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'''瀬戸市駅'''(せとしえき)は、[[愛知県]][[瀬戸市]]東横山町にある[[愛知環状鉄道線]]の[[鉄道駅|駅]]である。[[駅ナンバリング|駅番号]]は'''21'''。[[中部の駅百選]]選定。
'''瀬戸市駅'''(せとしえき)は、[[愛知県]][[瀬戸市]]東横山町にある[[愛知環状鉄道]]・[[愛知環状鉄道線]]の[[鉄道駅|駅]]である。[[駅ナンバリング|駅番号]]は'''21'''。[[中部の駅百選]]選定。


== 歴史 ==
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=== 年表 ===
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* [[1967年]]([[昭和]]42年) - 岡多線の豊田・瀬戸間([[新豊田駅]]・当駅間)が着工される{{Sfn|愛知環状鉄道|2019|p=32}}。
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== 利用状況 ==
== 利用状況 ==
瀬戸市の統計によると、当駅の一日平均乗車人員は、以下の通り推移している。
瀬戸市の統計によると、当駅の一日平均乗車人員は、以下の通り推移している。
* 2002年度 '''1,845人'''
* 2002年度'''1,845人'''
* 2003年度 '''1,914人'''
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* 2004年度 '''2,017人'''
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* 2008年度 '''2,499人'''
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* 2009年度 '''2,464人'''
* 2009年度'''2,464人'''
* 2010年度 '''2,539人'''
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== 駅周辺 ==
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=== 注釈 ===
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2021年5月27日 (木) 03:50時点における版

瀬戸市駅
東口(2018年12月)
せとし
Setoshi
20 瀬戸口 (2.4 km)
(2.8 km) 中水野 22
地図左下は新瀬戸駅
所在地 愛知県瀬戸市東横山町114−3
北緯35度13分34秒 東経137度4分42秒 / 北緯35.22611度 東経137.07833度 / 35.22611; 137.07833座標: 北緯35度13分34秒 東経137度4分42秒 / 北緯35.22611度 東経137.07833度 / 35.22611; 137.07833
駅番号 21
所属事業者 愛知環状鉄道
所属路線 愛知環状鉄道線
キロ程 39.1 km(岡崎起点)
電報略号 セト
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
6,392人/日
-2018年-
開業年月日 1988年昭和63年)1月31日
乗換 名鉄瀬戸線新瀬戸駅
備考 終日有人駅
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瀬戸市駅(せとしえき)は、愛知県瀬戸市東横山町にある愛知環状鉄道愛知環状鉄道線である。駅番号21中部の駅百選選定。

歴史

かつて、当駅は愛知環状鉄道線の前身に当たる日本国有鉄道(国鉄)の岡多線・瀬戸線の駅として計画されていた[1]。路線名は、現在の愛知環状鉄道線のうち当駅以南の区間(岡崎駅 - 当駅間)と、未成に終わった当駅 - 多治見駅間の鉄道路線がともに「岡多線」と同一路線名を与えられ、同線の途中駅である当駅から瀬戸線(高蔵寺方面)が分岐する形となっていた[2]。しかし実際には、岡多線(岡崎方面)と瀬戸線は名古屋市周辺都市をつなぐ環状線としての役割を期待され、両者をまとめた「岡多・瀬戸線」の名称で呼称されていた[2]。「岡多・瀬戸線」は日本鉄道建設公団により、主要幹線(CD線)として建設が進められていた一方[2]、残る岡多線の多治見方面(AB線・当駅 - 多治見間約20 km)は未着工のまま、1979年昭和54年)6月に「開通すれば赤字必至である」として運輸省により建設計画が凍結され、1985年(昭和60年)10月には事実上頓挫した[3]。当駅の計画段階における配線構造(島式ホーム2面4線)は、岡多線(岡崎方面)⇔瀬戸線(高蔵寺方面)が本線(両方面とも複線)で、その本線から枝線として岡多線(多治見方面・単線)が分岐するような構造だった[1]

その後、建設が進められていた「岡多・瀬戸線」(岡多線:新豊田 - 当駅間および瀬戸線:当駅 - 高蔵寺間)は、1984年(昭和59年)7月に国鉄が開業後の引き受けを拒否し、岡多線の既開業区間(岡崎 - 新豊田間)も含めて愛知県や沿線自治体の出資する第三セクターによる運営を要請[2]。国鉄と地元自治体の交渉を経て、「岡多・瀬戸線」(岡崎 - 高蔵寺間)は地元自治体の出資する第三セクター会社「愛知環状鉄道」の路線として開業することとなった[4]

開業当初、当駅は構想段階で高蔵寺方面の本線として計画されていた線路・ホームを利用した1面1線の棒線駅として供用開始された[1]。その後、輸送力増強整備事業によって当駅以北(高蔵寺方面)は複線化され、岡崎方面のホームが新設されたことで、現在の配線構造(相対式2面2線)となった[1]

瀬戸市駅の計画配線と実際の敷設線

岡多線

岡崎方面
瀬戸市駅の計画配線と実際の敷設線
瀬戸線

高蔵寺方面
↓ 岡多線 多治見方面
凡例
出典:[1]


年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する[9]高架駅[7]。上下線ではホームの有効長が異なり、開業当初からある高蔵寺方面のホームは10両編成の列車にも対応しているが[18]、岡崎方面のホームは4両分までしか客扱いができない[注 2]

先述のように、かつては多治見方面(未成線)が分岐する島式2面4線の駅として計画されており、その名残として下り線(高蔵寺方面ホーム)のV字型上屋・駅南側の橋梁跡が残っている[1]ほか、高蔵寺寄りには多治見方面へ分岐するための準備施設・分岐用用地が残っている[19]。その後、2004年に行われた瀬戸市 - 高蔵寺間の複線化工事とともに駅舎が増築され、岡崎方面にホームが新設された。

終日有人駅であり、自動改札機バリアフリー対応型の自動券売機が導入されている。また、2013年までは改札口のそばにキヨスクが存在した。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 愛知環状鉄道線 上り[7] 岡崎方面[7]
2 下り[7] 高蔵寺[7]・中央線経由名古屋方面

配線図

瀬戸市駅 構内配線略図



新豊田・
岡崎方面
瀬戸市駅 構内配線略図



高蔵寺方面
凡例
出典:[20]


利用状況

瀬戸市の統計によると、当駅の一日平均乗車人員は、以下の通り推移している。

  • 2002年度:1,845人
  • 2003年度:1,914人
  • 2004年度:2,017人
  • 2005年度:2,638人愛知万博開催年)
  • 2006年度:2,309人
  • 2007年度:2,342人
  • 2008年度:2,499人
  • 2009年度:2,464人
  • 2010年度:2,539人

駅周辺

駅の周辺は住宅地である。瀬戸市駅と名鉄瀬戸線新瀬戸駅が隣接しており、互いに乗り換えが可能である。ただし連絡通路のようなものはなく、乗り換えの際は一旦地上に降りる必要がある。

隣の駅

愛知環状鉄道
愛知環状鉄道線
瀬戸口駅 (20) - 瀬戸市駅 (21) - 中水野駅 (22)

脚注

注釈

  1. ^ 当時はホームの北側に高蔵寺行き、南側に岡崎方面行きが停車していた。
  2. ^ 平日にJR中央本線から直通してくる瀬戸口行き列車は、かつて6 - 8両編成で運行されていた時期があり、後ろ寄りの車両でドアカットを行っていた。

出典

  1. ^ a b c d e f g 愛知環状鉄道 2019, p. 126.
  2. ^ a b c d 中日新聞』1984年7月17日朝刊一面1頁「岡多・瀬戸線の運営 第三セクターで国鉄、愛知県と4市に要請 新豊田-高蔵寺間 開業遅れ必至」(中日新聞社
  3. ^ 『中日新聞』1985年10月17日朝刊「国鉄岡多線 瀬戸−多治見間の建設“断念” 岐阜県と関係6市町 凍結から6年余 陳情見合わせ決定」(中日新聞社)
  4. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 35.
  5. ^ a b 愛知環状鉄道 2019, p. 32.
  6. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 132.
  7. ^ a b c d e f 川島令三 2009, p. 95.
  8. ^ 愛知県立瀬戸高等学校 沿革
  9. ^ a b c 愛知環状鉄道 2019, p. 133.
  10. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 134.
  11. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 135.
  12. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 136.
  13. ^ a b 愛知環状鉄道 2019, p. 138.
  14. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 139.
  15. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 140.
  16. ^ a b 愛知環状鉄道 2019, p. 141.
  17. ^ "「TOICA」乗車券のサービス開始日について" (PDF) (Press release). 愛知環状鉄道. 12 December 2018. 2019年6月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年11月8日閲覧
  18. ^ 愛知環状鉄道 2019, p. 61.
  19. ^ 川島令三 2009, pp. 28–29.
  20. ^ 川島令三 2009, p. 22.

参考文献

関連項目

外部リンク