「パワーボム」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
130行目: | 130行目: | ||
: [[ジョニー・スミス]]のオリジナル技。初期型、中期型、後期型の3つの形がある。初期型は相手を[[バックブリーカー#カナディアン・バックブリーカー|カナディアン・バックブリーカー]]の要領で右肩で担ぎ上げて両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。中期型は後述のナイアガラ・ドライバーと同型。後期型は前述のシットダウン式ジャンピング・パワーボムと同型。 |
: [[ジョニー・スミス]]のオリジナル技。初期型、中期型、後期型の3つの形がある。初期型は相手を[[バックブリーカー#カナディアン・バックブリーカー|カナディアン・バックブリーカー]]の要領で右肩で担ぎ上げて両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。中期型は後述のナイアガラ・ドライバーと同型。後期型は前述のシットダウン式ジャンピング・パワーボムと同型。 |
||
; <span id="ドクター・ボム">ドクター・ボム</span> |
; <span id="ドクター・ボム">ドクター・ボム</span> |
||
: 海外では'''ガットレンチ・パワーボム'''と呼ばれている。[[スティーブ・ウィリアムス]]のオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで持ち上げながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足のへ叩きつける。主な使用者は[[ジョン・ロウリネイティス|ジョニー・エース]]、[[ダレン・ドロズドフ]]('''ニュージャージー・ナップタイム'''の名称で使用)、[[樋口和貞]]、[[中村風太 (プロレスラー)|Ben-K]]('''Ben-Kボム'''の名称で使用)。 |
: 海外では'''ガットレンチ・パワーボム'''と呼ばれている。[[スティーブ・ウィリアムス]]のオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで持ち上げながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足のへ叩きつける。主な使用者は[[ジョン・ロウリネイティス|ジョニー・エース]]、[[ダレン・ドロズドフ]]('''ニュージャージー・ナップタイム'''の名称で使用)、[[ジャック・スワガー]]、[[樋口和貞]]、[[中村風太 (プロレスラー)|Ben-K]]('''Ben-Kボム'''の名称で使用)。 |
||
; <span id="ライガー・ボム">ライガー・ボム</span> |
; <span id="ライガー・ボム">ライガー・ボム</span> |
||
: [[獣神サンダー・ライガー]]のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手を前方へと放り投げながら開脚ジャンプして落下する相手の胴体を両足で挟み込んで尻餅をつくように着地して相手の背中を叩きつける。主な使用者は[[平田淳嗣|スーパー・ストロング・マシン]]、[[ウルティモ・ドラゴン]]、[[ディアブロ (プロレスラー)|ディアブロ]]('''ディアブロ・ドライバー'''の名称で使用)、[[佐々木貴]]、[[タイチ (プロレスラー)|タイチ]]('''タイチ式ライガー・ボム'''の名称で使用)、[[ジ・アッチィー]]('''別府八湯ボム'''の名称で使用)、デビル雅美、[[ライオネス飛鳥]]、[[シュガー佐藤 (プロレスラー)|シュガー佐藤]]、[[ファング鈴木]]、[[浜田文子]]、[[松本浩代]]、[[彩羽匠]]。 |
: [[獣神サンダー・ライガー]]のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手を前方へと放り投げながら開脚ジャンプして落下する相手の胴体を両足で挟み込んで尻餅をつくように着地して相手の背中を叩きつける。主な使用者は[[平田淳嗣|スーパー・ストロング・マシン]]、[[ウルティモ・ドラゴン]]、[[ディアブロ (プロレスラー)|ディアブロ]]('''ディアブロ・ドライバー'''の名称で使用)、[[佐々木貴]]、[[タイチ (プロレスラー)|タイチ]]('''タイチ式ライガー・ボム'''の名称で使用)、[[ジ・アッチィー]]('''別府八湯ボム'''の名称で使用)、デビル雅美、[[ライオネス飛鳥]]、[[シュガー佐藤 (プロレスラー)|シュガー佐藤]]、[[ファング鈴木]]、[[浜田文子]]、[[松本浩代]]、[[彩羽匠]]。 |
2018年7月16日 (月) 09:36時点における版
パワーボム(Powerbomb)はプロレス技の一種である。
概要
前屈みになった相手の胴体にパイルドライバーの要領で両腕を回し、抱えるようクラッチして、背中を大きく反らせた反動で相手の体を肩の高さまで持ち上げ、そのまま相手の背中を叩きつけて押さえ込む。
多くの場合は、そのままエビ固めからピンフォールの体勢に持ち込む。改良系として相手を背中から叩きつけたあとフォールせずに投げ捨てる投げっ放し式(ホイップ式)も存在する。
パワーボムを仕掛ける形からスタンプ・ホールドと呼ばれることもある。パワーボムからボム系と呼ばれる派生技が多く生まれた。レスラーによってはパワーボムが、かかるか、かからないかの攻防が大きな見せ場となっている。
総合格闘技や組み技系格闘技ではバスターと呼ばれて相手が三角絞めを仕掛けた際に相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて背中から叩きつける場面がよく見られる。柔術では禁止している大会が多い。
遍歴
パワーボムの原型はルー・テーズが使用していたオリジナル技のリバース・スラムで、今で言う投げっ放し式に近かった。
日本での初公開は1968年1月17日、国際プロレスの宮城県スポーツセンター大会において、テーズが対豊登戦でパワーボムを受けた豊登は失神している。テーズ式パイルドライバーと呼ばれることもあるがテーズはパイルドライバーを嫌っていた。
その後、テーズはテリー・ゴディにパワーボムを直接伝授してゴディの手によって現在のパワーボムが完成。その際にテーズは相手を叩きつけたあと、そのままエビ固めの体勢からピンフォールを奪えるような形をゴディに指導して、これが現在のパワーボムの元になった。その後、日本では天龍源一郎、アメリカではシッド・ビシャスなどによって広められた。
名手
日本において、前述のテリー・ゴディに加えて天龍が使い始めたあたりから使い手が増えた。日本で最初にゴディのパワーボムを受けたのは天龍源一郎。ゴディが片膝をつく形で落としていたのに対して、天龍は相撲の股割りを応用して両足の裏をつけたまま膝を曲げてしゃがみ込み、落下のダメージよりも体重を乗せてがっちり、エビ固めで押さえ込むことを重視している。その違いからゴディはスタンプ式、天龍はホールド式と呼ばれることもある。
天龍はホールド式のパワーボムでジャイアント馬場、アントニオ猪木、ジャンボ鶴田、2代目タイガーマスク、川田利明、小橋建太、田上明、長州力、藤波辰爾、武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也、大仁田厚、高田延彦などのトップレスラーからピンフォールを奪っている。女子レスラーでは佐藤ちのが1979年から使い始め、佐藤の引退後は同期のジャンボ堀が受け継いで1982年から毎試合のように披露していた。
アメリカマットではグリズリー・スミスやディック・ザ・ブルーザーのスタンプ・ホールドを経て、1990年代にシッド・ビシャスが投げっ放し式をフィニッシュ・ホールドとして使用していた。その後、ジ・アンダーテイカー、ビッグバン・ベイダー、ゲーリー・オブライト、スコット・ノートン、ケビン・ナッシュ、ビル・デモットといった大型レスラーの得意技として定着している。
総合格闘技ではクイントン"ランペイジ"ジャクソンがパワーボムからKO勝ち、ボブ・サップが対アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦でノゲイラの関節技から逃れるのにパワーボムを使用していた。また、マーク・コールマンは練習中のスパーリングのさなかで弟子に当たるケビン・ランデルマンからパワーボムを受けてしまい、重傷を負ったとされている。
派生技
- 垂直落下式
- 川田利明のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げたあと相手の体を宙吊り状態にして両膝をつくように倒れ込み、相手を頭部から真っ逆さまに打ちつける。
- 滞空式
- 越中詩郎のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて一旦静止してタメを作ってから両膝を軽く折り曲げながら体を前傾させて落下させた相手の背中を叩きつける。
- 雪崩式
- クリス・ベノワのオリジナル技。リングに背を向ける格好で相手をコーナー最上段に座らせて自身はエプロンの方から相手を乗せたコーナー最上段に登ってコーナーのトップロープの上に立って相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手を持ち上げたまま跳び降りて相手の背中を叩きつける。
- スリングショット・パワーボム
- 相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げたあとロープに移動してトップロープに相手の背中を打ちつけた反動を利用して相手の背中を叩きつける。主な使用者はケンドール・ウインダム(Powerbomb O'Doomの名称で使用)。
- サンダーファイヤー・パワーボム1号
- 大仁田厚のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩で担ぎ上げてジャンプして自身の体を後ろに倒して背中から倒れ込み、後方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- サンダーファイヤー・パワーボム2号
- 大仁田厚のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて腹這いに倒れ込みながら相手を前方へと放り投げて相手の背中を叩きつける。
- サンダーファイヤー・パワーボム
- 大仁田厚が前述のサンダーファイヤー・パワーボム1号と2号を元に開発したオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて右膝をつき、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。主な使用者は稲松三郎、イーグル沢井、ブライアン・クラーク(ニュートロン・ボムの名称で使用)。
- 新型パワーボム
- 天龍源一郎のオリジナル技。向かい合った相手の両足の間に正面から腕を差し込み、相手の右腿の裏に左手を左腿の裏に右手を回し、相手の両足を抱え込み、相手の体をリフトアップしながら前傾させて落下させた相手の背中を叩きつける。
- ジャンボ・スープレックス
- ジャンボ堀のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて自身の体は後ろに倒れ込み、後方へと反り投げた相手を顔の辺りから叩きつける。主な使用者はデビル雅美(ズン前の名称で使用)、鷹木信悟(ガロンスローの名称で使用)、ビッグ・ショー(アリウープの名称で使用)。
- マッチョバディ・ボム
- 冬木弘道のオリジナル技。相手の背後に回り込んで背中の方から相手の脇に頭を潜り込んで相手の体を肩の高さまで持ち上げて180度水平旋回させて自身は立ったまま腕のロックを外して前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者は風間ルミ(パンサー・ボムの名称で使用)。
- スーパーフリーク
- 長与千種のオリジナル技。相手をケブラドーラ・コンヒーロの要領で回転させながら持ち上げて相手の体をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて体を横方向へと旋回させながら右膝をつき、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。主な使用者は彩羽匠。
- ランニング・スリー
- 長与千種のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて両腕のロックを外して相手を前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者は彩羽匠。
- ラストライド
- ジ・アンダーテイカーのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手のタイツを両手で掴み、自身の両腕を上方向へと伸ばすことで相手の体を更に高くリフトアップして相手の体から両腕を離しながら体を前傾させて前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者は木村浩一郎、マグニチュード岸和田、横須賀享(横須賀タワーの名称で使用)、GAINA、タイチ(タイチ式ラストライドの名称で使用)、諏訪魔、優宇。
- レーザーズ・エッジ
- スコット・ホールのオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして前のめりに倒れ込み、両膝をつきながら投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者はコーディ・ホール。
- トルネード・ボム
- 佐々木健介のオリジナル技。向かい合った相手の右足を左手で掴んで持ち上げた外腿の方から相手の右腿の裏に右腕を回し、相手の右足を自身の右肩の上に乗せて相手の背中に左手を添えて体を起こしてリフトアップして前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- 通天閣スペシャル
- ダイナマイト関西のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして前傾させながら相手の両腕を離して前方へと投げ捨てた相手の後頭部や背中を叩きつける。
- くどめドライバー
- 工藤めぐみのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて両腕のクラッチを切って相手の腰を両手で抱え直しながら正座するように両膝を折り畳み、上下逆さまの状態で落下させた相手の背中を叩きつける。
- アラバマ・スラム
- ハードコア・ホーリーのオリジナル技。相手をムルシェラゴの要領で逆さ吊りに担ぎ上げて自身の体を前傾させて前方へと振り落とした相手の背中を叩きつける。主な使用者はパトリオット(パトリオット・ボムの名称で使用)、ゾディアック(F4ボムの名称で使用)、リーランド・レイス、コーディ・ローデス、ジェームス・ライディーン。
- パワージャック
- 小橋建太のオリジナル技。相手の背中をパワーボムで叩きつけたあと自身の体を前方へとブリッジさせてジャックナイフの形で押さえ込み、フォールを奪う。主な使用者はYOSHI-HASHI。
- ターンバックル・パワーボム
- 小橋建太のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げたあとターンバックルに移動して前方へと投げ捨てた相手の後頭部や背中をターンバックルに叩きつける。主な使用者は高岩竜一、ヒデオ・イタミ、高橋裕二郎、セス・ロリンズ、マイケル・エルガン。
- オーロラ・ボム
- 井上貴子のオリジナル技。相手の背後に回り込んで相手の両腿を両手で抱え込み、相手の臀部を自身の左肩の上に乗せたような状態にして体を起こすことで相手をリフトアップして相手の体を横方向へと180度回転させて前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- デンジャー・ボム
- 松永光弘のオリジナル技。前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、相手の右脇腹に左腕を左脇腹に右腕を回し、相手の胸の方に持っていった相手の右手で右腕を左手で左腕を、それぞれ掴み、掴んだ両腕を相手の胸の前で交差させて相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて両膝を折り畳む形で倒れ込みながら相手を前方へと滑り落として落下させた相手の背中を叩きつける。
- ジャックナイフ・パワーボム
- ケビン・ナッシュのオリジナル技。形は前述の投げっ放し式パワーボムであるが相手の背中を叩きつける際に体を全屈させずに頂点まで持ち上げて重力任せに投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- ターボ・ドロップII
- ジム・スティールのオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして持ち上げた相手を仰向けの状態で右肩に担ぎ上げて体を左方向へと軽く捻ることで相手の体にも左方向へと回転を加えて腕を離して相手の体を前方へと投げ捨てて左方向へと水平旋回しながら落下した相手の背中を叩きつける。
- ドリーム・ボム
- 茂木正淑のオリジナル技。相手をリングの方を向く格好でコーナー最上段に座らせて自身はリングに背中を向けた状態でコーナーのセカンドロープに登ってコーナー上の相手をパワーボムのような形で肩に担ぎ上げて体を左方向へと軽く捻りながらジャンプして相手の背中を叩きつける。
- 念仏パワーボム
- 新崎人生のオリジナル技。相手の頭を自身の股の間に差し込んだあと両手で大仰しく合唱してからパワーボムを仕掛ける。
- 高野落とし
- 新崎人生のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして助走して前のめりに倒れ込みながら前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者はマイク・バートン(バート・バッシュの名称で使用)、シェイマス(ケルティック・ボムの名称で使用)。
- 餅つきパワーボム
- 高岩竜一のオリジナル技。パワーボムで相手の背中を叩きつけたあと背筋を使って相手の体を再度持ち上げて相手をもう1度パワーボムで相手の背中を叩きつける。主な使用者はクリス・ジェリコ(ダブル・パワーボムの名称で使用)。
- Eボム
- エリック・ワッツのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げたあとコーナー側に移動してコーナーのターンバックル目掛けて相手の体を投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- ビクター・ボム
- ビクター・クルーガーのオリジナル技。カナディアン・バックブリーカーを仕掛ける感じで相手の体を自身の右肩の方に向かってリフトアップして相手が自身の右肩の上に座るような格好になったところで一旦静止してタメを作って体を前傾させながら相手を抱えていた両腕のクラッチを切って前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。主な使用者は火野裕士(Fucking Bombの名称で使用)。
- メガ・ボム
- ヘルナンデスのオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして前方へと放り投げて落下させた相手の背中を叩きつける。主な使用者はバッドラック・ファレ(バッドラック・フォールの名称で使用)。
- テスト式パワーボム
- テストのオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで持ち上げて膝をつくように腰を落として落下させた相手の背中を叩きつける。
- サザンクロス
- GAINAのオリジナル技。が前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、相手の右脇腹に左腕を左脇腹に右腕を回し、相手の胸の方に持っていった相手の右手で右腕を左手で左腕を、それぞれ掴み、掴んだ両腕を相手の胸の前で交差させて相手の体を肩の高さまで持ち上げて自身の両腕を上方向へと伸ばすことで相手の体を更に高くリフトアップして相手の両腕を掴んだまま自身の体を前傾させて前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- ポップアップ・パワーボム
- ケビン・オーエンズのオリジナル技。走ってきた相手の右脇腹に左手を左脇腹に右手を添えて赤ん坊を高い高いするような感じで相手を宙へと舞い上げて自身の肩の高さまで浮き上がった相手の右足を左手で左足を右手で添え直して体を前傾させて前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- パンジャブ・プランジ
- ザ・グレート・カリのオリジナル技。相手をネック・ハンギング・ツリーの要領で締め上げた相手の体を前方へと投げ捨てた相手の背中を叩きつける。
- ソルティドッグ
- 大家健のオリジナル技。相手をオクラホマ・スタンピードの要領で右肩に担ぎ上げて相手の体を肩の上で仰向けにひっくり返して右膝をつき、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- HIMAWARI-BOM
- 旭志織のオリジナル技。相手を肩車の要領で担ぎ上げて相手の右腿を右手で左腿を左手で、それぞれ、掴み、肩の上で相手の体を右方向へと180度回転させて正面にやってきた相手の体をパワーボムの形で叩きつけて自身の体を前方へとブリッジさせてジャックナイフの形で抑え込んでフォールを奪う。
- フェニックス・プレックス・ホールド
- 飯伏幸太のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手の首の後ろに両手を回し、頭を上から押さえつけることで相手の体を前屈状態にさせて相手の頭を両手で押さえつけたまま体をブリッジさせる勢いで相手を後方へと反り投げて相手の後頭部のあたりから叩きつけてブリッジを崩さずにフォールを奪う。主な使用者はカリスト(デル・ソル・ドライバーの名称で使用)、2代目ドラゴン・リー(ドラゴン・ドライバーの名称で使用)。
- マイバッハ・ボム
- マイバッハ谷口のオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで持ち上げて膝をつきながら相手を落とすか相手を投げ捨てる感じで相手の背中を叩きつける。
ジャンピング系
- ジャンピング・パワーボム
- 相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げてジャンプして相手の背中を叩きつける。ジャンプすることで落差が大きくなることと勢いがつくという利点がある。ジャンプ時の体勢により、後述の2種類に大別される。
- 倒れ込み式ジャンピング・パワーボム
- 相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて両膝をつき、前のめりに倒れ込むような感じで前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。通常「ジャンピング・パワーボム」と呼称されることが多いが後述のシットダウン式と区別するため、倒れ込み式パワーボム、フォールダウン式ジャンピング・パワーボム、フォールダウン・パワーボム、膝着地式ジャンピング・パワーボム、膝着地式パワーボムなど様々な名称で呼ばれているが正式名称は定まっていない。主な使用者はパトリオット(スカイハイ・パワーボムの名称で使用)。
- シットダウン式ジャンピング・パワーボム
- 相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。通常「ジャンピング・パワーボム」と呼称されることが多いが前述の倒れ込み式と区別するため、シットダウン・パワーボム、シットアウト式ジャンピング・パワーボム、シットアウト・パワーボム、開脚式ジャンピング・パワーボム、開脚式パワーボムなど様々な名称で呼ばれているが正式名称は定まっていない。主な使用者はバティスタ(バティスタ・ボムの名称で使用)、デイビーボーイ・スミス・ジュニア(ブルドッグ・ボムの名称で使用)、マット・モーガン(ハングタイムの名称で使用)、田上明(ダイナミック・ボムの名称で使用)、小原道由(ドッグ・ボムの名称で使用)、ガッツ石島(デーモン・ボムの名称で使用)、ゼウス(ゼウス・ボムの名称で使用)、デビル雅美(ズンの名称で使用)。
- ネック・ハンギング・ボム
- 相手をネック・ハンギング・ツリーの要領で持ち上げてから開脚ジャンプして前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はヴィセラ(エンバーマーの名称で使用)、ジェイソン・アルバート(ボルドー・ボムの名称で使用)、ルーク・ギャローズ(ハングマンズ・ヌースの名称で使用)、アレックス・リー(アレックス・ドライバーの名称で使用)、河野真幸、ビッグ・THE・良寛、桜花由美、木村響子、世志琥。
- パワーフォール
- デビル雅美のオリジナル技。前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、相手の股の間に正面から両腕を差し込み、相手の右腿を左手で左腿を右手で、それぞれ抱え込み、背中を大きく反らせた反動で相手の体を仰向けにひっくり返すように持ち上げて相手の体を肩の高さまで一気にリフトアップして尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は、みなみ鈴香(パワードライバーの名称で使用)。
- タワーハッカー・ボム
- ライオネス飛鳥のオリジナル技。相手をアルゼンチン・バックブリーカーの要領で両肩に担ぎ上げて自身の体を左方向へと軽く捻って右方向へと体を振ると同時に相手の背中を左手で下から押し上げて、その勢いで右方向へと90度水平旋回する相手の腰を両手で抱え直しながら尻餅をつき、落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はHikaru。
- タイガー・ドライバー
- 三沢光晴が2代目タイガーマスクの時代に開発したオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を仰向けにひっくり返すような感じで持ち上げて両手のクラッチを切って相手の右腿を左手で左腿を右手で抱え直しながら開脚ジャンプして落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は小川良成、リッキー・フジ、バッファロー(バッファロー・ドライバーの名称で使用)、丸藤正道、HUB(大蛇怒雷婆の名称で使用)、鈴木鼓太郎、滝澤大志、神取忍、Cooga、さくらえみ、ジョー・マレンコ、ディーン・マレンコ、アーメッド・ジョンソン(パール・リバー・プランジの名称で使用)、ジェイミー・ノーブル、ゾディアック、ロデリック・ストロング、フェニックス(フェニックス・ドライバーの名称で使用)。
- タイガー・ドライバー'88
- 三沢光晴が2代目タイガーマスクの時代に開発したオリジナル技。前屈みになった相手の正面に回り込んで相手の右腕の外側に左腕を左腕の外側に右腕を回し、相手の両腕と胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで抱え上げて両手のクラッチを切って相手の右手首を左手で左手首を右手で掴み直しながら開脚ジャンプして落下させた相手の後頭部や背中を自身の両足の間へ叩きつけてエビ固め風に丸まった相手の右足に自身の左足を左足に右足をフックさせてフォールを奪う。
- タイガー・ドライバー'91
- 三沢光晴のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて腕をロックしたまま両膝をつくように倒れ込み、急降下させた相手の頭部を打ちつける。
- パワープレート
- ジョニー・スミスのオリジナル技。初期型、中期型、後期型の3つの形がある。初期型は相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩で担ぎ上げて両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。中期型は後述のナイアガラ・ドライバーと同型。後期型は前述のシットダウン式ジャンピング・パワーボムと同型。
- ドクター・ボム
- 海外ではガットレンチ・パワーボムと呼ばれている。スティーブ・ウィリアムスのオリジナル技。向かい合った相手の左サイドに移動して相手の腹部に右腕を背中に左腕を、それぞれ回し、胴体を抱え込むように両手をクラッチして相手の体を仰向けにひっくり返す感じで持ち上げながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足のへ叩きつける。主な使用者はジョニー・エース、ダレン・ドロズドフ(ニュージャージー・ナップタイムの名称で使用)、ジャック・スワガー、樋口和貞、Ben-K(Ben-Kボムの名称で使用)。
- ライガー・ボム
- 獣神サンダー・ライガーのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手を前方へと放り投げながら開脚ジャンプして落下する相手の胴体を両足で挟み込んで尻餅をつくように着地して相手の背中を叩きつける。主な使用者はスーパー・ストロング・マシン、ウルティモ・ドラゴン、ディアブロ(ディアブロ・ドライバーの名称で使用)、佐々木貴、タイチ(タイチ式ライガー・ボムの名称で使用)、ジ・アッチィー(別府八湯ボムの名称で使用)、デビル雅美、ライオネス飛鳥、シュガー佐藤、ファング鈴木、浜田文子、松本浩代、彩羽匠。
- 1997年8月15日、JWP女子プロレスアステールプラザ大会で行われたタッグマッチで尾崎魔弓がプラム麻里子にライガー・ボムを仕掛けたことで日本のプロレス団体で史上初の試合中の事故死を招いた。
- リバース・パワーボム
- ビッグバン・ベイダーのオリジナル技。相手の背後に回り込んで右腿を右手で、左腿を左手で、それぞれ掴み、足を掬うことで相手の体を前のめりに倒して相手の両足をしっかりと両脇に抱え込み、背中を反らせることで相手の体を軽く宙に持ち上げて体を前傾させながら開脚ジャンプして、うつ伏せの状態で落下させた相手の体を自身の両足へ叩きつける。主な使用者はロードキル(アミッシュ・ボムの名称で使用)。
- ピラミッド・ドライバー
- 堀田祐美子のオリジナル技。前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、相手の右脇腹に左腕を左脇腹に右腕を回し、相手の胸の方に持っていった相手の右手で右腕を左手で左腕を、それぞれ掴み、掴んだ両腕を相手の胸の前で交差させて相手の体を仰向けにひっくり返すように抱えながら尻餅をつき、落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はTAKAみちのく(みちのくドライバーの名称で使用)、K-ness.(D3(ダークネス・ドラゴン・ドライバー)の名称で使用)、セザーロ(リコラ・ボムの名称で使用)。
- ピラミッド・ドライバーEX
- 堀田祐美子のオリジナル技。ロープに振った相手の体をケブラドーラ・コンヒーロの要領で持ち上げて相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて相手の右腕を右手で左腕を左手で、それぞれ掴み、掴んだ両腕を相手の胸の前で交差させて相手の体を前方へと滑り落としながら尻餅をつき、相手の後頭部を自身の両足の間へ打ちつける。
- DQボム
- 北斗晶のオリジナル技。背中の方から相手の右脇に左腕を左脇に右腕を差し込み、両手を相手の、へそのあたりでクラッチさせて相手の体を上下逆さまにするような感じで持ち上げながら尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- ストレッチ・ボム
- スコット・スタイナーのオリジナル技。相手をパンプハンドル・スラムのクラッチで捕らえて体を仰向けにひっくり返すように抱え上げて尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は小橋建太、モハメド・ヨネ(モハメド・ボムの名称で使用)、GAMI(ケンタッキー・ボムの名称で使用)。
- サムライ・ボム
- エル・サムライのオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて前方へと放り投げながら軽くジャンプして正座するような形で膝から着地して落下させた相手の背中を叩きつける。
- イーグル・キャノン・ボム
- イーグル沢井のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で相手の体をリフトアップして相手が右肩の上に座るような格好になったところで一旦静止して腿の裏の方から相手の股の間に右腕を差し込み、前のめりに倒れ込み、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- BTボム(ブラック・タイガー・ボム)
- エディ・ゲレロが2代目ブラック・タイガーの時代に開発したオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして両腕の支えを外して相手の体を前方へと軽く放り投げて落下する相手の腰を両手で抱え込みながら尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。日本ではダイナマイト関西がスプラッシュ・マウンテンの名称で使用して以降は同名称が定着している。主な使用者はシルバー・キング、一宮章一、SUWA(ボンクラ・ボムの名称で使用)、筑前りょう太(45歳の名称で使用)、石川修司、大向美智子(B3ボム(ビッグバン・バニー・ボム)の名称で使用)、山下りな。
- ジャパニーズ・オーシャン・ボム
- 豊田真奈美のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンの要領で捕らえて抱え上げた相手の体をカナディアン・バックブリーカーの形で右肩に担ぎ上げて腕の動きを封じたまま相手の体を前方へと滑り落として尻餅をつき、相手の後頭部や背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- オレンジ・クラッシュ
- 小橋建太のオリジナル技。相手をブレーンバスターの要領で垂直に持ち上げて両膝を屈伸させた反動を使って相手の体を軽く宙に浮き上がらせて上下逆さまの状態で落下する相手の腰を背中の方から抱え直しながら尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- アンクル・スラム
- パトリオットのオリジナル技。相手をフルネルソンに捕らえて相手の体をリフトアップして空中で相手の肩を抱えていた両腕のクラッチを切って正座するように両足を折り畳みながら相手の左脇から左腕を引き抜き、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- 火の玉ボム
- 菊地毅のオリジナル技。相手の背後に回り込んで背中の方から相手の右脇に頭を差し込み、相手の股を右手で左肩を左手で、それぞれ抱えて相手の体を上下逆さまにするような感じで抱え上げながら尻餅をつき、落下させた相手の背中を自分の両足の間へ叩きつける。主な使用者はライオネス飛鳥(フリーバード・ボムの名称で使用)。
- ナイアガラ・ドライバー
- 井上京子のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて開脚ジャンプして前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は金村キンタロー(ヒューマントーチの名称で使用)、コナン(パワードロップの名称で使用)。
- アッサム・ボム
- ザ・グラジエーターのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて自身の体を後ろに傾けながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- ババ・ボム
- ババレイ・ダッドリーのオリジナル技。相手の上半身をフルネルソンに捕らえて抱えた相手の体をリフトアップして相手の両肩を固めたまま尻餅をつくように倒れ込み、落下させた相手の臀部を自身の両足の間へ叩きつける。
- バートン・バスター
- マイク・バートンのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手の右腿を左手で左腿を右手で、それぞれ外側から抱え直して前のめりに倒れ込み、相手の背中を叩きつける。主な使用者はボブ・サップ(ビースト・ボムの名称で使用)。
- ビルディング・ボム
- 保坂秀樹のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手のタイツを両手で掴み、自身の両腕を上方向へと伸ばすことで相手の体を更に高くリフトアップしてから尻餅をつき、前方へと放り投げた相手の背中を叩きつける。主な使用者はディアブロ(ディアブロ・ドライバーIIの名称で使用)、飯伏幸太(ゴールデンスター・ボムの名称で使用)、彩羽匠(ボチ・ボムの名称で使用)、ジェイソン・アルバート(バーナード・ボムの名称で使用)。
- ブルーサンダー
- 秋山準のオリジナル技。相手の背後に回り込んで背中の方から相手の脇に頭を潜り込んで相手の体を肩の高さまで持ち上げて180度水平旋回させて自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はジ・ウィンガー(オキャノン・ボムの名称で使用)、アステカ(アステカ・ボムの名称で使用)、ディアブロ(BJボムの名称で使用)、チョコフレークK-ICHI(パイナップル・ボムの名称で使用)、橋誠(ゴリさんだの名称で使用)、SUSHI(SUSHIさんだの名称で使用)、タコヤキーダー(タコヤキ・サンダーの名称で使用)、ウルトラソーキ、バル・ビーナス(スピンアウト・パワーボムの名称で使用)、サミ・ゼイン、マイキー・ニコルス(マイキー・ボムの名称で使用)。
- スパイラル・ボム
- 大谷晋二郎のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手の体を1回から2回転させてから落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はザンディグ、ジョー・ドーリング(レボリューション・ボムの名称で使用)、レネ・デュプリ(ブードゥー・ボムの名称で使用)、マイケル・エルガン(エルガン・ボムの名称で使用)、アメージング・コング。
- ミラクルエクスタシー
- MEN'Sテイオーのオリジナル技。向かい合った相手の喉を右手で鷲掴みにして相手の右脇を左手で下から掬い上げて膝を屈伸させた反動を使って相手の体をリフトアップして相手の右足を左肩の上に左足を右肩の上に、それぞれ着地させて体を軽く前傾させながら右膝をつき、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。主な使用者は大石真翔。
- スカイハイ
- ディーロ・ブラウンのオリジナル技。向かい合った相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み、両腕を上方向へと伸ばすことで相手の体をリフトアップして体を前傾させながら開脚ジャンプして前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はタイタス・オニール(クラッシュ・オブ・ザ・タイタスの名称で使用)。
- 垂直落下式バッファロー・ドライバー
- バッファローのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて腕のクラッチを解いて相手の腰を両手で抱え直して相手の体を前方へと滑り落としながら尻餅をつき、相手の後頭部や背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- グランド・スラム
- バッファローのオリジナル技。相手をバックドロップの要領で軽く宙に抱え上げて相手の脇に差し込んでいた頭を引き抜いて相手の背中を右手で押さえつけながら尻餅をつき、うつ伏せの状態で前方へと落下させた相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。
- スーパーボム
- 愚乱・浪花のオリジナル技。向かい合った相手の喉を右手で鷲掴みにして背中に左手を添えて相手の体を肩の高さまでリフトアップして相手の右足を自身の左肩の上に、それぞれ着地させて相手の両腿を両手で抱え直して相手をで叩きつける。主な使用者はファング鈴木(FJボムの名称で使用)。
- リバース・タイガー・ドライバー
- 山川竜司のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて体を前傾させながら開脚ジャンプして、うつ伏せの状態で落下させた相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は空牙(タワースタンプの名称で使用)、葛西純、宇藤純久、松本都、メフィスト(デーモン・ドライバーの名称で使用)、アベルノ(デビルウィングスの名称で使用)。
- アシッド・ボム
- トレント・アシッドのオリジナル技。リングの方を向く格好で相手をコーナー最上段に座らせて相手に背中を向けるように体を捻って相手の右脇を右手で左脇を左手で、それぞれ掴み、相手を持ち上げて前方へと放り投げて、うつ伏せの状態で落下させた相手の右腿を右手で左腿を左手で抱えながら尻餅をつき、相手の顔面や胸板を自身の両足の間へ叩きつける。
- SHB(シットダウン・ひまわり・ボム)
- 高木三四郎のオリジナル技。相手を肩車の要領で両肩に担ぎ上げて相手の右腿を右手で左腿を左手で、それぞれ掴み、肩の上で相手の体を右方向へと180度回転させて正面にやってきた相手の体を両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はウルティモ・ゲレーロ(ゲレーロ・ボムの名称で使用)。
- 変形ひまわりボム
- 高木三四郎のオリジナル技。相手をボディ・スラムの要領で持ち上げて相手の体を自身の胸の前で水平にして自身の上半身を前後に軽く揺すって反動をつけて相手の体を自身の頭の高さまでリフトアップして自身の頭の上を通過させた相手の体をファイヤーマンズキャリーの要領で両肩の上に着地させて相手の上半身を左手で下から押し上げて軽く宙に浮き上がった相手の体を肩車の形でキャッチして肩車した相手の向きを180度回転させてから尻餅をつくように着地して相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- 太陽のひまわりボム
- 高木三四郎のオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて相手の体を肩の上でファイヤーマンズキャリーの形に持ち替えて相手の上半身を左手で下から押し上げて軽く宙に浮き上がった相手の体を肩車の形でキャッチして肩車した相手の向きを180度回転させてから尻餅をつくように着地して相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- コンドル・ボム
- コンドルのオリジナル技。向かい合った相手の喉を右手で鷲掴みにして左手で掴んで持ち上げて相手の右腕を自身の首の後ろに引っ掛けて、外腿の方から相手の右腿の裏に左手を回し、相手の体をリフトアップして体を前傾させながら尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- アンサー・ボム
- ビリーケン・キッドのオリジナル技。相手の顔面をゴリー・ボムで叩きつけたあと相手を仰向けにひっくり返して相手の右腕を左手で左腕を右手で掴み、背筋力を使って相手の体を宙へと抱え上げて掴んでいた相手の両腕を離して相手の右腿を左手で左腿を右手で抱え直して尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- ブリッツェン
- Gammaのオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で肩の高さまでリフトアップして相手の背中を自身の右肩の上に着地させて掴んでいた相手の上半身を下方向へと引っ張ることで相手の体に180度後方回転させて回転する相手の体を自身の正面へと落下させながら尻餅をつき、うつ伏せになった相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。
- フラッシュバック
- Gammaのオリジナル技。相手をツームストーン・パイルドライバーの要領で持ち上げて自身の背中を仰け反らせて背筋を使って相手の体をマットと水平の高さになるまで持ち上げて相手の右腿を右手で左腿を左手で抱え直しながら尻餅をつき、うつ伏せの状態で落下させた相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。
- クロスファイヤー
- CIMAのオリジナル技。前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、自身の両腕を腿の裏の方から相手の両足の間に差し込み、右手で相手の右腕を左手で相手の左腕を、それぞれ掴んで両腕を交差させて相手の体をパイルドライバーのように垂直に抱え上げて一旦静止して背筋を使って相手を肩の高さまでリフトアップして両足を開きながら尻餅をつき、前方へと落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- アイコノクラズム
- CIMAのオリジナル技。リングの方を向く格好で相手をコーナー最上段に座らせて相手に背中を向けるように体を軽く捻って相手の右脇を右手で左脇を左手で、それぞれ掴み、相手の体を270度前方回転させる感じで放り投げながら尻餅をつき、コーナー最上段から落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- イグチ・ボム
- 井口攝が開発して日高郁人が使用しているオリジナル技。相手が右足で放ったキックを左脇でキャッチして自身の背中の方に回した右手で相手の右足首を掴み、自由になった左手で相手の右腿を内側から抱え直して右手で相手の左腿も内側から抱え込み、相手の体を肩の高さまでリフトアップして相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は中邑真輔(おからボムの名称で使用)、夏樹☆たいよう。
- クロス式イグチ・ボム
- 日高郁人のオリジナル技。相手が右足で放ったキックを左脇でキャッチして自身の背中の方に回した右手で相手の右足首を掴み、自由になった左手で相手の右腿を内側から抱え直して右手で掴んだ相手の左腕を相手の右腿の上あたりに持っていって、相手の左手首を左手で掴み、ロックして相手の左腿を右手で内側から掬い上げて相手の体を肩の高さまでリフトアップして相手の右手首を右手で掴むことで相手の両腕を交差させて相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- タイガー・ボム
- 丸藤正道のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて相手の腕を抱えていた両手のクラッチを外して相手の右腿を左手、左腿を右手で抱え直して腹這い状態で着地すると同時に相手の背中を叩きつけて抱えていた両足を相手の頭の方に持っていって、相手の体をエビ固めの形で押さえ込む。
- 垂直落下式リバース・タイガー・ドライバー
- 葛西純のオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手の体を垂直になるまで持ち上げて上下逆さまの状態で落下させた相手の頭部を打ちつける。
- Mボム
- 武藤裕代のオリジナル技。相手をファイヤーマンズキャリーの要領で両肩に担ぎ上げて相手の上半身を下から押し上げて、その勢いで相手の体を仰向けにひっくり返して落下させた相手の方に体を向けながら尻餅をつき、相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者はライディーン鋼(ライディーン・ボムの名称で使用)、マンモス佐々木(マンモス・バスターの名称で使用)、Kzy(BEAT-BOMの名称で使用)、EVIL(ダークネス・フォールズの名称で使用)。
- DELIKADO
- Bボーイのオリジナル技。相手の背後に回り込んで右腿を右手で、左腿を左手で、それぞれ掴み、足を掬うことで相手の体を前のめりに倒して相手の両足をしっかりと両脇に抱え込み、相手の右脇に背中の方から右腕を差し込み、後頭部を右手で押さえつけることで相手の体を前屈みにさせて相手の体を抱えたまま尻餅をつき、前屈状態で落下させた相手の頭部を自身の両足の間へ叩きつける。主な使用者は土井成樹(マスキュラー・ボムの名称で使用)。
- アナザースペース
- 吉野正人のオリジナル技。左手で掴んだ相手の左腕を相手の背中でハンマーロックに固めて右手で掴んで持ち上げた相手の右腕を自身の首の後ろに引っ掛けて、相手の右腿を右手で外側から抱え込み、相手の体を肩の高さまで持ち上げて相手の体を右方向へと180度水平旋回させながら尻餅をつき、落下させた相手の体を自身の右サイドへ叩きつける。
- アルファ・ボム
- モンティ・ブラウンのオリジナル技。相手をブロック・バスターの要領で持ち上げて自身の上半身を前後に揺すって反動をつけて相手の体を自身の肩の高さまでリフトアップして抱えていた相手の上半身から腕を離して相手の右足を自身の左肩の上に左足を右肩の上に着地させて相手をパワーボムの要領で肩に担ぎ上げて正座するように両足を折り畳みながら体を前傾させて前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- プロト・タイガー・ドライバー
- タイガー・エンペラーのオリジナル技。相手の上半身をリバース・フルネルソンに捕らえて相手の体を垂直になるまで抱え上げて相手の腕をロックしたまま尻餅をつき、落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつけて相手の右手首を左手で左手首を右手で掴み直して相手の右足に左足を左足に右足を、それぞれフックさせて相手をフォールする。
- 鬼殺し
- 矢野通のオリジナル技。相手を水車落としの要領で肩に担ぎ上げて相手の股の間に正面から両腕を差し込み、左腿の裏に右手を右腿の裏に左手を回し、相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げた格好にして体を軽くジャンプさせて両膝をつくように倒れ込み、前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- ゼブラー・ボム
- 小笠原和彦がゼブラーマンのリングネームで活動していた時期に開発したオリジナル技。相手をアルゼンチン・バックブリーカーの要領で両肩に担ぎ上げて上半身を右方向へと軽く振って右手で抱えた股を支点にして相手の体を右方向へと270度水平旋回させて正面からやってきた相手の股を左手で抱え直しながら尻餅をつき、落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- S.A.Tボム
- ブランドン・トマセリのオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げて軽くジャンプして膝を突き出すように両足を折り畳み、仰向けの状態で落下してきた相手の背中に突き立てた両足をあてがい、背中から着地した衝撃で相手の背中に自身の両膝をめり込ませる。主な使用者はトマソ・チャンパ(プロジェクト・チャンパの名称で使用)。
- クロスアーム・スプラッシュ・マウンテン
- 石川修司のオリジナル技。ロープに振った相手の体をケブラドーラ・コンヒーロの要領で持ち上げて相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて相手を担いだまま軽く助走して相手の体を前方へと放り投げながら開脚ジャンプして尻餅をつくように着地すると同時に落下させた相手の体を自身の両足の間へ叩きつける。
- 変形パワーボム
- 潮崎豪のオリジナル技。前屈みになった相手の頭を自身の股の間に正面から挟み込み、相手の胸の方に回した右手で相手の右手首を掴み、相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて相手の背中を左手で下から押し上げて、その勢いで相手の体を横方向へと360度錐揉み回転させながら掴んでいた右手を離して自身の体を右方向へと180度捻って落下させた相手の胴体に左腕を引っ掛けて、尻餅をつくように倒れ込み、相手の背中を自身の左サイドへ叩きつける。
- サイバー・ボム
- 吉田隆司がサイバー・コングの時代に開発したオリジナル技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで担ぎ上げて相手の右手首を左手で左手首を右手で掴み、相手の両腕の動きを封じて軽く助走して相手の体を前方へと落下させながら開脚ジャンプして相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- サイベックス・バスター
- 吉田隆司がサイバー・コングの時代に開発したオリジナル技。体を相手の懐に潜り込ませながら相手の胸のあたりに左手を腹部のあたりに右手を、それぞれ添えて重量挙げのバーベルのように相手の体をリフトアップして両腕を離して自身の体を右方向へと軽く捻って、うつ伏せの状態で落下させた相手の体を右肩に着地させて相手の首の後ろに左手を背中に右手を、それぞれ回し、尻餅をつき、落下させた相手の頭部を自身の両足の間へ叩きつける。
- マイバッハ・ボム・ツヴァイ
- マイバッハ谷口のオリジナル技。相手の背後に回り込んで相手の胴体に両腕を回し、相手の両足が自身の目線の高さまでくる程度に相手の体を抱え上げて相手の胴体を抱えていた両腕を放しつつ自身は尻餅をつき、仰向けの状態で落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- ブルート・ボム
- ブルート一生のオリジナル技。相手をカナディアン・バックブリーカーの要領で右肩に担ぎ上げて相手の右脇を左手で左脇を右手で、それぞれ掴み直して自身の両腕を上方向へと伸ばして相手の体をリフトアップして腕の支えを外して相手の体を前方へと放り投げて落下する相手の腰を両手で抱え込みながら両膝をつき、相手の背中を叩きつける。
- チョコレートサンダー・ボム
- ウィリー・マックのオリジナル技。相手をブロック・バスターの要領で持ち上げて自身の上半身を前後に揺すって反動をつけて相手の体を自身の肩の高さまでリフトアップして抱えていた相手の上半身から腕を離して相手の右足を自身の左肩の上に左足を右肩の上に着地させて相手をパワーボムの要領で肩に担ぎ上げて尻餅をつき、落下させた相手の背中を自身の両足の間へ叩きつける。
- 変形ブルーサンダー
- 澤田敦士のオリジナル技。相手の右脇に背中の方から頭を潜り込ませて相手の背中に左腕を相手の右腕の外側に右腕を、それぞれ回し、外腿の方から相手の右腿の裏に右手を回し、足を掬い上げて抱えた相手の体を肩の高さまでリフトアップして相手を右方向へと180度水平旋回させながら自身の体を前傾させて前方へと落下させた相手の背中を叩きつける。
- 変形スパイラル・ボム
- 成宮真希のオリジナル技。相手をアルゼンチン・バックブリーカーの要領で両肩に担ぎ上げて上半身を右方向へと軽く振って右手で抱えた股を支点にして相手の体を右方向へと270度水平旋回させて正面へとやってきた相手の右腿を左手で左腿を右手で、それぞれ抱え直して相手の両腿を掴んだまま両膝をつくように腰を落として落下させた相手の背中を叩きつける。
合体技
- ツープラトン・パワーボム
- 相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げると同時にパートナーの選手が相手の頭部を両手で掴み、パワーボムで叩きつける。
- スーパーパワーボム
- 冬木弘道、邪道、外道のオリジナル合体技。技を仕掛ける選手がコーナー最上段に座って残り2人が相手を持ち上げてパワーボムの体勢になるようアシストしてコーナーからジャンプして叩きつける。
- 喉輪ボム
- チョークボムとも呼ばれる。川田利明と田上明のオリジナル合体技。相手をパワーボムの要領で肩の高さまで持ち上げると同時にパートナーの選手が相手の喉を喉輪落とし(チョークスラム)のように片手で掴み、パワーボムで叩きつける。
- ドラゴン・ボム
- カズ・ハヤシとジミー・ヤンのオリジナル合体技。リングの方を向く格好で相手をコーナー最上段に座らせて相手に背中を向けるように体を捻って相手の右脇を右手で左脇を左手で、それぞれ掴み、相手の体を270度前方回転させる感じで放り投げて相手の両足をキャッチしたパートナーの選手かパワーボムの形で相手を叩きつける。
- ファンキー・バスター・ボム
- モハメド・ヨネとクワイエット・ストームのオリジナル合体技。相手をキン肉バスターの要領で持ち上げて背後にパートナーの選手が回り込み、相手を抱えた選手が背中から倒れ込み、上下逆さまの状態で落下してきた相手の腰にパートナーの選手が両手を回し、尻餅をつき、相手の背中をパートナーの選手の両足の間に叩きつけてパートナーの選手が相手を押さえ込む。
- セルフサービス・ボム
- 横須賀享とK-ness.のオリジナル合体技。相手の1人を2人が両脇からアトミック・ドロップの要領で持ち上げて相手の両足を残った相手の肩に正面から引っ掛けて、持ち上げた相手の体から2人腕を離して対戦相手どうしでパワーボムを決めさせる。
返し技
パワーボムは決まれば大きなダメージを与えることができるが、それだけに防御策も数多く開発されている。逆にカウンターとしてパワーボムを仕掛けることもある。
- パンチ
- 持ち上げられた際に頭にパンチもしくは顔面をかきむしる。地味なせいか最近では見られない。持ち上げられる寸前に巧妙に凶器を手に取り、持ち上げられてから凶器で頭部を攻撃することもある。
- フランケンシュタイナー
- 相手が頂点まで持ち上げた隙をついて技を実行して投げ捨てるか、そのままフォールに持ち込む。三沢光晴はパワーボム返し専用技として使用。
- ウラカン・ラナ
- 相手が頂点まで持ち上げた隙をついて技を実行して投げ捨てるか、そのままフォールに持ち込む。2003年5月2日、新日本プロレス東京ドーム大会において、蝶野正洋が対小橋建太戦で小橋が花道でパワーボムを仕掛けようとした際に使用。
- ヘッドシザーズ・ホイップ
- 相手が頂点まで持ち上げた際に技を実行して投げ捨てる。三沢が田上明、棚橋弘至がジャマールに対して使用。
- 着地からの背面攻撃
- 相手が頂点まで持ち上げた勢いを利用してクラッチを振りほどき、そのまま相手の背後に着地してバックドロップ、ジャーマン・スープレックス、スリーパー・ホールドを仕掛ける。
- 毒霧
- 相手が頂点まで持ち上げた際に毒霧を吹き付けて相手が怯んでいる間に脱出またはフランケンシュタイナーを仕掛ける。1997年1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会において、グレート・ムタが対パワー・ウォリアー戦でウォリアーがパワーボムを仕掛けたあとフォール中に使用。
- リバース・スープレックス
- 相手が持ち上げようとするのをこらえて逆に背筋を使って体を反り後ろに放り投げる。投げっ放しにせず、そのままフォールに行くこともある。
- 足を捉えての攻撃
- 相手が持ち上げようとするのをこらえて相手の足を取り、ドラゴン・スクリュー、アンクル・ホールド、ヒール・ホールド、アキレス腱固めを仕掛ける。
- ローリング・クラッチ・ホールド
- 相手が頂点まで持ち上げた際に、その勢いを利用して回転エビ固めを仕掛ける。
- 三角絞め
- 相手がパワーボムを仕掛けた際に相手の腕を捕らえて、そのまま絞め上げる。ただし、まともにダメージは受けてしまうため、それに耐え得るだけの強靭な体力が要求される。また、投げ落とされた瞬間の体勢を維持してしまうため、ピンフォールされてしまうリスクを負う。
- カナディアン・デストロイヤー
- 相手が頂点まで持ち上げた際にローリング・クラッチ・ホールドの要領で切り返しながら放っていく。
- DDT
- 相手が頂点まで持ち上げた際に、その勢いを利用して仕掛ける。
- フェース・バスター
- 相手が頂点まで持ち上げた際に、その勢いを利用して仕掛ける。