イ・ヨンハク

イ・ヨンハク 이영학
生誕	(1982-07-26) 1982年7月26日  大韓民国 慶尚北道 栄州市
国籍	大韓民国
別名	奥歯パパ(어금니 아빠)
罪名	麻薬類管理に関する法律違反 略取誘拐 強姦等殺人(児童・青少年の性保護に関する法律第7条・第10条違反) 死体遺棄 傷害 性売買斡旋等(性売買斡旋等行為の処罰に関する法律違反) カメラ等利用撮影(性暴力犯罪の処罰等に関する特例法第14条違反) 誣告 詐欺 寄付金品の募集及び使用に関する法律違反 国民基礎生活保障法違反 銃砲・刀剣・火薬類等の安全管理に関する法律違反 自動車管理法違反
刑罰	無期懲役(2018年11月29日に確定)
犯罪者現況	服役中
配偶者	チェ・ミソン(최미선、2017年9月5日死亡)
子供	娘：イ・アヨン(이아연、公犯)
有罪判決	有罪

イ・ヨンハク（韓国語: 이영학、1982年7月26日 - ）は、韓国のソウル特別市中浪区で発生した女子中学生殺人事件の犯人。巨大型セメント質腫という病を患っていたものとされており、彼の娘も同じ病気を患っていたことが分かった。

生涯

イ・ヨンハクは1982年4月26日、慶尚北道栄州市で3人兄弟の末っ子に生まれた。 8歳（数え年で9歳）の時の1990年に巨大型セメント質腫が発症した。2年に1回ずつ、いずれも５回の手術をする過程で一つの奥歯だけ残ったが腫瘍の成長は止まった。

イ・ヨンハクは京畿道議政府市で中学校に通っていた。イ・ヨンハクの中学時代の中学校校舎は「1996年イ・ヨンハクが中学2年生の時、体に血をつけて登校し、被害女子学生の血と言いながら同級生たちに女子学生の性暴行の事実を自慢して調査調査したところ、認めた」と述べ「退学をさせようとしたが、校長の反対で軽微な懲戒にとどまった」と回想した。「イ・ヨンハクは無断欠席日数が授業日数の3分の1を超過して卒業が不可能な状況だったけど、校長が」と「当時のイ・ヨンハクの父親が議政府の財産家だったけど、母親のチマのすその風が激しい」と付け加えた。イ・ヨンハクの中学時代の同窓生は「イ・ヨンハクが同じ年頃の友達3人と一緒に一人の女性を性暴行した姿を直接目撃した」として、「小学生にお菓子を渡しながら連れていって、性暴行した」と話した。イ・ヨンハクの母親のキ厶さんは、イ・ヨンハクの父親が事業に失敗して離婚した。

イ・ヨンハクは18歳の時、働いていた刺身屋で14歳のチェ・ミソンをあった。チェ・ミソンが17歳の時の2003年に娘イ・アヨンを産んだ。イ・ヨンハクの娘も生後6ヶ月に巨大型セメント質腫の診断を受けて14歳まで7回の手術を受けた。

2005年11月19日、MBCの番組に出る「奥歯パパ（韓国語: 어금니 아빠）」として知られた。遺伝病を患う娘のためにアメリカまで行って後援資金を募集し,娘を極めて愛する姿で、視聴者から注目を集めた。しかし、経済難を訴えて後援資金を募った状況とは違って、高価な外車をたくさん保有してチューニングすることなど豪勢な生活をしてきたことが明らかになった

イ・ヨンハクは2007年から生活保護受給者として指定されて、毎月生計費109万ウォンと障害手当などを含めて160万ウォンを受領した。イ・ヨンハクは精神障害2級の判定を受けたが、銃砲所持許可証を持って複数の銃を所持して回った。

詐欺・無免許・住居侵入・窃盗など前科11犯のイ・ヨンハクはオンラインコミュニティに全身に入れ墨を施した写真とともに「熟成された真の36年生きているチンピラ兄ちゃん（韓国語: 숙성된 진정한 36년산 양아오빠）」などの低級な書き込みをして、ツイッターを通じて'量よお兄さん'というニックネームで、寝食を提供するとし、10代の未成年者を募集した。イ・ヨンハクは多くの女性たちを募集して売春を斡旋して妻まで他の男性たちと性関係を持つようにして金もうけをした。イ・ヨンハクはオンラインとソーシャルメディアなどを通じて売春婦を募集し募集して性的関係の場面を密かに撮影した後、アダルトサイトにアップロードして収益も得た。性的関係映像の中では妻が撮影された映像も多数含まれた。イ・ヨンハクは家の中に多数の性具を収集しておいて、妻のチェ・ミソンの性器に女性を卑下する字の彫り物を彫った。

2017年7月から江南の一つのオフィステルにマッサージショップを開いて自身の妻を売春させた。

関連事件

外部で見た事件発生現場

事件発生現場の出入ドア

妻の死亡事件

2017年9月1日、イ・ヨンハクの妻のチェ・ミソンは「2009年から8年間義舅に持続的に性暴行を受けた」と　寧越警察署に告訴状を提出した。チェ・ミソンは夫のイ・ヨンハクが2009年、娘の治療費の募金のためにアメリカに行っている間、江原道寧越の詩集で滞在していたが、この時から「姑と事実婚関係にあった義舅の性暴行が始まった」と主張した。しかし、チェ・ミソンは告訴状を提出してから四日後の2017年9月5日、ソウル中浪区忘憂洞の5階自宅で落ちて事切れた。イ・ヨンハクは通報を受けて出動した救急隊員が妻に心肺蘇生術をしているのに、電話をしながら泣かなかった。妻を乗せた救急車が出発する姿を見ずに携帯電話だけ見た。イ・ヨンハクは妻の死亡3日後、アダルトサイトに「カップルになりたい。同居可能」という掲示物を上げていた。

事切れたチェ・ミソンの前額部には何かで当たって破れたような傷があった。身投げによる身体損傷とは他のことに調査された。警察は事切れた妻のチェ・ミソンの前額部に発見された破についてイ・ヨンハクが暴行事実を自白することによって傷害の容疑も適用する方針だ。

イ・ヨンハクの継父は嫁について性暴行の容疑を容疑を否定したがチェ・ミソンの体から自身のDNAが確認されると、「性的関係はしたが、性暴行はしなかった」と立場を変えた。2017年10月25日、イ・ヨンハクの継父のベ某が江原道寧越郡上東邑内徳里の自宅前のビニールハウスの中で縊れて死んだことをイ・ヨンハクの母親のキ厶某が発見し、通報した。

女子中学生殺人事件

2017年9月30日、ソウル特別市中浪区忘憂洞363-1の自宅で娘の友達のキ厶さんに睡眠薬を飲ませた次に性暴行を試みたが、キムさんが目覚めて抵抗すると、首を絞めて殺害して死体を江原道野山に遺棄した容疑で2017年10月5日に検挙された。被害女子中学生の死体に不眠症を患っていたイ・ヨンハクが服用してきた睡眠薬のゾルピデムが検出された。イ・ヨンハクは2017年10月10日、犯行を認めた。イ・ヨンハクは娘の友達を誘引して醜行した後、殺害・遺棄した容疑、交通事故を装って総約2830万ウォンのくらいの保険金を受け取った容疑も認めた。

捜査

イ・ヨンハクは娘の小学時代の時から家に遊びに来た娘の友達の被害者を犯行対象にして「性的欲求を解消する目的で犯行を行った」と供述した。 殺害された被害者のキ厶さんは、2017年9月30日午後12時20分、イ・ヨンハクの娘とともにソウル中浪区忘憂洞の自宅に入った。イ・ヨンハクの娘は同日午後3時40分に家を出た。イ・ヨンハクは4時間後の午後7時48分、娘を迎えに行くために行って、午後8時14分にともに家に帰ってきた。イ・ヨンハクの娘は明くる10月1日午前11時53分、再び家を出て、午後1時44分に帰宅した

ソウル中浪警察署によるとイ・ヨンハクと娘が事前に誘因を計画し、キ厶さんが家に訪ねてくると、娘が入眠剤を入れた飲み物を手渡し飲ませたことで取り調べられた。キ厶さんが入眠剤を飲んで眠るとイ・ヨンハクは娘を家から出して後、キムさんに性的嫌がらせ（わいせつ行為）をし、10月1日午前、再び娘が外出していた間、キ厶さんが目覚めまして大声を張上げ抵抗すると、ネクタイで首を絞めて殺害したことで取り調べられた。国立科学捜査研究院の解剖結果、キ厶さんの体から器具を使用した虐待と推定される状況も発見された。イ・ヨンハクが娘とともにキ厶さんの死体をカバンに入れて車のトランクに積んだ後、寧越郡の端山に遺棄する過程で知人のパク某の車を利用し、隠れ家を備えるのにも彼の助けを受けた

警察はイ・ヨンハクに児童・青少年の性保護に関する法律上の強制わいせつ・殺人と刑法上のわいせつ・略取・誘拐・死体遺棄の容疑を、娘にはわいせつ・略取・誘拐・死体遺棄の容疑を適用して検察に送検した。イ・ヨンハクの逃亡を助けた知人のパク某は犯人隠匿の容疑で検察に拘束送致された。

警察はイ・ヨンハクが妻を性的虐待する映像を確保して余罪を捜査している。

イ・ヨンハクは売春斡旋など自分のすべての容疑を認めた。イ・ヨンハクと娘のイ・アヨンなどに対する結審公判は1月30日開かれたが、検察はイ・ヨンハクに死刑を求刑した。判決公判は2018年2月21日に開かれた

判決

• 2018年2月21日、一審で死刑が宣告された。イ・ヨンハクは一審判決の明くる2月22日に控訴した。
• 2018年9月6日、二審で無期懲役が宣告された。
• 2018年11月29日、上告審で無期懲役が宣告された

著書

• （韓国語）『奥歯パパの幸せ（어금니 아빠의 행복）』 2007年 ISBN 9788992404105

外部リンク

• （韓国語） 아연이의 꿈과 희망을 키워주는 또 하나의 공간（閉鎖）
• （韓国語） 関連番組「イ・ギュヨンのスポットライト（ko:이규연의 스포트라이트）第121回」
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