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「須ヶ口駅」の版間の差分

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駅構内に[[犬山検査場新川検車支区|新川検車支区]]および新川車庫を併設している。
駅構内に[[犬山検査場新川検車支区|新川検車支区]]および新川車庫を併設している。

2020年2月6日 (木) 15:12時点における版

須ケ口駅
駅舎と南口(2014年4月)
すかぐち
SUKAGUCHI
所在地 愛知県清須市須ケ口駅前一丁目1
北緯35度11分55.2秒 東経136度50分46.3秒 / 北緯35.198667度 東経136.846194度 / 35.198667; 136.846194
駅番号 NH  42 
所属事業者 名古屋鉄道
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 島式 2面4線
乗降人員
-統計年度-
7,684人/日
-2013年[1]-
開業年月日 1914年大正3年)1月23日
乗入路線 2 路線
所属路線 名古屋本線
キロ程 73.5 km(豊橋起点)
NH41 新川橋 (0.7 km)
(0.8 km) 丸ノ内 NH43
所属路線 津島線
キロ程 0.0 km(須ケ口起点)
(2.0km) 甚目寺 TB01►
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須ケ口駅(すかぐちえき)は、愛知県清須市須ケ口駅前一丁目にある名古屋鉄道(名鉄)のである。駅番号はNH42

駅構内に新川検車支区および新川車庫を併設している。

概要

西春日井郡新川町に位置する。

名古屋本線から津島線が分岐する。当駅から名古屋本線の一宮・岐阜方面は右へ、分岐する津島線は左へそれぞれ急カーブして目的地へ向かう線形になっている。終日駅員配置駅。

歴史

現在こそ「名古屋本線から津島線が分岐」する構造となっているが、開業当初は津島線単独駅で、清洲線開業後は「津島線から清洲線が分岐」する駅構造となっていた。清洲線は後に名岐線に編入され、新名古屋駅開通による名古屋 - 岐阜間の路線完成に伴って枇杷島橋駅 - 須ヶ口駅間が名岐線に編入された。さらに東西連絡線完成による名古屋本線の成立によって路線名の関係は1948年(昭和23年)の時点で現状通りとなったが、駅の配線構造は名古屋 - 津島方面が直線のままで、これが方向別配線に改められたのは1987年(昭和62年)のことであった[2]

年表

  • 1914年大正3年)
    • 1月23日 - 名古屋電気鉄道津島線の駅として開業する。
    • 9月22日 - 名古屋電気鉄道清洲線の当駅と清洲駅(後の清洲町駅)間が開業し、分岐駅となる。
  • 1921年(大正10年)7月1日 - 名古屋電気鉄道が路線を名古屋鉄道(初代)へ譲渡したことに伴い、(初代)名古屋鉄道の駅となる。
  • 1928年(昭和3年)4月10日 - 国府宮支線西清洲駅 - 清洲線丸ノ内駅間が開業し、丸ノ内 - 須ヶ口間が複線化。国府宮支線と清洲線一部区間が統合されて名岐線となる。
  • 1930年(昭和5年)9月5日 - (初代)名古屋鉄道が名岐鉄道に社名を変更する。
  • 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道が愛知電気鉄道と合併し、(2代目)名古屋鉄道の駅となる。
  • 1941年(昭和16年)8月12日 - 枇杷島橋駅 - 須ヶ口駅間が名岐線に編入され、当駅が津島線起点駅となる。
  • 1966年(昭和41年)2月10日 - 貨物営業廃止[3]
  • 1987年昭和62年)
    • 7月 - 津島線、名古屋本線の路線別ホームから、現在の方向別ホームへ配線を変更[4]
  • 1988年昭和63年)
  • 2000年平成12年)9月11日 - 東海豪雨被災。駅構内および新川検車区が水没[7]
  • 2008年(平成20年)
    • 6月29日 - 津島線を運行する特急の廃止に伴い、両線とも快速急行停車駅(津島線は全列車)となる。
    • 12月27日 - 津島線の特急運行が復活したため、再び津島線特急の停車駅となる(実際の運行開始は2009年1月5日から)。
  • 2009年(平成21年)2月27日 - ホーム連絡エレベーターの供用を開始する。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月11日 - ICカード乗車券「manaca」のサービス開始に伴い、当駅での供用を開始する。
    • 3月26日 - ダイヤ改正により、岐阜行き特急が1本のみ停車となる。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - プリペイドカード「トランパス」のサービス終了に伴い、当駅での供用も終了する。

駅構造

島式2面4線ホームを持つ橋上駅地上駅)である。

配線は方向別となっており、奇数番線は津島線の列車が、偶数番線は岐阜方面の列車が発着する。なお、折り返し列車は一旦新川橋駅方の引上線に入線する。また1番線にはワンマン確認の看板が設置されている。これは津島線ではワンマン運転を行っていないが、尾西線津島 - 弥富間以外)に向かう回送電車が当駅の1番線から向かうため。この列車は津島駅から一宮行きに充当される。

2・3番線の北側で線路が平面交差している為、津島線津島方面からの列車到着と名古屋本線岐阜方面の列車発車は同時に行うことができない。

自動券売機自動改札機エスカレータ・エレベータが設置されている。発車案内は近年にLED化された。また2009年3月にはホームの嵩上げが完工したが、エスカレータが先に設置されていたため、ホームからの乗り込み口付近がスロープ状になっている。

上り列車は名古屋本線が4番線、津島線が3番線にそれぞれ入線し、ホーム接続が可能。ただし同一線上の列車待避はできない配線のため、待避は二ツ杁駅または新清洲駅で行っている。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 TB 津島線 - 津島方面[8]
2 NH 名古屋本線 下り 名鉄一宮名鉄岐阜方面[8]  
3 上り 名鉄名古屋金山方面[8] 津島線からの直通
4 岐阜方面から

構内配線の変化

1920年

枇杷島橋
押切町方面
1920年
新津島方面


清洲方面
凡例
出典:[9]
名古屋電気鉄道時代。清洲方面は清洲線で津島線が直線。


路線別配線(昭和30年代)
路線別配線(昭和30年代)
新岐阜ゆき列車は北側ホームに停車中
方向別配線(2015年)
方向別配線(2015年)
名鉄岐阜ゆき列車は南側ホームから発車
1957年
↑ 津島方面

新名古屋方面
1957年
新岐阜方面
凡例
出典:[10]
線路別配線時代。歴史的経緯から津島線が直線。


2009年
↑ 津島方面

名古屋方面
2009年
岐阜方面
凡例
出典:[11][12]
現在の方向別配線。


停車列車・ダイヤ

快速急行急行準急停車駅。特急は基本的に通過するが、系統、終着、あるいは特別停車により一部列車が停車する。ただし、平日のみ。

停車する特急列車
  • 津島方面行き(夕通勤時の内海発佐屋行き4本)
  • 当駅止まり(名古屋方面からの3本。豊橋7時58分発、西尾7時43分発、河和6時42分発)
  • 岐阜行き1本のみ特別停車(豊橋8時32分発)

いずれも平日のみ。2007年6月のダイヤ改正時から当駅止まりの一部特別車特急が平日に運転されている。

普通列車

一宮・岐阜方面からの普通列車はほぼ全てが当駅で折り返しとなる。一方で名古屋方面からの普通は津島線へ直通し、同線からの普通は約半数が名古屋方面へ直通、残りは当駅折り返しとなる。当駅 - 枇杷島分岐点間の普通は日中毎時2本しかない。

緩急接続

津島方面普通(準急)は、概ね名古屋方面急行と連絡する。対面乗り換え可能。

一宮方面普通も名古屋方面急行と連絡する。同一線路で後続に乗り継げる。

前述の特急岐阜行き(特別停車)も津島方面行き、一宮方面行きの普通(当駅始発)へそれぞれ連絡している。

利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は7,684人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中53位、名古屋本線(60駅)中20位、津島線(8駅)中3位であった[1]。乗降人員は下降し続け、新清洲・美合を下回った。
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は11,635人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中34位、 名古屋本線(61駅)中16位、津島線(8駅)中2位であった[13]
  • 『名鉄 1983』によると、1981年度当時の一日平均乗降人員は12,053人であり、この値は名鉄全駅中31位であった[14]

駅周辺

付近は清須城の外堀に位置し、駅名にもなった「須ヶ口」とは『清須の入口』を意味している[15]

路線バスは、「きよすあしがるバス」の須ケ口駅バス停が設置されており、1日あたり5往復が設定されている「グリーンルート」が経由している[16]

隣の駅

名古屋鉄道
NH 名古屋本線
ミュースカイ快速特急特急
通過
特急(岐阜方面の1本)
名鉄名古屋駅(NH36) - 須ヶ口駅(NH42) - 国府宮駅(NH47)
快速急行
名鉄名古屋駅(NH36) - 須ヶ口駅(NH42) - 新清洲駅(NH44)
急行
栄生駅(NH37) - (一部二ツ杁駅(NH40)) - 須ヶ口駅(NH42) - 新清洲駅(NH44)
準急
二ツ杁駅(NH40) - 須ヶ口駅(NH42) - 新清洲駅(NH44)
普通
新川橋駅(NH41) - 須ヶ口駅(NH42) - 丸ノ内駅(NH43)
TB 津島線
特急・急行・準急・■普通
(名鉄名古屋駅方面 -) 須ヶ口駅(NH42) - 甚目寺駅(TB01)

脚注

  1. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  2. ^ 澤田幸雄 「名鉄の駅,構内設備の思い出」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)pp.146-147
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1018頁。 
  4. ^ 澤田幸雄 「名鉄の駅,構内設備の思い出」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)p.147
  5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1064頁。 
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1022頁。 
  7. ^ 津島線の歴史”. 名古屋鉄道(名鉄資料館:特別展示室). 2015年6月16日閲覧。
  8. ^ a b c 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2019年3月24日閲覧
  9. ^ 巻頭カラー頁「津島線 須ケ口停車場平面図(大正9年10月、名鉄資料館蔵)」(清須市新川町史編さん委員会『新川町史 通史編』、清須市、2008年)
  10. ^ 澤田幸雄 「名鉄の駅,構内設備の思い出」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)p.146
  11. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  12. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、14頁、 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153
  13. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  14. ^ 名古屋鉄道(編集)『名鉄 1983』名古屋鉄道、1983年、36頁。 
  15. ^ 尾藤卓男『各駅地名解 名古屋鉄道の巻』東海地名学研究所、1982年、35頁。 
  16. ^ きよすあしがるばす 時刻表(表面 (PDF)裏面 (PDF) ) - 清須市(2012年7月7日現在、2013年11月10日閲覧)

関連項目

外部リンク