E.T.O.

『E.T.O.』（イーティーオー）（Emissary Twelve Operations:密使12作戦）は高田慎一郎による日本の漫画作品。『月刊Gファンタジー』2002年12月号から2004年8月号まで連載。コミックスはスクウェア・エニックスから発行、Gファンタジーコミックス、全4巻。

作品解説

全人類の敵である「ロウキ」に対抗する力を持つ「十二祇（ジュウニシ）」の活躍を描く。

この十二祇、つまり十二支（子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥）の存在と、作品名の『.E.T.O』から、タイトルは干支（えと）に引っかけてある物だと思われる。

ストーリー

中学三年生の因幡ひよりは運動神経が低く、跳び箱もまともに跳べない女の子。しかし、ある日、父から「お前は人類を脅かす敵と戦う十二祇だ」と告げられ、「卯」の戦士として変身してしまう。変身後のひよりは潜在的なパワーを覚醒させ、敵の手先である巨大な昆虫「発知神」（はつがみ）すら倒せる実力補発揮して、政府の忍者機関「E12」の一員として迎え入れられるのだった。

また、ひよりの他の十二祇たちも各地で覚醒し、様々な事件へと巻き込まれて行く。

登場人物

因幡　ひより（いなば ひより）

「卯」。変身後はウサ耳姿。2本の刀と超スピードでの移動速度が武器。

白猿　風子（しましら ふうこ）

「申」。「十二祇」の司令塔。武器は右手の大きな鎖つき鉤爪。

琢峯山　ルフトハウザー　メイ（たくほうざん　るふとはうざー　めい）

「未」。

潮　撫子（うしお　なでしこ）

「丑」。

長瀬　朱巳（ながせ あけみ）

「巳」。水を操る能力、「十二祇」唯一の回復係でもある。

五色　そら（ごしき そら）

「酉」。飛行能力を持ち、羽を投げナイフのようにして戦う。

中禅時　こだま（ちゅうぜんじ　こだま）

「子」。

鬼頭　りん（きとう りん）

「午」。バイクに乗って薙刀を持って戦う。

井ノ上　ひびき（いのうえ　ひびき）

「亥」。

狗巻　れん（いぬまき？　れん）

「戌」。

東堂　亜虎（とうどう　あこ）

「寅」。

来夏（らいか）

「辰」。本編未登場、カバー下のおまけ漫画で登場。

書籍

• 1巻。2003年5月発売。
  • ISBN 4-7575-0948-0
• 2巻。2003年11月発売。
  • ISBN 4-7575-1076-4
• 3巻。2004年04月発売。
  • ISBN 4-7575-1193-0
• 4巻。2004年09月発売。
  • ISBN 4-7575-1287-2