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「フレッチャロッサ」の版間の差分

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2014年冬ダイヤにおける各駅間の所要時間の例として、途中停車しないタイプである9614列車の[[ローマ・テルミニ駅]]と[[ミラノ中央駅]]間の所要時間は2時間55分である<ref>トレニタリア 列車検索による http://www.trenitalia.com</ref>。
2014年冬ダイヤにおける各駅間の所要時間の例として、途中停車しないタイプである9614列車の[[ローマ・テルミニ駅]]と[[ミラノ中央駅]]間の所要時間は2時間55分である<ref>トレニタリア 列車検索による http://www.trenitalia.com</ref>。


2015年6月14日より、新型車両[[イタリア国鉄ETR400電車|ETR400]]を使用した[[Frecciarossa1000]]が運行を開始した。
2015年6月14日より、新型車両[[イタリア国鉄ETR400電車|ETR400]]を使用した'''フレッチャロッサ1000'''(Frecciarossa1000)が運行を開始した。


== 運行区間 ==
2019年現在は以下の区間で運行している<ref>{{cite web|url=https://www.trenitalia.com/it/le_frecce/collegamenti_e_servizifrecciarossa.html |title= Collegamenti e servizi Frecciarossa
2019年現在は以下の区間で運行している<ref>{{cite web|url=https://www.trenitalia.com/it/le_frecce/collegamenti_e_servizifrecciarossa.html |title= Collegamenti e servizi Frecciarossa
|accessdate=2019-12-05}}</ref>。
|accessdate=2019-12-05}}</ref>。
トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
*トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トリエステ
*トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トリエステ
ベルガモ - ブレシア - ヴェローナ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ
*ベルガモ - ブレシア - ヴェローナ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ
トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トレヴィーゾ - ウーディネ
*トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トレヴィーゾ - ウーディネ
ジェノバ - パヴィーア - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア
*ジェノバ - パヴィーア - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア
ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
*ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - フィウミチーノ空港
*ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - フィウミチーノ空港
トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - ターラント
*トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - ターラント
トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - リミニ - ペーザロ - アンコーナ - ペスカーラ - バーリ - ブリンディジ - レッチェ
*トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - リミニ - ペーザロ - アンコーナ - ペスカーラ - バーリ - ブリンディジ - レッチェ
ペルージャ - アレッツォ - フィレンチェ - ボローニャ - レッジョエミーラ - ミラノ - トリノ
*ペルージャ - アレッツォ - フィレンチェ - ボローニャ - レッジョエミーラ - ミラノ - トリノ
ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - サプリ
*ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - サプリ
ナポリ - ローマ - フィレンチェ - ボローニャ - ミラノ - ブレシア
*ナポリ - ローマ - フィレンチェ - ボローニャ - ミラノ - ブレシア


== 事故 ==
*[[2020年]][[2月6日]]、[[ミラノ中央駅]]発[[サレルノ駅]]行のフレッチャロッサ1000列車が[[ローディ県]][[リヴラーガ]]付近で脱線[[転覆 (鉄道車両)|転覆]]し、運転士2人が死亡、乗客乗員計31人が怪我をした<ref>{{cite news|url=https://toyokeizai.net/articles/-/329956|title=イタリア「高速列車脱線」早期回復のカラクリ|publisher=東洋経済オンライン|date=2020-02-13|accessdate=2020-10-31}}</ref>。
{{see also|:en:Livraga derailment}}
== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
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2020年10月31日 (土) 10:41時点における版

イタリア高速新線網
ETR500 高速鉄道車両
ETR400 2015年から運行している
ETR-500型ビジネスクラス車内
(2017年2月)
ETR-500型のデッキ部に備え付けの荷物スペース
(2017年2月)
ETR-500型の案内用ディスプレイ
(2017年2月)

フレッチャロッサ (Frecciarossa) はイタリアトレニタリアが運行する優等列車の名称。2008年12月にこのカテゴリーの列車が初めて設定され、2012年6月には、それまで高速鉄道サービスとして展開していたユーロスター・イタリアを、フレッチャロッサフレッチャルジェントの2つのカテゴリーに完全に振り分けた。フレッチャロッサは『赤い矢』、フレッチャルジェントは『銀の矢』という意味の造語で、より高速な列車をFrecciarossaに、それ以外をFrecciargentoとしている。

フレッチャロッサは、ETR500およびETR400の高速鉄道車両を用い[1]、高速新線では最高速度300km/hで走行する。ただし、在来線を走行する区間においてはこの限りではない。

2014年冬ダイヤでは、ローマ・テルミニ駅ミラノ中央駅をノンストップで結ぶ幹線系統に1時間に1本(1日19本)の列車が運行され、その一部はトリノナポリまで延長運転されている列車もある。また、途中停車ありでミラノ中央駅ナポリ中央駅を結ぶ幹線系統も1時間に1本運行され、この列車は途中ボローニャフィレンツェローマ・ティブルティーナ駅に停車する[1]。 列車の座席等級は4つのクラスに分かれており、上位よりエクゼクティブ、ビジネス、プレミアム、スタンダードである。エクゼクティブ・クラスの乗客には、飲み物及び食事、新聞や雑誌が無料で提供される。一等車に相当するビジネス、プレミアムの各クラスの乗客にはウエルカム・ドリンク(飲み物と菓子)と新聞(13時まで)が無料で提供される。また、すべての列車には食堂車が連結されている[1]

2014年冬ダイヤにおける各駅間の所要時間の例として、途中停車しないタイプである9614列車のローマ・テルミニ駅ミラノ中央駅間の所要時間は2時間55分である[2]

2015年6月14日より、新型車両ETR400を使用したフレッチャロッサ1000(Frecciarossa1000)が運行を開始した。

運行区間

2019年現在は以下の区間で運行している[3]

  • トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
  • トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トリエステ
  • ベルガモ - ブレシア - ヴェローナ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ
  • トリノ - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア - トレヴィーゾ - ウーディネ
  • ジェノバ - パヴィーア - ミラノ - ブレシア - ヴェローナ - パドヴァ - ヴェネチア
  • ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ
  • ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - フィウミチーノ空港
  • トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - ターラント
  • トリノ - ミラノ - レッジョエミーラ - ボローニャ - リミニ - ペーザロ - アンコーナ - ペスカーラ - バーリ - ブリンディジ - レッチェ
  • ペルージャ - アレッツォ - フィレンチェ - ボローニャ - レッジョエミーラ - ミラノ - トリノ
  • ヴェネチア - パドヴァ - ボローニャ - フィレンチェ - ローマ - ナポリ - サレルノ - サプリ
  • ナポリ - ローマ - フィレンチェ - ボローニャ - ミラノ - ブレシア

事故

参考文献

  1. ^ a b c イタリア鉄道オフィシャルページ Frecciargento http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=89ddbd6bc1abf310VgnVCM1000008916f90aRCRD (英語)
  2. ^ トレニタリア 列車検索による http://www.trenitalia.com
  3. ^ Collegamenti e servizi Frecciarossa”. 2019年12月5日閲覧。
  4. ^ “イタリア「高速列車脱線」早期回復のカラクリ”. 東洋経済オンライン. (2020年2月13日). https://toyokeizai.net/articles/-/329956 2020年10月31日閲覧。