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「富山機関区」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
[[あいの風とやま鉄道線]]の[[富山貨物駅]]構内に設置されている。[[日本海縦貫線]]の[[貨物列車]]の起点である[[青森信号場]]から終点の[[梅田駅#JR貨物|梅田駅]]までの全線をカバーする主力機関区であり、[[糸魚川駅]] - [[梶屋敷駅]]間、[[敦賀駅]] - [[南今庄駅]]間にある[[直流電化|直流]]1500[[ボルト (単位)|V]]・[[交流電化|交流]]20kV(60[[ヘルツ|Hz]])および、[[羽越本線]]の[[村上駅 (新潟県)|村上]] - [[間島駅]]にある直流1500V・交流20kV(50Hz)の交直セクション通過に対応するため、この機関区の[[電気機関車]]はすべて[[交直流電車|交流直流両用車]]になっている。前身は[[日本国有鉄道]]'''富山第二機関区'''で、[[2006年]]に設立40周年を迎え、記念イベントが開催された。
[[あいの風とやま鉄道線]]の[[富山貨物駅]]構内に設置されている。[[日本海縦貫線]]の[[貨物列車]]の起点である[[青森信号場]]から終点の[[梅田駅#JR貨物|梅田駅]]までの全線をカバーする主力機関区であり、[[糸魚川駅|糸魚川]] - [[梶屋敷駅|梶屋敷]]間、[[敦賀駅|敦賀]] - [[南今庄駅|南今庄]]間にある[[直流電化|直流]]1500[[ボルト (単位)|V]]・[[交流電化|交流]]20kV (60[[ヘルツ|Hz]]) および、[[羽越本線]]の[[村上駅 (新潟県)|村上]] - [[間島駅|間島]]にある直流1500V・交流20kV (50Hz) の交直セクション通過に対応するため、この機関区の[[電気機関車]]はすべて[[交直流電車|交流直流両用車]]になっている。前身は[[日本国有鉄道]]'''富山第二機関区'''で、[[2006年]]に設立40周年を迎え、記念イベントが開催された。


== 配置車両に表示される略号 ==
== 配置車両に表示される略号 ==
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== 配置車両 ==
== 配置車両 ==
2016年3月1日現在の配置車両は以下のり<ref>『2015 JR貨物時刻表』社団法人鉄道貨物協会</ref>。
2016年3月1日現在の配置車両は以下のとおり<ref>『2015 JR貨物時刻表』社団法人鉄道貨物協会</ref>。


; 電気機関車
; 電気機関車
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** 0番台11両、400番台1両の計12両が配置されている。
** 0番台11両、400番台1両の計12両が配置されている。
** 2016年3月26日のダイヤ改正以降定期運用を失っている。
** 2016年3月26日のダイヤ改正以降定期運用を失っている。
** 定期運用離脱以前の運用区間は、[[日本海縦貫線]] [[梅田駅]]・[[米原駅]] - [[新潟貨物ターミナル駅]] - [[秋田貨物駅]] - [[青森信号場]]のほか、[[太平洋側]]の[[青い森鉄道線]][[八戸貨物駅]]までの仕業がある。また2011年3月12日のダイヤ改正で[[おおさか東線#城東貨物線|城東貨物線]]の[[百済駅]]まで運用されるようになった。
** 定期運用離脱以前の運用区間は、[[日本海縦貫線]] [[梅田駅|梅田]]・[[米原駅|米原]] - [[新潟貨物ターミナル駅|新潟貨物ターミナル]] - [[秋田貨物駅|秋田貨物]] - [[青森信号場]]のほか、[[太平洋側]]の[[青い森鉄道線]][[八戸貨物駅]]までの仕業がある。また2011年3月12日のダイヤ改正で[[おおさか東線#城東貨物線|城東貨物線]]の[[百済駅]]まで運用されるようになった。


* [[JR貨物EF510形電気機関車|EF510形]]
* [[JR貨物EF510形電気機関車|EF510形]]
** 0番台23両、500番台15両の計38両が配置されている。
** 0番台23両、500番台15両の計38両が配置されている。
** 運用区間は、梅田 - 青森信号場間。また2012年3月17日のダイヤ改正で城東貨物線の百済駅まで運用を開始、2017年3月4日のダイヤ改正で名古屋貨物ターミナルまで乗り入れを開始した。0番・500番台による区別はなく全機とも共通で運用されている。0番代(愛称 ECO-POWER レッドサンダー)はJR貨物オリジナル、500番台は「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」で運用していた機関車をJR東日本から譲り受けたものである。JR貨物オリジナルの0番は赤色、500番台は二色あり、そのうち、青色のものが北斗星色、銀色のものがカシオペア色となっている。
** 運用区間は、梅田 - 青森信号場間。また2012年3月17日のダイヤ改正で城東貨物線の百済駅まで運用を開始、2017年3月4日のダイヤ改正で名古屋貨物ターミナルまで乗り入れを開始した。0番・500番台による区別はなく全機とも共通で運用されている。0番台(愛称 ECO-POWER レッドサンダーはJR貨物オリジナル、500番台は「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」で運用していた機関車をJR東日本から譲り受けたものである。JR貨物オリジナルの0番は赤色、500番台は二色あり、そのうち、青色のものが北斗星色、銀色のものがカシオペア色となっている。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1966年]]([[昭和]]41年)[[3月10日]]富山第二機関区として発足<ref>『国鉄車両配置表 '79』[[交友社]]、1979年</ref>。
* [[1966年]]([[昭和]]41年)[[3月10日]] - 富山第二機関区として発足<ref>『国鉄車両配置表 '79』[[交友社]]、1979年</ref>。
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]][[国鉄分割民営化]]に伴い、日本貨物鉄道(JR貨物)関西支社の富山機関区となる。
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]に伴い、日本貨物鉄道(JR貨物)関西支社の富山機関区となる。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2017年10月15日 (日) 12:17時点における版

富山機関区
基本情報
鉄道事業者 日本貨物鉄道
帰属組織 関西支社
所属略号 富山、富機
配置両数
電気機関車 48両
合計 48両
備考 2015年3月現在のデータ
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富山機関区(とやまきかんく)は、富山県富山市新冨居にある、日本貨物鉄道(JR貨物)関西支社車両基地である。

概要

あいの風とやま鉄道線富山貨物駅構内に設置されている。日本海縦貫線貨物列車の起点である青森信号場から終点の梅田駅までの全線をカバーする主力機関区であり、糸魚川 - 梶屋敷間、敦賀 - 南今庄間にある直流1500V交流20kV (60Hz) および、羽越本線村上 - 間島にある直流1500V・交流20kV (50Hz) の交直セクション通過に対応するため、この機関区の電気機関車はすべて交流直流両用車になっている。前身は日本国有鉄道富山第二機関区で、2006年に設立40周年を迎え、記念イベントが開催された。

配置車両に表示される略号

国鉄分割民営化後は「富山」と表記している。

配置車両

2016年3月1日現在の配置車両は以下のとおり[1]

電気機関車
  • EF510形
    • 0番台23両、500番台15両の計38両が配置されている。
    • 運用区間は、梅田 - 青森信号場間。また2012年3月17日のダイヤ改正で城東貨物線の百済駅まで運用を開始、2017年3月4日のダイヤ改正で名古屋貨物ターミナルまで乗り入れを開始した。0番台・500番台による区別はなく全機とも共通で運用されている。0番台(愛称 ECO-POWER レッドサンダー)はJR貨物オリジナル、500番台は「北斗星」「カシオペア」で運用していた機関車をJR東日本から譲り受けたものである。JR貨物オリジナルの0番台は赤色、500番台は二色あり、そのうち、青色のものが北斗星色、銀色のものがカシオペア色となっている。

歴史

脚注

  1. ^ 『2015 JR貨物時刻表』社団法人鉄道貨物協会
  2. ^ 『国鉄車両配置表 '79』交友社、1979年

関連項目