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: カスタムSSDを搭載したことにより、ストレージの帯域が一気に5.5GB/sへと高速化された。これはHDD(50~100MB/s)を搭載したPS4と比較して約55~110倍となる<ref>これらは仕様上の速度であり、実際の速度はこれより遅くなると予想される。</ref>。 |
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: SIEは、ロード時間の短縮については特に力を入れてアピールしており、電源を入れると瞬時にPS5のシステムが起動完了し、ゲームの起動もわずか数秒で行われる。プレイ中も、ほとんどのシーンがロード時間なしでシームレスに表現され、これまで1分近くかかっていたシーンでも数秒以内にロード完了するため、ストレスの大幅軽減に繋がるという。 |
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; 8K対応の高解像度 |
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2020年7月19日 (日) 09:22時点における版
この項目は、発売前あるいは配信・稼働開始前のコンピュータゲームを扱っています。 情報が解禁されていくに従い、この項目の内容も大きく変化することがありますのでご注意ください。 |
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別名 | PS5 |
---|---|
開発元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) |
種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第9世代 |
発売日 | 2020年年末商戦期 |
対応メディア |
|
CPU | AMD 8コア Zen 2 カスタム 最大3.5GHzまで可変 |
メモリ | 16 GB GDDR6 SDRAM |
ストレージ | カスタム825GBSSD |
グラフィック | AMD RDNA 2 カスタム 最大2.23GHzまで可変(10.28TFLOPS) |
コントローラ入力 |
|
後方互換 | |
前世代ハード | |
ウェブサイト | PlayStation 5 公式ウェブサイト |
PlayStation 5(プレイステーション ファイブ、略称: PS5)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2020年の年末商戦期に発売を予定している家庭用ゲーム機[1][2][3][4]。
概要
- PS4の数倍のスペック
- 4K60fps[5]以上の解像度や、カスタムSSDによるロード時間の高速化などに対応するため、CPU、GPU、メモリなどの総合的な基本スペックは「PS4の数倍」の性能になっている[6]。
- ストレージに関してはカスタムSSDを採用[7]、メインチップと4レーンのPCIe 4.0で接続されたカスタムコントローラによって制御され、フラッシュメモリは12チャンネル構成になっている。一般的製品では2段階の所、カスタムコントローラでは6段階でアクセス優先度を制御可能で、ゲームの状況に応じたより柔軟な制御が可能。
- ロード時間の高速化
- カスタムSSDを搭載したことにより、ストレージの帯域が一気に5.5GB/sへと高速化された。これはHDD(50~100MB/s)を搭載したPS4と比較して約55~110倍となる[8]。
- SIEは、ロード時間の短縮については特に力を入れてアピールしており、電源を入れると瞬時にPS5のシステムが起動完了し、ゲームの起動もわずか数秒で行われる。プレイ中も、ほとんどのシーンがロード時間なしでシームレスに表現され、これまで1分近くかかっていたシーンでも数秒以内にロード完了するため、ストレスの大幅軽減に繋がるという。
- 8K対応の高解像度
- PS5の8K解像度の対応に関しては、現在8Kフルスペック対応が可能なGPUを搭載したPC用グラフィックスボードすら存在しない為、4K以上の解像度をもとにチェッカーボードレンダリングやVariable Rate Shading[9]を使用してアップコンバートすることで疑似8K描画を実現していると予想されている[注 1]。
- PS4ソフトの下位互換
- 下位互換として[10]、PS4のソフトが遊べる下位互換性を持っており、全てのソフトに対応できるかは明言されていないものの、発売に向けて数千のゲームの検証作業が進行中であり、多くのソフトでフレームレートの安定や向上、高解像度等の恩恵が期待できる。
- 2つのエディション
- PS5では従来の据置型ゲーム機と同様に光学ディスクドライブを搭載した「スタンダードモデル」と、ディスクドライブがない「デジタル・エディション」の2タイプが存在する。前者はPSシリーズでは初となるUltra HD Blu-ray対応となり、対応する映像ソフトの再生も可能である。後者はダウンロードソフト専用となり、スタンダードモデルより本体価格が数千円ほど安く設定されることが予想されている。
歴史
2019年4月17日、WIREDがマーク・サーニーの独占インタビューを掲載。PlayStation 4(PS4)の後継機となる次世代ゲーム機(この時点では名称未発表)の概要が公表された。
2019年10月8日、次世代機の名称がPlayStation 5(PS5)に決定したことと、2020年の年末商戦期の発売を予定していることが明らかとなった。
2020年1月7日、SIEは米国ラスベガスで開催された電子機器見本市「2020 International CES」にて、PS5のロゴおよび搭載予定となるハードウェアの一部を発表した[11]。
3月17日、SIEはPlayStation公式Twitterアカウントにおいて、PS5のリード・システムアーキテクトであるマーク・サーニーが日本時間の3月19日午前1時に、PS5のシステム設計に関する技術解説動画を海外のPlayStation Blogに掲載[12]すると予告した。
4月8日、SIEシニアバイスプレジデント(プラットフォームプランニング&マネジメント統括責任者)の西野秀明による解説と共に、PS5用の新ワイヤレスコントローラー「DualSense™」の外観写真2枚と主な仕様、デザインの経緯等が公開された。
5月12日、Epic Gamesは同社が開発中のゲームエンジン「Unreal Engine 5(UE5)」を発表し、PS5で動作するリアルタイムデモを公開した[13][14][15]。
6月9日、SIEは世界情勢を鑑み延期になっていたPS5に関する映像イベント「The future of gaming(ゲーム体験の未来)」の配信日時を太平洋標準時6月11日午後1時(日本時間6月12日午前5時)に決定したと発表。予定通り同日時に配信が開始され、28のゲームタイトルと、本体デザインが初披露された[16][17]。
仕様
- AMD社製カスタムチップ搭載
- CPU: x86-64-AMD Ryzen “Zen2", 8 コア/16 スレッド, 3.5GHz (最大時、可変クロック)
- セカンダリプロセッサ: 低消費電力のARMコアのカスタムI/Oプロセッサ
- GPU: AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine[注 2], 36CU at 2.23GHz (最大時、可変クロック), 10.28TFLOPS
- Memory: 16 GB GDDR6 RAM /バンド幅: 448GB/s
- 別途にセカンダリプロセッサ用に、PS4で256MB、PS4 Proで1GB搭載していたのと同様に強化されて搭載されているが、詳細不明。
- 内蔵ストレージ: カスタムSSD 825GB /読み込み速度: 5.5GB/s(非圧縮), 8~9GB/s(圧縮) PCIe 4.0接続
- 拡張ストレージ: NVMe SSDスロット
- 外部ストレージ: USB接続 PS4のゲームを起動可能[20]
- TEMPEST 3D AudioTech Engine: 3Dオーディオ処理専用ユニット
- ゲームにおいて最大8K解像度出力まで対応
- PlayStation 4(PS4)タイトルとの互換性実現に向けた設計
- PlayStation VR(PSVR)対応
- 光学メディア: Ultra HD Blu-ray[注 3]
- 「PlayStation 5 Digital Edition」では非搭載。
- 映像出力: HDMI 2.1 - Variable Refresh Rate(VRR)対応
周辺機器
純正及びソニーグループ発売機器
型番 | 名称 | 発売日 | 備考 |
---|---|---|---|
DualSenseワイヤレスコントローラー | |||
PULSE 3Dワイヤレスヘッドセット | 3Dオーディオに対応 ノイズキャンセリングマイク搭載 | ||
メディアリモコン | |||
HDカメラ | 1080pカメラを2つステレオ搭載 | ||
DualSense充電スタンド |
DualSense
DualSenseと呼ばれるコントローラではPlayStation 4までのDUALSHOCK系列の既存のコントローラーとは外観の基本デザインが異なることもあり、ナンバーリングではなく新たな名称として、五感に訴えかけるゲーム体験の実現を強調して、DualSenseと名付けられた[21]。
- ハプティック技術搭載
- L2・R2ボタンに抵抗力を感じさせるアダプティブトリガーを採用
- USB Type-C(有線)/Bluetooth(無線)接続
- マイク内蔵
- DUALSHOCK 4では"SHARE"ボタンだったものの名称を"Create"ボタンに変更
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ “「プレイステーション5」 2020年の年末商戦期に発売”. PlayStation.Blog (2019年10月8日). 2019年11月1日閲覧。
- ^ “次世代コンソールゲーム機 「プレイステーション5」に名称決定 2020年年末商戦期に発売”. www.sie.com. 2019年10月9日閲覧。
- ^ “Exclusive: What to Expect From Sony's Next-Gen PlayStation”. WIRED (2019年4月16日). 2019年11月1日閲覧。
- ^ “Exclusive: A Deeper Look at the PlayStation 5”. WIRED (2019年10月8日). 2019年11月1日閲覧。
- ^ “今、あらためてPS5の姿を想像してみる CPUとGPUはどうなる編”. ITmedia NEWS. 2020年3月19日閲覧。
- ^ “PlayStation5:ハードウェア技術仕様の追加情報”. PlayStation Blog. 2020年3月19日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “西川善司の3DGE:Mark Cerny氏のPS5技術解説プレゼンテーションを読み解く(前編)。ここまで分かったPS5のSSDとGPUの詳細”. www.4gamer.net. 2020年3月23日閲覧。
- ^ これらは仕様上の速度であり、実際の速度はこれより遅くなると予想される。
- ^ “今、あらためてPS5の姿を想像してみる CPUとGPUはどうなる編”. ITmedia NEWS. 2020年2月17日閲覧。
- ^ “PlayStation®5:ハードウェア技術仕様の追加情報を公開(更新) | PlayStation.Blog”. PlayStation®5:ハードウェア技術仕様の追加情報を公開(更新) | PlayStation.Blog. 2020年3月23日閲覧。
- ^ 編集部:YamaChan「[CES 2020]PlayStation 5のロゴがお披露目に。さらなる情報公開は来月以降に」『4Gamer.net』2020年1月7日。2020年1月8日閲覧。
- ^ PlayStation®5:ハードウェア技術仕様の追加情報を公開(更新) - PlayStation.Blog (2020年3月19日)
- ^ Unreal Engine 5 初公開 - Unreal Engine 公式サイト (2020年5月13日)
- ^ 「PS5+Unreal Engine 5」驚異の画質とゲームに留まらない革新 - Impress Watch:西田宗千佳のイマトミライ 第52回 (2020年5月18日)
- ^ Unreal Engine 5インタビュー:機種の壁をぶち破るEpicの次世代開発環境 - GamesIndustry.biz Japan Edition (2020年5月14日)
- ^ PlayStation 5がいよいよ登場 - PlayStationオフィシャルサイト、2020年6月15日閲覧。
- ^ PS5映像イベント発表まとめ。『バイオ8』『デモンズ』『スパイダーマン』など、新作ソフト続々発表! - ファミ通.com (2020年6月12日)
- ^ 株式会社インプレス (2020年3月19日). “PlayStation 5の技術を徹底解説! 「SSD」と「サウンド」でゲーム体験を変える【西田宗千佳のRandomTracking】”. AV Watch. 2020年3月19日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “西川善司の3DGE:Mark Cerny氏のPS5技術解説プレゼンテーションを読み解く(前編)。ここまで分かったPS5のSSDとGPUの詳細”. www.4gamer.net. 2020年3月27日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “西川善司の3DGE:Mark Cerny氏のPS5技術解説プレゼンテーションを読み解く(前編)。ここまで分かったPS5のSSDとGPUの詳細”. www.4gamer.net. 2020年4月21日閲覧。
- ^ “PlayStation5用 新ワイヤレスコントローラーDualSense公開”. PlayStation Blog. 2020年4月8日閲覧。
外部リンク
- PlayStation 5 日本公式ウェブサイト
- PS5 - PlayStation.Blog
- プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) - X(旧Twitter)
- PS4 Tournaments JP (@_PS4Tournaments) - X(旧Twitter)
- プレイステーション / PlayStation(Japan) (PlayStationJapan) - Facebook
- プレイステーション PlayStation (@playstation_jp) - Instagram
- PlayStation Japan - YouTubeチャンネル
- PlayStationJapan (@playstationjapan) - Twitch
- PlayStation(R)公式チャンネル“ぷれちゃ” - ニコニコチャンネル
- 『プレイステーション5』 - コトバンク