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「ヘルペスウイルス科」の版間の差分

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*[[ロゼオロウイルス属]](''Roseolovirus'')
*[[ロゼオロウイルス属]](''Roseolovirus'')
**学名:''Human herpesvirus 6'' (HHV-6) = 一般名[[ヒトヘルペスウイルス6]]
**学名:''Human herpesvirus 6'' (HHV-6) = 一般名[[ヒトヘルペスウイルス6]]
**:[[1986年]]に[[米国]]Beth Israel Deaconess Medical CenterのSaira Salahuddinらによって発見され、[[1988年]]に[[大阪大学]][[医学部]]の山西 弘一らによってHHV-6Bが[[突発性発疹]]の原因であることが報告された。[[薬剤性過敏症症候群]]の関連要因と考えられている<ref>藤山幹子、橋本公二、[https://doi.org/10.2222/jsv.59.23 薬剤性過敏症症候群とHHV-6の再活性化について] ウイルス 2009年 59巻 1号 p.23-30, {{doi|10.2222/jsv.59.23}}</ref>。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。
**:[[1986年]]に[[米国]][[ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター]]のSaira Salahuddinらによって発見され、[[1988年]]に[[大阪大学]][[医学部]]の山西 弘一らによってHHV-6Bが[[突発性発疹]]の原因であることが報告された。[[薬剤性過敏症症候群]]の関連要因と考えられている<ref>藤山幹子、橋本公二、[https://doi.org/10.2222/jsv.59.23 薬剤性過敏症症候群とHHV-6の再活性化について] ウイルス 2009年 59巻 1号 p.23-30, {{doi|10.2222/jsv.59.23}}</ref>。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。
**学名:''Human herpesvirus 7'' (HHV-7)
**学名:''Human herpesvirus 7'' (HHV-7)
**:[[1990年]]に[[アメリカ国立衛生研究所]]のNiza Frenkelらによって報告され、[[1994年]]に[[大阪大学]][[医学部]]の田中馨子らによって[[突発性発疹]]の原因であることが報告された。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。
**:[[1990年]]に[[アメリカ国立衛生研究所]]のNiza Frenkelらによって報告され、[[1994年]]に[[大阪大学]][[医学部]]の田中馨子らによって[[突発性発疹]]の原因であることが報告された。一般的に日本では乳幼児期にほとんどの場合抗体取得しており、不顕性感染していると考えられている。

2020年5月21日 (木) 07:12時点における版

ヘルペスウイルス科
ヘルペスウイルスの電子顕微鏡写真
分類
: 第1群(2本鎖DNA)
: ヘルペスウイルス目
Herpesvirales
: ヘルペスウイルス科
学名
Herpesviridae
亜科

ヘルペスウイルス科(ヘルペスウイルスか、Herpesviridae)は2本鎖DNAをゲノムとするDNAウイルスの一科。

性状

ヘルペスウイルス科に属するウイルスは線状の2本鎖DNAをゲノムとして持つDNAウイルスであり、そのビリオンは正20面体のカプシドエンベロープに包まれた直径120~200nmの球状粒子である。ウイルスの増殖は宿主細胞の核内で行われる。

分類

ウイルス学上は以下の3種類に分類される。詳細は各項目の記事参照。

臨床像

現在まで、哺乳類鳥類両生類爬虫類魚類等の多くの動物を固有宿主として150種類以上のウイルスが分離されている。

ヒト

人間が感染するヒトヘルペスウイルス(HHV:human herpes virus)には以下の種類がある。ウイルス学上はそれぞれ上記の3つの中に亜分類される。詳細は各項目の記事参照。

ウシ

トリ

抗ウイルス薬

ヘルペスウイルスに関しては以下の治療薬がある。

一般ヘルペスウイルス

帯状疱疹
単純ヘルペス性角膜炎

サイトメガロウイルス

脚注

  1. ^ 藤山幹子、橋本公二、薬剤性過敏症症候群とHHV-6の再活性化について ウイルス 2009年 59巻 1号 p.23-30, doi:10.2222/jsv.59.23

関連項目