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「ひうち (多用途支援艦)」の版間の差分

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|艦名 = ひうち
|艦名 = ひうち

2020年3月28日 (土) 15:10時点における版

ひうち
酒田港にて
基本情報
建造所 日本鋼管 鶴見造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 多用途支援艦
級名 ひうち型
母港 舞鶴
所属 舞鶴地方隊舞鶴警備隊
艦歴
計画 平成11年度計画
発注 1999年
起工 2001年1月8日
進水 2001年9月4日
就役 2002年3月27日
要目
排水量 基準 980トン
満載 1,400トン
全長 65.0m
最大幅 12.0m
深さ 5.8m
吃水 3.5m
機関 ディーゼル推進
新潟原動機6MG28HX ディーゼル・エンジン × 2基
出力 5,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 15ノット
乗員 40名
兵装 12.7mm機関銃M2 × 2丁
(分類上は小火器扱い)
レーダー OPS-20 航海用
その他 消防装置一式
艦艇曳航装置一式
自走式水上標的・管制装置一式
魚雷回収装置一式
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ひうちローマ字JS Hiuchi, AMS-4301)は、海上自衛隊の多用途支援艦。諸外国海軍の 航洋曳船(オーシャンタグ)に相当する。

概要

ひうち型多用途支援艦の1番艦である。

この艦級における艦名はの名前に由来しており、「ひうち」は燧灘に由来する。

当初は武装を有していなかったが、後に艦橋上両舷に12.7mm機関銃用銃架が設置された。 なお、12.7mm機関銃は搭載火器扱いであり、常時銃架に設置されているわけではなく、必要に応じて設置される。

ひうち型は前期建造艦と後期建造艦で装備が異なるが、「ひうち」は前期建造艦であるため、外洋行動時の運用性・居住性向上のための減揺タンクと、潜水艦に対する訓練支援用の水中通話機が装備されていない。

艦歴

中期防衛力整備計画に基づく平成11年度計画980トン型多用途支援艦4301号艦として、日本鋼管鶴見造船所で2001年1月8日に起工され、2001年9月4日に進水、2002年3月27日に就役し、呉地方隊隷下の呉警備隊佐伯基地分遣隊に編入された。

2008年2月20日、佐伯基地分遣隊に新造の同型4番艦「げんかい」が編入されることに伴い、舞鶴地方隊に編成替え。

2011年3月25日福島第一原子力発電所に注水する真水を積載した米軍のバージを原発付近まで曳航した。バージはそののち、横須賀地方隊の曳船によって原発まで曳航された。

2013年10月5日、標的艦となった旧「はまゆき」を射撃処分海域まで曳航した。

2017年1月22日から1月23日、護衛艦「ひゅうが」、ウダロイ級駆逐艦「アドミラル・トリブツ」、ボリス・チリキン級補給艦「ボリス・ブトマ」と共に、舞鶴港内と若狭湾北方海域でロシア海軍との捜索救難共同訓練に参加。

同年4月3日地方隊の部隊改編により、舞鶴地方隊直轄から舞鶴警備隊隷下に編成替え。

2018年7月5日から10日にかけて舞鶴港及び若狭湾北方海域において護衛艦「あさぎり」等とともに日露捜索・救難共同訓練に参加。ロシア海軍からは駆逐艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、補給艦「ペチェンガ」が参加[1]


脚注

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目

外部リンク