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「EE-9 (装甲車)」の版間の差分

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2020年1月24日 (金) 22:06時点における版

EE-9 Cascavel 装甲車
エクアドル軍のEE-9カスカベル
基礎データ
全長 6.2m(砲身含む)
5.2m(車体のみ)
全幅 2.64m
全高 2.68m
重量 10.9t(車体のみ)
13.4t(戦闘重量)
乗員数 3名(車長、砲手、運転手)
装甲・武装
装甲 6~12 mm
主武装 90 mm 砲
副武装 7.62 mm 機関銃 x 1挺(同軸)
機動力
速度 100 km/h
エンジン デトロイトディーゼル 6V-53N
6気筒液冷ディーゼル
212 hp
懸架・駆動 6x6
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EE-9 カスカベルポルトガル語: EE-9 Cascavel、ガラガラヘビ)とは、1970年代にブラジルEngesaが設計開発した、6輪式の偵察・火力支援用の装輪装甲車である。

概要

EE-9の派生型で最も多数が生産されたカスカベル IIIは、Engesa製の砲塔にベルギーコッカリルMk.3 90mm砲ライセンス生産したものを搭載している。

EE-9は民生用の部品を多用しているのが特徴であり、EE-9のコンポーネントの多くは、派生型であるEE-11 ウルツ装甲兵員輸送車にも流用されている。

EE-9はラテンアメリカ中東アフリカ第三世界諸国に広く輸出されている。イラン・イラク戦争においてはイラクイランの双方がこれを購入・使用した他、イラクは湾岸戦争においても使用している。イラクではまた、チェコスロバキアから輸入したOT-62装軌式装甲兵員輸送車にEE-9の90mm砲塔を搭載した改造車両を使用した。他にも、コロンビア軍コロンビア革命軍(FARC)を筆頭とする左翼ゲリラ組織の掃討作戦に使用し、コロンビア最高裁占拠事件では人質を取って立てこもる武装勢力の排除に使用されるなど、それなりの実戦経験を有している。

派生型

カスカベル マークI
初期型。M8グレイハウンド装甲車の砲塔と主砲を搭載している。
カスカベル マークII
砲塔をフランスパナール社製H 90[1]に換装し、主砲もフランス製DEFA D921 90mm砲を搭載している。
カスカベル マークIII
砲塔をEngesa社製のものに換装し、主砲にコッカリル Mk.3 90mm低圧砲をEngesa社でライセンス生産した砲を搭載している。
カスカベル マークIV
エンジンとトランスミッションを新型に換装し、砲塔には昼夜兼用の光学照準器とレーザー測距儀を装備。さらに砲塔上にブローニングM2重機関銃を搭載している。
カスカベル マークV
Engesa社が開発した最後のカスカベルの改良型。エンジンをメルセデスベンツ社製OM52Aディーゼルエンジン(190馬力)に換装。

運用国

脚注

  1. ^ AML 90に装備されているものと同型

関連項目

外部リンク