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「旧山内家下屋敷長屋」の版間の差分

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'''旧山内家下屋敷長屋'''(きゅうやまうちけしもやしきながや)は[[高知県]][[高知市]]にあった山内家の下屋敷内に建てられた[[長屋]]。通称は'''散田邸'''。国の[[重要文化財]]。'''旧山内家下屋敷長屋展示館'''として一般公開されている。
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==概要==
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[[幕末]]の[[元治]]元年([[1866年]])に[[土佐藩]]15代藩主[[山内容堂]]の下屋敷(南御屋敷)として侍屋敷7軒を召し上げて建設された[[武家屋敷]]内に建てられた長屋である。当長屋は屋敷の警護に就く多数の足軽が宿泊するために建設されたものとされる。


下屋敷(別邸)は[[明治時代]]は拡張され山内家の本邸として使用されていたが戦後に売却されて跡地は[[ホテル三翠園]]になっている。現在は当長屋のほか門と'''物見亭'''が現存する。物見亭は[[慶応]]3年([[1867年]])2月に容堂と[[西郷隆盛]]が会見した場所として著名である。
下屋敷(別邸)は[[明治時代]]は拡張され山内家の本邸として使用されていたが戦後に売却されて跡地は[[ホテル三翠園]]になっている。現在は当長屋のほか門と'''物見亭'''が現存する。物見亭は[[慶応]]3年([[1867年]])2月に容堂と[[西郷隆盛]]が会見した場所として著名である。当長屋はホテル三翠園の外構の一部として保存され、[[1978年]](昭和53年)に高知市に譲渡された。ホテルに隣接する[[鷹匠公園]]とパーキングは山内南屋敷跡にあたる。
当長屋はホテル三翠園の外構の一部として保存され、[[1978年]](昭和53年)に高知市に譲渡された。ホテルに隣接する[[鷹匠公園]]とパーキングは山内南屋敷跡にあたる。


==展示内容==
== 展示内容 ==
*1階(5室+土間)
*1階(5室+土間)
*[[春木南溟]]筆の山水屏風や能茶山焼の花筒
*[[春木南溟]]筆の山水屏風や能茶山焼の花筒
*幕末明治時代の家具、民具
*幕末から明治時代の家具、民具
*2階(特別展示室)
*2階(特別展示室)
**土佐藩船夕顔丸などの[[和船]]模型
**土佐藩船夕顔丸などの[[和船]]模型
**土佐の人物40名をパネル展示
**土佐の人物40名をパネル展示


==利用情報==
== 利用情報 ==
*入館無料
*入館無料
*休館日 - 12月26日~1月1日
*休館日 - 12月26日 - 1月1日
*開館時間 - 9:00~17:00
*開館時間 - 9:00 - 17:00


==建築概要==
== 建築概要 ==
*起工 - [[1864年]]
*起工 - [[1864年]]
*竣工 - 1866年
*竣工 - 1866年
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*備考 - [[1979年]]に国の重要文化財に指定
*備考 - [[1979年]]に国の重要文化財に指定


==交通アクセス==
== 交通アクセス ==
*[[土佐電気鉄道|土佐電鉄]] [[県庁前停留場 (高知県)|県庁前停留場]] 徒歩2分
*[[土佐電気鉄道|土佐電鉄]] [[県庁前停留場 (高知県)|県庁前停留場]] 徒歩2分


==周辺==
== 周辺 ==
*[[高知城]]
*[[高知城]]
*[[鏡川]]
*[[鏡川]]
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*[[高知市立龍馬の生まれた町記念館]]
*[[高知市立龍馬の生まれた町記念館]]


==脚注==
== 脚注 ==
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==外部リンク==
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*[http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/39/nagaya.html 旧山内家下屋敷長屋(高知市)]
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2019年4月4日 (木) 15:21時点における版

旧山内家下屋敷長屋展示館
旧山内家下屋敷長屋の位置(高知市内)
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋の位置
旧山内家下屋敷長屋の位置(高知県内)
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋 (高知県)
旧山内家下屋敷長屋の位置(日本内)
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋
旧山内家下屋敷長屋 (日本)
施設情報
正式名称 高知市旧山内家下屋敷長屋展示館[1]
事業主体 高知市
管理運営 高知市教育委員会
所在地 780-0862
高知県高知市鷹匠町1丁目3-35
位置 北緯33度33分21.6秒 東経133度31分59.3秒 / 北緯33.556000度 東経133.533139度 / 33.556000; 133.533139 (旧山内家下屋敷長屋)座標: 北緯33度33分21.6秒 東経133度31分59.3秒 / 北緯33.556000度 東経133.533139度 / 33.556000; 133.533139 (旧山内家下屋敷長屋)
プロジェクト:GLAM
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旧山内家下屋敷長屋(きゅうやまうちけしもやしきながや)は、高知県高知市にあった山内家の下屋敷内に建てられた長屋。通称は散田邸。国の重要文化財旧山内家下屋敷長屋展示館として一般公開されている。

西側
東側
旧山内家下屋敷長屋展示館の位置(高知県内)
旧山内家下屋敷長屋展示館
旧山内家下屋敷長屋展示館
旧山内家下屋敷長屋展示館の位置

概要

幕末元治元年(1866年)に土佐藩15代藩主山内容堂の下屋敷(南御屋敷)として、侍屋敷7軒を召し上げて建設された武家屋敷内に建てられた長屋である。当長屋は屋敷の警護に就く多数の足軽が宿泊するために建設されたものとされる。

下屋敷(別邸)は明治時代は拡張され、山内家の本邸として使用されていたが、戦後に売却されて跡地はホテル三翠園になっている。現在は当長屋のほか、門と物見亭が現存する。物見亭は慶応3年(1867年)2月に容堂と西郷隆盛が会見した場所として著名である。当長屋はホテル三翠園の外構の一部として保存され、1978年(昭和53年)に高知市に譲渡された。ホテルに隣接する鷹匠公園とパーキングは山内南屋敷跡にあたる。

展示内容

  • 1階(5室+土間)
  • 春木南溟筆の山水屏風や能茶山焼の花筒
  • 幕末から明治時代の家具、民具
  • 2階(特別展示室)
    • 土佐藩船夕顔丸などの和船模型
    • 土佐の人物40名をパネル展示

利用情報

  • 入館無料
  • 休館日 - 12月26日 - 1月1日
  • 開館時間 - 9:00 - 17:00

建築概要

  • 起工 - 1864年
  • 竣工 - 1866年
  • 構造・規模 - 桁行17間半(約33m)、梁間2間半、木造2階建、入母屋造
  • 備考 - 1979年に国の重要文化財に指定

交通アクセス

周辺

脚注

  1. ^ 高知市旧山内家下屋敷長屋展示館

外部リンク