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[[静岡県]][[浜松市]]生まれ。[[東京大学]]文学部仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。[[埼玉県立川越高等学校|埼玉県立川越高校]]、同[[埼玉県立所沢高等学校|所沢高校]]等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年[[明治学院大学]]文学部教授。2001年定年退職、[[札幌大学]]教授。2005年退職。
[[静岡県]][[浜松市]]生まれ。[[東京大学]]文学部仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。[[埼玉県立川越高等学校|埼玉県立川越高校]]、同[[埼玉県立所沢高等学校|所沢高校]]等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年[[明治学院大学]]文学部教授。2001年定年退職、[[札幌大学]]教授。2005年退職。


[[今村仁司]]、[[塚原史]]らと共に[[ジル・ドゥルーズ]]、[[フェリックス・ガタリ]]、[[ジャン・ボードリヤール]]などの著作の[[翻訳]]を行い、日本に[[フランス現代思想]]をいち早く紹介した。
[[今村仁司]]、[[塚原史]]らと共に[[ジル・ドゥルーズ]]、[[フェリックス・ガタリ]]、[[ジャン・ボードリヤール]]などの著作の[[翻訳]]を行い、日本に[[フランス現代思想]]をいち早く紹介した。[[記号論]]の哲学により[[写真]]、[[映画]]、[[美術]]、[[文学]]作品の分析を行っているほか、[[引用]]<ref>『引用の想像力』</ref>などの概念や、[[デザイン]]、[[インターネット]]<ref>『ラカン的思考』</ref>などについても言及している


== 著書 ==
== 著書 ==

2020年12月21日 (月) 13:31時点における版

宇波 彰(うなみ あきら、1933年1月24日[1]- )は、日本の哲学者、文芸・芸術評論家。明治学院大学名誉教授。

来歴

静岡県浜松市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院哲学科修士課程修了。埼玉県立川越高校、同所沢高校等の教諭をしながら、雑誌等に評論を発表するほか、フランス現代思想の翻訳を数多く上梓する。1990年明治学院大学文学部教授。2001年定年退職、札幌大学教授。2005年退職。

今村仁司塚原史らと共にジル・ドゥルーズフェリックス・ガタリジャン・ボードリヤールなどの著作の翻訳を行い、日本にフランス現代思想をいち早く紹介した。記号論の哲学により写真映画美術文学作品の分析を行っているほか、引用[2]などの概念や、デザインインターネット[3]などについても言及している。

著書

  • 『言語論の思想と展開』三一書房 1972
  • 『引用の想像力』冬樹社 1979
  • 『批評する機械』ナツメ社 1980
  • 『記号のエコロジー』青土社 1983(のち『記号論の思想』(講談社学術文庫 1995))
  • 『批評のパトロジー 差異・分裂・引用』青土社 1986
  • 『メドゥーサの眼 写真の社会学』青弓社 1986
  • 『同時代の建築 八人の建築家たち』青土社 1988
  • 『反市民の文学 対話的批評を求めて』白地社 1991
  • 『引用の想像力』冬樹社 1991
  • 『誘惑するオブジェ 時代精神としてのデザイン』紀伊国屋書店 1991
  • 『誘惑するメディア 同時代を読む哲学』自由国民社 1994
  • 『映像化する現代 ことばと映像の記号論』ジャストシステム 1996
  • 『デザインのエートス <人>と<物>のアイデンティティをめぐって』大村書店 1998
  • 『力としての現代思想 崇高から不気味なものへ』論創社 2002 (増補新版 2007)
  • 『旅に出て世界を考える』論創社 2004
  • 『記号的理性批判 批判的知性の構築に向けて』御茶の水書房 2007
  • 『書評の思想』論創社 2009
  • ラカン的思考』作品社 2017

論文・寄稿

翻訳

脚注

  1. ^ 『著作権台帳』第25版
  2. ^ 『引用の想像力』
  3. ^ 『ラカン的思考』

関連項目

外部リンク