「反社会的勢力」の版間の差分
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{{Otheruseslist|反社会的な団体|社会生活に戻れない事由|反社会復帰|それら社会的な障害|反社会性パーソナリティ障害|著作|反社会学講座}} |
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'''反社会的勢力'''(はんしゃかいてきせいりょく、{{lang-en|Anti-Social Forces}}<ref>[http://www.fsa.go.jp/en/refer/guide/instruments.pdf 金融庁 “Comprehensive Guidelines for How Companies Prevent Damage from Anti-Social Forces] - III-2-11 Prevention of Damage that May be Inflicted by Anti-Social Forces </ref>)とは、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人<ref name="moj">[http://www.moj.go.jp/content/000061957.pdf 企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針] 犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ - 平成19年6月19日、法務省</ref>。 |
'''反社会的勢力'''(はんしゃかいてきせいりょく、{{lang-en|Anti-Social Forces}}<ref>[http://www.fsa.go.jp/en/refer/guide/instruments.pdf 金融庁 “Comprehensive Guidelines for How Companies Prevent Damage from Anti-Social Forces] - III-2-11 Prevention of Damage that May be Inflicted by Anti-Social Forces </ref>)とは、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人<ref name="moj">[http://www.moj.go.jp/content/000061957.pdf 企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針] 犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ - 平成19年6月19日、法務省</ref>。'''反社'''(はんしゃ)とも略される<ref>{{Cite web|url=https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2019/best10/Preference04.html|title=4. 愉快なことばではないけれど|2019年の選評|work=三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2019」|publisher=三省堂|accessdate=2019-12-04}}</ref>。 |
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== 概要 == |
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同指針では企業が反社会的勢力による被害を防止するための基本的な理念や具体的な対応等が取りまとめられている他、相手が反社会的勢力にあたるかどうかをとらえる際には、暴力団、[[企業舎弟|暴力団関係企業]]、[[総会屋]]、[[社会運動標榜ゴロ]]、政治活動標榜ゴロ、[[特殊知能暴力集団]]等、どのような属性を持った相手であるか(属性要件)、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求等の行為を行っているかどうか(行為要件)への着目が重要であること、また、2004年10月25日付け[[警察庁次長]]通達「組織犯罪対策要綱」を参照するよう示している<ref name="moj"/>。 |
同指針では企業が反社会的勢力による被害を防止するための基本的な理念や具体的な対応等が取りまとめられている他、相手が反社会的勢力にあたるかどうかをとらえる際には、暴力団、[[企業舎弟|暴力団関係企業]]、[[総会屋]]、[[社会運動標榜ゴロ]]、政治活動標榜ゴロ、[[特殊知能暴力集団]]等、どのような属性を持った相手であるか(属性要件)、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求等の行為を行っているかどうか(行為要件)への着目が重要であること、また、2004年10月25日付け[[警察庁次長]]通達「組織犯罪対策要綱」を参照するよう示している<ref name="moj"/>。 |
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一方で2019年11月、[[菅義偉]]内閣官房長官による定例記者会見(首相官邸HPに記録される公的な会見<ref>[https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/ 首相官邸 内閣官房長官記者会見]</ref>)において、反社会的勢力の定義は一義的に定まっていないとの政府見解が示された<ref>[https://www.asahi.com/sp/articles/ASMCW647YMCWUTFK018.html 菅氏、反社会勢力「定義定まっていない」責任明言せず] - 朝日新聞デジタル</ref>ため、現状では反社会的勢力か否かを判断することは困難とされている。 |
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== 参考 == |
== 参考 == |
2019年12月9日 (月) 00:35時点における版
反社会的勢力(はんしゃかいてきせいりょく、英語: Anti-Social Forces[1])とは、暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人[2]。反社(はんしゃ)とも略される[3]。
概要
暴力団等の証券・不動産取引等経済活動を通じた資金獲得活動が巧妙化し、暴力団を排除する意識が高い企業であっても、暴力団関係企業等と知らず結果として経済取引を行ってしまう可能性があることが顕在化。それを受け日本国政府は、犯罪対策閣僚会議内に組織された「暴力団資金源等総合対策ワーキングチーム」において検討を行い、2007年6月19日に「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」を発表した。
同指針では企業が反社会的勢力による被害を防止するための基本的な理念や具体的な対応等が取りまとめられている他、相手が反社会的勢力にあたるかどうかをとらえる際には、暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標榜ゴロ、政治活動標榜ゴロ、特殊知能暴力集団等、どのような属性を持った相手であるか(属性要件)、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求等の行為を行っているかどうか(行為要件)への着目が重要であること、また、2004年10月25日付け警察庁次長通達「組織犯罪対策要綱」を参照するよう示している[2]。
参考
- ^ 金融庁 “Comprehensive Guidelines for How Companies Prevent Damage from Anti-Social Forces - III-2-11 Prevention of Damage that May be Inflicted by Anti-Social Forces
- ^ a b 企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針 犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ - 平成19年6月19日、法務省
- ^ “4. 愉快なことばではないけれど|2019年の選評”. 三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2019」. 三省堂. 2019年12月4日閲覧。