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「世界か彼女か選べない」の版間の差分

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2020年2月22日 (土) 03:38時点における版

世界か彼女か選べない
ジャンル 少年漫画恋愛漫画サスペンス
漫画
作者 内山敦司
出版社 講談社
掲載誌 別冊少年マガジン
発表号 2017年5月号 - 連載中
巻数 既刊6巻(2019年9月9日現在)
テンプレート - ノート

世界か彼女か選べない』(せかいかかのじょかえらべない)は、内山敦司による日本漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2017年5月号から掲載中。通称「せかかの」。キャッチコピーは「世界終了系彼女降臨!」。

世界終了系ヒロインの藤咲歩美と幼馴染の中川光輝の恋愛模様を描くラブコメディ[1]

あらすじ

高校生の中川光輝は、幼なじみの藤咲歩美に告白しようとするが、謎の美少女・神堂ひかりに妨害され、「あの人はやめたほうがいい」と警告を受ける。光輝は警告を無視するが、ひかりの放った麻酔銃で昏倒させられる。目覚めた光輝から理由を問われたひかりは、8年前に世界中で起こった大災害は歩美のもつ「力」によることが原因だと語る。「力」は歩美の心の傷によって発生し、彼女の心の動揺が現象となって現実世界に影響をおよぼすとされ、ほどなくして歩美の「力」に引き寄せられた隕石が校庭に落下する[2]。ひかりは「歩美をあきらめて自分と付き合う」か、「自分を敵に回し歩美を苦しめ世界を滅ぼす可能性を取る」かの選択を光輝にせまる[2]。そして光輝は、歩美を監視する勢力の介入をうけながらも、歩美と世界の両方を救う方法を模索していくことになる。

登場人物

中川光輝(なかがわ こうき)
本作の主人公である男子高校生。8年前の事故で親を失った幼なじみの藤咲歩美を気にかけるうちに好意を抱き、学校の屋上で交際を申し込もうとするが、神堂ひかりの妨害を受け、「自分を選べば必ず幸せになる」か、「歩美を選び世界を敵に回す」かの二択を迫られる。当人は歩美が一番好きと公言しているが、ひかりの肢体と色仕掛けに揺るがされ、そのたびに嫉妬した歩美に制裁されたりする。
藤咲歩美(ふじさき あゆみ)(CV 野水伊織)
本作のヒロイン。中川光輝の幼なじみである女子高生。学園のマドンナとして人気を集めているが、光輝のまえでは気が強く嫉妬深い本性を見せる。8年前の事故で両親を亡くしたことで「ひとりだけ生き残った自分は幸せになる資格はない」と心を閉ざし、立ち直った現在でも光輝以外の人間のまえでは優等生を演じるようになった。光輝には幸せになって欲しいと願い、憎まれ口をたたきながらなにかと世話を焼く。8年前の事故をきっかけに「力」を宿し、自身の感情が不安定になると、最悪で世界が崩壊するほどの事象が起こるようになる。あんずを昔の自分に重ね、一緒に暮らすよう提案する。
神堂ひかり(じんどう ひかり) (CV 野水伊織)
本作のもう一人のヒロイン。大きい胸が特徴の美少女。校舎の屋上で光輝の告白をさえぎり、自分と歩美のどちらを選ぶか迫る。光輝のことが好きで色仕掛けで迫ってくる。ナイスバディで胸を光輝に押し付けたり家に押しかけたりし、歩美に敵対心を燃やす。その正体はであり、歩美がもつ力の本来の持ち主。歩美が事故に巻き込まれたときに、自分の力と引き換えに歩美を生きかえらせた。体育祭以降は、光輝の自宅の屋根裏に住み着く。
ロミオ
「FU☆」が口癖のふざけた男であるが、体育祭のリレーでアンカーを務めるなど抜群の運動神経をもつ。正体はひかりが雇っているスパイである。仕事中は真面目になり、正体が露見してからは光輝のよき友人となる。
あんず
8年前滅んだ神楽一族の生き残り。嗅覚が鋭く、とくにあんずは特別才能がある。本人はわがままで外見相応な性格である。歩美と同居する。
近衛天使 (このえ てんし)
光輝の前に現れた天使。光輝の頭をなでて自分を選べば癒されると言い第三の選択肢として立候補する。その正体は組織の者で、歩美の力を奪うために光輝と歩美を崖から転落死させようとする。
竹井美樹(たけい みき)
歩美の同級生、三坂高校のバレー部所属。長身とボーイッシュな髪型が特徴で、性格も大雑把な傾向がある。学校では歩美のそばにいることが多い。その正体は、歩美のデータ収集のため監視として派遣されてた組織の人間である。

用語

力(ちから)
藤咲歩美の感情の起伏によって引き起こされる、災害などのもとになる生命エネルギー。元来神である神堂ひかりのものであったが、8年前の事故で歩美が死んだときに擬似魂として譲渡し、歩美の蘇生に利用される。以降、歩美の体に内包されることになり使用されるたびに、残量が減少していく。
組織
大昔から神であるひかりの生命エネルギーを狙う集団。
神楽一族(かぐらいちぞく)
代々神を護る一族であったが、8年前に突然絶滅した民族。あんずはその生き残り。

書誌情報

注釈

このコミックスマホアプリであるポケット漫画に連載されました。

CVである野水伊織はアニメ等の伏線などではなく、ポケット漫画の広告として特別出演として声を担当しました。

脚注

出典

  1. ^ “究極の選択”ラブコメ!『週マガ』出張掲載の『世界か彼女か選べない』に大反響”. ダ・ヴィンチニュース (2017年10月2日). 2018年1月8日閲覧。
  2. ^ a b 単行本1巻, 選択1.

外部リンク