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『'''花の慶次 ―雲のかなたに―'''』(はなのけいじ-くものかなたに-)は、[[隆慶一郎]]作の[[歴史小説]]「[[一夢庵風流記]]」を原作とした、[[原哲夫]]の[[歴史漫画]]。[[週刊少年ジャンプ]][[1989年]]50号に読切版が掲載され、翌[[1990年]]13号から[[1993年]]33号に渡って連載された。タイトルの発案および、題字は、隆慶一郎の手による。[[1993年]]にはカセットブックが発売されている。[[2004年]]9月から約一年をかけて[[完全版コミックス|完全版]]([[徳間書店]]。全15巻)が刊行された。 |
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:天下一の傾奇者。身の丈は六尺五寸(197cm)以上ある大柄の武将。出自は[[滝川一益]]の従弟である滝川益氏の次男で、[[前田利家]]の兄、[[前田利久]]の養子となる。自らの道理で生き、自由を貫き通す奔放な男。勝ち戦よりも負け戦こそいくさ人のあるべき場所と信じ、好んで劣勢な軍勢に味方する。膂力に優れ、おそろしいほどの酒豪でありながら、その一方旅日記を書くなど風流を愛す面があるなど、一流の文化人という側面もある。その無頼な振る舞いを気に入った秀吉から「いかなる相手であっても自分の我を貫き通してよい」という「傾奇御免状」を与えられた。 |
:天下一の傾奇者。身の丈は六尺五寸(197cm)以上ある大柄の武将。出自は[[滝川一益]]の従弟である滝川益氏の次男で、[[前田利家]]の兄、[[前田利久]]の養子となる。自らの道理で生き、自由を貫き通す奔放な男。勝ち戦よりも負け戦こそいくさ人のあるべき場所と信じ、好んで劣勢な軍勢に味方する。膂力に優れ、おそろしいほどの酒豪でありながら、その一方旅日記を書くなど風流を愛す面があるなど、一流の文化人という側面もある。その無頼な振る舞いを気に入った秀吉から「いかなる相手であっても自分の我を貫き通してよい」という「傾奇御免状」を与えられた。自称として、雲井ヒョットコ斎(水沢隆広に名前を聞かれた慶次がとっさに思いついた名前)、一夢庵ひょっとこ斎(慶次が出家したあとの名前)。原作「[[一夢庵風流記]]」での名前は「'''前田慶次郎'''」となっているが、原作者の[[隆慶一郎]]自身が「少年漫画でやるならこの方がいい」と出したアイディアによって「'''郎'''」の字を省くことになった。余談ながら、[[日本放送協会|NHK]][[大河ドラマ]]『[[利家とまつ~加賀百万石物語~|利家とまつ]]』に前田慶次郎が出て来た際にキャストがこの作品の慶次のイメージ(実際の歴史の資料などでも体格の良い人物だったとされている)とは全く異なる[[及川光博]]だったため、一部物議をかもした。 |
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:人を軽く踏み殺せる巨躯の[[馬]]。並の馬では一合戦で乗り潰してしまう慶次に上野国、厩橋城近くで出会い惚れ込まれ、愛馬となる。慶次にとっては戦友で心を通わせあっており、普通有り得ない事だが馬銜をつけずに慶次は乗りこなす。人の言葉を理解している風があり、実際に発声したわけではないが一度だけ劇中で「何をのんきな事を言ってる」と心の言葉を発した描写がある。 |
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:かつては四井主馬の家来だった小柄な忍び。弟を松風に蹴り殺され慶次を付け狙っていたが、仲間7人を殺して慶次に仕える。かんしゃく玉が主な武器。嘘をつくと両目が外を向く。慶次を殺すことが夢だったが、風魔の小太郎との戦いの時に石田三成が「本当に殺せるのか」と聞いたが「旦那を殺すのが夢だったが殺せませんよ」と言った。 |
:かつては四井主馬の家来だった小柄な忍び。弟を松風に蹴り殺され慶次を付け狙っていたが、仲間7人を殺して慶次に仕える。かんしゃく玉が主な武器。嘘をつくと両目が外を向く。慶次を殺すことが夢だったが、風魔の小太郎との戦いの時に石田三成が「本当に殺せるのか」と聞いたが「旦那を殺すのが夢だったが殺せませんよ」と言った。 |
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=== 前田家 === |
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:かつては「槍の又左」と称されるほどの猛将だったが、現在ではプライドばかり高く周囲を気にする小心者に成り下がってしまった。人から好かれる慶次に嫉妬している。慶次と対比して器量の狭い人物として描かれている。 |
:かつては「槍の又左」と称されるほどの猛将だったが、現在ではプライドばかり高く周囲を気にする小心者に成り下がってしまった。人から好かれる慶次に嫉妬している。慶次と対比して器量の狭い人物として描かれている。話は変わるが、それほど重要に扱ってはいないがこの作品は戦国武将らの間で男色・衆道がごく当たり前の事だったという史実を踏まえた内容になっており、その数少ない描写の一つにこの利家が小姓の水丸に自分と共に風呂に入るよう命じるというシーンがある。 |
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:前田家家老。慶次とは莫逆の友で良き理解者。寡兵で成政軍1万5千から[[末森城 (能登国)|末森城]]を死守する。加奈の兄。 |
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:前田利家直属の加賀忍軍の棟梁。利家のために松風を手に入れようと慶次を殺しにかかるが失敗。 |
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*'''荒井願鬼坊''' |
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:四井主馬の配下。「耳削ぎ願鬼坊」の異名を持つ。切り殺した相手の耳をおふうに削がせ、桶に耳を溜め込んでいる。四井主馬の命により慶次を殺さんとするが逆に体を両断される。 |
:四井主馬の配下。「耳削ぎ願鬼坊」の異名を持つ。切り殺した相手の耳をおふうに削がせ、桶に耳を溜め込んでいる。四井主馬の命により慶次を殺さんとするが逆に体を両断される。 |
2006年8月26日 (土) 05:42時点における版
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『花の慶次 ―雲のかなたに―』(はなのけいじ-くものかなたに-)は、隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作とした、原哲夫の歴史漫画。週刊少年ジャンプ1989年50号に読切版が掲載され、翌1990年13号から1993年33号に渡って連載された。タイトルの発案および、題字は、隆慶一郎の手による。1993年にはカセットブックが発売されている。2004年9月から約一年をかけて完全版(徳間書店。全15巻)が刊行された。
あらすじ
時は戦国の世、自由気ままに奔放に生きる、当代きっての傾奇者にして天下無双の武勇を誇る漢・前田慶次の活躍を描く。
原作小説との比較
隆慶一郎門下の麻生未央(藤森いずみ)が脚本を担当。登場人物の有無や戦い模様などに少年コミック誌向けのアレンジが施されたほか、「一夢庵風流記」以外の隆慶一郎作品のエッセンスも作中に加えられている。「だがそれがいい」等の独特の言い回しや、豊臣秀吉との接見時に代表されるような心理描写は原作を踏襲している。
原作後半の唐入り編は歴史問題に絡んだトラブルをあらかじめ回避しようとする出版社側の意向により、漫画版オリジナルの琉球編に変更された。原哲夫は琉球編の後に唐入り編を描くものだと思っていたようである。
琉球編への変更は大河ドラマ「琉球の風」放映という、商業的理由も側面にあると思われる。
琉球より帰国後の物語終盤の展開については、原作の伽姫が利沙に置き換えられている他は、ほぼ忠実に原作のストーリーを踏襲している。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
慶次と仲間たち
主人公
- 天下一の傾奇者。身の丈は六尺五寸(197cm)以上ある大柄の武将。出自は滝川一益の従弟である滝川益氏の次男で、前田利家の兄、前田利久の養子となる。自らの道理で生き、自由を貫き通す奔放な男。勝ち戦よりも負け戦こそいくさ人のあるべき場所と信じ、好んで劣勢な軍勢に味方する。膂力に優れ、おそろしいほどの酒豪でありながら、その一方旅日記を書くなど風流を愛す面があるなど、一流の文化人という側面もある。その無頼な振る舞いを気に入った秀吉から「いかなる相手であっても自分の我を貫き通してよい」という「傾奇御免状」を与えられた。自称として、雲井ヒョットコ斎(水沢隆広に名前を聞かれた慶次がとっさに思いついた名前)、一夢庵ひょっとこ斎(慶次が出家したあとの名前)。原作「一夢庵風流記」での名前は「前田慶次郎」となっているが、原作者の隆慶一郎自身が「少年漫画でやるならこの方がいい」と出したアイディアによって「郎」の字を省くことになった。余談ながら、NHK大河ドラマ『利家とまつ』に前田慶次郎が出て来た際にキャストがこの作品の慶次のイメージ(実際の歴史の資料などでも体格の良い人物だったとされている)とは全く異なる及川光博だったため、一部物議をかもした。
慶次の仲間
- 人を軽く踏み殺せる巨躯の馬。並の馬では一合戦で乗り潰してしまう慶次に上野国、厩橋城近くで出会い惚れ込まれ、愛馬となる。慶次にとっては戦友で心を通わせあっており、普通有り得ない事だが馬銜をつけずに慶次は乗りこなす。人の言葉を理解している風があり、実際に発声したわけではないが一度だけ劇中で「何をのんきな事を言ってる」と心の言葉を発した描写がある。
- 捨丸 声優:千葉繁
- かつては四井主馬の家来だった小柄な忍び。弟を松風に蹴り殺され慶次を付け狙っていたが、仲間7人を殺して慶次に仕える。かんしゃく玉が主な武器。嘘をつくと両目が外を向く。慶次を殺すことが夢だったが、風魔の小太郎との戦いの時に石田三成が「本当に殺せるのか」と聞いたが「旦那を殺すのが夢だったが殺せませんよ」と言った。
- 岩兵衛
- 原作には登場しない漫画版オリジナルキャラクター(原作では元偽倭寇の殺し屋であった金悟洞に該当するが、設定は全く違っている)。鬼のような顔をした七霧の里の住人。巨体を生かした殴りや蹴りが得意。おふうの育ての親でおふうを連れ戻そうと慶次の命を狙っていたが、慶次の人柄に惚れ、その後家来となる。人の心が読める分、心を閉ざす、読めない相手に恐怖することもある。素手で手裏剣を払い、間接を外しての上体そらし、走って木を駆け上るなど身体能力は抜群。おふうの母お雪を愛していた。
ヒロイン
- 利家の正室。慶次が心底惚れている女性。前田家を支える女丈夫。末森城に佐々成政侵攻の際、出陣しない利家に代わり女だけで救援に行こうとし、慌てた利家を出陣させた。関が原の時は前田家を疑った徳川家康のもとに自ら人質に出向き、前田家を救った。
- おふう 声優:渕崎ゆり子
- 原作には登場しない漫画版オリジナルキャラクター。公家と七霧の里のお雪とのあいだに生まれた。耳そぎ願鬼坊にさらわれ、耳削ぎと耳持ちをやらされていた。願鬼坊が慶次に倒された後、合戦以外で慶次と行動を共にする。喋り方は京訛りで七霧の一族の異能の力を持っている。本当は14、5歳だが、大人に捨てられた経験を持つため大人になることを拒み、みずから成長を止めてしまった。
- 利沙
- 与四郎と涼花とのあいだに生まれた。南蛮の血が入った絶世の美女でその美貌の為にカルロス、慶次が琉球を目指した。その琉球国で利沙をめぐり争いが起こる。のちに慶次と生活を共にする。母から習った胡弓が得意。原作の伽姫に相当する漫画版オリジナルキャラクター。
前田家
- かつては「槍の又左」と称されるほどの猛将だったが、現在ではプライドばかり高く周囲を気にする小心者に成り下がってしまった。人から好かれる慶次に嫉妬している。慶次と対比して器量の狭い人物として描かれている。話は変わるが、それほど重要に扱ってはいないがこの作品は戦国武将らの間で男色・衆道がごく当たり前の事だったという史実を踏まえた内容になっており、その数少ない描写の一つにこの利家が小姓の水丸に自分と共に風呂に入るよう命じるというシーンがある。
- 前田家家老。慶次とは莫逆の友で良き理解者。寡兵で成政軍1万5千から末森城を死守する。加奈の兄。
- 前田利家直属の加賀忍軍の棟梁。利家のために松風を手に入れようと慶次を殺しにかかるが失敗。松風に蹄跡が顔に残るほど蹴られても、慶次に右腕を斬り落とされても、なおさら執拗に慶次を狙い続ける執念の忍び。
- 荒井願鬼坊
- 四井主馬の配下。「耳削ぎ願鬼坊」の異名を持つ。切り殺した相手の耳をおふうに削がせ、桶に耳を溜め込んでいる。四井主馬の命により慶次を殺さんとするが逆に体を両断される。
- 前田利久
- 慶次の養父。利家の兄。病弱で前田家の家督を慶次に継がせようとするが、信長の一声で利家になる。妻はお春。
- お春
- 慶次の実母。滝川益氏の側室であったが前田利久の妻となる。
- 村井若水
- 利家配下の小柄な老将。秀吉から拝領された信長の甲冑に傷をつけたため切腹となるところを慶次の機転で救われ、その後慶次と共に末森城の救援に向かう。出来の悪い息子の陽水に武士とは何たるかを教える。
- 村井長頼、および井上若水・陽水父子がモデルと思われる。
- 村井陽水
- 若水の息子。末森城救援が初陣。最初は傲慢だったが、徐々に思いやりを持つようになる。
- 土肥伊予守
- 佐々成政が末森城に侵攻したとき、三の丸を守り討死。
- 水丸
- 利家の小姓で美少年。利家に風呂を勧めた。
- 奥村永信
- 助右衛門の父。
- 奥村加奈
- 奥村助右衛門の妹。おてんばで男勝りな性格で加賀で女傾奇といわれている。富田流小太刀免許皆伝の腕。
- 雪丸
- 利家の小姓で美少年。加奈の下でまつに仕える侍女を妊娠させたが、嫁に貰うのを拒絶し加奈に顔に大きな十字傷をつけられた。
- 前田利長
- 徳川家康の会津攻めに参加した。
上杉家
- 義を重んじる越後の大名。上杉という武門の名門を継ぎその重さと責任のため笑うことがない。それにより眉間に深いしわがある。
- 上杉景勝配下の武将。普段は温和で優しい性格。慶次が男として惚れるほどの文武両道の名将。上杉家の小姓のいざこざでは、上杉の老臣達を一喝した。慶次の朱槍を軽々と振るう。
- 上杉謙信
- 回想で登場。景勝は、小姓のいざこざの際に老臣たちにいくさ人の心を思い出させるため謙信の姿になった。
- 草間弥之助
- 上杉家の小姓で礼儀正しい青年。景勝、兼続も気に入っていたが他の小姓達の嫉妬により殺されてしまう。
- 直江なつ
- 兼続の妹。弥之助に好意を寄せる。慶次と上杉の小姓たちの果し合いに慶次の助太刀に出ようとした。
- 孫八、孫六
- 慶次と果し合いをした13人の上杉小姓たち。
- 犬飼
- 上杉家の老臣。自分の刀を百姓の老兵に渡した。
- 蛮頭大虎
- 罪を犯して頭以外地中に埋められていた男。作中ではもっとも巨体で、その強力ゆえに、なでたつもり人を殺してしまうほどである。顔に似合わず頭がよく、本間左馬助が裏切っていることを見抜いていた。慕っていた兄の信忠は兼続を庇って討死。おでこにヒヨコの刺青をしている。
- 坂田雪之丞
- 治作
- 百姓。坂田雪之丞に請われて部下になった。
- 藪田惣右衛門、田所真十郎、池尻某
- 蛮頭大虎に殺された男達。蛮頭は彼らの名前を数珠にいれていた。
- 信忠
- 大虎の兄。兼続を守って戦死。
- 山上道及
- 関東牢人。昔、慶次とともに滝川の陣で戦った。会津で慶次と再会後、最上軍と戦い重傷を負うが、慶次の小便で傷口を洗い流してもらい、捨丸の治療を受け持ち直す。その後の生死は不明。
- 宇佐美弥五左衛門
- 上杉軍に参加した。慶次に戦いを挑むも顔面に手刀を喰らい敗れる。慶次の朱槍に異議を唱えた一人。
- 水野藤兵衛
- 上杉軍に参加した。慶次の朱槍に異議を唱えた一人。
- 藤田森右衛門
- 上杉軍に参加した。慶次の朱槍に異議を唱えた一人。
- 薤塚理右衛門
- 上杉軍に参加した。慶次の朱槍に異議を唱えた一人。
- 上泉主水
- 上方牢人。上杉軍に参加した。
- 車丹波守
- 上杉軍に参加した。
- 溝口左馬助
- 直江兼続家臣。山の麓まで軍を撤退するように進言した後絶命。
- 千坂景親
- 上杉家臣。慶次に和平の使者になることを頼む。慶次を快く思っていない。
織田家
- すでに故人となっているが、回想でたびたび登場する。少年時代の奥村助右衛門が信長の接待役を任されるも、緊張のあまり信長に茶をかけてしまい険悪な雰囲気になったとき、慶次が武士の本来のあり方を信長に説きこれをうまく収めている。また、慶次は前田家に預けられた信長の鎧を拝借して末森の合戦に向かっている。
- 滝川一益
- 織田信長軍団の関東方面指揮官。北条氏と戦っていた。
- 滝川益氏
- 滝川軍団の中で常に先陣をきる猛将。慶次の実父。わが子慶次に対する反応は前田利家に近く、イライラさせられっぱなしという感じである。
- 織田信長の鎧
- 利家に預けられていた信長の鎧。村井若水が傷つけてしまい切腹を命じられるが、『生涯を賭けて殿を守り通した忠義の甲冑』若水を殺させまいとする慶次によって『殿の大事な甲冑を傷つけた者』として成敗、真っ二つにされる。その後修復されるが、慶次によって持ち出され、佐々成政に贈られてしまう。悲惨と言えば悲惨。
豊臣家
- 時の天下人。天下一の傾きぶりを見せるという慶次に興味を持ち、自らに謁見させる。筋骨隆々の老人。昔は「人たらし」と呼ばれた武将だったが、天下を手に入れた後は冷酷な面をたびたび覗かせる。モデルは勅使河原宏監督の映画「利休」の山崎努の演じた豊臣秀吉。
- 豊臣家臣。始めは嫌味な男であったが、慶次と出会い変わった。直江兼続の親友でもある。
- 茶々(淀殿)
- 秀吉最愛の側室。織田信長の妹お市を母に持ち、その血筋からか、いかなる時も動じない。
- 五奉行の一人で京都所司代。侘助やおばば様を捕らえようとした。文官だが顔に大きな斬り傷がある。
- 石田正澄
- 石田三成の兄。堺奉行を勤める。与次郎と慶次がカルロスと堺沖で戦った時出陣した。
徳川家
- 大大名でありながらも気さくで陽気な老人であるが、たまに冷徹な素顔を覗かせる。
- キャラクターデザインのモデルは故・勝新太郎である。
- 徳川家康の家臣。過去には忍びとして働いていた。忍び装束で顔がよく見えない状態であった初登場時は、にやっと笑っていたが、老骨の厳格でしかめっ面の素顔が登場すると笑い方が想像できない。何かにつけて説明臭い発言が目立つ。キャラクターデザインのモデルは藤田まことと思われる。
- 松平信康
- 家康の長男。秀康の唯一の理解者で秀康を家康に対面させた。信長の命により切腹させられる。
- 実父である徳川家康に疎まれ自暴自棄になり、荒れた生活を送っていたが慶次と出会い・・・。
- 督姫
- 徳川家康の娘。北条氏直に嫁ぐ。
千家
- 秀吉に仕える巨体の茶人。表面的には秀吉に従っている。モデルは勅使河原宏監督の映画「利休」の三国連太郎の演じた千利休だと思われる。
- 佗助
- 千利休が親代わりとなり育てた戦争孤児。兄の佐助と秀吉暗殺を試みた事があり、豊臣家に身を狙われている。好きな花は白い椿。
- 佐助
- 侘助の兄。秀吉暗殺を謀ったが失敗。護送されている時に侘助に首を斬らせた。
- 千道安
- 利休の息子。傲慢な性格で京で慶次たちといさかいを起こしたが、槍持ちにさせられ京の案内をさせられた。
本間家
- 本間左馬助
- 佐渡を支配する本間氏の一族で佐渡沢根城当主。佐渡に侵攻してきた上杉軍に味方するふりをして、その実、戦闘を長引かせて会津の蘆名盛隆の援軍を待っていたが領地没収の上、越後への追放の憂き目を見た。低身長でかなりの肥満体だが意外と武勇はあり、雑兵程度なら軽く斬り捨てている。
- 本間高茂
- 本間氏の一族で佐渡羽茂城城主。三河守。反上杉の急先鋒。左馬助と通じており、河原田城に籠城して上杉軍を苦しませる。犬を可愛がっているが残虐な性格。落城後、逃亡したが妻子とともに捕らえられ磔にされ、妻子ら殺されるのを見て泣き叫びながら処刑された。(自害していれば妻子は助かったとの説もあり、高茂の小人ぶりが表現されている。)
- 修理
- 本間左馬助の配下。直江兼続隊を奇襲したが慶次の朱槍に串刺しにされた。
- 楯藤兵太夫
- 本間方の兵。坂田雪之丞の相手をした。
- 兵部
- 高茂の側近。落城寸前の城内で慶次を待っていた。奸物が多い本間家にあって数少ないいくさ人。
真田家
- 真田昌幸の息子。松風を欲して慶次と親しくなり、初陣の時に野風という馬を慶次からもらう。大道寺との戦いに参戦後、伊達を小田原陣に参戦させる為の交渉を任せられた慶次に同行する。
- 当初のキャラクターデザインのモデルは長渕剛である。
- 幸村の友で沙霧の兄。幼少の頃から幸村と修行をしていた。真田荘が北条忍軍に襲われ沙霧が失明したので出家していたが、沙霧が幸村への慕情にけりをつけ、佐助に配慮する為出家の道を選んだ為、伊達との交渉に赴いた幸村に同行する。
- 源爺
- 佐助、沙霧とともに真田忍軍の生き残り。慶次と佐助が座談している時、天井から慶次の杯に毒をいれようとした。
- 三好清海
- 幸村の家臣。破壊活動に従事していた忍び。小田原の役に従軍する。
- 真田昌幸
- 幸村の父。秀吉に北条氏による名胡桃城奪取を知らせる。景勝、利家とともに小田原の役に出陣する。
- 真田信幸
- 真田昌幸の長男で幸村の兄。松井田城攻めの時、幸村が軍にいないことを知った父を落ち着かせた。
- 沙霧
- 猿飛佐助の妹。幸村が好意を寄せていたが、戦で失明し尼になった。
- 堀田五兵衛
- 真田の老臣。幸村が帰ってくるのを待っていた。
北条家
- 松井田城城主。慶次が幸村の初陣の手柄にしようとした男。以前神流川の戦いで滝川軍が北条軍に負けた後、慶次が一騎打ちを挑んだ。鐙をなくした状態でも慶次の肩当を貫けるほどの力を持つ。
- 古屋七郎兵衛
- 北条氏邦配下の侍大将だったが、松風を捕らえようとして顔面を蹴られクツワの跡がつく。鉢形城大手門前で慶次と戦い右腕を斬りおとされる。が、自ら首をはね兵に決死の覚悟を決めさせた。
- 北条氏規
- 北条氏政の弟。秀吉と戦う愚かさを説いたが聞き入れられず。上洛して秀吉と会った。
- 北条氏直
- 氏政の息子。秀吉との戦争に反対した。
- 北条氏照
- 北条氏政の弟。秀吉との戦いを主張した。
- 北条氏邦
- 古屋七郎兵衛を配下に持つ。第一話でしかめっ面でうろたえてた七郎兵衛の「殿」とは氏邦と思われるが
後に小田原の陣編で再登場した時には似つかない強面の髭面になっていた。
- 黒部三左
- 大道寺政繁配下。昔小便をしている慶次を襲ったが、飛び出してきた松風に右足を踏みちぎられた。最期は大筒で慶次を狙撃しようとするが、捨丸の計らいで自爆する。
- 松田憲秀
- 秀吉との戦いのとき篭城策を提案した。その後秀吉方に寝返ようとした。
- 松田左馬助
- 松田憲秀の息子。秀吉方に裏切ろうとした父を裏切った。
- 成田氏長
- 北条家家臣。秀吉方に寝返ろうとした。
伊達家
- 独眼竜で知られる奥州の大名。弟や気性の激しい母(義姫)との不仲に頭を悩ませている。慶次が使者としてやってきたことにより小田原に参陣する。
- 片倉小十郎
- 伊達政宗の側近。度々政宗を諫言した。
- 伊達輝宗
- 名前はでてこなかったが政宗の父。少年の頃の政宗を熱い拳で育てた。
- 保春院
- 伊達政宗、小次郎の母。小次郎を溺愛し政宗を排除しようとしたが、逆に小次郎の処刑(実はフェイク)を見て精神的にダメージを受ける。
- 伊達小次郎
- 伊達政宗の弟。最初は母の言いなりであったが、後に自らの意思で伊達家を出る。
- 岩茎鬼十郎
- 伊達政宗を説得した慶次を殺そうと小次郎が差し向けた刺客。陰流を修めていたが慶次には勝てず。
海の民
- 与四郎
- 南海の獅子と呼ばれ、琉球を拠点にする海族の長。利休と南蛮人女性の混血児。利沙と与次郎の父。病を患いながら日本にいくさ人を探しに来たが、カルロスとの死闘後逝った。
- 与次郎
- 与四郎の子。棒術が得意。与四郎の死後、海族の長となる。慶次たちの首里の戦いに同行。
- 涼花
- 宗次の妹で与四郎の妻。胡弓が得意。
- カルロス
- 宣教師を装ったイスパニアの兵士。慶次をあわやというところまで追い詰めるほど強い。彼も利沙を欲していた。利沙を求め慶次より一足先に琉球王府に行ったが竜嶽の罠にはまり」命を落とした。
- コエーリョ
- キリシタンに協力しない島津を討とうと、軍隊の派遣をイスパニヤ政庁に要請した宣教師。
- 納屋助左衛門
- ルソン島からルソン壺を持ち帰った堺の商人。
- 宗次
- 琉球の海族の棟梁。与四郎を救おうと矢玉100本を体に受け重傷となる。島に着いた後、息を引き取る。
- 武
- 与四郎の配下であったが留守中裏切り、利沙を琉球王府の役人に紹介する。その後自らの過ちを悟り慶次達と一緒に行動を共にする。目標は南海一の商人。
- 春麗
- 明の海賊張啓の婚約者。張啓が死んだためその後を継ぎ100人規模の海賊の頭目になる。琉球に向かう途中慶次たちと会い行動を共にする。
- 張啓
- 春麗の婚約者で明の海賊の首領。
琉球王国
- 琉球国の王。利沙を側室にしようとしたが、利沙の意思を尊重した。毛虎親方から幼少の頃から武芸を習っていた。
- 毛虎親方
- 尚寧王の重臣。王の幼い頃から仕える宰相の一人。武術、妖術の達人。
- 竜嶽親方
- 尚寧王の重臣。海賊上がりだが琉球の国庫を任されるほど出世した。クーデターを起こしたが尚寧に阻まれる。毛虎親方五人衆をまとめて倒すほどの腕前。
- 火嘉宝山
- 宇堂の兄。利沙たちが住んでる南海の孤島の地頭代であるが、仕事を部下に任せ、海人に姿を変えて釣りに没頭する。利沙が連れ去られた時、毛虎親方五人衆の錦と戦った。慶次の首里への旅に同行する。
- 火嘉宇堂
- 火嘉宝山の弟。残忍で横暴な性格をしており、利沙を強引な手段で奪おうとするが慶次にボコボコにされる。その後罪を犯したことが兄に知れ成敗される。
- 美耶
- 利沙に仕える侍女。最初慶次を警戒していた。
- 最長老
- 利沙たちが住む孤島の長老。昔は七つの海を渡り歩いた海族。利沙と慶次を公認するが、逆恨みした火嘉宇堂に襲われ殺される。
- 虞
- 琉球の役人。武が挨拶を済ましたらしい。
- 宗元
- 慶次たちが琉球で会った琉球士族出身の役人。最初慶次を密偵と疑うが慶次の心を知り飲み明かす。
- 駿、応魁、善継、鏘、胤芾、遵
- 宗元の部下。慶次と宗元が飲んでいた店で他の客のふりをして慶次を監視していた。
- 長英
- 宗元の従弟。琉球王族の血を引いている。しかし宗元が会った長英は毛虎親方が変装していた。
- 琢全
- 琉球の役人。がめつい性格で賄賂がないと何もしない。
- 寵
- 琉球の評定所の役人。琢全より高位と思われる。
- 尚懿
- 尚寧の父で先の琉球の王。尚寧のことを宰相の毛虎に託した。
- 概、毫、錦、嶺、張
- 毛虎の配下の五人衆。利沙を孤島から連れ出した。それぞれかなりの使い手だが竜嶽に倒された。
- 寿徳
- 琉球王府の長老。反乱を画策する竜嶽を諌めたが殺された。
- 朴仁
- 竜嶽に雇われた殺し屋。朝鮮の名家朴氏の出身だが倭寇の捕虜となり拷問を受けてきたため、人を信じることができなかった。利沙の優しさにふれ人としての心を取り戻すが竜嶽に殺される。
その他武将
- 氷室信成
- 武田の武将で蛍の婚約者だったが長篠の戦いで慶次と一騎打ちをし討死。
- 林佐渡守
- 前田利久とともに信長に反乱を起こす噂があった。
- 氏家監物
- 肥後国人水沢隆広の家老。奇染屋に注文の品を取りに来た。
- 水沢隆広
- 少年でありながら国人領主。九州仕置で打ち首を命じられ、奇染屋の反物を切腹の時の敷物にした。
- 池田輝政
- 慶次が秀吉に謁見する際、落ち着かない利家をたしなめた。
- 今川義元
- 顔だけ登場。笑い声は「ホッホッ」。
- 後藤又兵衛
- 黒田家家臣。馬狩りの際、松風に家中の者が殺されたので松風の命を奪いに慶次のもとに来た。が、自らの過ちに気づき松風に頭を下げた。
- 最上義光
- 山形城城主。顔に切り傷がある。関が原の折、直江兼続軍と戦った。
- 織田信雄、蒲生氏郷
- 小田原の役で参陣した大名。
- 長束正家
- 小田原に参陣する軍に食糧を供給するように秀吉に命じられた。
- 本多作左衛門
- 結城秀康を妊娠した侍女をかくまった。
- 九戸政実
- 南部信直に反乱を起こした。上杉も鎮圧に当たっていた。
- 戸沢政盛
- 徳川家康に上杉に反乱の兆しありと密告した者の一人。
- 堀秀治
- 越後の大名。徳川家康に上杉に反乱の兆しありと密告した者の一人。
- 藤田信吉
- 上杉家臣。徳川家康に上杉に反乱の兆しありと密告した者の一人。
- 佐竹義宣
- 徳川家康の会津攻めに参加した。
- 松平忠吉、蒲生秀行、榊原康政、本多忠勝、石川康長、皆川広照、黒田長政、大谷吉継、浅野幸長、細川忠興
- 徳川軍に参加した。
- 山内一豊、福島正則、生駒一正、田中吉政、堀尾忠氏、有馬豊氏、中村一忠、鳥居元忠
- 徳川軍に参加した。
- 江口道蓮
- 最上家臣。畑谷城城主であるが上杉軍に攻められ自刃。
忍び
- 骨
- 慶次を殺すのを楽しみにしている忍び。古屋七郎兵衛、佐々成政、まつと誰彼構わず通じている。
- 風魔の飛加藤(加藤段蔵)
- 一見小柄で笑顔を絶やさないただの老人。慶次を何度か助ける。のち公界衆の守護者になる。甲州乱波熊若に殺されたとされていた。
- 甲斐の蝙蝠
- 棒涸らしの蛍
- 氷室信成の婚約者だったが、彼が慶次に殺されたので甲斐の蝙蝠の弟子となり復讐を誓った。その後慶次のやさしさに触れ恋人となる。だが…。
- 北条家に仕える風魔忍軍の頭領。北条家に狙いを定める豊臣家に攻撃を仕掛ける。のちに慶次と激突。
- 風斎
- 優れた技量を持つ僧形の忍び。正体は小太郎である。
- 月斎
- 風斎の影。禁裏を襲撃したり、警備が手薄になった茶々(淀殿)を襲撃するなどするが、茶々が恐れを抱かない為首を自らはねて秀吉を挑発した。
- 弥太、与平、勘六
- 七霧の里を襲った風魔忍者。岩兵衛に心を読まれ、自らの幼名を褌に書かれて縛られた上筏で流される。最後は風魔の誇りを守る為自害する。
傾奇者
- 重倉仁右衛門
- 天下一の傾奇者を名乗るが、願鬼坊に因縁をつけたので殺された。
- 松田慎之助
- 重倉とともに天下一の傾奇者を名乗る。願鬼坊の挑発にのり果し合いに行ってしまい殺された。
- 蕃熊蜂太夫
- 京で五指に入る傾奇者。戦えば必ず勝つ不思議な術を使う。
- 深草重太夫
- 傾奇御免状をもらった慶次に果し合いを挑んだ傾奇者。
その他の登場人物
- おばば様
- 昔の名前はおりん。摩利支天を信仰する公界衆。侘助を迎え入れた。
- 後陽成天皇
- 聚楽第に行幸をした時の天皇。
- 岩熊
- 奇染屋店主。慶次に2本の足を金200両で買われそうになった。後に慶次に秀吉暗殺用の短刀を用意する。
- 七霧の村長
- 天皇や公家の隠密を務める七霧の里の村長。実はおふうの祖父。岩兵衛のみならず七霧の住人は人の心を読んだりと異能の力があるが、力は失われつつあるらしい。
- お雪
- おふうの実母。おふうがさらわれた後、七霧の里で帰ってくるのをを待ち続けたが亡くなった。
- 伊勢屋
- 黄金で慶次たちを買収して、七霧の里に毒を流させようとしたが失敗。風斎に殺された。
- 木猿
- 酔いざましに川で顔を洗っていた時に風魔の忍びに殺害される七霧の住人。死に際に異能の力で村長に異変を伝える。仇は岩兵衛に討ってもらった。
- 五平太
- 茶々が好きな能役者だが殺された。風斎、月斎のどちらかに殺された。
- 庄司甚右衛門
- 風魔衆の力を背景に江戸吉原を守り抜いた人。
- ウメ
- 佐渡で悪兵に奪われた子供を助けようとして殺された。
- 仙吉、勘太、お花
- 本間高茂に人質にされていた子供たち。
- 矢助
- 伊勢屋に奉公している少年。
- 大前田庄衛門
- 呉服問屋、伊勢屋の店主。昔の名前は鮫吉。慶次が討った侍の武具を集め財を成した。
動物
- 野風
- 慶次が秀吉から拝領した天下の名馬。後、真田幸村に譲る。
- 八郎丸
- 滝川一益の犬。太郎丸とともに慶次に賭け事に使われた。
- 太郎丸
- 滝川益氏の犬。八郎丸とともに慶次に賭け事に使われた。
- 権太
- 酒好きな熊。見世物小屋を抜け出し慶次と酒を飲んでいた。
- 血々丸
- 本間高茂が飼っている犬。意外と可愛い。
技
流派
- 穀蔵院一刀流
- 慶次が名づけた流派。獣並みの速さと力で相手を圧倒する。実際は慶次一流の諧謔。
- 手(てい)
- 与四郎、カルロスが使っていた体術。
- 甲陽流忍術
- 真田幸村と猿飛佐助が習っていた体術がこの流派の流れを汲む。
- 天下一夢想流
- 荒井願鬼坊の流派。
- 二刀流
- 竜嶽は唐剣の二刀流を使う。
奥義
- 靭猿
- 加賀忍軍の秘術。が使う前に慶次に葬られた。
- 火術不知火
- 加賀忍軍の技。火薬を体に巻いて相手とともに自爆する。
- 影象青撹
- 毛虎親方五人衆の錦が宝山と対峙した時使った。背景に溶け込み姿を消す。
- 水蓮波
- 毛虎親方五人衆が慶次が海まで追ってきた時使った。高波を起こして相手の進行を阻む。
武器
- 朱槍
- 慶次が好んで使う赤い槍。鉄筋を幾重にも束ねているので普通の人間には持つことも出来ない。
- 唐剣
- 風魔の飛び加藤が使っていた刀。先端が柔らかく、防御されても先端がよく曲がり相手を斬る。
- 鬼包丁
- 慶次が上杉の佐渡平定に参加した際、本間の兵が使っていた豪刀。
ゲーム
ジャンル | 格闘 |
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対応機種 | スーパーファミコン |
発売元 | 四次元 |
人数 | 1人、2人(対戦) |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1994年11月18日 |
四次元からスーパーファミコンでゲーム化されている。 ストーリーは風魔小太郎編まで再現。紙芝居方式でストーリーを進め、所々で戦うという珍しい形式の格闘ゲーム。 対戦モードで使用できるキャラクターは、慶次、古屋七郎兵衛、主馬、蛍、蝙蝠、捨丸、岩兵衛、風魔小太郎の八人。