コンテンツにスキップ

「アフロビート」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
脚注
en:Afrobeat(03:01, 11 December 2020‎ UTC)より一部翻訳
1行目: 1行目:
{{Infobox music genre
'''アフロビート'''(Afrobeat)とは、音楽のジャンルの一種である。
| name = <small>アフロビート</small><br>Afrobeat
| bgcolor = deepskyblue
| color = white
| stylistic_origins = {{hlist|[[ハイライフ]]|フジ|yoruba|[[ジャズ]]|[[ソウル (音楽)|ソウル]]|[[ファンク]]}}
| cultural_origins = 1920年代 [[ガーナ]] − 1970年代 [[ナイジェリア]]
| instruments = {{hlist|[[ベース・ギター]]|[[コンガ]]|[[ドラムス]]|[[ギター]]|[[管楽器]]|[[ハモンド・オルガン]]|[[鍵盤楽器|キーボード]]|[[パーカッション]]|[[サキソフォン]]|[[シェイカー (楽器)|シェイカー]]|[[ヴォーカル]]}}
| derivatives = {{hlist|[[アフロビーツ]]}}
| fusiongenres =
| subgenrelist =
| subgenres =
| regional_scenes = {{hlist||[[ガーナ]]|[[ナイジェリア]]}}
| other_topics =
}}
'''アフロビート'''('''Afrobeat''')とは、音楽のジャンルの一種である。[[ファンク]]や[[ジャズ]]の流れを汲む[[ヨルバ]]/[[ナイジェリア]]起源の[[アフリカ]]音楽であり、アフリカのパーカッションを用いたブラスバンド編成となっているのが特徴である<ref>{{Cite web|title=Afrobeat(s): The Difference a Letter Makes|url=https://www.huffpost.com/entry/afrobeat-versus-afrobeats_b_7948054|website=HuffPost|date=2015-08-06|accessdate=2020-12-11|language=en|first=Robin|last=Scher}}</ref>。アフロ・ファンクと呼ばれることもある<ref>http://1blues2rock.sannasubi.com/book/dictionary/a/afro_beat.html</ref>。


混同されやすい音楽ジャンル名に[[アフロビーツ]](Afrobeats)があり、1960年代から1970年代に発展したアフロビートに対して、アフロビーツは2000年代から10年代にかけて発展した、アゾント(Azonto)、[[ダンスホールレゲエ|ダンスホール]]、[[ハイライフ]]、[[ヒップホップ・ミュージック|ブリティッシュ・ヒップホップ]]、ヒップライフ(Hiplife)、[[ハウス (音楽)|ハウス]]、ジュジュジュ・ミュージック(Jùjú music)、ナイジャ・ビート(Naija beats)、ンドンボロ(Ndombolo)、パームワイン・ミュージック(Palm-win music)、[[リズム・アンド・ブルース|R&B]]、[[ソカ]]などのジャンルが組み合わされた、西アフリカ発祥のポップミュージックである<ref>{{Cite web|title=Best Afrobeats collaborations: 8 linking UK with Africa|url=https://web.archive.org/web/20191013140730/https://www.redbull.com/gb-en/best-afrobeats-collaborations|website=web.archive.org|date=2019-10-13|accessdate=2020-12-11}}</ref><ref>{{Cite web|title=Meet Mr Eazi, Afrobeats' Next Star - DJBooth|url=https://web.archive.org/web/20190412135027/https://djbooth.net/features/2017-02-06-mr-eazi-interview|website=web.archive.org|date=2019-04-12|accessdate=2020-12-11}}</ref><ref>{{Cite web|title=A Conversation with the Queen of Afrobeats: Tiwa Savage|url=https://www.huffpost.com/entry/an-conversation-with-the-queen-of-afrobeats-tiwa-savage_b_59c3ff70e4b0ffc2dedb5bdb|website=HuffPost|date=2017-09-21|accessdate=2020-12-11|language=en|first=Ahmad|last=Khan}}</ref>。よく混同されるが、この2つは異なる音楽ジャンルである<ref>{{Cite web|title=Afrobeat(s): The Difference a Letter Makes {{!}} HuffPost|url=https://web.archive.org/web/20191025025501/https://www.huffpost.com/entry/afrobeat-versus-afrobeats_b_7948054|website=web.archive.org|date=2019-10-25|accessdate=2020-12-11}}</ref><ref>{{Cite web|title=10 Ghanaian Afrobeats Artists You Need To Know {{!}} The FADER|url=https://web.archive.org/web/20170604054839/http://www.thefader.com/2015/07/27/ghanaian-afrobeats-artists-you-need-to-know|website=web.archive.org|date=2017-06-04|accessdate=2020-12-11}}</ref>。
[[ファンク]]や[[ジャズ]]の流れを汲む[[ヨルバ]]/[[ナイジェリア]]起源の[[アフリカ]]音楽であり、アフリカのパーカッションを用いたブラスバンド編成となっているのが特徴である。アフロ・ファンク<ref>http://1blues2rock.sannasubi.com/book/dictionary/a/afro_beat.html</ref>と呼ばれることもある


== 歴史 ==
== 歴史 ==
24行目: 38行目:
* [[マタタ]]、Matata
* [[マタタ]]、Matata
* [[ワンネス・オブ・ジュジュ]]
* [[ワンネス・オブ・ジュジュ]]
==脚注==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}

==参考文献==
*マビヌオリ・カヨデ・イドウ 著 鈴木ひろゆき 訳『フェラ・クティ 戦うアフロ・ビートの伝説』[[1998年]] [[晶文社]] ISBN 4794963637
* 板垣真理子『武器なき祈り―フェラ・クティ、アフロ・ビートという名の闘い』[[2004年]] 三五館 ISBN 4883203115
* カルロス・ムーア 著 菊池淳子 訳『フェラ・クティ自伝』[[2013年]] [[現代企画室]] ISBN 978-4773813111


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
36行目: 58行目:
* [[ワウペダル]](ワウワウ・ギター)
* [[ワウペダル]](ワウワウ・ギター)


{{Music-stub}}
==脚注==
{{Reflist}}

==出典/参考文献==
* http://www.standard.co.uk/goingout/music/the-afro-beat-goes-on-7444873.html
* マビヌオリ・カヨデ・イドウ 著 鈴木ひろゆき 訳『フェラ・クティ 戦うアフロ・ビートの伝説』[[1998年]] [[晶文社]] ISBN 4794963637
* 板垣真理子『武器なき祈り―フェラ・クティ、アフロ・ビートという名の闘い』[[2004年]] 三五館 ISBN 4883203115
* カルロス・ムーア 著 菊池淳子 訳『フェラ・クティ自伝』[[2013年]] [[現代企画室]] ISBN 978-4773813111

{{アフリカのポピュラー音楽のジャンル}}
{{アフリカのポピュラー音楽のジャンル}}

{{Music-stub}}
{{DEFAULTSORT:あふろひいと}}
{{DEFAULTSORT:あふろひいと}}
[[Category:音楽のジャンル]]
[[Category:音楽のジャンル]]

2020年12月11日 (金) 13:11時点における版

アフロビート
Afrobeat
様式的起源
文化的起源 1920年代 ガーナ − 1970年代 ナイジェリア
使用楽器
派生ジャンル
地域的なスタイル
テンプレートを表示

アフロビートAfrobeat)とは、音楽のジャンルの一種である。ファンクジャズの流れを汲むヨルバ/ナイジェリア起源のアフリカ音楽であり、アフリカのパーカッションを用いたブラスバンド編成となっているのが特徴である[1]。アフロ・ファンクと呼ばれることもある[2]

混同されやすい音楽ジャンル名にアフロビーツ(Afrobeats)があり、1960年代から1970年代に発展したアフロビートに対して、アフロビーツは2000年代から10年代にかけて発展した、アゾント(Azonto)、ダンスホールハイライフブリティッシュ・ヒップホップ、ヒップライフ(Hiplife)、ハウス、ジュジュジュ・ミュージック(Jùjú music)、ナイジャ・ビート(Naija beats)、ンドンボロ(Ndombolo)、パームワイン・ミュージック(Palm-win music)、R&Bソカなどのジャンルが組み合わされた、西アフリカ発祥のポップミュージックである[3][4][5]。よく混同されるが、この2つは異なる音楽ジャンルである[6][7]

歴史

1960年代後半にフェラ・クティ[8]が自らの音楽をアフロビートと名付けたことから広まった。

この音楽が成立した理由にはフェラ・クティによる黒人解放運動に関連する政治的な背景があり、また楽曲においても政治的な歌詞と解放へのエネルギーを表した力強いサウンドが特色となっている。フェラ・クティの死後も、フェミ・クティシェウン・クティトニー・アレン[9]らがアフロビートを継承し、作品発表を続けている。

アフロ・ビートの主なアーティスト

(出典:discogs,All Music)

脚注

  1. ^ Scher, Robin (2015年8月6日). “Afrobeat(s): The Difference a Letter Makes” (英語). HuffPost. 2020年12月11日閲覧。
  2. ^ http://1blues2rock.sannasubi.com/book/dictionary/a/afro_beat.html
  3. ^ Best Afrobeats collaborations: 8 linking UK with Africa”. web.archive.org (2019年10月13日). 2020年12月11日閲覧。
  4. ^ Meet Mr Eazi, Afrobeats' Next Star - DJBooth”. web.archive.org (2019年4月12日). 2020年12月11日閲覧。
  5. ^ Khan, Ahmad (2017年9月21日). “A Conversation with the Queen of Afrobeats: Tiwa Savage” (英語). HuffPost. 2020年12月11日閲覧。
  6. ^ Afrobeat(s): The Difference a Letter Makes | HuffPost”. web.archive.org (2019年10月25日). 2020年12月11日閲覧。
  7. ^ 10 Ghanaian Afrobeats Artists You Need To Know | The FADER”. web.archive.org (2017年6月4日). 2020年12月11日閲覧。
  8. ^ http://www.allmusic.com/artist/fela-kuti-mn0000138833
  9. ^ フェラ・クティのバンドのドラマーだった
  10. ^ 「ソウル・マコッサ」がアメリカでヒットした
  11. ^ 「サンシャイン・デイ」は76年の曲

参考文献

関連項目