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; 神木 則雄(かみき のりお)
; 神木 則雄(かみき のりお)
: 神木家の長男。中学3年生。勝気な性格。狭い[[アパート]]から、不便でも広い家に引っ越せたことを喜んでいた。引越し以降、家族がおかしくなっていくことに不審を覚え、様々な怪奇現象が起きていることに気づきながらも、気丈に振舞う。
: 神木家の長男。中学3年生。勝気な性格。
:狭い[[アパート]]から、不便でも広い家に引っ越せたことを喜んでいた。引越し以降、家族がおかしくなっていくことに不審を覚え、様々な怪奇現象が起きていることに気づきながらも、気丈に振舞う。
; 神木 俊(かみき しゅん)
; 神木 俊(かみき しゅん)
: 神木家の次男。小学5年生。強気な兄姉と異なり、内向的かつ控えめで怖がり。引っ越す前に暮らしていたアパートの方が良いと思っていた。様子がおかしくなっていく家族に怯え、正気を保っている則雄と一緒にいることが多くなる。ある夜、則雄と同じ部屋に寝ていた際、服や靴などをそのままにして突如失踪する。後に小百合によって惨殺されていたことが判明する。
: 神木家の次男。小学5年生。強気な兄姉と異なり、内向的かつ控えめで怖がり。
:引っ越す前に暮らしていたアパートの方が良いと思っていた。様子がおかしくなっていく家族に怯え、正気を保っている則雄と一緒にいることが多くなる。
:ある夜、則雄と同じ部屋に寝ていた際、服や靴などをそのままにして突如失踪する。後に小百合によって惨殺されていたことが判明する。
; 神木 径子(かみき けいこ)
; 神木 径子(かみき けいこ)
: 神木家の長女。家を出て一人暮らしをすることを夢見ていた。強気な性格で、自己主張が激しい。引っ越してから、部屋に閉じこもるようになり、奇行が多くなる。ある時、突然自分の舌を噛み千切り、苦悶しながら家の外へまろび出て行き、そのまま失踪する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
: 神木家の長女。家を出て一人暮らしをすることを夢見ていた。強気な性格で、自己主張が激しい。
:引っ越してから、部屋に閉じこもるようになり、奇行が多くなる。
:ある時、突然自分の舌を噛み千切り、苦悶しながら家の外へまろび出て行き、そのまま失踪する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
; 神木 昭雄(かみき あきお)
; 神木 昭雄(かみき あきお)
: 則雄の父。
: 則雄の父。念願のマイホームを手に入れ、両親とも同居することになった矢先、急死する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
:念願のマイホームを手に入れ、両親とも同居することになった矢先、急死する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
; 神木 正子(かみき まさこ)
; 神木 正子(かみき まさこ)
: 則雄の母。家族を襲う不幸に耐えられなくなり、則雄の目の前で首を吊る。その後、死体は消えて無くなる。
: 則雄の母。
:家族を襲う不幸に耐えられなくなり、則雄の目の前で首を吊る。その後、死体は消えて無くなる。
; 神木 章造(かみき しょうぞう)
; 神木 章造(かみき しょうぞう)
: 則雄の祖父。
: 則雄の祖父。何かに怯え、庭で倒れて病院に搬送される。退院し家に帰ってきた途端、再び倒れ死亡。死因は[[心不全]]。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
:何かに怯え、庭で倒れて病院に搬送される。退院し家に帰ってきた途端、再び倒れ死亡。死因は[[心不全]]。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
; ばあちゃん
; ばあちゃん
: 則雄の祖母。名前は不明。かつては気性が激しかったが、ボケてしまったため、すっかりおとなしくなった。家族が則雄を残していなくなった後、正気を取り戻し往年の気迫を見せ付ける。則雄に「生命を濃くする」術を説き、奪われた家族の無念を晴らさんと、あらゆる手段を以って家に潜むもの=小百合(の家族)への復讐を決行する。
: 則雄の祖母。名前は不明。かつては気性が激しかったが、ボケてしまったため、すっかりおとなしくなった。
:家族が則雄を残していなくなった後、正気を取り戻し往年の気迫を見せ付ける。則雄に「生命を濃くする」術を説き、奪われた家族の無念を晴らさんと、あらゆる手段を以って家に潜むもの=小百合(の家族)への復讐を決行する。
; 住田 奈緒(すみだ なお)
; 住田 奈緒(すみだ なお)
: 則雄の同級生で、隣のクラスの女生徒。[[霊感]]があり、則雄の家に憑く女の存在に気づく。則雄の家に赴いた際、行方不明になった俊の悲鳴を耳にし、家に憑いたものの恐ろしさに怯え、則雄にすぐに家を出るよう勧める。
: 則雄の同級生で、隣のクラスの女生徒。
:[[霊感]]があり、則雄の家に憑く女の存在に気づく。則雄の家に赴いた際、行方不明になった俊の悲鳴を耳にし、家に憑いたものの恐ろしさに怯え、則雄にすぐに家を出るよう勧める。
; 九城 小百合(くじょう さゆり)
; 九城 小百合(くじょう さゆり)
: 家に憑りついた“恐ろしいもの”の正体で、神木家が購入した家に住んでいた[[引きこもり]]の少女。家の一室に引きこもり、家族とも没交渉のまま過ごしていた。しかし、ある日、引きこもり続けていることを母に窘められた際、バットを持って母に襲いかかり、それを止めようとした妹にまで暴力を振るう。遂には、妹に刃物で刺され、父によって絞殺され、死体は庭の片隅に自身の私物と共に埋められた。家族が他所へ引っ越した後、怨霊と化し、家に憑りつく。そして、後から家に入居してきた人達に怨念を撒き散らし、人々を殺害し続けてきた。
: 家に憑りついた“恐ろしいもの”の正体で、神木家が購入した家に住んでいた[[引きこもり]]の少女。
:家の一室に引きこもり、家族とも没交渉のまま過ごしていた。しかし、ある日、引きこもり続けていることを母に窘められた際、バットを持って母に襲いかかり、それを止めようとした妹にまで暴力を振るう。遂には、妹に刃物で刺され、父によって絞殺され、死体は庭の片隅に自身の私物と共に埋められた。家族が他所へ引っ越した後、怨霊と化し、家に憑りつく。そして、後から家に入居してきた人達に怨念を撒き散らし、人々を殺害し続けてきた。
; 九城 夏彦(くじょう なつひこ)
; 九城 夏彦(くじょう なつひこ)
: 小百合の父。
: 小百合の父。小百合が引きこもりになり、それが原因で家庭が荒れてきても見て見ぬふりをしてきた。小百合を直接手にかけて殺した張本人。小百合を殺害した後、家を引き払い、残った家族3人で他所の町で暮らしていた。
:小百合が引きこもりになり、それが原因で家庭が荒れてきても見て見ぬふりをしてきた。小百合を直接手にかけて殺した張本人。小百合を殺害した後、家を引き払い、残った家族3人で他所の町で暮らしていた。
; 九城 美里(くじょう みさと)
; 九城 美里(くじょう みさと)
: 小百合の母。
: 小百合の母。用意しても手をつけないと分かっていても小百合のために食事を作り続け、その身を案じていた。しかし、小百合が自分と香奈に暴力を振るうようになったことに耐えかねたのか、小百合の体を抑えつけ夫の殺人行為に協力し、小百合殺害に関与した。
:用意しても手をつけないと分かっていても小百合のために食事を作り続け、その身を案じていた。しかし、小百合が自分と香奈に暴力を振るうようになったことに耐えかねたのか、小百合の体を抑えつけ夫の殺人行為に協力し、小百合殺害に関与した。
; 九城 香奈(くじょう かな)
; 九城 香奈(くじょう かな)
: 小百合の妹。
: 小百合の妹。引きこもりになり家族に迷惑をかけるようになった姉を忌み嫌っていた。母に暴力を振るう小百合を止めようとし、小百合への逆襲として刺殺する。父が小百合を殺害する際には、体を抑えつけ両親に協力し、小百合殺害に関与した。
:引きこもりになり家族に迷惑をかけるようになった姉を忌み嫌っていた。母に暴力を振るう小百合を止めようとし、小百合への逆襲として刺殺する。父が小百合を殺害する際には、体を抑えつけ両親に協力し、小百合殺害に関与した。


== 単行本 ==
== 単行本 ==

2020年2月22日 (土) 06:29時点における版

サユリ
ジャンル サスペンスホラー漫画
漫画
作者 押切蓮介
出版社 幻冬舎コミックス
掲載誌 コミックバーズ
レーベル バーズコミックス
発表期間 2010年3月号 - 2011年5月号
巻数 全2巻
話数 全14話
テンプレート - ノート

サユリ』は、押切蓮介による日本漫画作品。『コミックバーズ』(幻冬舎コミックス)にて、2010年3月号から2011年5月号まで連載された。

概要

マイホームを手に入れた平凡な家族に降りかかる恐怖を描いたホラー漫画。無関係な人間が謂れなき怨念に襲われ死んでいくという和製ホラー特有の展開と、「家族」のあり方や家族愛の存在を訴える社会派の部分も見せている。

あらすじ

高校受験を来年に控えた則雄は、父が購入した郊外の家に家族とともに引っ越した。駅や学校から遠い不便な場所だが、今まで住んでいたアパートよりも広く、家族は喜んでいた。しかし、別居していた祖父母と共に暮らす新しい生活が始まった矢先、父が急死する。さらに一家を襲う様々な怪異。何かに怯える祖父。様子のおかしい姉。

この家には何か恐ろしいものが存在する。

やがて祖父が死に、弟が、姉が、母が、相次いで姿を消していく。恐怖に打ちひしがれる則雄の耳に、女の狂ったような哄笑が聞こえた。

そんな時、ボケていた祖母が正気に戻った。かつての気丈さを取り戻した祖母は、この家にいる“恐ろしいもの”との戦いを宣言した。

登場人物

神木 則雄(かみき のりお)
神木家の長男。中学3年生。勝気な性格。
狭いアパートから、不便でも広い家に引っ越せたことを喜んでいた。引越し以降、家族がおかしくなっていくことに不審を覚え、様々な怪奇現象が起きていることに気づきながらも、気丈に振舞う。
神木 俊(かみき しゅん)
神木家の次男。小学5年生。強気な兄姉と異なり、内向的かつ控えめで怖がり。
引っ越す前に暮らしていたアパートの方が良いと思っていた。様子がおかしくなっていく家族に怯え、正気を保っている則雄と一緒にいることが多くなる。
ある夜、則雄と同じ部屋に寝ていた際、服や靴などをそのままにして突如失踪する。後に小百合によって惨殺されていたことが判明する。
神木 径子(かみき けいこ)
神木家の長女。家を出て一人暮らしをすることを夢見ていた。強気な性格で、自己主張が激しい。
引っ越してから、部屋に閉じこもるようになり、奇行が多くなる。
ある時、突然自分の舌を噛み千切り、苦悶しながら家の外へまろび出て行き、そのまま失踪する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
神木 昭雄(かみき あきお)
則雄の父。
念願のマイホームを手に入れ、両親とも同居することになった矢先、急死する。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
神木 正子(かみき まさこ)
則雄の母。
家族を襲う不幸に耐えられなくなり、則雄の目の前で首を吊る。その後、死体は消えて無くなる。
神木 章造(かみき しょうぞう)
則雄の祖父。
何かに怯え、庭で倒れて病院に搬送される。退院し家に帰ってきた途端、再び倒れ死亡。死因は心不全。後に小百合によって憑り殺されたことが判明する。
ばあちゃん
則雄の祖母。名前は不明。かつては気性が激しかったが、ボケてしまったため、すっかりおとなしくなった。
家族が則雄を残していなくなった後、正気を取り戻し往年の気迫を見せ付ける。則雄に「生命を濃くする」術を説き、奪われた家族の無念を晴らさんと、あらゆる手段を以って家に潜むもの=小百合(の家族)への復讐を決行する。
住田 奈緒(すみだ なお)
則雄の同級生で、隣のクラスの女生徒。
霊感があり、則雄の家に憑く女の存在に気づく。則雄の家に赴いた際、行方不明になった俊の悲鳴を耳にし、家に憑いたものの恐ろしさに怯え、則雄にすぐに家を出るよう勧める。
九城 小百合(くじょう さゆり)
家に憑りついた“恐ろしいもの”の正体で、神木家が購入した家に住んでいた引きこもりの少女。
家の一室に引きこもり、家族とも没交渉のまま過ごしていた。しかし、ある日、引きこもり続けていることを母に窘められた際、バットを持って母に襲いかかり、それを止めようとした妹にまで暴力を振るう。遂には、妹に刃物で刺され、父によって絞殺され、死体は庭の片隅に自身の私物と共に埋められた。家族が他所へ引っ越した後、怨霊と化し、家に憑りつく。そして、後から家に入居してきた人達に怨念を撒き散らし、人々を殺害し続けてきた。
九城 夏彦(くじょう なつひこ)
小百合の父。
小百合が引きこもりになり、それが原因で家庭が荒れてきても見て見ぬふりをしてきた。小百合を直接手にかけて殺した張本人。小百合を殺害した後、家を引き払い、残った家族3人で他所の町で暮らしていた。
九城 美里(くじょう みさと)
小百合の母。
用意しても手をつけないと分かっていても小百合のために食事を作り続け、その身を案じていた。しかし、小百合が自分と香奈に暴力を振るうようになったことに耐えかねたのか、小百合の体を抑えつけ夫の殺人行為に協力し、小百合殺害に関与した。
九城 香奈(くじょう かな)
小百合の妹。
引きこもりになり家族に迷惑をかけるようになった姉を忌み嫌っていた。母に暴力を振るう小百合を止めようとし、小百合への逆襲として刺殺する。父が小百合を殺害する際には、体を抑えつけ両親に協力し、小百合殺害に関与した。

単行本