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「オングストローム」の版間の差分

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'''オングストローム'''('''Å'''、en:'''angstrom''')は[[原子]]や[[分子]]のレベルの非常に小さな世界を表すのに用いられた[[長さ]]の[[単位]]。
'''オングストローム'''('''Å'''、en:'''angstrom''')は[[原子]]や[[分子]]のレベルの非常に小さな世界を表すのに用いられた[[長さ]]の[[単位]]。


1&Aring;は10<sup>-10</sup>[[メートル|m]] = 0.1[[ナノメートル]] = 100[[ピコメートル]]である。[[分光法]]の先駆者であるスウェーデンの物理学者[[A.J.オングストローム]](Anders Jonas Ångström)の名前からつけられた。
1&Aring;は10<sup>-10</sup>[[メートル|m]] = 0.1[[ナノメートル]] = 100[[ピコメートル]]である。[[分光法]]の先駆者であるスウェーデンの物理学者A.J.[[オングストローム]](Anders Jonas Ångström)の名前からつけられた。


おもに原子や分子の大きさを示すときは数オングストロームから数十オングストロームの大きさであるため、数値的に都合がよく、広く使われていた。[[国際単位系]]でないため、理化学分野、工業分野、教育分野で積極的に使われることはないが、その利便さからオングストロームの表記をすることは多々ある。
おもに原子や分子の大きさを示すときは数オングストロームから数十オングストロームの大きさであるため、数値的に都合がよく、広く使われていた。[[国際単位系]]でないため、理化学分野、工業分野、教育分野で積極的に使われることはないが、その利便さからオングストロームの表記をすることは多々ある。

2004年8月16日 (月) 07:01時点における版

オングストロームÅ、en:angstrom)は原子分子のレベルの非常に小さな世界を表すのに用いられた長さ単位

1Åは10-10m = 0.1ナノメートル = 100ピコメートルである。分光法の先駆者であるスウェーデンの物理学者A.J.オングストローム(Anders Jonas Ångström)の名前からつけられた。

おもに原子や分子の大きさを示すときは数オングストロームから数十オングストロームの大きさであるため、数値的に都合がよく、広く使われていた。国際単位系でないため、理化学分野、工業分野、教育分野で積極的に使われることはないが、その利便さからオングストロームの表記をすることは多々ある。