コンテンツにスキップ

「探偵はもう、死んでいる。」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集新しい編集 →
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集
→‎既刊一覧: 用語項目　追加　SPESと調律者を追加
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集
117行目: 117行目:
; ケルベロス
; ケルベロス
: とても鼻が良く、また、自身の姿を変えることもできる。君塚と対面した時にはシャルに化けていたり、身体を縮めシエスタの拘束から逃れたりなど、自由自在である。
: とても鼻が良く、また、自身の姿を変えることもできる。君塚と対面した時にはシャルに化けていたり、身体を縮めシエスタの拘束から逃れたりなど、自由自在である。

== 用語 ==
; SPES（スペース）
: 宇宙から飛来した植物の種である｢原初の種｣から生まれた生物の組織。｢原初の種｣の複製体である人造人間のカメレオンやケルベロス、人間が一部だけ適合したコウモリのような半人造人間などがいる。
; 調律者
: 世界の危機を防ぐべく存在する12人の人物。これまでに《名探偵》・《暗殺者》・《吸血鬼》・《巫女》・《怪盗》などが存在している。


== 既刊一覧 ==
== 既刊一覧 ==

2021年1月26日 (火) 19:29時点における版

探偵はもう、死んでいる。
ジャンル ミステリ、ラブコメディ
小説
著者 二語十
イラスト うみぼうず
出版社 KADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 2019年11月25日 -
巻数 既刊4巻（2020年11月現在）
漫画
原作・原案など 二語十（原作）
うみぼうず（キャラクター原案）
作画 麦子
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊コミックアライブ
レーベル MFコミックス アライブシリーズ
発表号 2020年7月号 -
発表期間 2020年5月27日 -
巻数 既刊1巻（2020年11月現在）
アニメ
原作 二語十（原作）
うみぼうず（原作イラスト）
監督 栗原学
シリーズ構成 赤尾でこ
キャラクターデザイン 伊藤陽祐
アニメーション制作 ENGI
放送局 未定
放送期間 未定 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル・漫画・アニメ
ポータル 文学・漫画・アニメ

『探偵はもう、死んでいる。』（たんていはもう、しんでいる。）は、二語十による日本のライトノベル。略称は「たんもし」[1]。イラストはうみぼうずが担当している。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》を受賞。MF文庫J（KADOKAWA）より2019年11月25日から刊行されている。

2020年11月時点でシリーズ累計発行部数は25万部を突破している[2]。2020年3月には『ラノベ好き書店員大賞2020』文庫部門大賞を受賞した[3]。『このライトノベルがすごい！2021』では、本作が文庫部門で第4位、新作部門で第3位にランクインした[4]。メディアミックスとして、麦子によるコミカライズ版が『月刊コミックアライブ』にて2020年7月号より連載中[5]。またテレビアニメの放送も予定されている[6]。

あらすじ

始まりは四年前、君塚君彦は地上一万メートルの空の上でハイジャック事件に遭遇する。その飛行機の中で君塚は謎の探偵・シエスタと出会い、その助手になる。それから三年間、二人は世界中を旅しながら秘密組織《SPES》との戦いの日々を過ごす。そして三年後、君塚はシエスタと死に別れる。

シエスタの死からさらに一年後、君塚の前に夏凪渚が現れ、人探しを依頼する。

登場人物

声の項は特記がない限りテレビアニメ版の担当声優。

主要人物

君塚 君彦（きみづか きみひこ）
声 - 長井新[7]
本作の主人公。高校生。18歳。口癖は「理不尽だ」。
四年前に遭遇したハイジャックの一件からシエスタの助手となる。しかし相棒であったシエスタを1年前に亡くしたことによって、無気力な日々を送っていた。その後夏凪からの依頼を受けたことで、止まっていた時間が動き出す。
自他ともに認める｢巻き込まれ体質｣のお陰で、針金を使った鍵開けや拳銃の心得がある。
シエスタ[注 1]
声 - 宮下早紀[7]、悠木碧（2019年PV[8]）
白髪の少女。本名・年齢・国籍ともに不明であり、自身を｢名探偵｣と呼ぶ。シエスタという名前はコードネームである。誕生日は4月2日[9]。作中開始時点で故人であり、彼女を中心に物語が進んでいく様になっている。
依頼人の利益を守ることを信条としていた。色々と謎の多い人物であったが、物語が進むにつれて、君塚の昔話やシエスタに関わりのあった人物によって、彼女について明らかになっていっている。
心臓が特別である他、『七つ道具』と呼ばれる特殊な力を持つ道具を持っている。世界を守るための存在である《調律者》の1人である｢名探偵｣。
夏凪 渚（なつなぎ なぎさ）
声 - 竹達彩奈（テレビアニメ[7]・2020年PV[10]）
長い黒髪をサイドにまとめた少女。女子高生。18歳。性格は強気ではあるがドM。君塚に人探しを依頼する。口癖は「倍殺し」。
君塚に依頼をしたのは、1年前に心臓移植を受けてから｢どうしても会わないといけない人がいるけれど、それが誰か分からない｣ということからであり、困っているときに同じ学校で何度も新聞に載ったり警察に表彰されている君塚なら何とかしてくれると思ったため。
ヘル
渚のもう1つの人格。黒髪ショートで紅い瞳の少女。軍服を纏い武器にサーベルを扱う。幼いころにSPESの施設であった辛いことから渚を守るために生まれた人格。SPESの最高幹部として君塚とシエスタの前に現れており、シエスタと闘っている。SPESに所属していたのは、本来の体の人格である渚がシードによって殺されないようにするため。
斎川 唯（さいかわ ゆい）
声 - 高尾奏音[7]
左目に眼帯をした少女。女子中学生。14歳。現役アイドルとして有名であり頻繁に雑誌やCMにも取り上げられている。
家宝である｢奇跡のサファイア｣が盗まれるのを未然に防ぐため、君塚と夏凪に警護の依頼をする。
シャーロット・有坂・アンダーソン（シャーロット・ありさか・アンダーソン）
声 - 白砂沙帆[7]
金髪の少女。17歳。愛称は｢シャル｣。日本人とアメリカ人のハーフ[11]。出身は欧米。元々はシエスタを殺すために送られた刺客であったが、シエスタに敗れてからはシエスタのことを「マーム」と呼んで慕っている。

調律者

シエスタ
詳細は「#シエスタ」を参照
加瀬 風靡（かせ ふうび）
紅い髪をポニーテールにした女性[12]。28歳。刑事であり、階級は警部補。葉巻や煙草を吸っているが、禁煙すると言いつつ止められない人物である。《調律者》の1人である。コードネームは｢暗殺者｣。
スカーレット
銀髪で金色の瞳の男性。身長が高く、白いスーツを纏っている。人間ではなく吸血鬼であり、人間の血を食料とするだけでなく、背中から大きな黒い翼を出して飛行することもできる。《調律者》の1人で、コードネームは｢吸血鬼｣。
本来は美しい者の血しか飲まないと決めていたが、うっかり2週間ほど血を飲むのを忘れており、ちょうど近くにいた君塚の血を飲んで急場を凌いでいる。
死者を甦らせる力を持っている。
ミア・ウィットロック
青みがかった長い髪の少女。16歳。《調律者》の1人で、コードネームは｢巫女｣。世界の危機に関係することを予言することができ、それを「聖典」という本に記載することを使命としている。
元々はその予言の能力が開花した際に、その力を使ってお金儲けを企んだ両親によって宗教団体の教祖にさせられてしまっていた。しかし信者にミアの両親が嘘の予言を伝えた事により、騙された腹いせにミアの家に信者が火を放ち、その火事で両親は亡くなった。その火災から数ヵ月後、施設にいたミアは、自分の能力や未熟さに嘆いていたところをシエスタに助け出された。その後はそれを切っ掛けにシエスタのことを｢先輩｣と呼んで慕っていた。

SPES（スペース）

原初の種 / シード
【SPES】の親玉。人造人間の生みの親であり、その原型。人間ではなく、正体は宇宙から飛来した植物の種であり、生存本能に従って地球に適応しようとしている存在。
ヘル
詳細は「#夏凪 渚」を参照
コウモリ
声 - 松岡禎丞[7]
金髪の男性。北欧出身の34歳[13]。半人造人間。人造人間の能力として驚異的な聴力[注 2]を持つが、その代償に視力を失っている。
君塚とシエスタが出会った事件であるハイジャックを引き起こした人物であり、その事件後は日本の警察によって存在を匿ってもらっていた。
カメレオン
声 - 子安武人[7]
銀髪の細身な男性。顔立ちはアジア系。人造人間としての能力は、景色に溶け込み、透明化できること。触手のように10メートルほど伸びる「舌」を持つ[14]。
ケルベロス
とても鼻が良く、また、自身の姿を変えることもできる。君塚と対面した時にはシャルに化けていたり、身体を縮めシエスタの拘束から逃れたりなど、自由自在である。

用語

SPES（スペース）
宇宙から飛来した植物の種である｢原初の種｣から生まれた生物の組織。｢原初の種｣の複製体である人造人間のカメレオンやケルベロス、人間が一部だけ適合したコウモリのような半人造人間などがいる。
調律者
世界の危機を防ぐべく存在する12人の人物。これまでに《名探偵》・《暗殺者》・《吸血鬼》・《巫女》・《怪盗》などが存在している。

既刊一覧

小説

  • 二語十（著）、『探偵はもう、死んでいる。』 KADOKAWA〈MF文庫J〉、既刊4巻（2020年11月25日現在）
    1. 2019年11月25日発行（同日発売[15]）、ISBN 978-4-04-064196-6
    2. 2020年1月25日発行（2020年1月24日発売[16]）、ISBN 978-4-04-064328-1
    3. 2020年6月25日発売[17]、ISBN 978-4-04-064593-3
    4. 2020年11月25日発売[18]、ISBN 978-4-04-680016-9

漫画

  • 麦子（著者）・二語十（原作）・うみぼうず（キャラクター原案）『探偵はもう、死んでいる。』KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉、既刊1巻（2020年11月21日現在）
    1. 2020年11月21日発売[19]、ISBN 978-4-04-680007-7

テレビアニメ

2021年1月20日にテレビアニメ化が発表された[6]。

スタッフ

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 新人賞応募原稿の執筆時点では脇役だったが、受賞後の担当編集との打ち合わせを経て中心人物として描かれることになった[1]。
  2. ^ 100km先まで聞こえる、心音を聞き分けられるなど。

出典

  1. ^ a b “『探偵はもう、死んでいる。』第3巻刊行記念 二語十先生インタビュー！”. ラノベニュースオンライン (2020年6月24日). 2020年6月25日閲覧。
  2. ^ “『探偵はもう、死んでいる。（たんもし）』公式”. Twitter (2020年11月24日). 2020年11月25日閲覧。
  3. ^ “ラノベ好き書店員大賞2020 結果発表”. ラノベ好き書店員大賞 (2020年3月14日). 2020年3月22日閲覧。
  4. ^ このラノ2021, pp. 5, 34, 38, 78.
  5. ^ “「スパイ教室」＆「探偵はもう、死んでいる。」、コミカライズがアライブで開幕”. コミックナタリー (2020年5月27日). 2020年5月27日閲覧。
  6. ^ a b “『探偵はもう、死んでいる。』TVアニメ化が決定　アニメーション制作はENGIが担当へ”. ラノベニュースオンライン (2021年1月20日). 2021年1月20日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m “『探偵はもう、死んでいる。』アニメ公式サイト”. 2021年1月20日閲覧。
  8. ^ “応募総数1,986本のなかから選ばれた最高賞!!　第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作『探偵はもう、死んでいる。』は2019年11月25日発売です!!”. PR TIMES (2019年11月23日). 2021年1月21日閲覧。
  9. ^ 原作1巻, pp. 8の挿し絵.
  10. ^ “『探偵はもう、死んでいる。』シリーズ1周年記念「探偵の7つ企画」が展開中　新規PVやグッズセットの予約なども開始”. ラノベニュースオンライン (2020年12月2日). 2021年1月21日閲覧。
  11. ^ 原作1巻, pp. 198.
  12. ^ 原作1巻, pp. 42.
  13. ^ 原作1巻, pp. 11.
  14. ^ 原作1巻, pp. 251、252.
  15. ^ “探偵はもう、死んでいる。”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年1月25日閲覧。
  16. ^ “探偵はもう、死んでいる。２”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年1月25日閲覧。
  17. ^ “探偵はもう、死んでいる。３”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年6月25日閲覧。
  18. ^ “探偵はもう、死んでいる。４”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年11月25日閲覧。
  19. ^ “探偵はもう、死んでいる。 1”. KADOKAWA. 2020年11月21日閲覧。

参考文献

外部リンク

スタブアイコン

この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:文学/PJライトノベル）。

項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。

月刊コミックアライブ連載中の漫画作品（2024年7月26日現在）
オリジナル
メディアミックス
長期休載中
テレビアニメ
Webアニメ
関連人物
関連項目
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=探偵はもう、死んでいる。&oldid=81530244」から取得