「M320 グレネードランチャー」の版間の差分
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'''M320 グレネードランチャー'''は、[[アメリカ軍]]が採用している40mm [[グレネードランチャー]]である。コンペティションにより[[2006年]]に[[ヘッケラー&コッホ|H&K]]社との間に契約が交わされ、現在実戦配備が始まっている。 |
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H&Kでの型式は'''[[H&K AG36#派生型|H&K GLM]]'''である。 |
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基本構造は[[M203 グレネードランチャー]]に近い。すなわち、[[40mmグレネード#40mm×46|40x46mm擲弾]]を単発で発射し、[[ピカティニー・レール]]を介して |
基本構造は[[M203 グレネードランチャー]]に近い。すなわち、[[40mmグレネード#40mm×46|40x46mm擲弾]]を単発で発射し、[[ピカティニー・レール]]を介して[[M4カービン]]の[[銃砲身|銃身]]下に装着できるほか、[[銃床|ストック]]などのアクセサリーキットを用いれば単体で運用可能。 |
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[[弾薬]]の装填は、銃身を[[銃口]]付近のヒンジを支点に銃尾を左側にスイングし[[薬室]]を開放、銃尾から弾薬を装填する。M203は銃身を前にスライドさせて薬室を開く構造のため、装填できる弾薬の長さに制限があったが、M320はいかなる長さの弾薬も使用可能である。特に[[非致死性兵器|非致死性]]の弾薬は長いものが多い。[[安全装置]]は、左右両側から操作できる。 |
[[弾薬]]の装填は、銃身を[[銃口]]付近のヒンジを支点に銃尾を左側にスイングし[[薬室]]を開放、銃尾から弾薬を装填する。M203は銃身を前にスライドさせて薬室を開く構造のため、装填できる弾薬の長さに制限があったが、M320はいかなる長さの弾薬も使用可能である。特に[[非致死性兵器|非致死性]]の弾薬は長いものが多い。[[安全装置]]は、左右両側から操作できる。 |
2017年7月11日 (火) 01:12時点における版
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![]() M320 グレネードランチャー | |
概要 | |
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種類 | グレネードランチャー |
製造国 |
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設計・製造 | H&K |
性能 | |
口径 | 40mm |
銃身長 | 280mm |
使用弾薬 | 40x46mm擲弾 |
装弾数 | 1発 |
作動方式 | ダブルアクション |
全長 | 350mm |
重量 | 1,500g |
銃口初速 | 76m/秒 |
有効射程 | 150m |
M320 グレネードランチャーは、アメリカ軍が採用している40mm グレネードランチャーである。コンペティションにより2006年にH&K社との間に契約が交わされ、現在実戦配備が始まっている。
アメリカ海兵隊でもM203の後継として本銃を採用する計画がある。
H&Kでの型式はH&K GLMである。
概要
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/88/PEO_M320_on_M4_Carbine.jpg/250px-PEO_M320_on_M4_Carbine.jpg)
基本構造はM203 グレネードランチャーに近い。すなわち、40x46mm擲弾を単発で発射し、ピカティニー・レールを介してM4カービンの銃身下に装着できるほか、ストックなどのアクセサリーキットを用いれば単体で運用可能。
弾薬の装填は、銃身を銃口付近のヒンジを支点に銃尾を左側にスイングし薬室を開放、銃尾から弾薬を装填する。M203は銃身を前にスライドさせて薬室を開く構造のため、装填できる弾薬の長さに制限があったが、M320はいかなる長さの弾薬も使用可能である。特に非致死性の弾薬は長いものが多い。安全装置は、左右両側から操作できる。
以下の点でM203と違いがある。
- M320にはピストル型のグリップがある。M203にはグリップはなく、銃本体の弾倉をグリップのように利用する。
- 照準具は側面に位置している。M203で問題とされたグレネードランチャーのサイトと銃本体サイトの干渉を解決した。
- ダブルアクションによる撃発となった。もし不発射だった場合、射手は引き金を引きなおすだけで射撃ができる。M203はシングルアクションであったため、不発射だった場合は銃身を前にスライドさせて装填をやり直してから引き金を引く必要があった。