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2020年3月29日 (日) 06:45時点における版

Su-57/Су-57

PAK FA計画に選定されたT-50戦闘機。上面外形

PAK FA計画に選定されたT-50戦闘機。上面外形

映像外部リンク
Russian MoD Su-57 coverage
Russian Aerospace Forces pilots have fully mastered Su-57 fighters - YouTube

Su-57ロシア語: Сухой Су-57)、ロシア連邦スホーイ社が開発し、コムソモーリスク・ナ・アムーレ航空機工場(KnAAZ)が製造する長距離多用途戦闘機第5世代ジェット戦闘機に分類される戦闘機であり、高いステルス性とマッハ2の最高速度を発揮し、米国のF-22に匹敵する性能を持つとされる。

制式名称が決まる前は試作機の設計名称であるT-50と呼ばれていたが、韓国の練習機T-50と区別するため、開発計画の名称であるPAK FAロシア語: ПАК ФАПерспективный Авиационный Комплекс Фронтовой Авиацииの略称で、日本語に訳すと戦術航空機先進航空複合体という意味)と呼ばれることが多かった。

一部メディアでは、北大西洋条約機構(NATO)の使用するNATOコードネームとして「フェロン」(Felon:重罪人)が付与されたと報道がされているが、公式に確認されていない[16]

概要

ロシア空軍で旧式化しつつあるMiG-29Su-27の代替となる戦闘機を開発するものである。以前の計画にはI-90計画(MFILFILFS)が存在したが、本計画はこれに替わるものである。

ロシアがPAK FAの研究を開始したのは1998年で、ミコヤンスホーイの設計局がデザイン案を提出し、競合の末2002年4月26日にスホーイ案が採用された。1.27案を提出したものの不採用になったミコヤンと、開発パートナーに指名されたヤコヴレフは製造の15%を受け持つのみとなった。翌年の2003年にスホーイはロシア政府と試作機の設計、製造、試験の契約を締結、開発機の名称はI-21、あるいはスホーイ内部の設計名称でT-50と呼ばれ、アメリカ軍F-22F-35の実用化に対抗すべく、2009年の初飛行を予定していた。しかし実際の試験は若干遅れ、無事に初飛行を達成したのは2010年1月29日であった。本項では主にT-50について解説する。

PAK FAでは、スホーイ社がロシア空軍用として双発ジェット戦闘機を開発中であり、同社は試作機としてT-50を用意した[17]。PAK FAは世界的に見ても数少ないステルスジェット機開発計画のひとつである[18]。PAK FAの意図は、ロシア連邦が装備中の旧式化したMiG-29Su-27の後継機を作ることであるが、他にインドで開発中のHAL FGFAの基礎として用いることも意図している[19][20]

T-50の試作機は、2010年1月29日に初飛行を果たした[5][21]。また、2010年8月31日までに総計17回の飛行を行い、11月中旬までには40回となった。第2のT-50機は、2010年内に飛行試験を開始することとされていたが、しかしこれは2011年3月まで遅延した[22][23][24][25][26]

2010年6月にはウラジーミル・プーチン首相がT-50を2016年に配備することを発表している。

ロシア国防省は、2012年以後、最初に10機の審査用機体を購入し、それから2016年以後には60機の量産された標準型機体を調達する予定である[27][28][29]。最初の生産バッチでは現行の技術で作られたAL-41F1エンジンが搭載される。PAK FAで開発された機体は、運用年数を30年から35年程度と予想されている[30]

ロシア航空宇宙軍総司令官のヴィクトル・ボンダレフ英語版中将によれば、2015年-2016年初めに量産体制に入り、ロシア空軍の戦闘機部隊に配備されるとしている。

2016年、1機当たりの製造費は、ライバル機であるF-35が1億ドル強となるのに比べ5,000万ドルと半額以下になることが報道されている[31]

2017年8月、ロシア航空宇宙軍総司令官ヴィクトル・ボンダレフ大将はロシア国防省系のズヴェズダTV英語版のインタビューの中で、これまでT-50としていた最新鋭戦闘機の呼称をスホーイ57(Su-57)に正式決定した事を明らかにした[32]

2018年6月、国防次官アレクセイ・クリボルチコは「KnAAZにてSu-57の製造作業は遅延無く進行している。ロシア国防省が受注契約に基づき追加導入する12機分のSu-57の供給が開始、まもなくロシア空軍に配備される」と発表した[33]

2019年2月18日、KnAAZのアレクサンドル・ペカルシ代表取締役は「Su-57の量産型第1号機は2019年度内に実戦配備される。量産型第2号機は2020年配備予定(2機契約で2019年度内に1機目納品)。試作機(T-50の設計名称で10機製造)のうち4機はシリアで実戦に参加、その性能は確認済み」と発表した[34][35]

2019年5月15日、ロシアのプーチン大統領は「ロシア航空宇宙軍は2028年度までに76機のSu-57を受領する予定である」と述べた[36]

2019年5月28日、ズヴェズダロシア語版はSu-57の組み立て作業の動画を公開した[37]

2019年6月27日、スホーイは「ロシア国防省主催の国際軍事技術フォーラム『ARMY 2019』にて、ロシア連邦政府と第5世代ジェット戦闘機Su-57量産型の供給に関する正式契約を行った」と発表した[38][6]

2019年7月29日、副首相のユーリー・ボリソフ氏はSu-57の量産の開始を発表した[39]

2019年12月24日、ロシア国防省に引き渡される計画だった量産初号機がハバロフスク州ドショムギ空軍基地近郊にて墜落した。パイロットは無事に生還、健康体そのものであり既に退院している。墜落機のブラックボックス回収・解析および墜落機のパイロットの証言により、墜落の原因はエンジンそのものではなくFBWに起因する尾翼部の機体制御系システムの故障が原因との見解[40][41][42][43]

開発計画

開発開始

1980年代後期のソビエト連邦は、自軍が一線で運用しているMiG-29およびSu-27を代替するため、必要とされる次世代航空機の概要を描いた。この必要性に適合する2種類の計画が提起された。スホーイ社のSu-47とミコヤンの1.44計画である。2002年、スホーイ社が新型戦闘機の設計を主導するために選ばれた[44]。テクノコンプレックス科学生産センター、ラメンスコエ機器製造設計局、チホミロフ科学調査研究所、ウラル光学機械工場ロシア語版(在エカテリンブルク)、ポレト社(在ニジニ・ノヴゴロド)と中央科学調査無線技術研究所(在モスクワ)は、第五世代航空機に使用されるアビオニクス機器開発のため、2003年初頭に行われた比較審査で選ばれた企業だった。また、サトゥールン科学製造合同は、エンジン開発を主導的に担当する契約企業だった。

MAKS 2011で飛行したT-50。側面外形を示す

ノヴォシビルスク航空機製造企業合同ロシア語版(NAPO)はYu.A.ガガーリン記念コムソモーリスク・ナ・アムーレ航空機工場(KnAAZ)と共に機体の製造を実施し、最終組み立てはKnAAZの所在するコムソモリスク・ナ・アムーレでも行われる。企業のジェネラルディレクターを務めるフョードル・ジダーノフは、2007年3月6日にNAPOを訪問した時、ノヴォシビルスク州知事ヴィクトル・トロコンスキーに報告を行った。

2007年8月8日、ロシア空軍総司令官アレクサンドル・ゼーリンの言及がロシアの報道員に引用された。これは、PAK FAプログラムの開発進捗度が完成に達し、飛行試験用の最初の機体が組立てに入るとの内容だった[45]。ゼーリンはまた、2009年には3機の第5世代航空機が準備されるであろうことにも言及した。「これら全ての機体は現在テストを受けており、多少準備が整っている」と彼は述べた[46]。2009年中頃には、この設計内容が承認を受けた[44]

飛行試験

T-50の初飛行は、この機体が明確にされない技術的な問題に遭遇したことにより、2007年初期から幾度も延期された。2009年8月まで、アレクサンドル・ゼーリン総司令官は、エンジンの問題と技術開発が未解決のままになっているという事実を認めていた[47]。2009年2月28日、スホーイ社社長であるミハイル・ポゴシャン英語版は、本機に用いられる機体部分が既に完成していること、最初の試作機が2009年8月に準備完了の予定であることを発表した[48]。2009年8月20日、ポゴシャンは年末までに初飛行が実施されると述べた。モスクワに所在する戦略技術分析センターの副長を務めるコンスタンチン・マキエンコは、「遅れても」おそらく本機は1月か2月までには初飛行を実施するだろうと述べた。また、商業的な量産には5年から10年がかかるとも付け加えた[49]

2009年12月8日、セルゲイ・イワノフ副首相の発表では第5世代航空機の初試験が2010年から始まるとされた[50]。初の滑走試験は2009年12月24日に正常に終了した[51][52][53]ロシア連邦英雄の称号を受賞した飛行士セルゲイ・ボクダンロシア語版の操縦により、2010年1月29日、第1試作機の47分の初飛行が行われた。場所は極東ロシアハバロフスク地方、KnAAPOが所有するドゼムギ飛行場である[5][54][55][56]

PAK FAで試作されたT-50。降着装置を降ろしている。2010年4月撮影

第2試作機の当初の計画では、2010年度第四半期に飛行試験に参加する予定だったものの、これは延期された。2011年3月3日、第2試作機が44分の試験飛行に成功したことが報告された[22]。これら2機の試作機はレーダーと兵装制御システムが非搭載だった。第3および第4試作機は2011年に試験に加えられており、これらは完全な機能実証機である[57]。2011年3月14日、シベリアコムソモリスク・ナ・アムーレ近郊に設定された試験区域において、試作機が超音速飛行を達成した[58]

T-50は、2011年のMAKSエアショーで初めて公開展示された。ロシア首相であるウラジーミル・プーチンはこの催しに出席している[59][60]。2011年6月、PAK FAが飛行試験中に様々な曲技飛行を行う様子を写した、認可を受けていないビデオが作成された[61]。2011年11月3日、Su-57は100回目の飛行を達成した[62]。続いての9か月で20回以上の試験飛行が実施された[63]

2011年3月9日、1号機が超音速飛行を行った[64]

2011年8月21日、T-50-2がMAKSエアショーにおいてエンジンがサージングを起こし、離陸滑走中に右舷エンジンから2回にわたって火が出て離陸を中止するという事態が起こった[65]

2011年11月3日、飛行回数が通算100回に達した[64]

2011年11月22日、第3試作機がコムソモリスク・ナ・アムーレに設けられたKnAAZの飛行場から初飛行を行った。第3試作機は空中で1時間以上を過ごし、基本的な安定性と動力系統のチェックを受けた[66]。この機が他の試作機と異なる点はピトー管の欠如である。第3試作機(T-50-3)は、AESAレーダーを搭載して飛行した最初の試作機だった。空中でのレーダー切り替えは2012年7月24日に実施され[64]、既存のレーダーに匹敵する性能を示した[67][68]

2012年6月、Su-57の試験のためアストラハン州のアクチュビンスクに所在する第929国家飛行試験局で近代化された試験設備と新しい滑走路の建設が進められた[69][70]

2012年8月3日、Il-78との空中給油プローブ接続試験が実施された[64]

2012年12月12日、第4試作機が初飛行を実施した[71]。そして1か月後、モスクワ近郊の試験において他の3機の機体と合流した[72][73]

2013年3月、最初の機体が2年間の公式な審査のために配備される予定であるということが公表された[74][75]

第5試作機が2013年10月27日コムソモリスク・ナ・アムーレにて初飛行を実施した[76]

2014年2月21日、国家試験のためロシア空軍に引渡しが行われた[77]

2014年5月20日、第3試作機及び第4試作機がKh-31、R-77、R-73などの模擬ミサイルを搭載し、編隊による飛行試験を行った[78][79]

2014年6月10日、第5試作機が着陸後機体右側のエンジンから出火した。スホーイはこの事故による計画への影響はないとしているが、原因究明のため調査委員会を設置すると発表した[80][81][82]

2014年8月14日、飛行回数が通算500回を超えた[64]

2015年5月28日、国家試験が最終段階に入ったことが報じられた[83]

2016年2月19日、ジェーン・ディフェンス・ウィークリーは、シンガポール・エアショーにおいてロッキード・マーティン社の関係者が次世代戦闘機の条件はステルス形状の機体外観だけではないと述べたことからPAK FAは名ばかりの5世代戦闘機だとする記事を掲載した。記事ではその理由としてT-50計画に詳しいロシアの専門家がエンジンやアビオニクスなど機内搭載システムの相当部分がSu-35と共通で5世代機にふさわしい機能がほとんどないとしたことを挙げていた[84]。前述のとおり、T-50ではエンジンやレーダーは共通でなく新規開発でありSu-35と共通であるというのは間違いである。この記事に対してロシアの軍事専門誌「国家防衛」編集長のイゴール・コロチェンコロシア語版はこれはナンセンスであり、T-50は完全に新規設計でそれはどんな前任者を持っておらず、Su-35のような4++世代戦闘機とT-50と相関せず完全に別設計であると述べた[85]

2018年11月7日、ズヴェズダはSu-57の主翼の耐久試験の映像を公開した。公開された映像では主翼は104%の荷重で崩壊し、映像においてスホーイの責任者アレキサンダー・スコダ氏は「99%(荷重下における構造物の破壊)から104%(許容値)までが優れた結果であると考えられている。最大設計過負荷が104%以上になると、設計が重量超過であることを意味するので、あまり良く無い」と発言した[86][87]

2018年11月7日、Su-57の超低空飛行シーンの映像も公開。飛行高度300mはSu-57の限界低空高度ではなく、さらなる超々低空飛行も可能だという[88]

各試作機

開発にあたり2015年2月現在9機の試作機が製造されている。2015年中に新たに3機の試作機が飛行試験に加わる予定で[89]、部隊受領は2016年末から2017年初頭に予定されている[90]。これらの機体は機体製造に使われる治具が変更されたことから、構造の強化が施されたと推測されており、尾翼や外翼パネルの形状が変更されているとの情報もある[64]。 今後全14機の試作機が飛行する予定となっている[91]

MAKS 2011におけるT-50-1。尾部に構造物が追加されているのが確認でき、水平尾翼には補強のための構造が見て取れる
T-50-KNS 地上試験機。飛行制御、電気、燃料系統の試験用[92]
T-50-0/T-50-KPO 地上試験機。
T-50-1 飛行した最初の試作機。シリアルナンバーは051。初飛行は2010年1月29日に行われた。101KS-V IRSTと101KS-O赤外線妨害装置はダミー。2011年のMAKS時には尾部にレドームのような構造物が追加された。2011年8月の大迎え角試験の際に、機体構造にクラックが発生している[93]。構造の補強とオーバーホールを行い2012年9月に飛行を再開した。2014年10月以降レドームにあった大型ピトー管が外されている。
T-50-2 2011年3月3日に初飛行。シリアルナンバーは052。101KS-V IRSTと101KS-O赤外線妨害装置を搭載。テイルブーム上の101KS-U/02ミサイル警報装置はダミー。機関砲発射口の上のピトー管が外された。後にレドームが換装され、ピトー管が短くなっている[94]。2015年3月から101KS-O赤外線妨害装置の形状が変更されていることが確認されていたが[95]、戻されている。
T-50-3 2011年11月22日初飛行、AESAレーダーを搭載した最初の試作機(側面を除く)。シリアルナンバーは053。101KS-U/02ミサイル警報装置を機首下及びテイルブーム上に、UV-50デコイ発射機(14発装備可能)をテイルブーム両側に設置。エンジン冷却のため機体上部に空気取り入れ口を追加し、翼端の設計をそれ以前の試作機と一部変更している[93]
T-50-4 2012年12月12日に初飛行。シリアルナンバーは054。コックピット後方にあった101KS-O赤外線妨害装置が無くなり、コックピット後方の左右に101KS-U/01ミサイル警報装置、テイルブームに101KS-U/02を設置。側面レーダーおよびL402ヒマラヤ電子戦スイートを搭載[96]
T-50-5 2013年10月27日に初飛行。シリアルナンバーは055。水平尾翼の補強、101KS-U/02および101KS-U/01ミサイル警報装置が無くなり、機首下に101KS-O赤外線妨害装置が追加されている。2014年4月に着陸後機体右側のエンジンから出火し火災を起こし、機体の背部フレーム及び空気取り入れ口を大きく損傷した[97]。機体はレストアされ、2015年10月16日に修復を完了、T-50-5Rとして飛行を再開した[92][98]。飛行を再開した機体は塗装パターンが変わっており、機首下の赤外線妨害装置がなくなっている。試作機の中では唯一2016年までに3度塗装が変わっている。
T-50-6-1 2014年1月9日の段階で既に組立は完了しているとされていたが[99]、T-50-5の事故を受けて同機の修復用パーツとして使用された。残ったパーツはT-50-7に使用される[98]
T-50-6-2 2014年12月28日にラメンスコエ空港に運び込まれる姿が目撃されている[100]。それまでは金属が使用されていたエンジンカウル部分が機体と同様の素材に変わっているのが確認されている[101]。非公式筋によると2016年4月27日に初飛行したとされる[102]
T-50-7 2期地上試験機。
T-50-8 2016年11月17日に初飛行,シリアルナンバーは058。
T-50-9 2017年4月24日に初飛行,シリアルナンバーは509。
T-50-10 製造中[64]
T-50-11 製造中[64]

設計

概観

正面付近からのT-50。2011年のMAKSに参加した機体

PAK FA計画に関する大部分の情報は機密扱いであるものの、ロシア空軍と国防省の関係者によれば、この計画がステルス技術を特徴とすること、スーパークルーズ能力の付与を公然と述べており[14]アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーと人工知能システム等の先進の航空電子工学を導入するとしている[103]。また、Su-471.44の技術を取り入れていると言われている。

機体形状には、胴体からも揚力を発生するブレンデッドウィングボディが採用されており、エアインテークの前方にLEVCON(Leading Edge Vortex CONtroller:前縁渦流制御装置)と呼ばれる可動LERXが設けられているといった特色が目立つ。

初飛行を撮影したビデオからは、この機体が従来型の操縦舵を持たないことが示され、垂直尾翼も全遊動式である[104]。特別な尾翼の設計は、1990年代にノースロップYF-23により用いられたV字型尾翼と機械的な類似があるものの[105]F-22に装備されるような、専用の水平尾翼によって補助されている。この垂直尾翼は、短い固定式パイロンの上につけられており、パイロン内部に作動装置を入れ垂直尾翼用の旋回軸のベアリングアームを長く確保することで荷重を減らし、ベアリングと機体構造を軽量化している。なお、この小さい垂直尾翼は超音速域の飛行方向安定性に欠けるためアクティブ制御を用いており、縦揺れを最小限におさえつつ抗力を増す際に対称的に可動する。また、左右に動かすことでエアブレーキの代わりともなる[106]。これらを制御する操縦システムとしては、KSU-50デジタル・フライ・バイ・ワイヤが採用されている[107]

ジェットエンジンの吸入口以上に設けられた特徴的なLEVCONは、失速後の高迎え角など推力偏向機構が作動しない場合の機体制御回復を担っており、機動性にも貢献している[106]。一方でこれにより探知源の制御に難問が生まれる可能性もある[108]

エアインテークは、曲がってはいるがエンジンファン全体を隠すほどではないためエンジンファン前方にレーダー・ブロッカーを装備する[106]。エアインテーク内には電波を減衰させるため電波吸収体(RAM)が塗装されており、エアインテーク内で反射させた電波を最終的にレーダー・ブロッカーで吸収させる構造を採用している。これによりRCSを60%削減したとされる。なお、S字ダクトについては特許に含まれていたものの装備はされなかった[99]

また、超音速時のエンジン効率向上のため両ダクトに開閉口とインテーク ランプ英語版を備えており、超音速飛行時にショックパターンが複数発生することでマッハ2での飛行が効率よく行えるとされている。そのほか、荒れた飛行場に着陸の際のFOD (Foreign Object Damage:エンジンの異物吸入による損傷) を防ぐため、Su-27等と同様に貝形・網状の異物進入防止スクリーンと分離スロットが備えられている[106]

複合材料は広範に使用されており全重の25%を占め、外皮面積の約70%を構成する[57]。機体胴体部分に含まれるチタン合金の量は75%であると推算される。全ロシア航空材料研究所(VIAM)英語版開発の国産炭素繊維複合材料(CFRP)を機体に使用したことにより、従来の素材を使用した場合と比べて4分の1の軽量化を達成している。この複合材料は同等強度のアルミニウムチタンの半分以下の重量で、スチールよりも20-25%以上軽量とされている[109]

将来研究としてFPI英語版は生物の神経系の動作原理に基づく航空機の構造監視システムを開発中でMAKS-2017においてモックアップを発表した。 これは、機体が外部からの衝撃を受け変形した場合にそれが画面に表示され、専門家が損傷を評価できるもので、同システムを使うことで地上の整備スタッフは機体状況を技術的かつ的確に評価することができるため、高額な定期点検を行わなくても実際の機体状況に応じた機体の整備をすることが可能になるという[110]

速度性能

Su-57目標最高速度はマッハ2程度であると考えられている。元々の目標値はマッハ2.35であったが減少し、マッハ2.1が最高速度となり同時期に開発されていたSu-35の最高速度マッハ2.25に比べて遅くなっている。速度低下の主な理由は、前述の通り機体の一次構造により多くの複合材料を使用したためであるとされている[106]

ステルス性能

ステルス機である本機はレーダー反射を抑えるためF-22などと同様に各翼面のエッジの角度を揃え、垂直尾翼を傾ける構造を採用しており、エアインテークへのレーダーブロッカー搭載、機体フレーム間の隙間への導電性シーラントの充填、各種開口部のXバンドレーダーの波長の4分の1以下の小さい網目の格子でのカバー、電波選択式レドーム、レーダー波吸収材料・塗料の採用なども行っている[99]。ロシア側の情報によれば、PAK FA計画の機体にはF-22のような超低観測性(VLO)ステルス能力の欠如が示されている。その替わりレーダー、光学、赤外線に対する低観測性を得るため、複合材料や空力学的形状、エンジンから発生する探知源の減少処理によって観測性を低減している[111]。これはエンジン・ナセルの間にある、胴体部中央に直列で2箇所設けられたウェポンベイによっても示されている。モスコフスキー・コムソモーレツの記事の報告では、T-50がF-22戦闘機よりステルス性能を低くするという対価を払った上で、F-22よりも機動性を持たせて設計されていたと報告した[112]。そうした機能を持つ設計要素の1つには前述のLEVCONがある。RCS値については、公開された特許情報によれば機体平均で0.1-1m2となっている[99]。Su-57の設計主務を務めるアレキサンダー・ダヴィデンコはRCSについて「F-22のRCSは0.4-0.3m2で、PAK FAはこれを超えないものの非常に近い」 と述べている[113][注 1]。また、「ロシア・トゥデイ」は、レーダーにテニスボール大にしか映らないと報道している(F-22はゴルフボール大とされている)[114]

コックピット

コックピットヘッドアップディスプレイが、ロモが開発した大型のSHKS-5(コリメータ式、視野角20 X 30)[115]に代わった以外はSu-35と同じ機材で構成される[116]。操縦桿、スロットルレバーにはHOTAS概念が導入されユーザーフレンドリーな設計となっている。

新たに開発されたZSh-10ヘルメットにより運用されるHMDも装備される[117]。射出座席としてはNPP ズヴェズダ製のK-36D-5を搭載している。

SOZhE-50生命維持装置、PPK-7またはVKK-17耐Gスーツ[注 2]、加圧呼吸装置[注 3]によりパイロットは従来機では数秒しか行うことができなかった9G機動を30秒間行うことが可能となった[118]

また、大気中の酸素を回収してパイロットに供給するタイプの新型のKS-50酸素供給装置を搭載し、軽量化しつつ時間の制約なく活動することが可能となった[119]。同システムはロシア製軍用機としては初めてYak-130に搭載され、MiG-29KSu-30MKMにも搭載されている[120]

長距離飛行が多い近年の軍用機で重要な課題となっている生理的問題の解決のため、1990年代初めにMiG-31M用に開発されたRV-1サバイバルキットの改良型が搭載されている[注 4]。これは通常の綿パンツに排尿パイプ、吸引装置、タンク、機外放出装置などで構成されており、着用したまま用を足すとパイプから排出される仕組みになっている。ロシア空軍では1990年代にRV-1とパイロット用おむつ(10時間以上の使用が可能)の比較を行ったが、RV-1の方が快適であり、マッハ2の飛行でも問題なく使用できる事が明らかになったとされる。これは、10-12時間以上の長時間の飛行の際にパイロットの助けとなる[121]

キャノピーは金属フレームを使用した分割式で石英ガラスを採用している。石英ガラスが採用されたのは西側の制裁によってポリカーボネートが出来なくなったことによる。石英ガラスは高い透明性と耐熱性を持つが、キャノピーとして使用するには強度が弱いという弱点があった。ロシアはこの問題に対処するため工業ガラス科学研究所(NITS)が開発した表面硬化技術によって内部構造を変更し合金鋼の倍以上の強度を確保しており、時速960kmで1.8kgの鳥が衝突しても耐えることができる[122][123]。ステルス性確保のためキャノピー内部にはスズインジウムからなるRAMが蒸着コーティングされており、これでコックピット内部へのレーダー波の進入を防いでいる[124]。このRAMはNPP テチノロギアによって開発されたものでレーダー波を30%、高高度飛行中の放射線を40%減少させる効果がありこれで従来よりレーダー反射を250倍減少させられたという。コーティング1層あたりの厚さは20nmで全体の厚さは90nmであり耐摩耗性も高いとされる[125]。このコーティングはMiG-29KSu-34のキャノピーにも適応されている[126]。また、RCS増加の原因となる可能性のあるキャノピーの金属フレームについては表面にRAMを施しフレームの間に導電性シーラントを充填することで対応している[99]。キャノピー形状は試作機によって違い2号機、4号機、5号機には無いものの1号機と3号機にはキャノピー上部に縦枠が存在する。

搭載兵装

T-50の下面。兵装庫は胴体部中央と翼根の細長く伸ばされたバルジに設けられる

固定武装としては、GSh-30-1(9A-4071K)の近代化型9A1-4071Kを右LEVCOM近くに1門装備する。9A1-4071Kは任意のモードですべての弾薬容量を使い果たすことができるもので、実際に装備してのテストは2015年に計画されている[127]

エアインテーク間に設けられた2箇所のウェポンベイは、長さ4.6mから4.7m、幅1mから1.1mと推定されており[128]、複数の空対地ミサイル空対艦ミサイルを搭載できるとされる。補助として翼根に配された、膨らみが付いた三角形の部位にも"クイックベイ"と呼ばれるウェポンベイが設けられている[129][64]。兵装の内装化は、航空機のステルス性を維持し空力抵抗を削減して外部搭載に比べてパフォーマンスを向上する。また、T-50の高い巡航速度が従来機に比べて武器の有効性が増加すると予想される[130]ヴィーンペルではそれぞれ300kgの負荷に対応したUVKU-50Lと700kgの負荷に対応したUVKU-50Uの2種類のランチャーを開発している[131]。一方、既存のミサイルだとウェポンベイからはみ出るサイズも多いため、T-50用の内部搭載ミサイルを2017年までに6種類、2020年までに更に6種類、計12種類開発する予定。開発予定の内部搭載ミサイル4種類については、2015年8月の時点で既に開発済みで、現在実証試験が進んでいる。外部搭載ミサイルは他の飛行機で試験を行っているが、例えばKh-58UShKE対レーダーミサイルなどのT-50の内部搭載ミサイルに関しては、直接T-50で試験を行っている[132]。開発が完了する2017年までは既存の兵装を使うため、武装は外装となる予定[133]

空対空戦闘時には4発のK-77MまたはK-77ME中距離空対空ミサイルまたはIzdeliye 810長距離空対空ミサイルを装備できる。空対地及び空対艦戦闘時には、これに代えて4発のKh-38M英語版空対地ミサイルKh-58UShKE 対レーダーミサイルKh-35U対艦ミサイル、250-500kgまでの精密誘導爆弾を搭載できる[64]。いずれの場合も2発のR-74M2またはK-MD短距離空対空ミサイルを搭載可能。隠密性より兵器の搭載能力が優先される場合には、機外に4か所あるハードポイントにパイロンを装着し、空対空ミサイル空対地ミサイルロケット弾爆弾を搭載できる。ウェポンベイに搭載できない兵装、例えばKS-172や1,500kgの誘導爆弾などもここに装備される[64]

アビオニクス

Su-57のアビオニクスは、『IMA(Integrated Modular Avionics:統合モジュラーアビオニクス)』となっており、1つのプロセッサが多数のプロセスを制御し、各プロセスに優先度を割り当て、最も重要なものを最初に計算することで、コンピュータがフリーズするのを防ぐようになっている[124][134]。この基幹となるCPUモジュールにはTSP16と呼称されるものが使用されており軍事用途向けのデジタル信号処理システム向けにNIISI英語版が開発した1890VM8Yaデュアルコアコプロセッサ(65nmプロセス・ルール、クロック周波数800MHz、電力消費量8W、動作可能温度範囲+85℃から-60℃、制限温度範囲+125℃から-125℃、組み込みシステム向けリアルタイムオペレーティングシステム『バゲット』の制御下で動作)が用いられている[135][136][137]

これらの機材を動作させるため、従来のロシア機のものと比べての2倍強力かつ1.5倍軽量のSPTSU-7.5電力供給システムが採用された[138]

OSには自己学習型のものを採用、機内の情報交換の際の電子暗号コードは各機によって違い仮に1機のシステムを解析しても他の機は解析できないためハッキングに強いという[139]

センサー

Su-57のセンサーはSh121多機能統合型ラジオ電子システム(MIRES[140][141])と101KSアトール電子光学スイートで構成され、Sh121はN036「ベルカアクティブ式電子走査アレイレーダーとL402 ヒマラヤ電子戦スイートで構成されている[142][143]

アビオニクスの中核となるレーダーにはN036ベルカレーダー複合体が採用されており、機首に搭載されるN036-1-01、機首側面部に搭載されるN036B-1-01B、主翼前縁外翼部に搭載されるN036L-1-01で構成されている。機首に搭載されるN036-1-01については400km先の目標を追尾でき、空中目標に対して30、地上目標に対して4の同時捕捉が可能とされる[144](同時に60機を追尾し、16機に対して同時攻撃できるとの情報もある[145])。LバンドのN036L-1-01については通常はN036Shポコソニク[注 5]敵味方識別装置として機能するが、Xバンドに対してのみ最適化されたステルス機に対するレーダーとして機能する。Su-57ではこれらのレーダーを併用させることで±135度の範囲で目標を検知することができる。将来的にはポッド式でKaバンド(ミリ波)アンテナを装備させる計画もある。これらのレーダーはN036UVS[注 6]コンピューター及びプロセッサにより制御される[96]。2012年、チホミロフ科学調査研究所(NIIP)において、AESAレーダー機器開発のための試験が第3試作機を用いて開始された[146]

また、2018年までにフォトニクス技術を使用した先進ラジオ光学フェーズドアレイレーダー(ROFAR)を開発・装備させる計画もある。ROFARはレーザーを使用したレーダーの一種で解像度が従来のレーダーと比べて10倍に増加し、数100km先の詳細な3D画像を作り出すことができるとされている。航空機なら500kmの距離から探知できかつ空港にいる人間が50m先の航空機を観察するように見えるとされる。加えて400km離れたところから、人の存在やその人物の顔の見分けることができる。またROFARは特性上電波を用いたジャミングが物理的に不可能という利点も持つ。ROFARは非常に効率的であり、発熱量が数分の1であることから強力な冷却装置の搭載が必要なく重量は半分以下に減少するとされている[147][148]

レーダーのほかには、101KSアトール電子光学スイートを装備する。この装備は、コックピット右前方に装備された101KS-V[注 7]IRST、コックピット後方と機首下に装備された101KS-O[注 8]赤外線妨害装置、コックピット下とテイルコーン上に設置された101KS-U/02とコックピット左右に装備された101KS-U/01[注 9]ミサイル警報装置、クイックベイ先端部に搭載される101KS-P[92][注 10]で構成されている。IRSTに関しては同時に複数の目標を捕捉、追尾可能である[149]。101KS-Oはレーザーを使用して光波ホーミング誘導のミサイルに対し妨害を行なうものである。また、このシステムの中には101KS-N[注 11]ターゲティングポッドが含まれている。このポッドはSu-57用に開発されたものでステルス性を要求されない状況下での地上攻撃に使用される[150]。なおアトールの中でIRSTについては飛び出ておりステルス性への影響が指摘されることもあるが、後面にRAMを使用し運用時のみ回転させて前面にあるセンサータレットを露出させることで対処されている[99]

通信・データリンク

通信機材として、ポレト社が開発したS-111通信システムを搭載する[151]。S-111はソフトウェア無線を採用しており、ソフトの書き換えによりハードウェアの変更なしに機能の追加などを行える。また、データリンクを介して同端末を搭載している友軍機と最大34.3Mbit/sの速度でリアルタイムに映像や音声などの情報共有が可能である[152][153]。このS-111搭載のためSu-57では"Aist-50"と呼ばれるアンテナシステムが採用されており、コンフォーマル式にアンテナを装備することで、外に飛び出すアンテナの数を減らし空気抵抗やRCSを減少させている[152][151]。同システムは、モジュラー方式で開発されているため多くのプラットフォームに対応しており今後、他の戦闘機やヘリコプター輸送機無人航空機などにも搭載される予定である[152]。S-111の最後のテストは、2015年に予定されており、その後量産を開始する予定である[152]

電子戦

電子妨害(ECM)装置としては、KNIRTI研究所により開発されたL402ヒマラヤ電子戦スイートを搭載する。L402は、機体各部に搭載されたAESAレーダーと自身の妨害アンテナ(ひとつはテイルコーンに装備[154])の両方を使用した強力な電子攻撃をかけることが可能である。これにより、妨害抵抗を増大させるだけでなく、航空機の生存性を向上させ、敵の航空機で使用されるステルス技術を中和することができる[155]。このシステムは、2014年より航空機に搭載されている[156]

人工知能

Su-57には"e-パイロット"と呼ばれる人工知能システムが搭載されている。これは得られた情報を自動で分析しパイロットに取るべきいくつかの行動指針を提示することで負担を大きく軽減するもので[109]、同様のものがSu-35にも搭載されている[157]

その他

無線航法装置として、GPS/GLONASS統合型のものに加えSu-35が装備していたBINS-SP2のアップグレード型であるBINS-SP2Mレーザジャイロ式慣性航法装置を搭載する[158]

エンジン

MAKS-2011においてサージングを起こしたT-50

初飛行では、Su-35に搭載されたものと同じ従来型のAL-41F1S(117S)エンジンが2基使用されると予想された。しかし、新型エンジンである「AL-41F1(117)」が初飛行で駆動した[159][160]。これらの報道に対しスホーイ社の社長であるミハイル・ポゴシャン氏は、「特別に設計された全く新しいエンジンを搭載していた」と述べこれを否定[161]、またNPOサトゥールンの総務部長で統一エンジン製造会社のPAK FAプログラム主任イリヤ・フョードロフ氏も「これは最新のエンジンであり、複数のメディアや"専門家"が言っているようなSu-35と同型のパワープラントの改良型では無く、スホーイに提示されている全ての条件を満たしている」と発言し、新しいエンジンはSu-35のエンジンと比較して高推力、自動制御複合システムといった特徴を有する事と注意を促した[162]

AL-41F1(117)

第1段階のエンジンとして開発されたもので、ドライで93.1kN、アフターバーナーを使用した状態で147kNを発揮する[163]デジタル制御システム(FADEC)の使用によりAL-31Fとの比較で重量は150kg減少し、推力は2.5トン増加した[164]。このFADECは機動性と取り扱いを容易にするために飛行制御システムに統合されている[106]。ノズルは推力偏向式でそれぞれ左右に16度、上下に20度ずつ可動する[165]ほか、無酸素でもエンジンを始動できるようにプラズマ点火システムを実装している[166]

このエンジンはSu-27Mに搭載されて2010年1月21日に初の試験飛行を実施[167]、2018年4月17日に国家ベンチテストを完了した[168]

このエンジンは2011年8月21日に開催されたMAKSエアショーにおいてサージングを起こした。その後の調査で、サージングの原因はセンサーが誤動作して飛行制御系へ誤ったデータが流れためであることが判明したためセンサーの交換が実施されたが[65]、2014年6月には、右エンジンより出火するという事故を起こし、インド空軍がエンジンの信頼性と性能についての懸念を表明した[169]

Izdeliye 30

第2段階のエンジンとしてIzdeliye 30とよばれる新型エンジンが開発中である。以前はIzdeliye 129と呼ばれていたが間違いであったことが判明している[170]。主任設計者はエフゲニー・マルチュコフ[171]

設計・性能

高圧圧縮機5段、低圧圧縮機3段、高圧タービン1段、低圧タービン1段で構成され[172]、タービン直前温度は2,100K[173]、既存の系列のエンジンとは全く異なる新設計エンジンとされるが最小限の変更で搭載できるとされている[174]。推力は2012年時点での予備情報では巡航モードで約107kN、アフターバーナー全開のモードでは176kNとされていたが[175]、2016年以降は最大17.5-19.5トンとされている[176]ライフサイクルコストはAL-41F1Sと比較して30%、重量はAL-41F1と比較して30%軽減され[175][177]、効率は17-18%向上(記事により15-18%[178]、15-20%[179])したとされる[180]。部品点数の減少により整備性も高められ、オーバーホール寿命も大幅に延長される可能性が指摘されている[181]。ノズルについてはサトゥールンのゼネラルデザイナーであるユーリー・スモーティン氏が新しいエンジンはフラットノズルであるべきだと発言していたが[182]、実物では鋸歯状のステルス設計を行った丸型ノズルが採用された[183]。NPOサトゥールンのユーリー・スモーティン氏が可変サイクルエンジンと呼ばれる技術を使用して、第5世代エンジンの開発に関する真剣な研究を行っていると発言していることや[184]、 エフゲニー氏が超音速巡航にはエンジンは可変バイパス比を有しなければならないと言及していることなどから[185]、低速時にはターボファン、高速時にはターボジェットと飛行状態に応じて作動のサイクル(方式)を切り替える事のできる可変サイクルを採用している可能性がある。

開発年表
  • 2010年:3月にスホーイの所長のミハイル・ポゴシャン氏は第2段階のエンジンインテグレータがサリュートと提携する統一エンジン製造会社になる可能性が最も高く2015年までにエンジンは現れないと発言[161]
  • 2011年:4月に当初の予定より前倒して開発を開始。開発完了・納入開始は2015年を計画していると発表[181]
  • 2012年:11月にベンチテストが2014年より開始されると発表[175]
  • 2013年:4月に年末までにエンジンの設計が完了する見込みであると発表[186][187]。更に12月にUMPOと支店のOKB MM.Aリューリキーは技術設計が完了し、2014年前半に実験用ガス発生器(エンジンコア)とデモンストレータの製造を開始する予定であると発表した[170][188]
  • 2014年:3月に技術的設計を完了し燃料消費と低視認性(ステルス性)の要件が明確となった。ロステフは12月にプレスリリースで2つの実験的ガス発生器が製造されており、そのうちの1つは組み立て済みで、実機に搭載しての飛行試験は2017年になると発表した[180][189]
  • 2015年:2月のエアロ・インディア2015においてリグテストが実施中であることが公表された[190]。UECのウラジスラフ・マサロフ氏は、2016年に最初のプロトタイプを完成させ、2017年には飛行実験機への設置を確実にする予定と述べ、エンジンの研究開発は2020年に完了する必要があると述べた[171][191]。6月には技術設計が完了しプロトタイプエンジンの製造に関する設計文書の開発が進行中で2つのデモンストレーターエンジンが製造されると発表された[192]。しかし11月に飛行試験の2018年への延期が発表された[193]
  • 2016年:10月20日、UECの第2段階のエンジンがアレクサンダー・アリュチュコフ氏は2017年第4四半期までに準備が整っているはずであると述べ、加えて残りの作業は、2020年の国家試験の経過に伴って2018年から2020年の間に実施されると発言した[176]。11月21日、UECのプレスサービスはUMPOに属するリトカリノ機械製造工場で第2段階のエンジンの最初の試験を実施し、無事成功したと発表した[194]
  • 2017年:12月5日にT-50-2機が左エンジンを換装しての初の試験飛行に成功、飛行時間は17分であった[183]

派生型

FGFA

インドとロシアが共同で完成させるFGFAは、複座式の機体であり[195]、ステルス機能、スーパークルーズ能力、センサー機器、ネットワーク能力、戦闘用の航空電子装備など43箇所の改良が行われる[196]

輸出型

Su-57E
AL-41F1ターボファンエンジンを搭載した輸出型Su-57(原文の記事内容:"Viktor Kladov, the director for international co-operation and regional policy at Russia's Rostec defence industrial holding company, said the version of the aircraft promoted to international customers will be named Su-57E (Export).")[197][198]

艦載型

Su-57の艦載型の計画が存在することをロシア海軍総司令官代理のヴィクトール・ブルスク少将が明かしている[199]。同機は将来建造される航空母艦に配備される予定である[200]。新しい海軍用航空機の選定にあたり、スホーイ、ミコヤンヤコブレフ設計局間の競争が生じると見られる[1]

アレクセイ・フェドロフ氏は以下のように述べている。F-35と比較されるようなより小型の戦闘機を生産するにあたり、これに第五世代のテクノロジーを投入するという判断は全て、決定について待たなければならない。これはT-50をベースとした大型戦闘機が完成されるまでとされている[201]

ロシアにおける運用

ロシア空軍では2020年までに55機を受領する予定であったが[202]、景気の減速を受け2015年3月国防次官(当時)のユーリー・ボリソフ英語版は生産スペースを落とし、第一バッチの調達数を12機に削減すると発表した[203][204]。ユーリー・ボリソフ氏は2015年7月2日にこの代替としてSu-35の調達機数を増やすことを述べた[205]

一方でロシア空軍としては最終的に多くの機数を購入する予定である[206]

2018年6月30日、ロシアのクリボルチコ国防次官はすぐにSu-57の第5世代戦闘機12機の供給のための最初の契約を締結すると発言した[207]

2018年7月2日、副首相のユーリー・ボリソフ氏はSu-57の量産を急ぐ必要はないと述べ、これまでの世代の機体が相対的に旧式になった場合にこれに努めることができると発言した[208]

2018年7月5日、国家院の航空専門家のメンバーであるウラジーミル・グテネフ氏は、「Su-57の価格は米国のF-22と比較して5分の2と安価におさまる」と指摘。また、価格に開きがあるにもかかわらず、Su-57とF-22は類似の特性を持ち、いくつかの部分では優れていると発言、シリアにおいて4機のSu-57が投入され、同じ空域で運用されている米国のF-22とF-35を探知するためのこの機体の能力についての追加情報が明らかに得られたと述べた[209]

2018年8月22日、クリボルチコ国防次官はアルミヤ2018において最初の量産機についての契約が締結されたと発表した。また最初の量産機は2019年にロシア航空宇宙軍において運用に入り、シリアで得られたテスト結果を考慮に入れて、近い将来に15機を受け取る予定だと発言した[210]。報道によれば契約したのは2機のプレ量産機で2020年までに受領するという[211]。配備先はリペツク航空センター[212]

実戦投入

2018年2月24日、アメリカ軍関係者は、ロシアがSu-57をシリアに派遣したことを明らかにした[213]

輸出計画

統一航空機製造会社社長のミハイル・ポシャンは2011年にSu-57の潜在市場規模は600機程度と発言している[214]

Su-57の輸出における主な長所は、他の第5世代ジェット戦闘機よりも比較的安価な点である。ただし、以前の第4世代ジェット戦闘機よりはかなり高額なものとなっている[215]

この「輸出版」はスホーイ社のFGFAと呼ばれるものの可能性があり[216]、このFGFAはT-50を設計の基礎に置いて開発された「主力輸出バージョン」となるとしていたが[217]、FGFAはのちに中止された。

その後LIMA2019において輸出型としてSu-57Eが公表されている。ロステックの輸出部部長ヴィクトル・クラドフ氏は「輸出型Su-57Eはインドだけでなく中国も関心が高い」と述べている[218]ロシア連邦の産業貿易大臣であるデニス・マントゥロフ氏も同様に「輸出型Su-57Eの輸出見通しは良好である」と発言している[219]

2019年4月16日、輸出型Su-57Eの輸出許可文書は公式に合意・認可された[220]

この輸出型の生産は2020年より実施することを予定している[221]。ロシアの世界武器貿易分析センター所属の専門家は2011年に2025年には輸出可能と予測してたが[222]、2015年にロスボロネクスポルトのセルゲイ・コルネフ氏は「近い将来にPAK FAは輸出される事は無い」と発言しこれを否定している[223]

提案・検討

インドの旗 インド
中断したFGFAの共同開発国であるため、インド空軍は有力な輸出先候補の1つである[224]
トルコの旗 トルコ
トルコ共和国のメヴリュット・チャヴシュオール外務大臣が「アメリカがトルコにF-35を供給しない場合、トルコはロシアからSu-57を調達可能である」と発言している[225][226]
バーレーンの旗 バーレーン
2016年開催のバーレーン国際航空ショーにおいて興味を示している[221]
ペルーの旗 ペルー
ペルー空軍に対して提案[227]、ペルー側は2016年にT-50の納入を検討したとされる[228]
 ベトナム
戦略技術分析センターのディレクターを勤めるルスラン・プクホフは、ベトナムベトナム人民空軍が戦闘機を輸入する第2の顧客になるかもしれないと見積もった[229]

過去に検討

大韓民国の旗 韓国
ロシアは、大韓民国空軍の次世代ジェット戦闘機計画への売り込みに関心を持ち、Su-57を提示するのではないかと言われていた[230]。スホーイ社のSu-57は、大韓民国空軍の次世代戦闘機(FXフェイズ3)の候補となっていることを、韓国の防衛機材を調達する当局は認めた[231]。しかしスホーイ社は、2012年1月の最終期限までに受注競争に参加できなかった[232]。しかし、2013年9月24日、韓国の次世代ジェット戦闘機計画の白紙化・選定のやり直しに伴い入札作業にSu-57が参加する可能性があると報道された。また、ロシア側の業界筋によると、新しい市場に打って出るために複座型も売り込むとされていたが[233]、11月23日にF-35Aが選定されたことが発表された。
ブラジルの旗 ブラジル
ブラジル空軍が運用しているミラージュ2000の後継として共同開発を含む提案を行ったが、JAS 39E/Fが選定された[234]

性能諸元

本機は開発中のため、これらの性能は準備段階の数値である。また、入手可能な図像や推算に基づく評価が行われている。出典は"warfare.ru[235]"、"pravda.ru[236]"、"Aviation News[237]"、"Aviation Week[106]"、"Air International[238]"に依る。

主要諸元
  • 乗員:1名
  • 全長:19.8m
  • 全幅:14m
  • 全高:6.05m
  • 主翼面積:78.8m2
  • 空虚重量:18,500kg
  • 全備重量:28,800kg
  • 搭載量:20,500kg
  • 最大離陸重量:35,000kg
  • 主エンジン:初期生産型はAL-41F1ターボファンエンジン 2基を搭載。2期生産型よりIzdeliye 30を搭載予定[239]
  • AL-41F1
    • ドライ推力: 93.1 kN (21,000 lbf)
    • 最大推力 (アフターバーナー使用時): 147 kN (33,047 lbf) [240]
  • Izdeliye 30[241][176]
    • ドライ推力: 11,000kgf
    • 最大推力 (アフターバーナー使用時): 19,000kgf
  • 燃料容量:10,300kg[235]
性能値
  • 最高速度:マッハ2以上、高度17,000mで2,100-2,600km/hを発揮[235][239][242]
  • 巡航速度:1,300-1,800km/h[239]
  • 航続距離:3,500 km(亜音速巡航時)[243] 5,500 km(フェリー時)[244]
  • 離陸距離:300-400m[109]
  • 実用上昇限度:20,000m
  • 翼面荷重:330-470kg/m2
  • 推力重量比:1.19(AL-41F1)1.41(Izdeliye 30)
  • 最大耐G値:9G+[235]
兵装
アビオニクス

登場作品

ゲーム

エースコンバットシリーズ
エースコンバットAH
エースコンバット3D
エースコンバット インフィニティ
エースコンバット7
上記作品でプレイヤー機として使用可能。現実における開発状況の推移に伴い、『AH』『3D』においては「PAK-FA(パックエフエー)」、『INF』においては「T-50」、『7』においては「Su-57」と呼称が変遷している。
トムクランシーズ H.A.W.X.2
有料のDLCを導入することで操縦可能となる。
バトルフィールド4
「Su-50」という名称で登場。

小説

ガーリー・エアフォース
主要メカニック、及びキャラクターに「PAKFA-ANM」として登場。

脚注

注釈

  1. ^ F-22のRCS値は0.0001とされており、算出方法が違うかXバンドとは異なる周波数帯での値の可能性がある。
  2. ^ 2種類が開発されており、12kmまでならRPK-7それより上ではVKK-17を装備する
  3. ^ AD-17空気注入バルブに接続されており、高い圧力をかけて肺を膨らませることにより失神を防止する。この際の圧力は6-7気圧に達する
  4. ^ 同システムはSu-27Su-30Su-34などでの使用も可能
  5. ^ Pokosonik、ロシア語で悪魔という意味
  6. ^ UVSはUniversalnaya vychislitelnaya sistemaの頭文字で汎用コンピューティング・システムという意味
  7. ^ VはVozdukhの頭文字で空という意味、別名OLS-50M
  8. ^ Oboronaの頭文字で防衛という意味
  9. ^ Ultravioltの頭文字で紫外線という意味
  10. ^ MAKS 2015で初展示。PはPosadcaの頭文字で着陸という意味、低空飛行時の着陸支援用
  11. ^ NはNazemnyiの頭文字で地上という意味

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参考文献

関連項目

関連のある開発機体

  • Su-35 - コックピットの設計など一部を共用している。
  • FGFA - インド向けの発展型。
  • LMFS

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外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、Su-57 (航空機)に関するカテゴリがあります。