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*[http://www.usj.co.jp/studioguide/atmosphere/blues_brothers.html ユニバーサル・スタジオ・ジャパン] |
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2019年11月25日 (月) 00:27時点における版
ブルース・ブラザース | |
---|---|
The Blues Brothers | |
![]() 映画のオープニングシーンに登場する ジョリエット刑務所 | |
監督 | ジョン・ランディス |
脚本 |
ダン・エイクロイド ジョン・ランディス |
製作 | ロバート・K・ウェイス |
製作総指揮 | バーリン・ブリスタイン |
出演者 |
ジョン・ベルーシ ダン・エイクロイド |
撮影 | スティーヴン・M・カッツ |
編集 | ジョージ・フォルシー・Jr |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() |
上映時間 | 133分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $27,000,000 (概算) |
興行収入 |
$57,229,890[1] ![]() ![]() $115,229,890[1] ![]() |
配給収入 |
7億7000万円[2] ![]() |
次作 | ブルース・ブラザース2000 |
『ブルース・ブラザース』(The Blues Brothers)は、1980年にジョン・ランディスが監督したアメリカ映画。アメリカ合衆国のコメディアンであるジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが主演で、彼らをフロントメンバーとするR&B/ブルースの音楽バンドとしても活動している。
映画の続編に『ブルース・ブラザース2000』(1998年)がある。
概要
アメリカのNBCの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』の、同名の人気コーナーのキャストとバンドをベースに、ストーリーをつけて映画化したもの。スラップスティックコメディ、アクション、ミュージカルなどの要素が入り混じる。主演のベルーシとエイクロイドの、ブルースやR&B、ソウルミュージックなどの黒人音楽に対するオマージュという側面もある。日本での公開は1981年3月。
メンフィスサウンドの立役者スティーブ・クロッパーを初めとするバンドメンバーと客演ミュージシャンの顔ぶれの豪華さが話題となり、現在でも根強いファンがいる。1998年には続編として『ブルース・ブラザース2000』も製作された。また、映画とは若干のメンバー変更はあるものの、「ザ・ブルース・ブラザーズ・バンド」名義で何枚かのアルバムもリリースされている。
映画が公開された年と同じく1981年に、主演のジョン・ベルーシとダン・エイクロイドは来日を果たしている。その際には、吉祥寺にあるライブハウスを訪れており、日本人バンドとのセッションも行った[3]。
世界に存在する「ユニバーサル・テーマパーク」では、主演の2人らのソックリさんを出演させたストリート・ミュージカル・ショーが、連日上演されていた。
黒いスーツ、ネクタイ、靴、レイバンのサングラス(ウェイファーラー)、ソフト帽という格好は、往年のブルースミュージシャン達へのオマージュであったが、その後さらにMIBやマトリックスのエージェントの格好としてもオマージュされている。
当初、148分の映画として編集され、試写会が行われたが、ユニバーサルは「こんな映画を見に来る白人はいない」とし、133分に短縮された。劇中曲は短く編集されたほか、ブルース・モービルの車庫入れ、エルウッドの退職などのシーンが削られた。DVD化の際、当初のオリジナル・フィルムが発見され、DVDには148分の特別編が収録された。
あらすじ
ジョリエット・ジェイクは強盗を働き、3年の刑期を終えてシカゴ郊外の刑務所(ジョリエット刑務所)を出所し(仮出所;判決は懲役5年)、弟のエルウッドが彼を迎えに来た。兄弟はかつて育ててくれたカトリック系の孤児院に出所の挨拶に行くが、そこで、孤児院が5,000ドルの固定資産税を払えないため立ち退きの瀬戸際にあることを知る。孤児院の危機を救うため援助を申し出る二人だが、犯罪で得た汚れた金は要らないと逆に女性院長に追い払われてしまう。
何とか孤児院を救いたい二人はかつて孤児院で世話を焼いてくれたカーティスに相談すると、ジェイムズ・クリオウファス牧師の移動礼拝に出席することを勧められる。気乗りのしないジェイクをエルウッドがプロテスタント教会での礼拝に無理矢理連れてくると、クリオウファス牧師の説話を聞いていたジェイクは突然神の啓示を受ける。「汝 光を見たか?」「そうだ!バンドだ!」
こうしてふたりは、昔のバンド仲間を探し出しあの手この手でバンドに引き入れ、音楽で金を稼いで孤児院を救う「神からの任務」に立ち上がったのだが、行く手にはイリノイやシカゴの警官、州兵、マッチョなカントリー・ミュージック・バンド、ネオナチ極右団体、そしてジェイクの命を付けねらう謎の女が待ち受ける。
あらゆる伝手を使い、満席となった会場で“凱旋コンサート”を催し、舞台裏でレコード会社の契約を受けた二人はレコーディングの前払金として現金10,000ドルを受け取る。孤児院存続に十分な資金を得た二人はブルース・モービルに乗って追手を振り切りシカゴ市本庁舎に到着、クック郡を担当する窓口で期限前に納税を済ませるも、州警察や軍隊の総動員によって身柄を拘束され刑務所に収監される。
刑務所の食堂施設でエルヴィス・プレスリーの“監獄ロック”を演奏するバンド一同とブルース兄弟。
キャスト
- “ジョリエット”・ジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)
- エルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)
- クリオウファス・ジェームズ牧師(ジェームス・ブラウン)
- カーティス(キャブ・キャロウェイ)孤児院の管理人
- マット・マーフィの妻(アレサ・フランクリン)
- スティーヴ “カーネル” クロッパー(スティーヴ・クロッパー)バンドのリードギター
- ドナルド “ダック” ダン(ドナルド・ダック・ダン)バンドのベースギター
- マーフ(マーフィ・ダン)バンドのキーボード (マーフ & ザ・マジックトウンズのリーダー)
- ウィリー “トゥービッグ” ホール(ウィリー・ホール)バンドのドラム
- トム “ボーンズ” マローン(トム・マローン)バンドのトロンボーン
- “ブルー・ルー” マリーニ(ルー・マリーニ)バンドのサックス (シカゴ下町のソウル・フード・レストラン(マーフィの妻が経営者)の調理担当)
- マット “ギター” マーフィ(マット“ギター”マーフィ)バンドのギター
- ミスター・ファビュラス(アラン・ルービン)バンドのトランペット (高級レストラン”Chez Paul”の支配人)
- バートン刑事(ジョン・キャンディ)
- イリノイ・ナチ司令官(ヘンリー・ギブソン)
- ボブ(ジェフ・モリス)
- 謎の女(キャリー・フィッシャー)
- レイ (レイ・チャールズ)レイ楽器店、盲目の店主
- 高級レストランのウェイター(ポール・ルーベンス)
- 給油所でエルウッドにナンパされる女(ツイッギー)
- ジェイク仮釈放時の看守(フランク・オズ)
- 路上ミュージシャン(ジョン・リー・フッカー)
- 聖歌隊メンバー(チャカ・カーン)
- 「監獄ロック」で最初に踊りだした囚人(ジョー・ウォルシュ)
- スライン(スティーヴ・ローレンス)"凱旋コンサート"の会場(パレスホテル)を手配したプロモーター
- ペンギン(キャスリーン・フリーマン)イリノイ州カルメット市 聖ヘレン養護施設シスター(院長)
- クック郡収税課職員(スティーヴン・スピルバーグ)
日本語吹替
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
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フジテレビ旧録版 | フジテレビ新録版 | BD版 | ||
ジェイク | ジョン・ベルーシ | せんだみつお | ブラザー・トム | 高木渉 |
エルウッド | ダン・エイクロイド | 小野ヤスシ | ブラザー・コーン | 青山穣 |
ジェームズ牧師 | ジェームズ・ブラウン | 寺田誠 | 内海賢二 | 町田政則 |
カーティス | キャブ・キャロウェイ | 田中康郎 | 野本礼三 | 水野龍司 |
マットの妻 | アレサ・フランクリン | 間嶋里美 | 佳川紘子 | 慶長佑香 |
謎の女 | キャリー・フィッシャー | 吉田理保子 | 行成とあ | |
レイ | レイ・チャールズ | 田中康郎 | 千葉耕市 | 水野龍司 |
ペンギン | キャスリーン・フリーマン | 麻生美代子 | 京田尚子 | |
バートン | ジョン・キャンディ | 小関一 | 楠見尚己 | |
ボブ | ジェフ・モリス | 緒方賢一 | 西村知道 | |
マッケルロイ | チャールズ・ネイピア | 緑川稔 | 谷口節 | |
ナチ司令官 | ヘンリー・ギブソン | 楠見尚己 | ||
スティーブ・クロッパー | 塩沢兼人 | |||
ドナルド・ダック・ダン | 原田一夫 | かぬか光明 | ||
マーフィ・ダン | 千田光男 | 小島敏彦 | ||
ルー・マリーニ | 谷口節 | |||
マット・マーフィ | 中尾隆聖 | |||
アラン・ルービン | 石丸博也 | 成田剣 | ||
ナンパされる女 | ツイッギー | 太田淑子 | ||
収税課職員 | スティーヴン・スピルバーグ | 山口健 |
- その他出演:桑原たけし、山下啓介、幹本雄之、大塚芳忠、安西正弘、石森達幸、大山高男、増岡弘、仁内建之、林優子、小関一、さとうあい
- 演出:壺井正、翻訳:川本燁子、効果:PAG、調整:飯塚秀保、配給:日本MCA、制作:グロービジョン
- BD版:2011年発売。
スタッフ
- 監督:ジョン・ランディス
- 製作:ロバート・K・ワイス
登場歌
- Somebody Loan Me a Dime (Fenton Robinson)
- シーン:ジェイクが刑務所で看守に起こされる
- She Caught the Katy (The Blues Brothers Band)
- シーン:エルウッドが刑務所にジェイクを迎えに来た
- Shake Your Moneymaker (エルモア・ジェームス)
- シーン:ジェイクとエルウッドが、カーティスと孤児院で話している
- The Old Landmark (ジェームス・ブラウン & James Cleveland's Southern California Community Choir)
- シーン:ジェイムズブラウン牧師がトリプルロック教会で説教をしながら歌う
- God Music(エルマー・バーンスタイン)
- シーン:ジェイクが教会で光を見て、「Sees the Light」と言った時
- Soothe Me(サム&デイヴ)
- シーン:エルウッドがブルースモビールで信号無視し、警官に止められた
- Hold On, I'm Comin' (サム&デイヴ)
- シーン:ブルースモビールがパトカーに追跡され、ショッピングモールの駐車場に入る
- Can't Turn You Loose (The Blues Brothers Band)
- シーン:ブルースモビールがショッピングモール内に突入し、カーチェイスをする
- Peter Gunn Theme (The Blues Brothers Band)
- シーン:エルウッドがジェイクを連れて自分のボロアパートに行く
- Let the Good Times Roll / レット・ザ・グッド・タイムス・ロール (ルイ・ジョーダン)
- シーン:エルウッドとジェイクが部屋に入り、エルウッドがレコードでかけた曲
- Anema e core (Ezio Pinza)
- シーン:タランティーノ夫人の家で
- Quando, Quando, Quando (Murph and the MagicTones)
- シーン:マーフとバンドがホリデイ・インで演奏する
- シーン:ジェイクとエルウッドがマーフとバンドを自分たちのバンドへの復帰を説得している時
- Dir Romantiker (OP 167 ロマンティックな人々) 作曲ヨーゼフ・ランナー
- シーン: Chez PaulレストランでのBGM
- シーン:マックスウェルストリートでジョン・リー・フッカーが演奏
- Think / シンク (アレサ・フランクリン and The Blues Brothers Band)
- シーン:ソウルフードカフェで、マットの奥さんが声高らかに歌う
- Shake a Tail Feather(レイ・チャールズ & The Blues Brothers Band)
- シーン:レイの楽器店で演奏される曲
- Boogie Chillen' (ジョン・リー・フッカー)
- シーン:ジェイクとエルウッドがボブのカントリーバンカーにバンドを連れていく
- シーン:イリノイ・ナチの事務所で流れているBGM
- Your Cheatin' Heart (Kitty Wells)
- シーン:ボブのカントリーバンカーで
- Gimme Some Lovin' / ギミ・サム・ラヴィン (The Blues Brothers Band)
- シーン:ボブのカントリーバンカーでのライブで最初に演奏する曲
- Theme from Rawhide / ローハイドのテーマ (The Blues Brothers Band)
- シーン:ボブのカントリーバンカーでのライブで2番目に演奏する曲
- Stand by Your Man / スタンド・バイ・ユア・マン (The Blues Brothers Band)
- シーン:ボブのカントリーバンカーでのライブで3番目に演奏する曲
- シーン:ジェイクとエルウッド、カーティス、孤児達が外でコンサートの宣伝活動をする
- Minnie the Moocher / ミニー・ザ・ムーチャー(キャブ・キャロウェイ & The Blues Brothers Band)
- シーン:パレスホテルにて、コンサートでカーティスとバンドが演奏する曲
- Can't Turn You Loose (The Blues Brothers Band)
- シーン:カーティスが「Time is Tight」と言い、ジェイクとエルウッドを紹介して時にバンドが演奏する曲
- Everybody Needs Somebody to Love (The Blues Brothers Band)
- シーン:パレスホテルにて、ジェイクとエルウッドの最初の曲
- Sweet Home Chicago (The Blues Brothers Band)
- シーン:パレスホテルにて、ジェイクとエルウッドの2番目の歌で、その後のカーチェイス中にも流れる曲
- Ride of the Valkyries / ワルキューレの騎行(ピッツバーグ交響楽団)作曲ワーグナー
- シーン:カーチェイスの後、イリノイ・ナチの車が空から落下する時
- The Girl from Ipanema / イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン)
- シーン:納税へ行く時のエレベーター内で流れる曲
- Jailhouse Rock 監獄ロック (The Blues Brothers Band)
- シーン:刑務所にて演奏する曲
クレジット
登場車種
- エルウッドらブルースブラザーズが愛車として使用。
- 元パトカーであるため運転席側にサーチライトが付いており、車庫入れの際点灯させているシーンがある。方向指示器が故障しており、手で合図しながら曲がるシーンがある。
- イリノイ州・シカゴ市警察がパトカーとして使用。
- 1977年式は、エルウッドらのモナコとの違い、フロントライトが格納式になっている。
- 1977年式フォード・ピントワゴン(赤)
- 司令官率いるイリノイ・ナチの車。最後の空から落ちるシーンは実際にフォードをヘリから落として撮影した。
- 1975年式フォード・LTDワゴン(緑)
- イリノイ・ナチの車。
- 1977年式ポンティアック・グランプリ(赤)
- キャリー・フィッシャー演じる謎の女の車。ボディの至るところが腐食しているが、当時すでに3年落ちである。
撮影エピソード
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- レイ・チャールズがエレクトリックピアノを弾き「Shake your tail feather」を演奏し、通りを歩く歩行者がリズムに合わせダンスをするシーンは、設定は夏だが撮影は真冬で極寒の日のロケだったという。
- ショッピングモールのカーチェイスシーンは、イリノイ州ハーベイにあった、1975年に閉業したショッピングモールの廃墟を使って1週間かけて行われた。実在する企業から商品を借りて撮影をしていたため、盗難防止に当時アメリカ最大の警備会社に警備を依頼していたが、撮影中商品が無くなる事が相次いだ。警察を呼び調べたところ、その警備会社の警備員が盗んでいたことが判明した。
- 物語の終盤、シカゴ市役所前での群衆シーンでは500名を超えるエキストラが投入され、ここには200名の州兵、100名のシカゴ市およびイリノイ州の警察官が含まれた。さらに騎馬警官用の馬15頭、M4戦車3輌、消防車3台、ヘリコプター3機も用いられた。
テーマパーク
世界のユニバーサル・スタジオ・テーマパーク(フロリダ、ハリウッド、ジャパン)で「ブルース・ブラザーズ・ショー」という名称で劇中の曲を演奏するストリート・ミュージカル・ショーが開催されている。1991年にフロリダのニューヨークエリアに設置され、その後ハリウッドのアッパーロットにも設置された。だが、ジャパンは2009年12月31日に、ハリウッドでは2015年2月16日にクローズしたため、残るのはフロリダのみとなっている。
撮影地
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脚注
- ^ a b “The Blues Brothers (1980)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月18日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)400頁
- ^ http://bluespower-a.jugem.jp/?eid=18