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同年は124打点を記録し、韓国プロ野球の最多打点の個人タイトルを受賞した。
同年は124打点を記録し、韓国プロ野球の最多打点の個人タイトルを受賞した。

[[2018年]]、サムスンでチーム最多の33本塁打、125打点を記録した。


== プレースタイル ==
== プレースタイル ==

2019年2月7日 (木) 00:21時点における版

ダリン・ラフ
Darin Ruf
サムスン・ライオンズ #50
フィラデルフィア・フィリーズ時代
(2012年9月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ネブラスカ州オマハ
生年月日 (1986-07-28) 1986年7月28日(37歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手左翼手
プロ入り 2009年 MLBドラフト20巡目(全体617位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 MLB/ 2012年9月14日
KBO/ 2017年3月31日
年俸 $1,700,000(2019年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダリン・コートランド・ラフDarin Cortland Ruf, 1986年7月28日 - )は、 アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ出身のプロ野球選手一塁手左翼手)。右投右打。韓国プロ野球サムスン・ライオンズに所属。

経歴

プロ入りとフィリーズ時代

2009年MLBドラフト20巡目(全体617位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、プロ入り。

2012年はAA級レディング・フィリーズで8月に20本塁打するなど、マイナー最多の38本塁打を放ち、ライアン・ハワードのマイナー球団記録(2004年の37本塁打)を塗り替えた[1]9月14日ヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビューを果たした。この年は12試合の出場ながら、打率.333・1試合2ホーマー[2]を含む3本塁打・OPS1.079という成績を残し、高い打棒を垣間見せた。

2013年は出場機会を激増させ、73試合でプレーした。打撃では、打率が大幅に低下し、出場試合数を超える三振を喫したが、8月に1ヵ月で9ホーマーを放つ[3]など計14本塁打を放ち、パワー面のスタッツでは好成績を維持した。守備面では一塁左翼右翼の3ポジションを守ったが、DRSは3ポジション全てでマイナスだった。

2014年3月27日に斜筋を痛め、15日間の故障者リスト入りした。この年は52試合の出場に留まり、打率とOPSはいずれも低下して壁に突き当たったシーズンとなった。

2015年は一塁手及び左翼手の控えとして、自己最多の106試合に出場。打率は2年連続で.235だったが、いずれも2シーズンぶりの2ケタとなる12二塁打と12本塁打を放った。また、メジャー初盗塁も記録した。守備では一塁手がメインで、66試合で3失策守備率.993・DRS - 4という成績を残した。左翼手の22試合ではDRS -1ながら、無失策と無難にこなした。

2016年は43試合に出場して打率.205・3本塁打・9打点の成績を残した。

サムスン時代

2016年11月11日ハウィー・ケンドリックとのトレードで、ダーネル・スウィーニー英語版と共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[4][5]が、2017年2月17日にドジャースから自由契約及び韓国プロ野球のサムスン・ライオンズへの移籍が発表された[6][7]

同年は124打点を記録し、韓国プロ野球の最多打点の個人タイトルを受賞した。

2018年、サムスンでチーム最多の33本塁打、125打点を記録した。

プレースタイル

  • 打撃

圧倒的なパワーが持ち味で、かつて日本でもプレーしフィリーズの監督を務めた事もあるチャーリー・マニュエルは、そのパワーを「ボブ・ホーナーのよう」と表現した[2]。マイナーリーgでは.300前後の打率をマークした事もあるが、アッパースイングである[2]為、メジャーリーグでは低打率で三振も多かった。

  • 守備

本職はファーストであるが、フィリーズでは主砲ライアン・ハワードが在籍する事情もあって、外野守備に就く機会もある。しかし、ファーストも含めて守備力は低いとされる[2][3]。2017年から所属するサムスンでは一塁手として起用される。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2012 PHI 12 37 33 4 11 2 1 3 24 10 0 0 0 2 2 1 0 12 1 .333 .351 .727 1.079
2013 73 293 251 36 62 11 0 14 115 30 0 0 0 2 33 1 7 91 4 .247 .348 .458 .806
2014 52 117 102 13 24 8 0 3 41 8 0 0 1 2 8 0 4 32 2 .235 .310 .402 .712
2015 106 297 268 30 63 12 0 12 111 39 1 0 0 3 21 0 5 69 7 .235 .300 .414 .714
2016 43 89 83 8 17 2 0 3 28 9 0 1 0 2 4 0 0 25 5 .205 .236 .337 .573
MLB:5年 286 833 737 91 177 35 1 35 319 96 1 1 1 11 68 2 16 229 19 .240 .314 .433 .747
  • 2016年度シーズン終了時

タイトル

KBO
  • 最多打点:1回(2017年)

背番号

  • 18(2012年 - 2016年)
  • 50(2017年 - )

脚注

  1. ^ Minor League home run champ Ruf to be called up phillies.com
  2. ^ a b c d 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』廣済堂出版、2013年、299頁頁。ISBN 978-4-331-51711-6 
  3. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、318頁頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  4. ^ Ken Gurnick (2016年11月11日). “Dodgers deal Kendrick to Phillies for Ruf, Sweeney” (英語). MLB.com. 2016年11月13日閲覧。
  5. ^ Todd Zolecki (2016年11月11日). “Phillies get Kendrick in trade with Dodgers” (英語). MLB.com. 2016年11月13日閲覧。
  6. ^ S. Korean club signs ex-major league hitter”. Yonhapnews Agency (2017年2月17日). 2017年2月20日閲覧。
  7. ^ ドジャースが外野手ラフを韓国サムスンへ譲渡 日本球界移籍の噂も”. Full-count (2017年2月18日). 2017年2月20日閲覧。

関連項目

外部リンク