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2019年12月14日 (土) 07:06時点における版
鷲田 めるろ(わしだ めるろ、男性、1973年 - )は日本のキュレーター。
父は大阪大学総長などを務めた哲学者の鷲田清一。名前は本名で、メルロ=ポンティに由来する。弟はNHK大阪放送局の演出家、安達もじり。
略歴
京都市生まれ[1]。東京大学卒業。東京大学大学院美術史学専攻博士課程中退。世田谷美術館非常勤学芸員を経て、 1999年より金沢21世紀美術館建設事務局学芸員として美術館の立ち上げに携わる。
2009年、ゲント現代美術館との学芸員交流事業で半年間ベルギーに滞在。2017年、ヴィネツィアビエンナーレ日本館キュレーター。
2018年3月、金沢21世紀美術館を退職し、独立。あいちトリエンナーレ2019のキュレーターに就任したことで「両立が難しくなったため」と述べる[1][2]。
SANNAやアトリエワンなどの個展の他、建築批評家の五十嵐太郎などと共同で現代建築の展覧会の企画を手がけている。また日本で行われた国際展の先駆けである鶴来の現代美術祭を調査、アーカイブ展示などによってベルギーのキュレーターのヤン・フートの役割を明らかにした[3]。
キュレーションした主な展覧会
- 「妹島和世+西沢立衛/SANAA」(2005年、金沢21世紀美術館)
- 「人間は自由なんだから:ゲント現代美術館コレクションより」(2006年、金沢21世紀美術館)
- 「アトリエ・ワン:いきいきプロジェクト in 金沢」(2007年、金沢21世紀美術館)
- 「イェッペ・ハイン:360°」(2011年、金沢21世紀美術館)
- 「島袋道浩:能登」(2013年、金沢21世紀美術館)
- 「3.11以後の建築」(2014年、金沢21世紀美術館)
- 「Upside- down Forest ―逆さにすれば、森―」(2017年、ヴィネツィアビエンナー日本館)
脚注
- ^ a b 松岡等 (2018年4月21日). “キュレーター 鷲田めるろさん フリーで活動へ”. 中日新聞 2019年9月24日閲覧。
- ^ “美術手帖ニュース”. 2018年3月29日閲覧。
- ^ “金沢21世紀美術館研究紀要6号”. 2018年3月29日閲覧。
外部リンク
- 鷲田めるろ (@meruro) - X(旧Twitter)