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ハシグロアビは[[カナダ]]と[[五大湖地域]]の象徴の1つと見做されている。[[ミネソタ州]]と[[オンタリオ州]]の州鳥である。また、カナダの一ドル硬貨にある絵柄である。その硬貨はハシグロアビにちなんで「ルーニー」と呼ばれている。 |
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2018年2月6日 (火) 06:06時点における版
ハシグロアビ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() ハシグロアビ
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Gavia immer Brunnich, 1764 | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ハシグロアビ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Great Northern Diver(英) Common Loon(北米) |
ハシグロアビ(嘴黒阿比、学名:Gavia immer)は、アビ目アビ科に分類される鳥類の一種である。
分布
北アメリカ大陸北部とグリーンランド沿岸で繁殖し、冬季は北アメリカ沿岸、アリューシャン列島とアイスランド、イギリス、スカンジナビア半島沿岸に渡り越冬する。
黄色:繁殖地、橙色:越冬地、緑色:留鳥
形態
体長約80cm。体色はハシジロアビとよく似ているが、嘴の色の違いで区別できる。
成鳥夏羽は、頭部から頸にかけては光沢のある黒色で、喉と側頸に白と黒の縦じま模様がある。体の上面は黒く白斑が点在し、体の下面は白い。嘴の色は黒く、まっすぐ伸びている。成鳥冬羽は、体の上面がやや灰色みをおびた黒色で、体の下面は白い。幼鳥は体の上面が灰色みをおびた褐色で、体の下面は褐色がかった白色である。雌雄同色である。
生態
非繁殖期は海上に生息する。
川や湖の岸辺の地上に少し窪みを作り植物を敷いて営巣する。1腹2-3個の卵を産む。抱卵期間は約29日で、雌雄協同で抱卵する。
人間との関わり
ハシグロアビはカナダと五大湖地域の象徴の1つと見做されている。ミネソタ州とオンタリオ州の州鳥である。また、カナダの一ドル硬貨にある絵柄である。その硬貨はハシグロアビにちなんで「ルーニー」と呼ばれている。
脚注
参考文献
- 真木広造他 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年
- 荒俣宏 『世界大博物図鑑 別刊1 絶滅・希少鳥類』、平凡社、1993年、34-35頁
- マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、34頁