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「ヘルペスウイルス科」の版間の差分

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=== サイトメガロウイルス ===
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2018年9月23日 (日) 15:21時点における版

ヘルペスウイルス科
ヘルペスウイルスの電子顕微鏡写真
分類
: 第1群(2本鎖DNA)
: ヘルペスウイルス目
Herpesvirales
: ヘルペスウイルス科
学名
Herpesviridae
亜科

ヘルペスウイルス科(ヘルペスウイルスか、Herpesviridae)は2本鎖DNAをゲノムとするDNAウイルスの一科。

性状

ヘルペスウイルス科に属するウイルスは線状の2本鎖DNAをゲノムとして持つDNAウイルスであり、そのビリオンは正20面体のカプシドエンベロープに包まれた直径120~200nmの球状粒子である。ウイルスの増殖は宿主細胞の核内で行われる。

分類

ウイルス学上は以下の3種類に分類される。詳細は各項目の記事参照。

臨床像

現在まで、哺乳類鳥類両生類爬虫類魚類等の多くの動物を固有宿主として150種類以上のウイルスが分離されている。

ヒト

人間が感染するヒトヘルペスウイルス(HHV:human herpes virus)には以下の種類がある。ウイルス学上はそれぞれ上記の3つの中に亜分類される。詳細は各項目の記事参照。

  • 単純ウイルス属(Simplexvirus
    • 学名:Human herpesvirus 1 (HHV-1) = 一般名単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1:herpes simplex virus-1)
    • 学名:Human herpesvirus 2 (HHV-2) = 一般名単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2:herpes simplex virus-2)
  • バリセロウイルス属Varicellovirus
  • リンフォクリプトウイルス属(Lymphocryptovirus
  • サイトメガロウイルス属(Cytomegalovirus
  • ロゼオロウイルス属(Roseolovirus
    • 学名:Human herpesvirus 6 (HHV-6)
      1986年米国Beth Israel Deaconess Medical CenterのSaira Salahuddinらによって発見され、1988年大阪大学医学部の山西 弘一らによってHHV-6Bが突発性発疹の原因であることが報告された。薬剤性過敏症症候群の関連要因と考えられている[1]。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。
    • 学名:Human herpesvirus 7 (HHV-7)
      1990年アメリカ国立衛生研究所のNiza Frenkelらによって報告され、1994年大阪大学医学部の田中馨子らによって突発性発疹の原因であることが報告された。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。
  • ラディノウイルス属(Rhadinovirus
    • 学名:Human herpesvirus 8 (HHV-8) = 一般名カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV:Kaposi's sarcoma-associated herpesvirus)

ウシ

トリ

抗ウイルス薬

ヘルペスウイルスに関しては以下の治療薬がある。

一般ヘルペスウイルス

帯状疱疹
単純ヘルペス性角膜炎

サイトメガロウイルス

脚注

  1. ^ 藤山幹子、橋本公二、薬剤性過敏症症候群とHHV-6の再活性化について ウイルス 2009年 59巻 1号 p.23-30, doi:10.2222/jsv.59.23

関連項目