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「デシャチーナ」の版間の差分

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'''デシャチーナ'''([[ロシア語]]:'''{{lang|ru|Десятина}}''';[[ラテン文字]]転写の例:''{{lang|la|dessiatin}}''または''{{lang|la|desyatina}}'') は、かつて[[ロシア]]などで使用されていた[[面積]]の[[物理単位|単位]]である。
'''デシャチーナ'''([[ロシア語]]:'''{{lang|ru|десятина}}''') は、かつて[[ロシア]]などで使用されていた[[面積]]の[[物理単位|単位]]である。


== 概要 ==
== 概要 ==
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[[国際単位系|SI]]では1デシャチーナは10925[[平方メートル]](1.0925[[ヘクタール]])である{{R|minpaku}}。
[[国際単位系|SI]]では1デシャチーナは10925[[平方メートル]](1.0925[[ヘクタール]])である{{R|minpaku}}。


デシャチーナ({{lang|ru|десятина}})は[[数_(文法)|単数形]]であり、複数形はデシャチン({{lang|ru|десятины}})である。
デシャチーナ({{lang|ru|десятина}})は[[数_(文法)|単数形]]であり、複数形はデシャチン({{lang|ru|десятины}})であるが、日本語では複数であっても「デシャチーナ」と訳すのが通例となっている。


== 出典 ==
== 出典 ==
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<ref name="minpaku">{{Cite journal|和書|journal=国立民族学博物館研究報告|volume=35|issue=1|title=モンゴルにおける農業開発史 : 開発と保全の均衡を求めて|author=小長谷有紀|date=2010-11-15|publisher=[[国立民族学博物館]]|page=73}}</ref>
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2021年3月1日 (月) 14:51時点における版

デシャチーナロシア語:десятина) は、かつてロシアなどで使用されていた面積単位である。

概要

農地に対して用いられ、1デシャチーナは、一辺が40サージェンと80サージェンからなる土地を意味していた[1]

SIでは1デシャチーナは10925平方メートル(1.0925ヘクタール)である[2]

デシャチーナ(десятина)は単数形であり、複数形はデシャチン(десятины)であるが、日本語では複数であっても「デシャチーナ」と訳すのが通例となっている。

出典

  1. ^ 梶川伸一「<研究ノート>最近のロシア農民史研究について : 農村共同体を中心に」『史林』第73巻第4号、京都大学史学研究会、1990年7月1日、617-618頁。 
  2. ^ 小長谷有紀「モンゴルにおける農業開発史 : 開発と保全の均衡を求めて」『国立民族学博物館研究報告』第35巻第1号、国立民族学博物館、2010年11月15日、73頁。