた。現在は「特快」マークに列車名「[きたみ]」という記載に改められている。
使用車両
キハ54形気動車を1両(繁忙期は2両)、ワンマン運転で充当する。種別幕に「特別快速」が無いため、「快速」を表示する。
当初はキハ54形の3両(502 - 504)を専用車として使用。「ペパーミントシティ北見」のマスコット『ミントくん』(ハッカの葉を咥えたエゾリス)を描いたヘッドマークおよび側面にマークを掲出し、"PEPPERMINT TRAIN"の愛称が付されていた。概要にある通り新聞等のサービスを行ったほか、運転区間が長距離に及ぶことからJR北海道の他の普通・快速列車が禁煙化される中、デッキに灰皿を設置し喫煙可能となっていた。
ヘッドマークは小型への変更を経て2003年頃までに掲出を取り止め、マークと自動販売機は2004年までに撤去された。同時期の全面禁煙化により灰皿の撤去も行われ、専用車を用いる必要がなくなったことから、以降は502 - 504以外のキハ54形も運用に就いている。
運行
北見駅発は昼前、旭川駅発は夕刻にそれぞれ出発する。特急「オホーツク」「大雪」が設定されていない時間帯を補完する目的もあり、旭川駅では特急「カムイ」・「ライラック」と、北見駅では網走駅・知床斜里駅(釧網本線)方面の普通列車と接続する。
停車駅
旭川駅 - 当麻駅 - 上川駅 - 白滝駅 - 丸瀬布駅 - 遠軽駅 - 安国駅 - 生田原駅 - 留辺蘂駅 - 相内駅 - 東相内駅 - 西北見駅 - 北見駅
- 2016年(平成28年)3月25日までは金華駅にも停車していた。
沿革
- 1988年(昭和63年)
- 1995年(平成7年)3月16日:運行時間の近接する遠軽駅 - 北見駅間の普通列車を吸収する形で、同駅間の生野駅を除く各駅に停車開始。所要時間を約20分延長。
- 2000年(平成12年)4月1日:西留辺蘂駅が開業。「きたみ」は上下とも通過。
- 2004年(平成16年)3月13日:全面禁煙化[報道 1]。
- 2006年(平成18年)
- 2016年(平成28年)3月26日:金華駅が廃止[報道 3][報道 4]。
ギャラリー
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ワンマン運転化前、2両で運転する「きたみ」(1991年7月)
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遠軽駅に停車中(2006年4月)
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行先標(2006年4月)
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ヘッドマーク(2016年9月 幌延町)
脚注
報道発表資料
- ^ "平成16年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 26 December 2003. 2003年12月31日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2003年12月31日閲覧。
- ^ "平成18年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 22 December 2005. 2005年12月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2005年12月30日閲覧。
- ^ "平成28年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 18 December 2015. 2015年12月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月19日閲覧。
- ^ "平成28年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 18 December 2015. 2015年12月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年12月18日閲覧。
参考文献
- 北見現代史編集委員会『北見現代史』(2007年)