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== クラブ経歴 ==
== クラブ経歴 ==
[[File:Claudio marchisio.jpg|200px|thumb|left|[[ユヴェントスFC|ユヴェントス]]でプレイするマルキジオ(2005年)]]
[[File:Claudio marchisio.jpg|200px|thumb|left|[[ユヴェントスFC|ユヴェントス]]でプレイするマルキジオ(2005年)]]
[[1993年]]に[[ユヴェントス]]の[[イタリアのサッカークラブの下部組織|下部組織]]に入団。[[セリエA (サッカー) 2006-2007|06-07シーズン]]の途中にファーストチームへ昇格するとポジションを掴み、ユヴェントスの[[セリエA (サッカー)|セリエA]]昇格に貢献した。[[セリエA (サッカー) 2007-2008|07-08シーズン]]は[[エンポリFC|エンポリ]]へ[[レンタル移籍|期限付き移籍]]し26試合に出場したが、奮闘むなしく[[セリエB (サッカー)|セリエB]]降格となった。
1993年に[[ユヴェントス]]の[[イタリアのサッカークラブの下部組織|下部組織]]に入団。[[セリエA (サッカー) 2006-2007|2006-07シーズン]]の途中にファーストチームへ昇格するとポジションを掴み、ユヴェントスの[[セリエA (サッカー)|セリエA]]昇格に貢献した。[[セリエA (サッカー) 2007-2008|2007-08シーズン]]は[[エンポリFC|エンポリ]]へ[[レンタル移籍|期限付き移籍]]し26試合に出場したが、奮闘むなしく[[セリエB (サッカー)|セリエB]]降格となった。


[[セリエA (サッカー) 2008-2009|08-09シーズン]]からはユヴェントスに復帰。第20節の[[ACFフィオレンティーナ|フィオレンティーナ]]戦で決勝点となるセリエA初ゴール。当時の[[クラウディオ・ラニエリ|ラニエリ]]監督の下で[[サッカーのポジション|ポジション]]争いに勝ち、[[セバスティアン・ジョビンコ]]や[[パオロ・デ・チェリエ]]らと共に[[クラブチーム|クラブ]]の将来を担う選手として期待された。また、彼らと共に[[2008年]]、[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]の代表にも選出された。
[[セリエA (サッカー) 2008-2009|2008-09シーズン]]からはユヴェントスに復帰。第20節の[[ACFフィオレンティーナ|フィオレンティーナ]]戦で決勝点となるセリエA初ゴール。当時の[[クラウディオ・ラニエリ|ラニエリ]]監督の下で[[サッカーのポジション|ポジション]]争いに勝ち、[[セバスティアン・ジョビンコ]]や[[パオロ・デ・チェリエ]]らと共に[[クラブチーム|クラブ]]の将来を担う選手として期待された。また、彼らと共に2008年、[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]の代表にも選出された。


[[2009年]][[12月5日]]の[[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]]とのイタリア[[ダービーマッチ|ダービー]]では、1-1の[[スコア]]からの58分、[[モハメド・シソッコ]]が放った[[シュート (サッカー)|ミドルシュート]]を[[ゴールキーパー (サッカー)|GK]]の[[ジュリオ・セザル・ソアレス・エスピンドラ|ジュリオ・セザル]]が右腕一本で弾き、このこぼれ球をエリア内に詰めていたマルキジオが巧みなボール捌きでシュートブロックに来た[[ワルテル・サムエル]]を[[ドリブル]]でかわし、続いて飛び込んで来たジュリオ・セザルの左肩越しへチップ気味に浮かした[[シュート (サッカー)|シュート]]を決め、これが決勝点になった。
2009年12月5日の[[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]]とのイタリア[[ダービーマッチ|ダービー]]では、1-1の[[スコア]]からの58分、[[モハメド・シソッコ]]が放った[[シュート (サッカー)|ミドルシュート]]を[[ゴールキーパー (サッカー)|GK]]の[[ジュリオ・セザル・ソアレス・エスピンドラ|ジュリオ・セザル]]が右腕一本で弾き、このこぼれ球をエリア内に詰めていたマルキジオが巧みなボール捌きでシュートブロックに来た[[ワルテル・サムエル]]を[[ドリブル]]でかわし、続いて飛び込んで来たジュリオ・セザルの左肩越しへチップ気味に浮かした[[シュート (サッカー)|シュート]]を決め、これが決勝点になった。


[[2010年]][[3月11日]]、[[UEFAヨーロッパリーグ|EL]][[UEFAヨーロッパリーグ 2009-10#決勝トーナメント|ベスト16]]の[[ホーム・アンド・アウェー|ホーム]]第一戦の[[フラムFC|フラム]]戦において、[[主将|キャプテン]]の[[アレッサンドロ・デル・ピエロ]]が[[サブメンバー]]、副キャプテンの[[ジャンルイジ・ブッフォン]]と[[ジョルジョ・キエッリーニ]]が共に怪我で欠場、62分にキャプテンマークを付けていた[[ダヴィド・トレゼゲ]]が交代で[[サッカーのフィールド|ピッチ]]を退いた等の条件が重なった為、初めて[[主将|キャプテン]]を任された。2010-11シーズンはセリエAベストイレブンに選出された。
2010年3月11日、[[UEFAヨーロッパリーグ|EL]][[UEFAヨーロッパリーグ 2009-10#決勝トーナメント|ベスト16]]の[[ホーム・アンド・アウェー|ホーム]]第一戦の[[フラムFC|フラム]]戦において、[[主将|キャプテン]]の[[アレッサンドロ・デル・ピエロ]]が[[サブメンバー]]、副キャプテンの[[ジャンルイジ・ブッフォン]]と[[ジョルジョ・キエッリーニ]]が共に怪我で欠場、62分にキャプテンマークを付けていた[[ダヴィド・トレゼゲ]]が交代で[[サッカーのフィールド|ピッチ]]を退いた等の条件が重なった為、初めて[[主将|キャプテン]]を任された。2010-11シーズンはセリエAベストイレブンに選出された。


2011-12シーズンは、6節の[[ACミラン]]戦では2ゴールを決めミランの撃破を助けると、10節のインテルとのイタリアダービーでは決勝ゴールを決め、、キャリア200試合となった36節の[[USレッチェ|レッチェ]]戦ではゴールも決めるなど<ref>{{cite news |url=http://www.tuttosport.com/calcio/serie_a/juventus/2012/05/01-185234/Juve-Lecce%2C+Marchisio+verso+le+200+presenze |title=Juve-Lecce, Marchisio verso le 200 presenze |publisher=[[Tuttosport]] |language=Italian |date=2012-05-01 |accessdate=2015-12-16}}</ref>、2年連続となるセリエAベストイレブンに選ばれた<ref>{{cite news |url=http://www.juventus.com/wps/portal/en/news/!ut/p/b1/tZHLjqMwEEW_pT9gYhsSA0sIj-YRQjAYwiYikxcYBw9JQ-DrOy31LHqR3UyVVFJJV3XqVoEC5KC4ln11Lu9Vey2br77AOwnrWuw7CMKI2tBdRa6TGAlFkQQykMP5jtSwW_sja8fDMqJmPizPaDqc9jLKc5ROuUtG2KPzybcrwgUumc2PfDG3F2PBxC_heKJlgmwZr_Z_uH1j_KMqxaXiuMqYWHRC2G3Bx3SbNbeGP9gVf8RFUZ_NwGi7A_BAUe35bPjNZ3AmaVCDyhzPF6qsqEjGzxWLny6cBGvQ3US2bq00BF3lWwBfhA5B-N7yIyDHK9g-pcpOgtDRDKRDRw4M6Ka-_R4YCloTCSTfFxmFO7EpruEAk_ThkTr2kJkhYu7jMGUoCe0wsW4PBKVpZcZB2PlDYm6n5B5EBxqnhq6vO1qu_wJfvCCW_xfwlUP0z4E__ierMpZkhGXpWecqBvTJ2tTq0PqED2lNNyE594F2CpJVR4mqRDTJ2nElez7aIn9Z-wmyELHYjZBRBNaFhmm9nsa7N5E-rgd38lkHXbQJeyswc0_WTjk97J5j1SYIqh2d4CWletbgJmVvQPCesZOO1K8c9LdP8NjzBQ!!/?1dmy&urile=wcm%3apath%3a/juvecom-en/news/24jan2012_oscarcalcios |title=Del Piero and Marchisio scoop awards |publisher=juventus.com |date=2012-01-24 |accessdate=2015-12-16}}</ref>。
2011-12シーズンは、6節の[[ACミラン]]戦では2ゴールを決めミランの撃破を助けると、10節のインテルとのイタリアダービーでは決勝ゴールを決め、、キャリア200試合となった36節の[[USレッチェ|レッチェ]]戦ではゴールも決めるなど<ref>{{cite news |url=http://www.tuttosport.com/calcio/serie_a/juventus/2012/05/01-185234/Juve-Lecce%2C+Marchisio+verso+le+200+presenze |title=Juve-Lecce, Marchisio verso le 200 presenze |publisher=[[Tuttosport]] |language=Italian |date=2012-05-01 |accessdate=2015-12-16}}</ref>、2年連続となるセリエAベストイレブンに選ばれた<ref>{{cite news |url=http://www.juventus.com/wps/portal/en/news/!ut/p/b1/tZHLjqMwEEW_pT9gYhsSA0sIj-YRQjAYwiYikxcYBw9JQ-DrOy31LHqR3UyVVFJJV3XqVoEC5KC4ln11Lu9Vey2br77AOwnrWuw7CMKI2tBdRa6TGAlFkQQykMP5jtSwW_sja8fDMqJmPizPaDqc9jLKc5ROuUtG2KPzybcrwgUumc2PfDG3F2PBxC_heKJlgmwZr_Z_uH1j_KMqxaXiuMqYWHRC2G3Bx3SbNbeGP9gVf8RFUZ_NwGi7A_BAUe35bPjNZ3AmaVCDyhzPF6qsqEjGzxWLny6cBGvQ3US2bq00BF3lWwBfhA5B-N7yIyDHK9g-pcpOgtDRDKRDRw4M6Ka-_R4YCloTCSTfFxmFO7EpruEAk_ThkTr2kJkhYu7jMGUoCe0wsW4PBKVpZcZB2PlDYm6n5B5EBxqnhq6vO1qu_wJfvCCW_xfwlUP0z4E__ierMpZkhGXpWecqBvTJ2tTq0PqED2lNNyE594F2CpJVR4mqRDTJ2nElez7aIn9Z-wmyELHYjZBRBNaFhmm9nsa7N5E-rgd38lkHXbQJeyswc0_WTjk97J5j1SYIqh2d4CWletbgJmVvQPCesZOO1K8c9LdP8NjzBQ!!/?1dmy&urile=wcm%3apath%3a/juvecom-en/news/24jan2012_oscarcalcios |title=Del Piero and Marchisio scoop awards |publisher=juventus.com |date=2012-01-24 |accessdate=2015-12-16}}</ref>。
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2013-14シーズン、第19節の[[カリアリ・カルチョ|カリアリ]]戦でミドルシュートでゴールを決め、ボローニャ戦でセリエA200試合出場を達成した<ref>{{cite news |title=Marchisio torna Principe "Gol e carattere Adesso è quasi nostro" |url=http://www.lastampa.it/2014/04/28/sport/marchisio-torna-principe-gol-e-carattere-adesso-quasi-nostro-1xgqjK98ag6jIRUJb9NwvN/pagina.html |work=[[La Stampa]] |date=2014-04-28 |language=Italian}}</ref>。
2013-14シーズン、第19節の[[カリアリ・カルチョ|カリアリ]]戦でミドルシュートでゴールを決め、ボローニャ戦でセリエA200試合出場を達成した<ref>{{cite news |title=Marchisio torna Principe "Gol e carattere Adesso è quasi nostro" |url=http://www.lastampa.it/2014/04/28/sport/marchisio-torna-principe-gol-e-carattere-adesso-quasi-nostro-1xgqjK98ag6jIRUJb9NwvN/pagina.html |work=[[La Stampa]] |date=2014-04-28 |language=Italian}}</ref>。


2014-15シーズン、第2節の[[ウディネーゼ・カルチョ|ウディネーゼ]]戦ではアウトサイドにかけた見事なミドルシュートを決め、第36節インテル戦ではペナルティーキックでゴールを決め、イタリアダービーの勝利を助けた。UEFAチャンピオンズリーグではファイナルで敗れ優勝はならなかったが、同大会のベストイレブンに選ばれた<ref> name="UEFA Champions League squad of the season">{{cite web |url=http://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2255077.html#uefa+champions+league+squad+season |title=UEFA Champions League squad of the season |website=UEFA.com |publisher=[[UEFA|Union of European Football Associations]] |date=2015-06-09 |accessdate=2015-06-09}}</ref>。
2014-15シーズン、第2節の[[ウディネーゼ・カルチョ|ウディネーゼ]]戦ではアウトサイドにかけた見事なミドルシュートを決め、第36節インテル戦ではPKでゴールを決め、イタリアダービーの勝利を助けた。UEFAチャンピオンズリーグではファイナルで敗れ優勝はならなかったが、同大会のベストイレブンに選ばれた<ref> name="UEFA Champions League squad of the season">{{cite web |url=http://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2255077.html#uefa+champions+league+squad+season |title=UEFA Champions League squad of the season |website=UEFA.com |publisher=[[UEFA|Union of European Football Associations]] |date=2015-06-09 |accessdate=2015-06-09}}</ref>。2015年7月、ユベントスとの契約を2019-20シーズンまで延長<ref>{{cite news |url=http://www.juventus.com/en/news/news/2015/marchisio-excited-for-the-future.php |title=Marchisio excited for the future |publisher=juventus.com |date=2015-07-06}}</ref><ref>{{cite news |url=http://it.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2263565.html |title=Marchisio tra le bandiere della Juventus |publisher=[[UEFA|uefa.com]] |language=Italian |date=2015-07-06}}</ref>。
2015年7月、ユベントスとの契約を2019-20まで延長<ref>{{cite news |url=http://www.juventus.com/en/news/news/2015/marchisio-excited-for-the-future.php |title=Marchisio excited for the future |publisher=juventus.com |date=2015-07-06}}</ref><ref>{{cite news |url=http://it.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2263565.html |title=Marchisio tra le bandiere della Juventus |publisher=[[UEFA|uefa.com]] |language=Italian |date=2015-07-06}}</ref>。


2015-2016シーズンからは[[アンドレア・ピルロ]]退団後の中盤の要として従来よりも低い位置でプレー。シーズン序盤こそ負傷で欠場が多かったが、復帰後はチームのパス回しの中心となっていた、しかし、2016年4月、[[USチッタ・ディ・パレルモ|パレルモ]]戦で左ひざの[[靭帯断裂|靭帯十字部分断裂]]という重傷を負い、2015-16シーズンを終了。[[EURO2016]]参加も断念することになった<ref>{{Cite web |url=http://www.goal.com/en-gb/news/7134/euro-2016/2016/04/17/22493892/italy-midfielder-marchisio-to-miss-euro-2016-with-cruciate?utm_source=facebook.com&utm_medium=referral&utm_campaign=engbfb |title=Italy midfielder Marchisio to miss Euro 2016 with cruciate ligament injury |publisher=goal.com |author=Chris Davie |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。
2015-16シーズンからは[[アンドレア・ピルロ]]退団後の中盤の要として従来よりも低い位置でプレー。シーズン序盤こそ負傷で欠場が多かったが、復帰後はチームのパス回しの中心となっていた、しかし、2016年4月、[[USチッタ・ディ・パレルモ|パレルモ]]戦で左ひざの[[靭帯断裂|靭帯十字部分断裂]]という重傷を負い、2015-16シーズンを終了。[[EURO2016]]参加も断念することになった<ref>{{Cite web |url=http://www.goal.com/en-gb/news/7134/euro-2016/2016/04/17/22493892/italy-midfielder-marchisio-to-miss-euro-2016-with-cruciate?utm_source=facebook.com&utm_medium=referral&utm_campaign=engbfb |title=Italy midfielder Marchisio to miss Euro 2016 with cruciate ligament injury |publisher=goal.com |author=Chris Davie |date=2016-04-17 |accessdate=2016-04-17}}</ref>。


2016-17シーズン、2016年10月26日の[[UCサンプドリア]]戦で復帰、チャンピオンズリーググループステージの[[セビージャFC]]戦でペナルティーキックでゴールを決めた<ref>{{Cite news |title=Juve in pole position after Sevilla success |url=http://www.uefa.com/uefachampionsleague/season=2017/matches/round=2000783/match=2019353/postmatch/report/index.html |publisher=[[UEFA]] |date=2016-11-22}}</ref><ref>{{Cite news |title=Marchisio: “Goal was liberating” |url=http://www.juventus.com/en/news/news/2016/marchisio-goal-was-liberating.php |publisher=[[Juventus F.C.|juventus.com]] |date=2016-11-23}}</ref>。セリエAでは第25節パレルモ戦でゴールを決め、2017年4月15日[[デルフィーノ・ペスカーラ1936|ペスカーラ]]戦でセリエA250試合出場を達成した<ref>{{cite web |url=http://www.calciomercato.com/news/juve-marchisio-fa-250-a-un-anno-dall-infortunio-ma-il-futuro-26852 |title=Juve, Marchisio fa 250 a un anno dall'infortunio: ma il futuro... |publisher=Calciomercato.com |language=Italian |date=2017-04-16 |accessdate=2017-04-17}}</ref>。2016-17シーズンは[[サミ・ケディラ]]の控えにまわる事も増えたが、チャンピオンズリーグ準決勝のファーストレグ、出場停止の[[サミ・ケディラ|ケディラ]]に代わり先発、先制点の起点となるなど好プレーを見せ<ref>{{Cite news |title=CLモナコ×ユベントス|採点&寸評】イグアインやD・アウベスが躍動! 逸材エムバペも奮闘したが… |url=http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=25307 |publisher=サッカーダイジェストWEB |date=2017-05-05 |accessdate=2017-05-28}}</ref>、セカンドレグの試合では怪我のケディラとの交代で出場、ファイナル進出に貢献した。
2016-17シーズン、2016年10月26日の[[UCサンプドリア]]戦で復帰、チャンピオンズリーググループステージの[[セビージャFC]]戦でペナルティーキックでゴールを決めた<ref>{{Cite news |title=Juve in pole position after Sevilla success |url=http://www.uefa.com/uefachampionsleague/season=2017/matches/round=2000783/match=2019353/postmatch/report/index.html |publisher=[[UEFA]] |date=2016-11-22}}</ref><ref>{{Cite news|title=Marchisio: “Goal was liberating”|url=http://www.juventus.com/en/news/news/2016/marchisio-goal-was-liberating.php|publisher=juventus.com|date=2016-11-23}}</ref>。セリエAでは第25節パレルモ戦でゴールを決め、2017年4月15日[[デルフィーノ・ペスカーラ1936|ペスカーラ]]戦でセリエA250試合出場を達成した<ref>{{cite web |url=http://www.calciomercato.com/news/juve-marchisio-fa-250-a-un-anno-dall-infortunio-ma-il-futuro-26852 |title=Juve, Marchisio fa 250 a un anno dall'infortunio: ma il futuro... |publisher=Calciomercato.com |language=Italian |date=2017-04-16 |accessdate=2017-04-17}}</ref>。2016-17シーズンは[[サミ・ケディラ]]の控えにまわる事も増えたが、チャンピオンズリーグ準決勝のファーストレグ、出場停止の[[サミ・ケディラ|ケディラ]]に代わり先発、先制点の起点となるなど好プレーを見せ<ref>{{Cite news |title=CLモナコ×ユベントス|採点&寸評】イグアインやD・アウベスが躍動! 逸材エムバペも奮闘したが… |url=http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=25307 |publisher=サッカーダイジェストWEB |date=2017-05-05 |accessdate=2017-05-28}}</ref>、セカンドレグの試合では怪我のケディラとの交代で出場、ファイナル進出に貢献した。


2017-18、セリエA前人未到の7連覇のメンバーになるも、怪我などの影響もあり、出場機会を大幅に減らし、ユヴェントスからの退団、MLSやJリーグへ移籍の可能性が報道される中<ref>{{Cite web |url= https://www.football-zone.net/archives/121347 |title=イタリアの“小さなイケメン王子”マルキージオに日本移籍浮上 6カ国争奪戦勃発か |accessdate=2018-07-28}}</ref>、新シーズンに向けたユベントスUSツアーなどのプレシーズンマッチには出場していたが、セリエA開幕を控えた2018年8月17日、双方の合意に基づき突如ユヴェントスとの契約を解除、下部組織時代から含めると25年所属したユヴェントスからの退団が決定した<ref>http://www.juventus.com/en/news/news/2018/claudio-marchisio-departs-juventus.php</ref>。2017-18年度セリA最終節のベローナ戦に先発出場したのがユベントスでの最後の公式戦となった。
2017-18シーズン、セリエA前人未到の7連覇のメンバーになるも、怪我などの影響もあり、出場機会を大幅に減らし、ユヴェントスからの退団、MLSやJリーグへ移籍の可能性が報道される中<ref>{{Cite web |url= https://www.football-zone.net/archives/121347 |title=イタリアの“小さなイケメン王子”マルキージオに日本移籍浮上 6カ国争奪戦勃発か |accessdate=2018-07-28}}</ref>、新シーズンに向けたユベントスUSツアーなどのプレシーズンマッチには出場していたが、セリエA開幕を控えた2018年8月17日、双方の合意に基づき突如ユヴェントスとの契約を解除、下部組織時代から含めると25年所属したユヴェントスからの退団が決定した<ref>http://www.juventus.com/en/news/news/2018/claudio-marchisio-departs-juventus.php</ref>。2017-18シーズン[[ラス・ヴェローナFC|エラス・ヴェローナ]]戦に先発出場したのがユベントスでの最後の公式戦となった。


2018年9月3日、[[パリ・サンジェルマンFC|パリサンジェルマン]]、[[FCポルト|ポルト]]、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]、[[アトレティコ・マドリード]]などへの移籍の話が出ていたが<ref>{{Cite web |url= http://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%82%82%E5%99%82%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%96%B0%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E3%81%AFpsg%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%8B/q4ou83t01cko137i8ogu2i47b |title=Jリーグ行きも噂されたマルキージオ、新天地はPSG?ブッフォンが勧誘 |accessdate=2018-09-08}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%A6%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E9%80%80%E5%9B%A3%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%96%B0%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E3%81%AF%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%A8%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%81%8C%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%AB%E8%88%88%E5%91%B3/qm4bhyamotnb15vjv142wxtps |title=ユヴェントス退団のマルキージオ、新天地はポルトガルに?ポルトとベンフィカが獲得に興味 |accessdate=2018-09-08}}</ref>、[[FCゼニト・サンクトペテルブルク]]に2年契約で加入<ref>[https://fc-zenit.ru/news/2018-09-03-klaudio-markizio-prodolzhit-kareru-v-zenite.htm Клаудио Маркизио продолжит карьеру в «Зените»]Футбольный клуб «Зенит» 2018年9月4日</ref>。9月30日[[FCアンジ・マハチカラ]]戦で先発出場からゼニト移籍後初ゴールを決めた<ref>{{Cite web |url= https://tribuna.com/en/juventus/news/2915777/ |title=Marchisio scores his first goal for Zenit |accessdate=2018-10-07}}</ref>、怪我で17節以降を欠場したが、ゼニトは優勝を果たした、個人としては8年連続のリーグ優勝となった。
2018年9月3日、[[パリ・サンジェルマンFC|パリサンジェルマン]]、[[FCポルト|ポルト]]、[[SLベンフィカ|ベンフィカ]]、[[アトレティコ・マドリード]]などへの移籍の話が出ていたが<ref>{{Cite web |url= http://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%82%82%E5%99%82%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%96%B0%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E3%81%AFpsg%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%8C%E5%8B%A7%E8%AA%98%E3%81%8B/q4ou83t01cko137i8ogu2i47b |title=Jリーグ行きも噂されたマルキージオ、新天地はPSG?ブッフォンが勧誘 |accessdate=2018-09-08}}</ref><ref>{{Cite web |url= http://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%A6%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E9%80%80%E5%9B%A3%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA%E6%96%B0%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E3%81%AF%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%A8%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%81%8C%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%AB%E8%88%88%E5%91%B3/qm4bhyamotnb15vjv142wxtps |title=ユヴェントス退団のマルキージオ、新天地はポルトガルに?ポルトとベンフィカが獲得に興味 |accessdate=2018-09-08}}</ref>、[[FCゼニト・サンクトペテルブルク]]に2年契約で加入<ref>[https://fc-zenit.ru/news/2018-09-03-klaudio-markizio-prodolzhit-kareru-v-zenite.htm Клаудио Маркизио продолжит карьеру в «Зените»]Футбольный клуб «Зенит» 2018年9月4日</ref>。9月30日[[FCアンジ・マハチカラ]]戦で先発出場からゼニト移籍後初ゴールを決めた<ref>{{Cite web |url= https://tribuna.com/en/juventus/news/2915777/ |title=Marchisio scores his first goal for Zenit |accessdate=2018-10-07}}</ref>、怪我で17節以降を欠場したが、ゼニトは優勝を果たした、個人としては8年連続のリーグ優勝となった。


2019年7月、ゼニトとの契約を解除し、退団した<ref>{{Cite press release |title=Клаудио Маркизио покидает «Зенит» |publisher=FCゼニト・サンクトペテルブルク |date=2019-07-01 |url=https://fc-zenit.ru/news/2019-07-01-klaudio-markizio-pokidaet-zenit.htm |language=ru |accessdate=2019-09-02}}</ref>。
2019年7月、ゼニトとの契約を解除し、退団した<ref>{{Cite press release |title=Клаудио Маркизио покидает «Зенит» |publisher=FCゼニト・サンクトペテルブルク |date=2019-07-01 |url=https://fc-zenit.ru/news/2019-07-01-klaudio-markizio-pokidaet-zenit.htm |language=ru |accessdate=2019-09-02}}</ref>。
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== 代表歴 ==
== 代表歴 ==
[[File:Claudio Marchisio Euro 2012 vs England.jpg|thumb|ユーロ2012でのマルキージオ]]
[[File:Claudio Marchisio Euro 2012 vs England.jpg|thumb|ユーロ2012でのマルキージオ]]
[[2009年]][[8月12日]]に[[サッカースイス代表|スイス]]との[[テストマッチ|親善試合]]にて同じユヴェントスの下部組織出身である[[ドメニコ・クリシート]]と共にA代表[[デビュー]]を果たした。
2009年8月12日に[[サッカースイス代表|スイス]]との[[テストマッチ|親善試合]]にて同じユヴェントスの下部組織出身である[[ドメニコ・クリシート]]と共にA代表[[デビュー]]を果たした。


[[2010 FIFAワールドカップ]]の代表メンバーにも選出され、2試合に出場したが一次リーグで敗退<ref>{{Cite web |url=http://www.fifa.com/worldcup/archive/southafrica2010/teams/team=43954/index.html |title=2010 FIFA World Cup South Africa™ - Teams - Italy |accessdate=2019-01-05 |last=FIFA.com |website=FIFA.com |language=en}}</ref>。
[[2010 FIFAワールドカップ]]の代表メンバーにも選出され、2試合に出場したが一次リーグで敗退<ref>{{Cite web |url=http://www.fifa.com/worldcup/archive/southafrica2010/teams/team=43954/index.html |title=2010 FIFA World Cup South Africa™ - Teams - Italy |accessdate=2019-01-05 |last=FIFA.com |website=FIFA.com |language=en}}</ref>。


[[2011年]][[10月7日]]の[[UEFA EURO 2012予選]]の[[サッカーセルビア代表|セルビア]]戦で代表初得点を挙げた<ref>[http://www.goal.com/jp/news/1867/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2/2011/10/08/2701671/%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E5%88%9D%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E5%96%9C%E3%81%B6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA 代表初ゴールを喜ぶマルキージオ]Goal.com 2011年10月8日</ref>。
2011年10月7日の[[UEFA EURO 2012予選]]の[[サッカーセルビア代表|セルビア]]戦で代表初得点を挙げた<ref>[http://www.goal.com/jp/news/1867/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2/2011/10/08/2701671/%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E5%88%9D%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E5%96%9C%E3%81%B6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AA 代表初ゴールを喜ぶマルキージオ]Goal.com 2011年10月8日</ref>。


[[UEFA EURO 2012]]ではレギュラーとして6試合でプレー、イタリアのファイナル進出に貢献したが、スペインに敗れ準優勝に終わった。
[[UEFA EURO 2012]]ではレギュラーとして6試合でプレー、イタリアのファイナル進出に貢献したが、スペインに敗れ準優勝に終わった。

2020年1月16日 (木) 16:55時点における版

クラウディオ・マルキージオ
ゼニトでのマルキージオ2018年
名前
愛称 プリンチピーノ
ラテン文字 Claudio Marchisio
基本情報
国籍 イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1986-01-19) 1986年1月19日(38歳)
出身地 キエーリ
身長 179cm
体重 76kg
選手情報
ポジション MF
利き足 右足
ユース
1993-2006 イタリアの旗 ユヴェントス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2018 イタリアの旗 ユヴェントス 294 (33)
2007-2008 イタリアの旗 エンポリ(loan) 26 (0)
2018-2019 ロシアの旗 ゼニト 9 (2)
通算 329 (35)
代表歴
2006 イタリアの旗 イタリア U-20 1 (0)
2007-2009  イタリア U-21 14 (0)
2008  イタリア U-23 3 (1)
2009-2017 イタリアの旗 イタリア 55 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。2019年7月2日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

クラウディオ・マルキジオClaudio Marchisio, イタリア語発音: [ˈklaudjo marˈkiːzjo]; 1986年1月19日 - )はイタリアトリノ県キエーリ生まれの元サッカー選手。元イタリア代表。ポジションはMF。苗字は「マルキージオ」と表記されることが多いが、カナ転記としては「マルキーズィオ」が現地音に近い。

ユベントスでは八百長事件後の黄金時代を支え、2度のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出、史上初のセリエA7連覇を達成した主要メンバーであった[1]。イタリア代表としては2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会2014年FIFAワールドカップブラジル大会に出場、2012年UEFAヨーロッパ選手権ではイタリアの準優勝に貢献した。

クラブ経歴

ユヴェントスでプレイするマルキジオ(2005年)

1993年にユヴェントス下部組織に入団。2006-07シーズンの途中にファーストチームへ昇格するとポジションを掴み、ユヴェントスのセリエA昇格に貢献した。2007-08シーズンエンポリ期限付き移籍し26試合に出場したが、奮闘むなしくセリエB降格となった。

2008-09シーズンからはユヴェントスに復帰。第20節のフィオレンティーナ戦で決勝点となるセリエA初ゴール。当時のラニエリ監督の下でポジション争いに勝ち、セバスティアン・ジョビンコパオロ・デ・チェリエらと共にクラブの将来を担う選手として期待された。また、彼らと共に2008年、北京オリンピックの代表にも選出された。

2009年12月5日のインテルとのイタリアダービーでは、1-1のスコアからの58分、モハメド・シソッコが放ったミドルシュートGKジュリオ・セザルが右腕一本で弾き、このこぼれ球をエリア内に詰めていたマルキジオが巧みなボール捌きでシュートブロックに来たワルテル・サムエルドリブルでかわし、続いて飛び込んで来たジュリオ・セザルの左肩越しへチップ気味に浮かしたシュートを決め、これが決勝点になった。

2010年3月11日、ELベスト16ホーム第一戦のフラム戦において、キャプテンアレッサンドロ・デル・ピエロサブメンバー、副キャプテンのジャンルイジ・ブッフォンジョルジョ・キエッリーニが共に怪我で欠場、62分にキャプテンマークを付けていたダヴィド・トレゼゲが交代でピッチを退いた等の条件が重なった為、初めてキャプテンを任された。2010-11シーズンはセリエAベストイレブンに選出された。

2011-12シーズンは、6節のACミラン戦では2ゴールを決めミランの撃破を助けると、10節のインテルとのイタリアダービーでは決勝ゴールを決め、、キャリア200試合となった36節のレッチェ戦ではゴールも決めるなど[2]、2年連続となるセリエAベストイレブンに選ばれた[3]

2012-13シーズン、デルピエロの退団により10番を着ることを打診されたが断った[4]。15節のトリノダービーでは2ゴールの活躍でトリノ撃破を助け、34節のトリノダービーでもゴールを決める活躍を見せた。またUEFAチャンピオンズリーグ、グループステージのFCノアシェラン戦、決勝トーナメント1回戦のセルティックFC戦でゴールを決めるなどの活躍を見せ、2012年のUEFAチームオブザイヤーのノミネートされた。

2013-14シーズン、第19節のカリアリ戦でミドルシュートでゴールを決め、ボローニャ戦でセリエA200試合出場を達成した[5]

2014-15シーズン、第2節のウディネーゼ戦ではアウトサイドにかけた見事なミドルシュートを決め、第36節インテル戦ではPKでゴールを決め、イタリアダービーの勝利を助けた。UEFAチャンピオンズリーグではファイナルで敗れ優勝はならなかったが、同大会のベストイレブンに選ばれた[6]。2015年7月、ユベントスとの契約を2019-20シーズンまで延長[7][8]

2015-16シーズンからはアンドレア・ピルロ退団後の中盤の要として従来よりも低い位置でプレー。シーズン序盤こそ負傷で欠場が多かったが、復帰後はチームのパス回しの中心となっていた、しかし、2016年4月、パレルモ戦で左ひざの靭帯十字部分断裂という重傷を負い、2015-16シーズンを終了。EURO2016参加も断念することになった[9]

2016-17シーズン、2016年10月26日のUCサンプドリア戦で復帰、チャンピオンズリーググループステージのセビージャFC戦でペナルティーキックでゴールを決めた[10][11]。セリエAでは第25節パレルモ戦でゴールを決め、2017年4月15日ペスカーラ戦でセリエA250試合出場を達成した[12]。2016-17シーズンはサミ・ケディラの控えにまわる事も増えたが、チャンピオンズリーグ準決勝のファーストレグ、出場停止のケディラに代わり先発、先制点の起点となるなど好プレーを見せ[13]、セカンドレグの試合では怪我のケディラとの交代で出場、ファイナル進出に貢献した。

2017-18シーズン、セリエA前人未到の7連覇のメンバーになるも、怪我などの影響もあり、出場機会を大幅に減らし、ユヴェントスからの退団、MLSやJリーグへ移籍の可能性が報道される中[14]、新シーズンに向けたユベントスUSツアーなどのプレシーズンマッチには出場していたが、セリエA開幕を控えた2018年8月17日、双方の合意に基づき突如ユヴェントスとの契約を解除、下部組織時代から含めると25年所属したユヴェントスからの退団が決定した[15]。2017-18シーズンのエラス・ヴェローナ戦に先発出場したのがユベントスでの最後の公式戦となった。

2018年9月3日、パリ・サンジェルマンポルトベンフィカアトレティコ・マドリードなどへの移籍の話が出ていたが[16][17]FCゼニト・サンクトペテルブルクに2年契約で加入[18]。9月30日、FCアンジ・マハチカラ戦で先発出場からゼニト移籍後初ゴールを決めた[19]、怪我で17節以降を欠場したが、ゼニトは優勝を果たした、個人としては8年連続のリーグ優勝となった。

2019年7月、ゼニトとの契約を解除し、退団した[20]

ASモナコ、中東、日本のクラブへの加入も話題に上ったが、2019年10月3日、自身のSNSを通じて現役引退を発表した。ユヴェントス・スタジアムで行われた記者会見では「ユーベでプレーすることを夢見たトリノの一少年だったが、それをかなえることができた」と語った[21]。現役最後のゴールは2018年11月4日ロシアプレミアリーグ、FCテレク・グロズヌイ 戦におけるPK、出場試合は2019年2月12日ヨーロッパリーグ、フェネルバフチェ戦に5分出場したものとなった[22]

代表歴

ユーロ2012でのマルキージオ

2009年8月12日にスイスとの親善試合にて同じユヴェントスの下部組織出身であるドメニコ・クリシートと共にA代表デビューを果たした。

2010 FIFAワールドカップの代表メンバーにも選出され、2試合に出場したが一次リーグで敗退[23]

2011年10月7日のUEFA EURO 2012予選セルビア戦で代表初得点を挙げた[24]

UEFA EURO 2012ではレギュラーとして6試合でプレー、イタリアのファイナル進出に貢献したが、スペインに敗れ準優勝に終わった。

2014 FIFAワールドカップ・イタリア代表に選出され、一次リーグ全3試合に出場、初戦のイングランド戦で先制点となるペナルティエリアの外からのミドルシュートによるゴールを決めたが[25]、第3戦のウルグアイ戦ではレッドカードを受け、退場処分となった。

2016年怪我の為、UEFA EURO 2016に出場出来なかった[26]

2017年5月、2015年6月以来となる代表復帰、ウルグアイとの親善試合、2018年W杯欧州予選グループGリヒテンシュタイン戦に向けたイタリア代表メンバーに選出され、ウルグアイ戦に出場した。

プレースタイル

ユヴェントスユース出身の生え抜き選手であり、アレッサンドロ・デル・ピエロに続くバンディエラとして期待されていた[27]。センターハーフ、サイドハーフ[28]、トップ下[29]など中盤のほとんどの位置でプレーすることができるMF。運動量豊富で、強烈なミドルシュートや背後への飛び出しといったフィニッシュに絡む仕事、レジスタ”として試合を組み立てる仕事も出来る[30]。 ただ本人はセントラルハーフを自身の本職であるとしており[28]、また自身の持ち味がスペースへの飛び出しであると考えていた[29]

しばしばマルコ・タルデッリと比較された[31]

人物・エピソード

  • 2016年3月2日に行われたコッパ・イタリア準決勝戦インテル戦において、延長戦後半にシモーネ・ザザがイエローカードを提示された場面のイタリア放送協会のTV実況を「(実況はザザが)蹴っ飛ばしたという。目の見えない人が実況しているんだ」とTwitterにて批判した。イタリア代表選手が国営放送の実況を批判した事や「目の見えない人」という表現を使った事が問題視され、マルキジオは3日に謝罪した[32]
  • 『Pincipino(プリンチピーノ=王子さま)』のニックネームのとおり、水色に澄んだ瞳と優しい顔立ちで、モデルとして香水の広告に起用されたり、日本でもイケメンプレーヤーとして注目されたことがあった[33]
  • ゼニトでの背番号に10番を選択した理由を、憧れのユーヴェの先輩デル・ピエロの影響であることを明かし「重みのある背番号であることは理解している。だが昔から僕のお気に入りの番号だったんだ。子供の頃、デル・ピエロが背負っているのを見ていた。だからこそ大きな敬意を払って扱いたい」と語った[34]

個人成績

クラブでの成績

2017-2018シーズン終了時

シーズン クラブ リーグ戦 カップ戦 欧州カップ戦 スーパーカップ 合計
コンペ 出場 得点 コンペ 出場 得点 コンペ 出場 得点 コンペ 出場 得点 出場 得点
2006-2007 ユヴェントス B 25 0 CI 1 0 - - - - - - 26 0
2007-2008 エンポリ A 26 0 CI 1 0 UC 2 0 - - - 29 0
エンポリ 26 0 1 0 2 0 - - 29 0
2008-2009 ユヴェントス A 24 3 CI 2 0 CL 6 0 - - - 32 3
2009-2010 A 28 3 CI 0 0 CL+EL 4+3 0+0 - - - 35 3
2010-2011 A 32 4 CI 1 0 EL 8 0 - - - 41 4
2011-2012 A 36 9 CI 3 1 - - - - - - 39 10
2012-2013 A 29 6 CI 2 0 CL 8 2 SI 1 0 40 8
2013-2014 A 29 4 CI 2 0 CL 7 0 SI 0 0 38 4
2014-2015 A 35 3 CI 4 0 CL 12 0 SI 1 0 42 3
2015-2016 A 23 0 CI 3 0 CL 5 0 SI 1 0 32 0
2016-2017 A 18 1 CI 2 0 CL 8 1 SI 0 0 28 1
2017-2018 A 15 0 CI 4 0 CL 1 0 SI 0 0 20 0
ユヴェントス 294 33 24 1 66 3 5 0 389 37
合計 320 33 24 1 663 0 - 5 0 418 37

代表での成績


イタリア代表国際Aマッチ
出場得点
2009 2 0
2010 7 0
2011 9 1
2012 13 0
2013 10 1
2014 10 2
2015 3 1
2017 1 0
通算 55 5

ゴール

タイトル

クラブ

ユヴェントスFC
ゼニト

代表

個人

脚注

  1. ^ 【コラム】新天地はどこに…マルキージオが選んだユーヴェとの別れ”. 2018年8月28日閲覧。
  2. ^ “Juve-Lecce, Marchisio verso le 200 presenze” (Italian). Tuttosport. (2012年5月1日). http://www.tuttosport.com/calcio/serie_a/juventus/2012/05/01-185234/Juve-Lecce%2C+Marchisio+verso+le+200+presenze 2015年12月16日閲覧。 
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関連項目

外部リンク