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2017年8月16日 (水) 06:34時点における版

新甘泉(しんかんせん)は、鳥取県で開発されたの品種。

概要

新甘泉

「筑水」と「おさ二十世紀」を掛け合わせてられた、赤梨系の早生種。甘みはこれまでの早生品種の中では最も高い。鳥取県では明治時代から二十世紀を中心に栽培されており、ほぼ県下全域へ梨栽培が広がっている。「新甘泉」は鳥取県園芸試験場が平成元年から平成2年に交配した2万本の実生群の中から選抜して誕生した梨新品種群の中の1品種。平成20年に品種登録した高糖度の赤梨。苗木は鳥取県内向けにしか流通しておらず、鳥取県オリジナルブランド梨として栽培が広まっている。

果皮は黄褐色。果肉は、二十世紀系の梨を交配しているため、赤梨だが青梨特有のシャリシャリした食感を有する。糖度は極めて高く、中心部の酸味も少ない。

特性

  • 黒斑病抵抗性。
  • 収穫期は豊水ゴールド二十世紀より早い。(8月下旬)
  • 果重は400g程度。
  • 糖度は有袋栽培で13~14%程度。
  • 日持ちは室温条件下で10日程度。
  • 開花時期は二十世紀よりやや遅い。
  • 自家和合性品種ではないので人工交配が必要。

鳥取県オリジナル梨品種の育成過程

鳥取県内で育成された主な梨新品種

青梨
  • 夏さやか(なつさやか)
  • なつひめ
  • 涼月(りょうげつ)
  • 優秋(ゆうしゅう)
  • 瑞鳥(ずいちょう)
赤梨
  • 早優利(さゆり)
  • 新甘泉(しんかんせん)
  • 秋甘泉(あきかんせん)

参考文献

  • 因伯の果樹 出版:全国農業協同組合連合会鳥取県本部、2006年4月
  • 鳥取県農林水産部農林林総合研究所果樹研究室[1]
  • 鳥取県梨産業活性化ビジョン[2]
  • 鳥取県農林水産部生産振興課[3]