「海から来た男 (漫画)」の版間の差分
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2019年9月25日 (水) 11:04時点における版
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「海からきた男」(うみからきたおとこ)は『薔薇族』1984年12月号に掲載された山川純一の一話完結の漫画である。これを原作としてENKプロモーションの製作で実写映画化され、1991年6月10日に公開された。
あらすじ
妻の肉体に魅力を感じなくなった平山は、妻に見捨てられ家庭崩壊を引き起こしてしまったことに絶望し、入水自殺の報道があった人気のない海岸に来て海を眺めていた。そこへサーファー姿の青年が現れ、平山をホモ・セックスに誘う。行為の中で平山は男とのセックスに新しい世界を見出し、果ててしまう。彼は小津と名乗り、この海岸で自殺した男性は自分の恋人で、自分も死ぬつもりでいたが、平山となら人生をやり直せるのではないのかと思い、セックスに誘ったと言う。平山も小津とともに人生をやり直す決意をする。
登場人物
- 平山(ひらやま)
- 熟年男。何時からか妻の体に魅力を感じなくなり、彼女に見捨てられる。自殺をはかるが、小津とのセックスの最中に同性愛に目覚め、彼と共に生きることにする。
- 小津(おづ)
- 人気の無い海岸でサーフィンに興じていた青年。ホモ。元彼は人生に疑問を持ち入水自殺した。彼自身も後追い自殺をしようとしたが、平山とならやり直せると直感し、セックスに誘った。
- 平山の妻
- 夫に愛想をつかされたことで、関係がぎくしゃくし、本編の3日前に子供を連れて家を出て行った。
映画版
海から来た男 | |
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監督 | 武田英幸 |
脚本 | 剣崎譲、西口明寛 |
出演者 |
梅田なつき 早瀬勇治 森健二 |
撮影 | 池田俊巳 |
編集 | 酒井正次 |
配給 | (制作配給)ENKプロモーション |
公開 | 1991年6月 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
映画版は山川純一の作品を原作にしているが、主人公が熟年男性でないことをはじめ、大きく設定が異なる。あらすじ的にも、出逢いによって希望を見出す原作に対し、出逢いによって性的欲求に嵌っていくといったあらすじである。また、舞台も紀伊半島をロケ地としている。