「鉄人28号 (テレビアニメ第1作)」の版間の差分
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『'''鉄人28号'''』(てつじんにじゅうはちごう)は、[[横山光輝]]の[[漫画]]作品『[[鉄人28号]]』の最初の[[テレビアニメ]]化作品<ref>本作以前にも、[[ニッポン放送]]でラジオ版(1959年〜1960年)、[[日本テレビ放送網|日本テレビ系列]]で特撮版(1960年)がそれぞれ放送されていたが、アニメ化は本作が第1作である。</ref>。 |
『'''鉄人28号'''』(てつじんにじゅうはちごう)は、[[横山光輝]]の[[漫画]]作品『[[鉄人28号]]』の最初の[[テレビアニメ]]化作品<ref>本作以前にも、[[ニッポン放送]]でラジオ版(1959年〜1960年)、[[日本テレビ放送網|日本テレビ系列]]で特撮版(1960年)がそれぞれ放送されていたが、アニメ化は本作が第1作である。</ref>。 |
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[[1963年]][[10月20日]]から[[1966年]][[5月25日]]まで、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列で放送された。83話で終了し、3か月後に新作13話が放送され、全97話となった。その後第28話から第52話を再放送し第84話で終了した。モノクロ作品。 |
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== スタッフ == |
== スタッフ == |
2020年8月29日 (土) 22:37時点における版
鉄人28号 | |
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アニメ | |
原作 | 横山光輝 |
監督 | 渡辺米彦 |
脚本 | 岡本欣三 |
製作 | TCJ動画センター |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1963年10月20日 - 1966年5月25日 |
話数 | 97 |
テンプレート - ノート |
『鉄人28号』(てつじんにじゅうはちごう)は、横山光輝の漫画作品『鉄人28号』の最初のテレビアニメ化作品[1]。
1963年10月20日から1966年5月25日まで、フジテレビ系列で放送された。83話で終了し、3か月後に新作13話が放送され、全97話となった。その後第28話から第52話を再放送し第84話で終了した。モノクロ作品。
スタッフ
- 原作 - 横山光輝
- 監督 - 大西清、山本功、河内功、渡辺米彦、若林忠雄、上金史明、瀬古常時、松木功他
- 脚色 - アシエグループ
- 動画演出 - 庵原和夫
- 脚本 - 岡本欣三他
- 背景 - 星俊六
- 音楽 - 三木鶏郎、越部信義、嵐野英彦
- アニメーション制作 - TCJ
- 製作 - TCJ動画センター
- スポンサー - 江崎グリコ、グリコ乳業
主題歌など
- オープニング・テーマ1「鉄人28号」
- 作詞・作曲・編曲 - 三木鶏郎 / 歌 - デューク・エイセス
- 「鉄人28号の歌」と表記されることもある。
- ビクター版、朝日ソノラマ版ともに歌手は同じだが、音源が異なる[2]。
- アンサンブル・ボッカによるカヴァー版も存在する[3]。
- オープニング・テーマ2「鉄人28号の歌」
- 作詞・作曲・編曲 - 三木鶏郎 / 歌 - 西六郷少年少女合唱団
- OP1と同じ歌だが、「グリココーラス」はなく、歌手が異なる[4]。
- エンディング・テーマ1「
正太郎 マーチ」(インストゥルメンタル) - 作曲・編曲 - 越部信義
- エンディング・テーマ2「進め正太郎」
- 作詞 - 伊藤アキラ / 作曲・編曲 - 越部信義 / 歌 - 西六郷少年少女合唱団
- 「正太郎マーチ」に歌詞を付けたもの。「進め正太郎(正太郎マーチ)」と表記されることもある[5]。
- 上高田少年合唱団によるカヴァー版も存在する[6]。
- イメージソング「ギャング団のうた」
- 作詞 - 伊藤アキラ / 作曲・編曲 - 越部信義 / 歌 - ボーカル・ショップ
キャスト
※第1話のみ敷島博士役が富田、大塚署長役が矢田になっている。その後総集編(誕生編)が放送されたが、その際には第1話の部分の音声は再収録された。また総集編では進行役として、初期ナレーターの白石がアニメキャラとして登場している。
エピソード・リスト
- 生いたちの記
- PX団壊滅
- X-33号の襲撃
- 空を飛ぶ28号
- 二人のクロロホルム
- 危うし正太郎
- ギャング団 現わる
- 恐竜の襲撃
- ニコポンスキーの悪だくみ
- 恐竜の逆襲
- ニコポンスキーの最期
- 怪物アカエイ
- 奇巌城を攻撃せよ
- 人造人間モンスター
- 謎の怪人
- 怪人の正体フランケン博士
- 強敵バッカス
- 鉄人28号修理完了
- バッカス撃退
- フランケン博士の秘密
- 黒衣の怪人
- ロボットオックス
- ロボット部隊襲来
- ロボット部隊撃滅戦
- ドラグネット博士の野心
- ロビーの最期
- 空飛ぶ円盤
- ゴーギャンの逆襲
- 決戦火山島
- ミラクル魔術団
- 海底基地
- 砂漠の鉄人
- 砂漠の反乱軍
- 砂漠の決戦
- 恐怖のミサイル
- 渡り鳥救出
- 謎の白蟻ゼブラゴーンの襲来
- 白蟻撃滅作戦
- スパイダーの挑戦
- スパイダーの逆襲
- スパイダーの最期
- 氷原の地下帝国
- 氷原の決戦
- 海賊潜水艦隊
- 海賊ベロン三兄弟
- 海賊最後の日
- 怪ロボット・ギャングコング
- 緑の地獄
- 切手の秘密
- 地中海の決戦
- 透明人間現わる
- ソロモン国の平和
- ノース国の陰謀
- 大蜘蛛作戦
- 秘密兵器・炎弾丸
- 巨大昆虫の秘密
- 快盗アルセーヌ・ショパン
- 呪いのファイアバード
- ファイア博士の最後
- 謎の暴走車
- 電磁壁突破作戦
- ヒマラヤ山脈の秘密基地
- ダイヤモンド基地K36
- ネオパルム爆弾
- 東京危機一発
- 奇怪な白煙
- 壊滅クライシス団
- 地下道総攻撃
- 撃滅海底基地
- ワルガン登場断崖上の対決
- ワルガンの野心
- スピートニック
- 巨人アタック3号
- 秘密工場爆破
- 魔の花ポイゾニア
- 黒い海の謎
- 鹿皮の密書
- シスカス山中の要塞
- パナマ運河の暴動
- 反撃メキシカン部隊
- 替玉作戦
- 強敵レッド・アニマル
- 輝かしきチャンピオン
- 宇宙ロボット・マグナX
- 撃滅マグナX
- マグナX再び現わる
- 壊滅秘密輸送基地
- ロボット邸の怪人
- マグナXの最期
- クレーン・ロボット出現
- ゲラン博士の遺言
- 快盗ボルマンの襲撃
- クレーン・ロボットの最期
- 消えた豪華船
- ロボットボス出現
- ゴールドウルフの最期
本放送時は第12話と第13話の間に「誕生編」が放送されている。この回は第1回〜第12回までの総集編に新作カットを加え、新年企画として放送された。DVDには特別編としてDISC3に収録。再放送以降は放映されていないため、資料によっては回数に入れない場合がある。
放送局
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- フジテレビ(制作局)
- 札幌テレビ
- 青森放送:火曜 19:00 - 19:30(1964年9月まで) → 水曜 19:00 - 19:30(1964年10月から)[7]
- 岩手放送:土曜 18:00 - 18:30[8]
- 仙台放送:日曜 20:00 - 20:30(1964年3月まで)→ 木曜 19:00 - 19:30(1964年4月 - 1965年5月)→ 水曜 18:15 - 18:45(1965年9月 - 1966年5月)[9]
- 福島テレビ:日曜 16:40 - 17:10 (第5話まで) → 水曜 18:15 - 18:45 (第6話 - 第83話)[10]
- 新潟放送:金曜 18:00 - 18:30[11]
- 北日本放送:水曜 19:00 - 19:30[12]
- 北陸放送:金曜 18:00 - 18:30[13]
- 福井放送:水曜 18:15 - 18:45[14]
- 静岡放送
- 東海テレビ
- 関西テレビ
- 山陽放送
- 広島テレビ
- 西日本放送
- 九州朝日放送 → テレビ西日本
- 熊本放送
- 宮崎放送
- 南日本放送
劇場版
- 『鉄人28号 ミラクル魔術団 海底基地』
- 第30・31話のブローアップ版。1964年7月21日、「まんが大行進」で公開された。
- 劇場版タイトルはTV版とは大幅に異なり、OP映像もTV版流用ではなく、本作の原画を流用し、クレジットロゴは東映動画(現:東映アニメーション)が長年使用した「手書きロゴ」を使用、テーマ曲「鉄人28号」は1番を使用(TV版は2番)、「グリコ劇場」のオープニングキャッチとテーマ曲ラストの「グリココール」は省かれた。このOPは東映ビデオから発売された「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(LDおよびDVDのそれぞれ第1巻)のボーナストラックに収録されている。
- 併映は『狼少年ケン』・『少年忍者風のフジ丸』(ただし1週間で『忍者部隊月光』に交代)・『エイトマン』の3本。なお、エイケン作品の劇場公開は本作が初。
その他
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- 旧・江崎グリコとその関連会社グリコ乳業(グリコ協同乳業)の買い切り番組であったため、提供クレジットとして放送開始時およびオープニングテーマの最後に「グリコ、グリコ、グ〜リ〜コ〜」というデューク・エイセスによるコーラス(通称「グリココール」)が流れた(このコーラスまでがテーマ曲)。また、開始時の台詞の部分で、画面に「グリコ劇場」という字幕が表示された。デューク・エイセスから西六郷児童合唱団に交代後は「グリコ、グリコ、グ〜リ〜コ〜」の部分は廃止された(提供は継続)。このコーラスは、その後、『赤白パネルマッチ』までのフジテレビ・グリコ路線で継続使用された(ただし、『ロボタン』第1作は別ヴァージョンを使用)。
- EDテーマ「正太郎マーチ」は後年、『彼氏彼女の事情』(テレビ東京)の「前回のあらすじ」のBGMとして使用された。
- 大塚署長役の富田耕生は後に『太陽の使者 鉄人28号』およびその後継番組『六神合体ゴッドマーズ』でも同じ役を演じた[15]。
参考文献
- 飯城勇三『「鉄人28号」大研究 - 操縦器(リモコン)の夢』 ISBN 4062691787
- 小泉俊博『懐かし玩具の王様 “鉄人28号”』 ISBN 4766332474
- 池田啓晶編著『鉄腕アトム vs 鉄人28号 - 僕たちの「少年」時代』 ISBN 4900528285
- 『鉄人28号大百科』 ケイブンシャ、1981年
脚注
- ^ 本作以前にも、ニッポン放送でラジオ版(1959年〜1960年)、日本テレビ系列で特撮版(1960年)がそれぞれ放送されていたが、アニメ化は本作が第1作である。
- ^ 「懐かしのアニメソング大全1」(TOCT-8513)には「グリココーラス」入り、「朝日ソノラマ主題歌コレクション1」(TOCT-25071~2)には「グリココーラス」なしのヴァージョンがそれぞれ収録されている。
- ^ 「NEW BEST ONE 懐かしのテレビアニメ 主題歌大全集」(VICL-41085)、「懐かしのアニメ主題歌集」(VICL-40155~6)などに収録。
- ^ 「テレビまんが主題歌のあゆみ」(COCX-33498~9)、「朝日ソノラマ主題歌コレクション1」、「懐かしのテレビ主題歌集」(KICW-8005〜6)などに収録。
- ^ 「朝日ソノラマ主題歌コレクション1」、「永久保存盤 アニメ主題歌大全集」(S-31000~9)、「アニメソング史(ヒストリー)I」(COCX-36376~7)などに収録。
- ^ 「テレビまんが懐かしのB面コレクション」(COCC-10247〜8)、「おもちゃのチャチャチャ 越部信義の世界」(GES-13097〜8)などに収録。
- ^ 『河北新報』1964年7月7日 - 12月30日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1964年9月19日 - 12月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1963年10月20日 - 1965年5月25日、1965年9月1日 - 1966年5月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1963年12月1日 - 1965年6月23日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1964年5月1日 - 1965年5月28日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『富山新聞』1964年11月4日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『富山新聞』1964年11月6日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1965年4月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ ただし、肩書は「大塚警部」(太陽の使者)、「大塚長官」(ゴッドマーズ)。
フジテレビ系 日曜20時台前半(1963年10月 - 1964年4月) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ふたりぼっち
※土曜16:10へ移動 |
鉄人28号
(アニメ第1作) |
劇場中継
※20:00 - 21:00 |
フジテレビ系 木曜19時台前半(1964年4月 - 1965年5月) | ||
わんぱく同盟
※土曜19:30へ移動 |
鉄人28号
(アニメ第1作) |
|
フジテレビ系 水曜18:15枠(1965年9月 - 1966年5月) | ||
鉄人28号
(アニメ第1作) |
遊星少年パピイ(再放送)
※本作の再放送後に |