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「スズラン」の版間の差分

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**[[平取町]] - 平取町芽生(めむ)には、日本最大の野生[[平取町芽生すずらん群生地|スズラン群生地]](約15ヘクタール)が所在する。
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*※北海道[[幕別町]]は、2016年2月6日にスズランから[[シバザクラ]]へ変更<ref>[https://www.town.makubetsu.lg.jp/chosei/gaiyo/kitorihana.html 幕別町の花・木・鳥、シンボルマーク] 幕別町ホームページ(2020年10月10日閲覧)</ref>した。


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2020年10月10日 (土) 10:41時点における版

スズラン
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : スズラン亜科 Nolinoideae
: スズラン属 Convallaria
: スズラン C. majalis
学名
Convallaria majalis L.[1]
和名
スズラン(鈴蘭、君影草)
英名
Lily of the valley
変種

スズラン(鈴蘭、学名:Convallaria majalis)は、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種。狭義にはその中の一変種Convallaria majalis var. keiskeiを指す。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もある。

毒性

強心配糖体コンバラトキシン (convallatoxin)、コンバラマリン (convallamarin)、コンバロシド (convalloside) などを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐頭痛眩暈心不全血圧低下心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る。

北海道などで山菜として珍重されるギョウジャニンニクと外見が似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られる。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、実際に誤飲して死亡した例もある。

種類

スズラン属の日本在来変種はC. m. var. keiskeiのみであり、本州中部以北、東北北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。花には強い芳香がある。

観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズランC. m. var. majalis)である。日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。花色は白が普通だが桃、紅などもあり、葉に斑(縞)の入った品種もある。

なお、エゾスズランEpipactis papillosa)はラン科の植物である。

文化

フランスでは、花嫁にスズランを贈る風習がある。また、メーデーにスズランの花を贈り合う。フィンランド国花であり、スウェーデンのイェストリークランド地方の花でもある。

日本の自治体の花

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脚注

  1. ^ "Convallaria majalis". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2012年8月15日閲覧
  2. ^ 幕別町の花・木・鳥、シンボルマーク 幕別町ホームページ(2020年10月10日閲覧)