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「鬼怒テクノ通り」の版間の差分

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'''鬼怒テクノ通り'''(きぬテクノどおり)は[[栃木県]][[真岡市]]から[[宇都宮市]]に至る[[国道408号]]の[[バイパス道路|バイパス]]である。[[地域高規格道路]]の「[[常総・宇都宮東部連絡道路]]」の一部を形成する路線である。
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'''真岡南バイパス'''、'''真岡バイパス'''、'''真岡北バイパス'''、'''真岡宇都宮バイパス'''で構成される。
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== 概要 ==
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[[地域高規格道路]]の「[[常総・宇都宮東部連絡道路]]」を構成する路線のひとつ。[[歩行者]]・[[自転車]]・[[ミニカー]]・[[小型特殊自動車]]・125[[立方センチメートル|cc]]以下の二輪車は通行を禁止されている。[[交差点]]が[[立体交差|立体]]化された4[[車線]]の[[高架橋|高架]]道路となっており、[[自動車専用道路]]に近い構造を採る[[一般道路]]である。

[[2012年]](平成24年)[[3月14日]]の正午より[[真岡市]]下篭谷の井頭公園南陸橋南 - 同市亀山の亀山和田橋南までの区間の[[最高速度]]を80km/hに引き上げたが、これは[[有料道路]]以外の道路としては全国的にも珍しく<ref name="佐藤2014"/>、[[高速道路]]([[高速自動車国道]]と自動車専用道路)以外の道路としては従来の70km/hを上回る全国で2例目の措置である(ちなみに1例目は同県内の[[国道119号]][[宇都宮北道路]]。)。併せて、高速道路と同様に荒天時等の[[制限|規制]]速度変更に対応するため、80km/h[[道路標識|規制標識]]には電光方式が採用されている。

交通[[渋滞]]が慢性化していた国道408号の渋滞緩和と安全で快適な交通の確保を目的に建設された。また、[[宇都宮清原工業団地|清原工業団地]]や[[真岡市#工業団地|真岡工業団地]]から[[北関東自動車道]][[真岡インターチェンジ|真岡IC]]を通じた物流の効率化が期待される。

=== 路線データ ===
* 起点:栃木県[[真岡市]]寺内
* 起点:栃木県[[真岡市]]寺内
* 終点:栃木県[[宇都宮市]]氷室町
* 終点:栃木県[[宇都宮市]]氷室町
* 距離:14.1[[キロメートル|km]]
* 距離:14.1[[キロメートル|km]]
* [[車線]]:4車線(一部[[暫定2車線]])
* [[車線]]:4車線(一部[[暫定2車線]])
* 125cc以下の2輪車、自転車は通行不可
*一部区間指定速度80km/h<ref name="佐藤2014"/>(全国で2例目、1例目は同県内の[[国道119号]][[宇都宮北道路]]。)


== 歴史 ==
== 歴史 ==

2020年1月4日 (土) 13:02時点における版

一般国道
地域高規格道路
国道408号標識
鬼怒テクノ通り
真岡バイパス
真岡北バイパス
真岡宇都宮バイパス
路線延長 14.1 km
開通年 2005年11月 -
起点 栃木県真岡市寺内
終点 栃木県宇都宮市氷室町
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

鬼怒テクノ通り(きぬテクノどおり)は栃木県真岡市から宇都宮市に至る国道408号バイパスである。 真岡南バイパス真岡バイパス真岡北バイパス真岡宇都宮バイパスで構成される。

真岡北バイパス、真岡市亀山付近

概要

地域高規格道路の「常総・宇都宮東部連絡道路」を構成する路線のひとつ。歩行者自転車ミニカー小型特殊自動車・125cc以下の二輪車は通行を禁止されている。交差点立体化された4車線高架道路となっており、自動車専用道路に近い構造を採る一般道路である。

2012年(平成24年)3月14日の正午より真岡市下篭谷の井頭公園南陸橋南 - 同市亀山の亀山和田橋南までの区間の最高速度を80km/hに引き上げたが、これは有料道路以外の道路としては全国的にも珍しく[1]高速道路高速自動車国道と自動車専用道路)以外の道路としては従来の70km/hを上回る全国で2例目の措置である(ちなみに1例目は同県内の国道119号宇都宮北道路。)。併せて、高速道路と同様に荒天時等の規制速度変更に対応するため、80km/h規制標識には電光方式が採用されている。

交通渋滞が慢性化していた国道408号の渋滞緩和と安全で快適な交通の確保を目的に建設された。また、清原工業団地真岡工業団地から北関東自動車道真岡ICを通じた物流の効率化が期待される。

路線データ

歴史

  • 1996年(平成8年)度 - 真岡バイパス事業着手
  • 2001年(平成13年)度 - 真岡北バイパス事業着手
  • 2003年(平成15年)度 - 真岡宇都宮バイパス事業着手
  • 2005年(平成17年)11月18日 - 真岡バイパス(2.1km)暫定開通
  • 2008年(平成20年)2月23日 - 真岡北バイパス南側区間(1.8 km)暫定開通
  • 2008年(平成20年)3月15日 - 北関東自動車道 真岡IC開通
  • 2009年(平成21年)11月30日 - 真岡北バイパス北側区間(1.9km)開通[2]
  • 2013年(平成25年)8月11日 - 真岡宇都宮バイパス(5.2km)暫定2車線で開通(一部区間で副道を利用した暫定開通)[3]
  • 2013年(平成25年)12月21日 - 真岡宇都宮バイパスの清南大地高架橋が完成し、同バイパス全線開通[4]
  • 2014年(平成26年)度 - 最後の未開通区間となる真岡南バイパス事業着手[5]

交差する道路

出典

  1. ^ 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日、148頁。ISBN 978-4-06-288282-8 このほか制限速度80km/hの一般国道は、国道1号浜名バイパス国道119号宇都宮北道路など、数例にとどまる。
  2. ^ 真岡北バイパスが開通 井頭公園と真岡ICが直結 - 下野新聞 2009年11月30日閲覧[リンク切れ]
  3. ^ 一般国道408号真岡宇都宮バイパス暫定供用プレイベントについて(栃木県宇都宮土木事務所2013年7月26日発表、同年8月6日閲覧)
  4. ^ 一般国道408号 真岡宇都宮バイパス開通式について”. 栃木県 (2013年12月25日). 2014年1月9日閲覧。
  5. ^ 一般国道408号真岡南バイパス(栃木県真岡土木事務所) (PDF, 8.25 MiB)

外部リンク