コンテンツにスキップ

「喜多徹人」の版間の差分

リンクを追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集新しい編集 →
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
→‎外部リンク: +{{Normdaten}}
5行目: 5行目:
[[滋賀県]][[近江八幡市]]に生まれる。小学時代には[[宿題]]はほとんどやらない"問題児"だったが、小学4年生の時の[[夏休み]]の宿題の課題が"自由研究"だったことで突如やる気を起こし、人のやらないことをやって驚かそうと思いついたのが「往復3㎞の山道を毎日走ること」であった。それを毎日、タイムを計り変化をグラフ化し、20日間全60㎞の[[日記]]を書き、さらに写真を貼って提出した。[[叔父]]を初め、担当教師、クラスの生徒のほとんどが喜多のこの行動に驚いた。このとき喜多は「やる気」の素が、誰にも強制されず自ら決めることだと悟った<ref name="anatanokodomo2">喜多徹人『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか Part2』（学びリンク）</ref>。
[[滋賀県]][[近江八幡市]]に生まれる。小学時代には[[宿題]]はほとんどやらない"問題児"だったが、小学4年生の時の[[夏休み]]の宿題の課題が"自由研究"だったことで突如やる気を起こし、人のやらないことをやって驚かそうと思いついたのが「往復3㎞の山道を毎日走ること」であった。それを毎日、タイムを計り変化をグラフ化し、20日間全60㎞の[[日記]]を書き、さらに写真を貼って提出した。[[叔父]]を初め、担当教師、クラスの生徒のほとんどが喜多のこの行動に驚いた。このとき喜多は「やる気」の素が、誰にも強制されず自ら決めることだと悟った<ref name="anatanokodomo2">喜多徹人『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか Part2』（学びリンク）</ref>。


高校時代は高校球児として[[甲子園球場|甲子園]]にも出場。2浪の後、[[京都大学]]法学部に入学。卒業後、[[三和銀行]]に入行し、窓口業務、融資業務、個人営業、法人営業を経験するかたわら4年間学生採用も担当。6年後の31歳の時に、[[村上雄藏]]創設でユニークな教育方針と独特のカリキュラムを取り入れていた[[神戸セミナー]]副校長に抜擢され、教育界に転身<ref name="Funai">Funai Member's Plus Booklet9 船井総合研究所 岩崎剛幸</ref><ref name="MANAVI"></ref><ref name="kobeseminar1"></ref>。高校中退者や、不登校、引きこもりの経験者も多く通う同校にて、多くの生徒、保護者と面談を重ねるうちに「やる気」の起こらない生徒にある一定の法則があることに気付く。これらの経験から、心理学的アプローチも取り入れ「自信はすべてに優先する」との教育方針を打ち出し、生徒を個でとらえチームでカウンセリングを行う手法で高校中退者を有名大学へ導くなどの実績を上げ、全国で[[講演]]を依頼されるに至る<ref name="asahi20080211">『朝日新聞』2008年2月11日付「ひと模様」</ref><ref name="stepup-school">[https://web.archive.org/web/20150729161200/http://stepup-school.net/step/event/kobekitasensei.html maNAVIステップアップスクール・サイト 『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか』著者 喜多徹人講演会]（2015年7月29日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]）</ref><ref name="Funai"></ref><ref name="city.nishiwaki">[https://web.archive.org/web/20150923204246/http://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/kyouikuiinkai/gakoukyouikuka/1415519831977.html 西脇市公式サイト - 西脇学力向上シンポジウム]（2015年9月23日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]）</ref>。
高校時代は高校球児として[[甲子園球場|甲子園]]にも出場。県予選での「5試合で3塁打6本」は今も滋賀大会記録となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.kobeseminar.ac.jp/about/message|title=学校法人神戸セミナー 校長ごあいさつ|accessdate=2020-12-2}}</ref>。2浪の後、[[京都大学]]法学部に入学。卒業後、[[三和銀行]]に入行し、窓口業務、融資業務、個人営業、法人営業を経験するかたわら4年間学生採用も担当。6年後の31歳の時に、[[村上雄藏]]創設でユニークな教育方針と独特のカリキュラムを取り入れていた[[神戸セミナー]]副校長に抜擢され、教育界に転身<ref name="Funai">Funai Member's Plus Booklet9 船井総合研究所 岩崎剛幸</ref><ref name="MANAVI"></ref><ref name="kobeseminar1"></ref>。高校中退者や、不登校、引きこもりの経験者も多く通う同校にて、多くの生徒、保護者と面談を重ねるうちに「やる気」の起こらない生徒にある一定の法則があることに気付く。これらの経験から、心理学的アプローチも取り入れ「自信はすべてに優先する」との教育方針を打ち出し、生徒を個でとらえチームでカウンセリングを行う手法で高校中退者を有名大学へ導くなどの実績を上げ、全国で[[講演]]を依頼されるに至る<ref name="asahi20080211">『朝日新聞』2008年2月11日付「ひと模様」</ref><ref name="stepup-school">[https://web.archive.org/web/20150729161200/http://stepup-school.net/step/event/kobekitasensei.html maNAVIステップアップスクール・サイト 『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか』著者 喜多徹人講演会]（2015年7月29日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]）</ref><ref name="Funai"></ref><ref name="city.nishiwaki">[https://web.archive.org/web/20150923204246/http://www.city.nishiwaki.lg.jp/kakukanogoannai/kyouikuiinkai/gakoukyouikuka/1415519831977.html 西脇市公式サイト - 西脇学力向上シンポジウム]（2015年9月23日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]）</ref>。


== 経歴 ==
== 経歴 ==

2020年12月2日 (水) 03:43時点における版

喜多 徹人（きた てつと、1960年 - ）は、日本の教育者、著述家、カウンセラーで神戸セミナー校長。兵庫県予備校連盟会長[1]、全国予備学校協議会副会長[2]、日本ブリーフサイコセラピー学会理事を歴任[3]。

人物

滋賀県近江八幡市に生まれる。小学時代には宿題はほとんどやらない"問題児"だったが、小学4年生の時の夏休みの宿題の課題が"自由研究"だったことで突如やる気を起こし、人のやらないことをやって驚かそうと思いついたのが「往復3㎞の山道を毎日走ること」であった。それを毎日、タイムを計り変化をグラフ化し、20日間全60㎞の日記を書き、さらに写真を貼って提出した。叔父を初め、担当教師、クラスの生徒のほとんどが喜多のこの行動に驚いた。このとき喜多は「やる気」の素が、誰にも強制されず自ら決めることだと悟った[4]。

高校時代は高校球児として甲子園にも出場。県予選での「5試合で3塁打6本」は今も滋賀大会記録となっている[5]。2浪の後、京都大学法学部に入学。卒業後、三和銀行に入行し、窓口業務、融資業務、個人営業、法人営業を経験するかたわら4年間学生採用も担当。6年後の31歳の時に、村上雄藏創設でユニークな教育方針と独特のカリキュラムを取り入れていた神戸セミナー副校長に抜擢され、教育界に転身[6][1][3]。高校中退者や、不登校、引きこもりの経験者も多く通う同校にて、多くの生徒、保護者と面談を重ねるうちに「やる気」の起こらない生徒にある一定の法則があることに気付く。これらの経験から、心理学的アプローチも取り入れ「自信はすべてに優先する」との教育方針を打ち出し、生徒を個でとらえチームでカウンセリングを行う手法で高校中退者を有名大学へ導くなどの実績を上げ、全国で講演を依頼されるに至る[7][8][6][9]。

経歴

1991年9月、神戸セミナーに副校長として入職。

主義・主張

  • 子供の世界は大きく分けると「家庭」、「学校」、「友人関係」の3つがあると見なし、それらのストレスの感じ方に注目することで不登校の解決のヒントが見つかる[12]。
  • 自信はすべてに優先する[4]。
  • 人生勝負した方が面白い[4]。
  • 「文武両道」という言葉についてはスポーツも、勉強も道筋は同じと解釈し、目的意識を持って時間を工夫することで、集中し効果的に使えば目標は達成できると[3]。
  • 他者との比較はある一定の条件がそろっている場合を除き、逆効果[4]。
  • 教育とカウンセリングは、専門家だけのものではなく、すべての家庭の日常生活そのものであるべき[4]。

著書

  • 『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか』（学びリンク） ISBN 978-4-902776-31-7
  • 『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか Part2』（学びリンク）2011年4月 ISBN 978-4-902776-56-0
  • 『不登校・ひきこもりに効くブリーフセラピー』（日本評論社、ISBN 978-4-535-56350-6）共著[11]
  • 『逆転の家族面接』（日本評論社、ISBN ISBN 978-4-535-56361-2 2017年6月）共著[13]。

その他

所属学会

  • 日本ブリーフサイコセラピー学会(理事)[18]
  • 日本家族療法・家族研究学会
  • 日本心身医学会
  • 日本学校教育相談学会
  • 日本心理臨床学会
  • 日本応用教育心理学会

[1][19]

所属団体

  • 全国予備学校協議会（副会長）[2]
  • 兵庫県予備校連盟（元会長）
  • 兵庫県専修学校各種学校連合会（副会長）
  • 神戸商工会議所

[19]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g 学びリンク株式会社（2015年8月28日時点のアーカイブ）
  2. ^ a b 全国予備学校協議会副会長 役員名簿
  3. ^ a b c 喜多 徹人ブログ
  4. ^ a b c d e 喜多徹人『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか Part2』（学びリンク）
  5. ^ “学校法人神戸セミナー 校長ごあいさつ”. 2020年12月2日閲覧。
  6. ^ a b c d Funai Member's Plus Booklet9 船井総合研究所 岩崎剛幸
  7. ^ a b 『朝日新聞』2008年2月11日付「ひと模様」
  8. ^ maNAVIステップアップスクール・サイト 『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか』著者 喜多徹人講演会（2015年7月29日時点のアーカイブ）
  9. ^ 西脇市公式サイト - 西脇学力向上シンポジウム（2015年9月23日時点のアーカイブ）
  10. ^ a b 学びリンクの本（2015年9月4日時点のアーカイブ）
  11. ^ a b 日本評論社公式サイト『不登校・ひきこもりに効く ブリーフセラピー 』
  12. ^ Asahi family2008年8月29日付
  13. ^ 日本評論社公式サイト『逆転の家族面接』
  14. ^ 大津Zクラブ公式サイト
  15. ^ 市民合唱団コールライゼ
  16. ^ 喜多徹人Twitter
  17. ^ 神戸セミナー校長挨拶（2016年3月4日時点のアーカイブ）
  18. ^ 日本ブリーフサイコセラピー学会公式サイト
  19. ^ a b 神戸セミナー公式サイト - 学校案内

参考サイト

関連項目

外部リンク

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=喜多徹人&oldid=80696005」から取得