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「ラスベガス」の版間の差分

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=== 発見 ===
=== 発見 ===
1820年代後半に[[ソルトレイクシティ]]から[[カリフォルニア州|カリフォルニア]]を目指す[[末日聖徒イエス・キリスト教会|モルモン教徒]]によって発見された。ネバダ砂漠の中にあってこの付近は窪んだ地形となっており、[[オアシス]]となっていた。ベガとは[[スペイン語]]で「肥沃な土地」を意味する女性[[名詞]]で<ref name=":0" />、vegas はその複数形である。これに女性[[定冠詞]](複数形)を付けてラスベガスとなり、それが固有名詞となった。
1820年代後半に[[ソルトレイクシティ]]から[[カリフォルニア州|カリフォルニア]]を目指す[[末日聖徒イエス・キリスト教会|モルモン教徒]]によって発見された。ネバダ砂漠の中にあってこの付近は窪んだ地形となっており、[[オアシス]]となっていた。ベガとは[[スペイン語]]で「肥沃な土地」を意味する女性[[名詞]]で<ref name=":0" />、ベガスはその複数形である。これに女性[[定冠詞]](複数形)を付けてラスベガスとなり、それが固有名詞となった。


=== ゴールドラッシュと鉄道の開通 ===
=== ゴールドラッシュと鉄道の開通 ===
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=== フーバーダムの建設 ===
=== フーバーダムの建設 ===
金鉱ブームも去った頃、[[1929年]]の[[ウォール街大暴落 (1929年)|株式大暴落]]に端を発した[[世界恐慌|大恐慌]]が起り、さしたる産業のい[[ネバダ州]]では、税収確保のため[[1931年]]3月19日に[[賭博]]を合法化した。1931年に近郊(街の南東48km)に[[フーバーダム]]が着工され、[[フランクリン・ルーズベルト|ルーズベルト]]大統領の[[ニューディール政策]]の時代の[[1936年]]に完成した。労働者の流入と安価な[[電力]]の供給で、街は大きく発展した。[[1940年代]]に入ると[[ダム]]から得られる豊富な電力を利用して、[[第二次世界大戦]]中にはネバダ砂漠に[[軍事基地]]や[[核実験]]場([[ネバダ核実験場]])が続々と建設され、その関係者が町に住むようになった。
金鉱ブームも去った頃、[[1929年]]の[[ウォール街大暴落 (1929年)|株式大暴落]]に端を発した[[世界恐慌|大恐慌]]が起り、さしたる産業のい[[ネバダ州]]では、税収確保のため[[1931年]]3月19日に[[賭博]]を合法化した。1931年に近郊(街の南東48キロメートル)に[[フーバーダム]]が着工され、[[フランクリン・ルーズベルト|ルーズベルト]]大統領の[[ニューディール政策]]の時代の[[1936年]]に完成した。労働者の流入と安価な[[電力]]の供給で、街は大きく発展した。[[1940年代]]に入ると[[ダム]]から得られる豊富な電力を利用して、[[第二次世界大戦]]中にはネバダ砂漠に[[軍事基地]]や[[核実験]]場([[ネバダ核実験場]])が続々と建設され、その関係者が町に住むようになった。


=== 「カジノの都」 ===
=== 「カジノの都」 ===
[[ファイル:WelcomeToVegasNite.JPG|thumb|right|240px|[[ラスベガス・ストリップ]]の南側にある「Welcome to Fabulous Las Vegas」の看板]]
[[ファイル:WelcomeToVegasNite.JPG|thumb|right|240px|[[ラスベガス・ストリップ]]の南側にある「{{en|Welcome to Fabulous Las Vegas}}」の看板]]
第二次世界大戦終結後の[[1946年]]に[[ベンジャミン・シーゲル]](バグジーとして知られる)が[[フラミンゴ・ラスベガス|フラミンゴホテル]]を建設し、[[カジノ]]が収益を上げることが判ると、[[マフィア]]が続々と[[ホテル]]を建設するようになり、それらのホテルは同時に集客のために[[フランク・シナトラ]]や[[サミー・デイヴィスJr.]]、[[リベラーチェ]]などのショーを定期的に行うようになった。街の建設資金は大半をモルモン教徒が融資した。
第二次世界大戦終結後の[[1946年]]に[[ベンジャミン・シーゲル]](バグジーとして知られる)が[[フラミンゴ・ラスベガス|フラミンゴホテル]]を建設し、[[カジノ]]が収益を上げることが判ると、[[マフィア]]が続々と[[ホテル]]を建設するようになり、それらのホテルは同時に集客のために[[フランク・シナトラ]]や[[サミー・デイヴィスJr.|サミー・デイヴィス・ジュニア]]、[[リベラーチェ]]などのショーを定期的に行うようになった。街の建設資金は大半をモルモン教徒が融資した。


しかし[[1960年代]]後半頃から当局の取締りが厳しくなるにつれマフィアは次々とホテルの経営権を手放すようになり、合法的な不動産会社ホテルチェーン、[[ハワード・ヒューズ]]のような大富豪などがこれらのホテルやカジノの経営権を引き継いだ。
しかし[[1960年代]]後半頃から当局の取りが厳しくなるにつれマフィアは次々とホテルの経営権を手放すようになり、合法的な不動産会社ホテルチェーン、[[ハワード・ヒューズ]]のような大富豪などがこれらのホテルやカジノの経営権を引き継いだ。


=== ホテルラッシュ ===
=== ホテルラッシュ ===
その後も資金融資などの形で限定的なマフィアの介入はあったが、ゲーミング・ライセンス(カジノ開設運営の権利を定める一連の州法など)の厳格化に伴いその影響力は漸減し、[[1990年代]]にはほぼ払拭されたと考えられている。それに伴って[[投機]]ブームが起り、より広い土地が必要となったこともあって市街は南方に大きく拡張した。
その後も資金融資などの形で限定的なマフィアの介入はあったが、ゲーミング・ライセンス(カジノ開設運営の権利を定める一連の州法など)の厳格化に伴いその影響力は漸減し、[[1990年代]]にはほぼ払拭されたと考えられている。それに伴って[[投機]]ブームが起り、より広い土地が必要となったこともあって市街は南方に大きく拡張した。そして[[1980年代]]の末頃から巨大テーマホテルブームが起こり、現在に至っている。また、この頃より各ホテルの広大な敷地を使っての[[コンベンション]]などが多数開かれるようになった。なお客室数ベースで世界の12大ホテルのうち11軒がラスベガス地区に存在する。ホテルが多い理由の1つとして、一定規模以上のカジノの建設は、客室数200室以上のホテルの付帯施設としてしか認可されないことが挙げられる

そして、[[1980年代]]の末頃から巨大テーマホテルブームが起こり、現在に至っている。また、この頃より各ホテルの広大な敷地を使っての[[コンベンション]]などが多数開かれるようになった。

なお、客室数ベースで世界の12大ホテルのうち11軒がラスベガス地区に存在する。ホテルが多い理由の一つとして、一定規模以上のカジノの建設は、客室数200室以上のホテルの付帯施設としてしか認可されないことが挙げられる。


===新型コロナウイルスの影響===
===新型コロナウイルスの影響===
2020年に入ると全米で2019新型コロナウイルスの感染が拡大して各都市に[[外出禁止令]]が発出。ラスベガスも影響を避けられず、同年3月15日目抜き通りに並ぶ数々のカジノやホテルが一斉に営業を休止すると発表した。このため4月に開催予定であった[[NFL]]ドラフトの一般参加イベントが中止されたほか<ref>{{Cite web |date=2020-03-17 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3273788 |title=NFLドラフトは予定通り開催、一般向けイベントは中止 |publisher=AFP |accessdate=2020-04-18}}</ref>、5月に予定されていたアメリカ最大の旅行商談会IPW2020も中止された<ref>{{Cite web |date=2020-04-17 |url=https://www.travelvoice.jp/20200417-145963 |title= 新型コロナで米国最大の旅行商談会「IPW2020」も中止に、来年はシカゴで開催予定|publisher=トラベルボイス |accessdate=2020-04-18}}</ref>。
2020年に入ると全米で2019新型コロナウイルスの感染が拡大して各都市に[[外出禁止令]]が発出された。ラスベガスも影響を避けられず、同年3月15日目抜き通りに並ぶ数々のカジノやホテルが一斉に営業を休止すると発表した。このため4月に開催予定であった[[NFL]]ドラフトの一般参加イベントが中止されたほか<ref>{{Cite web |date=2020-03-17 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3273788 |title=NFLドラフトは予定通り開催、一般向けイベントは中止 |publisher=AFP |accessdate=2020-04-18}}</ref>、5月に予定されていたアメリカ最大の旅行商談会IPW2020も中止された<ref>{{Cite web |date=2020-04-17 |url=https://www.travelvoice.jp/20200417-145963 |title= 新型コロナで米国最大の旅行商談会「IPW2020」も中止に、来年はシカゴで開催予定|publisher=トラベルボイス |accessdate=2020-04-18}}</ref>。


== 地理 ==
== 地理 ==
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ラスベガスは[[北緯36度線|北緯36度]]11分39秒、[[西経115度線|西経115度]]13分19秒(36.194168, 115.222060){{GR|1}}に位置している。
ラスベガスは[[北緯36度線|北緯36度]]11分39秒、[[西経115度線|西経115度]]13分19秒(36.194168, 115.222060){{GR|1}}に位置している。


[[アメリカ合衆国国勢調査局|アメリカ合衆国統計局]]によると、この都市は総面積293.6[[平方メートル|km<sup>2</sup>]](113.4 [[平方マイル|mi<sup>2</sup>]])である。このうち293.5km<sup>2</sup>(113.3 mi<sup>2</sup>)が陸地で0.1km<sup>2</sup>(0.1mi<sup>2</sup>)が水地域である。総面積の0.04%が水地域となっている。
[[アメリカ合衆国国勢調査局|アメリカ合衆国統計局]]によると、この都市は総面積293.6[[平方メートル|km<sup>2</sup>]](113.4 [[平方マイル|mi<sup>2</sup>]])である。このうち293.5km<sup>2</sup>(113.3 mi<sup>2</sup>)が陸地で0.1km<sup>2</sup>(0.1mi<sup>2</sup>)が水地域である。総面積の0.04パーセントが水地域となっている。[[山]]に囲まれたネバダ砂漠の中の盆地に市街地が広がっている。北西に約105キロメートルの距離には[[ネバダ核実験場]]がある。行政的にはラスベガス市は現在ダウンタウンと呼ばれる地域一帯のみで、一般にラスベガスとして知られているのは、ラスベガス市を含む[[クラーク郡 (ネバダ州)|クラーク郡]](ラスベガス都市圏)である。

[[山]]に囲まれたネバダ砂漠の中の盆地に市街地が広がっている。北西に約105kmの距離には[[ネバダ核実験場]]がある。行政的には、ラスベガス市は現在ダウンタウンと呼ばれる地域一帯のみで、一般にラスベガスとして知られているのは、ラスベガス市を含む[[クラーク郡 (ネバダ州)|クラーク郡]](ラスベガス都市圏)である。


== 気候 ==
== 気候 ==
[[ケッペンの気候区分]]では[[砂漠気候]](BWh)に属する。
[[ケッペンの気候区分]]では[[砂漠気候]](BWh)に属する。夏は暑く、日中の気温は40度を超えるが、湿度10パーセント以下と非常に乾燥しているのでそれほど不快ではない。一方、冬は冷え込みが強く、気温が[[氷点下]]を記録する日もある。

夏は暑く、日中の気温は40℃を超えるが、湿度10%以下と非常に乾燥しているのでそれほど不快ではない。一方、冬は冷え込みが強く、気温が[[氷点下]]を記録する日もある。
{{Weather box
{{Weather box
|location = ラスベガス([[マッカラン国際空港]])
|location = ラスベガス([[マッカラン国際空港]])
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この都市内の住民は25.9%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が8.8%、25歳以上44歳以下が32.0%、45歳以上64歳以下が21.7%および65歳以上が11.6%にわたっている。中央値年齢は34歳である。女性100人ごとに対して男性は103.3人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は102.5人である。
この都市内の住民は25.9%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が8.8%、25歳以上44歳以下が32.0%、45歳以上64歳以下が21.7%および65歳以上が11.6%にわたっている。中央値年齢は34歳である。女性100人ごとに対して男性は103.3人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は102.5人である。


この都市の世帯ごとの平均的な収入は44,069米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は50,465米ドルである。男性は35,511米ドルに対して女性は27,554米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入([[w:per capita income|per capita income]]は22,060米ドルである。人口の11.9%および家族の8.6%は[[貧困線]]以下である。全人口のうち18歳未満の15.4%および65歳以上の8.3%は貧困線以下の生活を送っている。
この都市の世帯ごとの平均的な収入は44,069米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は50,465米ドルである。男性は35,511米ドルに対して女性は27,554米ドルの平均的な収入がある。この都市の[[w:per capita income|一人当たりの収入]]は22,060米ドルである。人口の11.9%び家族の8.6%は[[貧困線]]以下である。全人口のうち18歳未満の15.4%び65歳以上の8.3%は貧困線以下の生活を送っている。


== 観光 ==
== 観光 ==
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ラスベガスの主要産業は[[カジノ]]であり、これが大きな観光資源となっている。[[ホテル]]のほとんどにカジノが併設されているだけでなく、空港ターミナル内にも[[スロットマシン]]が設置されており、24時間営業を行っている。それに伴って24時間営業の[[レストラン]]などもほぼ全てのホテルに存在し、「眠らない街」と呼ばれている。
ラスベガスの主要産業は[[カジノ]]であり、これが大きな観光資源となっている。[[ホテル]]のほとんどにカジノが併設されているだけでなく、空港ターミナル内にも[[スロットマシン]]が設置されており、24時間営業を行っている。それに伴って24時間営業の[[レストラン]]などもほぼ全てのホテルに存在し、「眠らない街」と呼ばれている。


[[テーブルゲーム]]では[[ブラックジャック]][[クラップス]][[ルーレット]][[バカラ (トランプゲーム)|バカラ]][[ポーカー]]など、マシンゲームではスロットマシン[[ビデオポーカー]][[キノ|ビデオキノ]]など、その他に[[ブックメーカー|スポーツブック]](スポーツベッティング)キノなどである。なお長い間カジノの売上世界一であったが、[[2006年]]に[[マカオ]]([[中華人民共和国]]の特別行政区)に世界一の座を譲り渡した。
[[テーブルゲーム]]では[[ブラックジャック]][[クラップス]][[ルーレット]][[バカラ (トランプゲーム)|バカラ]][[ポーカー]]など、マシンゲームではスロットマシン[[ビデオポーカー]][[キノ|ビデオキノ]][[ブックメーカー|スポーツブック]](スポーツベッティング)キノなどである。なお長い間カジノの売上世界一であったが、[[2006年]]に[[マカオ]]([[中華人民共和国]]の特別行政区)に世界一の座を譲り渡した。


=== ホテル ===
=== ホテル ===
{{Main|ラスベガスのホテル一覧}}
{{Main|ラスベガスのホテル一覧}}
ラスベガス市内は、ホテルが密集するアメリカにおけるホテルの激戦地区である。ほとんどのホテルにはカジノが併設され宿泊料金が低く設定されてきたが、近年は脱カジノ戦略により、大きなホールやサーカス専用劇場などを併設、部屋自体のクオリティの向上のため宿泊料金は高くなる傾向がある。
ラスベガス市内は、ホテルが密集するアメリカにおけるホテルの激戦地区である。ほとんどのホテルにはカジノが併設され宿泊料金が低く設定されてきたが、近年は脱カジノ戦略により、大きなホールやサーカス専用劇場などを併設、部屋自体のクオリティの向上のため宿泊料金は高くなる傾向がある。


=== ショー ===
=== ショー ===
カジノの集客のため、各ホテルで様々なショーが開かれている。「ヘッドライナーショー」と呼ばれる有名歌手のコンサートは、古くは[[フランク・シナトラ]]や[[エルヴィス・プレスリー]]、[[リベラーチェ]]、最近では[[セリーヌ・ディオン]]([[2007年]]12月15日をもって終了)、[[エルトン・ジョン]]、[[ベット・ミドラー]]が定期公演を行っている。プリンスは貸切りという特殊な形で毎週末ライブを行った(2006年4月終了)。
カジノの集客のため、各ホテルで様々なショーが開かれている。「ヘッドライナーショー」と呼ばれる有名歌手のコンサートは、古くは[[フランク・シナトラ]]や[[エルヴィス・プレスリー]]、[[リベラーチェ]]、最近では[[セリーヌ・ディオン]]([[2007年]]12月15日をもって終了)、[[エルトン・ジョン]]、[[ベット・ミドラー]]が定期公演を行っている。プリンスは貸切りという特殊な形で毎週末ライブを行った(2006年4月終了)。また、近年[[ブロードウェイ (ニューヨーク)|ブロードウェイ]]でヒットした[[ミュージカル]]なども公演されており、「[[ノートルダム・ド・パリ]]」、「[[シカゴ (ミュージカル)|シカゴ]]」、「[[ブルーマン|ブルーマングループ]]」、「[[マンマ・ミーア!]]」などが過去上演され、あるいは上演中である。[[2009年]]現在[[シルク・ドゥ・ソレイユ]]がサーカスを発展させた新しいタイプのショーを複数並行して公演しており人気を集めている。その他[[アクロバット]]を売物にしたショー、各種の[[奇術|マジック]]ショー、プロダクションショーと呼ばれる[[レヴュー|レビュー]]形式のショーやスタンダップコメディ(漫談)なども盛んである。ラスベガスで公演することはエンターテイナーとして一種のステイタスとみなされることが多い

また、近年[[ブロードウェイ (ニューヨーク)|ブロードウェイ]]でヒットした[[ミュージカル]]なども公演されており、「[[ノートルダム・ド・パリ]]」、「[[シカゴ (ミュージカル)|シカゴ]]」、「[[ブルーマン|ブルーマングループ]]」、「[[マンマ・ミーア!]]」等が過去上演され、あるいは上演中である。

[[2009年]]現在、[[シルク・ドゥ・ソレイユ]]がサーカスを発展させた新しいタイプのショーを複数並行して公演しており人気を集めている。その他[[アクロバット]]を売物にしたショー、各種の[[奇術|マジック]]ショー、プロダクションショーと呼ばれる[[レヴュー|レビュー]]形式のショーやスタンダップコメディ(漫談)なども盛んである。ラスベガスで公演することはエンターテイナーとして一種のステイタスとみなされることが多い。


=== ホテル自体のアトラクション ===
=== ホテル自体のアトラクション ===
[[File:Fountains bellagio.jpg|right|thumb|240px|ベラージオで行われている噴水ショー]]
[[File:Fountains bellagio.jpg|right|thumb|240px|ベラージオで行われている噴水ショー]]
各ホテル屋外あるいは屋内で様々なアトラクションが行われている。有料のアトラクションについては、以前は集客のため安価に設定されることが多かったが、近年客層の変化(ギャンブルをしない客の増加)のためか料金が高騰する傾向にある。その一方で、[[ベラージオ (ホテル)|ベラージオホテル]]の噴水ショー、[[ミラージュ (ホテル)|ミラージュホテル]]の火山のアトラクション、[[トレジャー・アイランド (ホテル)|トレジャー・アイランド]]の『サイレンズオブT.I.』など無料で観覧できる上質なアトラクションも数多く存在する。その他にも[[LVHラスベガス・ホテル&カジノ|ラスベガス・ヒルトン]]の『スタートレック・ジ・エクスペリエンス』([[2008年]]9月に終了)などのような有料のアトラクションも多い。
各ホテル屋外あるいは屋内で様々なアトラクションが行われている。有料のアトラクションについては、以前は集客のため安価に設定されることが多かったが、近年客層の変化(ギャンブルをしない客の増加)のためか料金が高騰する傾向にある。その一方で、[[ベラージオ (ホテル)|ベラージオホテル]]の噴水ショー、[[ミラージュ (ホテル)|ミラージュホテル]]の火山のアトラクション、[[トレジャー・アイランド (ホテル)|トレジャー・アイランド]]の『サイレンズオブT.I.』など無料で観覧できる上質なアトラクションも数多く存在する。その他にも[[LVHラスベガス・ホテル&カジノ|ラスベガス・ヒルトン]]の『スタートレック・ジ・エクスペリエンス』([[2008年]]9月に終了)などのような有料のアトラクションも多い。


また、[[格闘技]]系スポーツイベントも頻繁に行われ、[[ボクシング]]の世界[[タイトルマッチ]]や[[総合格闘技]]の[[UFC]]は特に人気で、10,000人規模の観客を集める。[[2005年]]10月には[[大相撲]]の公演が行われたこともある<ref>[http://www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseumDisplay/past?year=2005 過去の展示 - 平成17年] - 日本相撲協会 2020年9月14日閲覧</ref><ref>[https://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/service/20050125_1034.html 大相撲ラスベガス公演2005 ~ラスベガス市制100周年記念~ 開催を発表] - 博報堂DYグループ 2020年9月14日閲覧</ref>。[[1999年]]からは[[ボディビル]]の世界大会[[ミスター・オリンピア]]が毎年ここで行われ、単にボディビルだけでなく多くの格闘(総合格闘技など)・[[フィットネス]]などの広いジャンルの客層を呼び込んでいる。下記コンベンションも参照。
また、[[格闘技]]系スポーツイベントも頻繁に行われ、[[ボクシング]]の世界[[タイトルマッチ]]や[[総合格闘技]]の[[UFC]]は特に人気で、10,000人規模の観客を集める。[[2005年]]10月には[[大相撲]]の公演が行われたこともある<ref>[http://www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseumDisplay/past?year=2005 過去の展示 - 平成17年] - 日本相撲協会 2020年9月14日閲覧</ref><ref>[https://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/service/20050125_1034.html 大相撲ラスベガス公演2005 ~ラスベガス市制100周年記念~ 開催を発表] - 博報堂DYグループ 2020年9月14日閲覧</ref>。[[1999年]]からは[[ボディビル]]の世界大会[[ミスター・オリンピア]]が毎年ここで行われ、単にボディビルだけでなく多くの格闘(総合格闘技など)・[[フィットネス]]などの広いジャンルの客層を呼び込んでいる。下記コンベンションも参照。
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[[ファイル:Little White Chapel.jpg|thumb|right|200px|ラスベガスの結婚式場の1つ。24時間営業のドライブスルー挙式窓口がある]]
[[ファイル:Little White Chapel.jpg|thumb|right|200px|ラスベガスの結婚式場の1つ。24時間営業のドライブスルー挙式窓口がある]]
{{main|w:Las Vegas weddings}}
{{main|w:Las Vegas weddings}}
ラスベガスには結婚式場あるいは[[結婚式]]のみを行うための[[教会]]が数多く存在し(中には[[ドライブスルー]]式や24時間営業のところもある)、この街は''Wedding Capital of the World''を標榜している。要因として、[[ネバダ州]]は[[結婚|婚姻]]の手続(および[[離婚]]の手続き簡単なことが挙げられ、アメリカの他州の多くで求められる[[血液検査]]婚姻許可前の再考期間もい。ただし本人であることと年齢を証明するため、政府機関発行の写真付き身分証明書(運転免許証パスポート軍のIDカードなど)が必要である<ref name=":0">研究社『プエルタ新スペイン語辞典』による。</ref>。また、ネバダ州では[[同性結婚]]は認められておらず、男女とも18歳以上でなければ結婚できない<ref>{{Cite web|url=http://www.clarkcountynv.gov/Depts/clerk/Services/Pages/MarriageLicenses.aspx |title=Marriage Licenses |work=[[ネバダ州]][[クラーク郡 (ネバダ州)]] |accessdate=2013-01-24}}</ref>。
ラスベガスには結婚式場あるいは[[結婚式]]のみを行うための[[教会]]が数多く存在し(中には[[ドライブスルー]]式や24時間営業のところもある)、この街はウェディング・キャピタル・オブ・ザ・ワールドを標榜している。要因として、[[ネバダ州]]は[[結婚|婚姻]][[離婚]]の手続きが容易なことが挙げられ、アメリカの他州の多くで求められる[[血液検査]]婚姻許可前の再考期間もい。ただし本人であることと年齢を証明するため、政府機関発行の写真付き身分証明書(運転免許証パスポート軍のIDカードなど)が必要である<ref name=":0">研究社『プエルタ新スペイン語辞典』による。</ref>。また、ネバダ州では[[同性結婚]]は認められておらず、男女とも18歳以上でなければ結婚できない<ref>{{Cite web|url=http://www.clarkcountynv.gov/Depts/clerk/Services/Pages/MarriageLicenses.aspx |title=Marriage Licenses |work=[[ネバダ州]][[クラーク郡 (ネバダ州)]] |accessdate=2013-01-24}}</ref>。


=== 近郊への観光 ===
=== 近郊への観光 ===
近郊では[[フーバーダム]]およびそのダム湖である[[ミード湖]]の観光が盛んである。レッドロック・キャニオン、[[デスヴァレー (カリフォルニア州)|デスバレー]]も近い。また、近郊といっても500km余り離れているが、[[グランド・キャニオン]]、[[モニュメント・バレー]]、[[ザイオン国立公園]]、[[ブラックキャニオン国立公園|ブラック・キャニオン]]、[[パウエル湖]]などへはラスベガスからのツアーで行くことが一般的である。さらに、[[ヨセミテ国立公園]]へのツアーなども存在する。
近郊では[[フーバーダム]]びそのダム湖である[[ミード湖]]の観光が盛んである。レッドロック・キャニオン、[[デスヴァレー (カリフォルニア州)|デスバレー]]も近い。また、近郊といっても500キロメートル余り離れているが、[[グランド・キャニオン]]、[[モニュメント・バレー]]、[[ザイオン国立公園]]、[[ブラックキャニオン国立公園|ブラック・キャニオン]]、[[パウエル湖]]などへはラスベガスからのツアーで行くことが一般的である。さらに、[[ヨセミテ国立公園]]へのツアーなども存在する。


=== コンベンション ===
=== コンベンション ===
近年[[コンベンション]](大規模[[展示会]][[見本市]])の誘致が盛んであり、毎月のように数万人規模のものがスケジュールされている。中でも、通常閑散期となる6月、11月頃は特に大規模なコンベンションがほぼ週末毎に開かれる。コンベンションの主催者にとって、参加者数をいかに増やすかが課題であり、コンベンション以外にも娯楽の多いラスベガスは、参加者にとって、ひいてはコンベンション主催者にとって魅力的な開催地となっていることがその背景にある。
近年[[コンベンション]](大規模[[展示会]][[見本市]])の誘致が盛んであり、毎月のように数万人規模のものがスケジュールされている。中でも、通常閑散期となる6月、11月頃は特に大規模なコンベンションがほぼ週末毎に開かれる。コンベンションの主催者にとって、参加者数をいかに増やすかが課題であり、コンベンション以外にも娯楽の多いラスベガスは、参加者にとって、ひいてはコンベンション主催者にとって魅力的な開催地となっていることがその背景にある。上記のボディビル世界大会ミスター・オリンピアがラスベガスで行われるようになってからは、それに準ずるコンベンションも毎年9月か10月に開催されており、単にボディビルだけでなくフィットネス系の大規模な展示会として多くの人がこれと大会を目当てに訪れる。会場としては[[ラスベガス・コンベンション・センター|ラスベガス・コンベンションセンター]](LVCC)、サンズコンベンションセンター(SCC)が大きいが、大きなホテルの中には自前で施設を持つものも少なくない

上記のボディビル世界大会ミスター・オリンピアがラスベガスで行われるようになってからは、それに準ずるコンベンションも毎年9月か10月に開催されており、単にボディビルだけでなくフィットネス系の大規模な展示会として多くの人がこれと大会を目当てに訪れる。

会場としては[[ラスベガス・コンベンション・センター|ラスベガス・コンベンションセンター]](LVCC)、サンズコンベンションセンター(SCC)が大きいが、大きなホテルの中には自前で施設を持つものも少なくない。


== スポーツ ==
== スポーツ ==
長らくラスベガスには、[[北米4大プロスポーツリーグ]]のチームは存在しなかったが、2017-2018シーズンより[[ナショナルホッケーリーグ|NHL]]に[[ベガス・ゴールデンナイツ]]が参入した<ref>{{Cite web|url=http://bylines.news.yahoo.co.jp/jirokato/20160731-00060577/|title=ラスベガスに誕生した初めてのメジャープロスポーツチームは、北米スポーツ界の未来を左右するかもしれない(加藤じろう) - 個人 - Yahoo!ニュース|work=[[加藤じろう]]|accessdate=2016-07-31}}</ref>。2020年1月22日、NFLの[[ラスベガス・レイダース|オークランド・レイダース]]がラスベガスに移転した<ref name="LVRaiders">{{cite news|author=Raiders Media Relations|title=Las Vegas Raiders - Silver and Black officially welcomed to the Silver State|url=https://www.raiders.com/news/las-vegas-raiders-silver-and-black-officially-welcomed-to-the-silver-state|publisher=NFL Enterprises, LLC|website=Raiders.com|date=January 22, 2020|accessdate=January 23, 2020}}</ref>。
長らくラスベガスには、[[北米4大プロスポーツリーグ]]のチームは存在しなかったが、2017-2018シーズンより[[ナショナルホッケーリーグ|NHL]]に[[ベガス・ゴールデンナイツ]]が参入した<ref>{{Cite web|url=http://bylines.news.yahoo.co.jp/jirokato/20160731-00060577/|title=ラスベガスに誕生した初めてのメジャープロスポーツチームは、北米スポーツ界の未来を左右するかもしれない(加藤じろう) - 個人 - Yahoo!ニュース|work=[[加藤じろう]]|accessdate=2016-07-31}}</ref>。2020年1月22日、NFLの[[ラスベガス・レイダース|オークランド・レイダース]]がラスベガスに移転した<ref name="LVRaiders">{{cite news|author=Raiders Media Relations|title=Las Vegas Raiders - Silver and Black officially welcomed to the Silver State|url=https://www.raiders.com/news/las-vegas-raiders-silver-and-black-officially-welcomed-to-the-silver-state|publisher=NFL Enterprises, LLC|website=Raiders.com|date=January 22, 2020|accessdate=January 23, 2020}}</ref>。


このほか、{{仮リンク|ラスベガス・ボールパーク|en|Las Vegas Ballpark}}を本拠地とする[[マイナーリーグ]]の[[ラスベガス・フィフティワンズ]]がある。
この他に{{仮リンク|ラスベガス・ボールパーク|en|Las Vegas Ballpark}}を本拠地とする[[マイナーリーグ]]の[[ラスベガス・フィフティワンズ]]がある。[[ボクシング]]の世界戦や、総合格闘技[[UFC]]の本拠地となっている。この他にもアメリカ版[[SASUKE]]、アメリカン・ニンジャ・ウォーリアーの決勝戦が目抜き通りにセットを設営して開催されている。

[[ボクシング]]の世界戦や、総合格闘技[[UFC]]の本拠地となっている。

この他米国版[[SASUKE]]、American Ninja Warriorの決勝戦が目抜き通りにセットを設営して行われている。


== 交通 ==
== 交通 ==
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==== マッカラン国際空港 ====
==== マッカラン国際空港 ====
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ラスベガス郊外の[[パラダイス (ネバダ州)|パラダイス]]にあり、各ホテルへのアクセスが良いこと、そして空港内の随所に[[スロットマシン]]が置かれていることでも知られている。[[アメリカン航空]][[サウスウエスト航空]][[デルタ航空]][[ユナイテッド航空]]などの大手[[航空会社]]と、[[カナダ]][[メキシコ]][[大韓民国|韓国]][[イギリス]]および[[ドイツ]]への国際線が主に使用している。
ラスベガス郊外の[[パラダイス (ネバダ州)|パラダイス]]にあり、各ホテルへのアクセスが良いこと、そして空港内の随所に[[スロットマシン]]が置かれていることでも知られている。[[アメリカン航空]][[サウスウエスト航空]][[デルタ航空]][[ユナイテッド航空]]などの大手[[航空会社]]と、[[カナダ]][[メキシコ]][[大韓民国|韓国]][[イギリス]][[ドイツ]]への国際線が主に使用している。


日本からのアクセスとしては、[[1998年]]に[[日本航空]]と[[ノースウエスト航空]]がそれぞれ[[成田国際空港]] - [[マッカラン国際空港]]間にノンストップ便の運行を開始した。しかしノースウエスト航空は[[2001年]]3月で撤退、日本航空も同年9月の[[アメリカ同時多発テロ事件|アメリカ同時多発テロ]]以降毎日運航していた本数を週3本に減便し、[[2006年]]9月限りで撤退した。
日本からのアクセスとしては、[[1998年]]に[[日本航空]]と[[ノースウエスト航空]]がそれぞれ[[成田国際空港]]から[[マッカラン国際空港]]間にノンストップ便の運行を開始した。しかしノースウエスト航空は[[2001年]]3月で撤退、日本航空も同年9月の[[アメリカ同時多発テロ事件|アメリカ同時多発テロ]]以降毎日運航していた本数を週3本に減便し、[[2006年]]9月限りで撤退した。


現在は[[ロサンゼルス国際空港]][[サンフランシスコ国際空港]]あるいは[[ポートランド国際空港]]などで国内線に乗り継いでラスベガスに入るのが一般的である他、中国韓国からはラスベガスへの直行便があるので、一旦日本から中国韓国へ行き、そこから直行便に乗り換える方法もある。
現在は[[ロサンゼルス国際空港]][[サンフランシスコ国際空港]]あるいは[[ポートランド国際空港]]などで国内線に乗り継いでラスベガスに入るのが一般的である他、中国韓国からはラスベガスへの直行便があるので、一旦日本から中国韓国へ行き、そこから直行便に乗り換える方法もある。毎年1月上旬に日本からラスベガスへの直行便があるが、期間限定かつ本数が少なく料金も割高である。

毎年1月上旬に日本からラスベガスへの直行便があるが期間限定かつ本数が少なく、料金も割高である。


==== ボルダーシティー空港 ====
==== ボルダーシティー空港 ====
ラスベガス市外にあり、[[グランド・キャニオン]]への観光飛行を行う[[シーニック航空]]が主に利用するほか、自家用機も多く利用する。
ラスベガス市外にあり、[[グランド・キャニオン]]への観光飛行を行う[[シーニック航空]]が主に利用する他に自家用機も多く利用する。


==== ノースラスベガス空港 ====
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=== 鉄道 ===
=== 鉄道 ===
鉄道の[[アムトラック]]は、[[1997年]]にラスベガス駅の旅客取扱を廃止した。
[[1997年]]に鉄道の[[アムトラック]]はラスベガス駅の旅客取を廃止した。


=== モノレール ===
=== モノレール ===
[[ラスベガスモノレール]]が[[ラスベガス・ストリップ]]の東側のホテルを結んでいる。将来マッカラン国際空港とダウンタウンまで延長される予定。
[[ラスベガスモノレール]]が[[ラスベガス・ストリップ]]の東側のホテルを結んでいる。将来マッカラン国際空港とダウンタウンまで延長される予定である


=== バス ===
=== バス ===
[[高速バス]]の[[グレイハウンド (バス)|グレイハウンド]]は、[[ロサンゼルス]]との間に14往復(所要時間6~7時間程度)が運行されているものの、ロサンゼルス側の[[バス停留所|停留所]]は比較的治安の悪い場所にある(特に夜間)。
[[高速バス]]の[[グレイハウンド (バス)|グレイハウンド]]は、[[ロサンゼルス]]との間に14往復(所要時間6~7時間程度)が運行されているものの、ロサンゼルス側の[[バス停留所|停留所]]は比較的治安の悪い場所にある(特に夜間)。なおロサンゼルスから車で5時間程度の距離にあることから、[[ロサンゼルス]]・[[サンフランシスコ]]からは[[自家用自動車|自家用車]]もしくは[[レンタカー]]で行くことも可能である

なお、ロサンゼルスから車で5時間程度の距離にあることから、ロサンゼルスや[[サンフランシスコ]]からは[[自家用自動車|自家用車]]、もしくは[[レンタカー]]で行くことも可能である。


== 姉妹都市 ==
== 姉妹都市 ==

2021年6月6日 (日) 14:03時点における版

アメリカ合衆国 > ネバダ州 > ラスベガス
ラスベガス市
City of Las Vegas
ラスベガス市内
ラスベガス市内
ラスベガス市の市旗
市旗
愛称 : The Entertainment Capital of the World
Sin City
位置
ラスベガス市の位置(ネバダ州)の位置図
ラスベガス市の位置(ネバダ州)
位置
ラスベガスの位置(アメリカ合衆国内)
ラスベガス
ラスベガス (アメリカ合衆国)
ラスベガスの位置(ネバダ州内)
ラスベガス
ラスベガス (ネバダ州)
地図
座標 : 北緯36度11分39秒 西経115度13分19秒 / 北緯36.19417度 西経115.22194度 / 36.19417; -115.22194
歴史
設立 1905年5月15日
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  ネバダ州の旗 ネバダ州
  クラーク郡
 市 ラスベガス市
市長 キャロリン・グッドマン
無所属
地理
面積  
  市域 293.6 km2 (113.4 mi2)
    陸上   293.5 km2 (113.3 mi2)
    水面   0.1 km2 (0.1 mi2)
標高 610 m (2,001 ft)
人口
人口 2010年現在)
  市域 596,424人
    人口密度   1,659.5人/km2(4,298.1人/mi2
  市街地 1,314,356人
  都市圏 1,951,269人
その他
等時帯 太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間 太平洋夏時間 (UTC-7)
公式ウェブサイト : www.lasvegasnevada.gov

ラスベガス英語: Las Vegasスペイン語: Las Vegas英語発音: [lɑːs ˈveɪɡəs]スペイン語発音: [las ˈβeɣas])は、アメリカ合衆国ネバダ州南部にある都市。同州最大の都市である。

概要

ラスベガスは東海岸ニュージャージー州アトランティックシティと並んで、カジノなどのギャンブルで有名である。また、ラスベガスを含むネバダ州法人税・個人所得税などが無い上に、他の税金も非常に税率が低いため、シティグループを始めとする大企業が進出していることでも知られる。

歴史

発見

1820年代後半にソルトレイクシティからカリフォルニアを目指すモルモン教徒によって発見された。ネバダ砂漠の中にあってこの付近は窪んだ地形となっており、オアシスとなっていた。ベガとはスペイン語で「肥沃な土地」を意味する女性名詞[1]、ベガスはその複数形である。これに女性定冠詞(複数形)を付けてラスベガスとなり、それが固有名詞となった。

ゴールドラッシュと鉄道の開通

1840年代末に現在のカリフォルニア州でが発見され、ゴールドラッシュが起こると、カリフォルニアに向かう砂漠の中の貴重な中継地点として定住する者が現れた。1905年5月15日にラスベガスが設立され、同年にユニオン・パシフィック鉄道の開通に伴って、水の便の良いラスベガスは蒸気機関車の給水地となり、現在のダウンタウンに駅が造られた。

フーバーダムの建設

金鉱ブームも去った頃、1929年株式大暴落に端を発した大恐慌が起り、さしたる産業の無いネバダ州では、税収確保のため1931年3月19日に賭博を合法化した。1931年に近郊(街の南東48キロメートル)にフーバーダムが着工され、ルーズベルト大統領のニューディール政策の時代の1936年に完成した。労働者の流入と安価な電力の供給で、街は大きく発展した。1940年代に入るとダムから得られる豊富な電力を利用して、第二次世界大戦中にはネバダ砂漠に軍事基地核実験場(ネバダ核実験場)が続々と建設され、その関係者が町に住むようになった。

「カジノの都」

ラスベガス・ストリップの南側にある「Welcome to Fabulous Las Vegas」の看板

第二次世界大戦終結後の1946年ベンジャミン・シーゲル(バグジーとして知られる)がフラミンゴホテルを建設し、カジノが収益を上げることが判ると、マフィアが続々とホテルを建設するようになり、それらのホテルは同時に集客のためにフランク・シナトラサミー・デイヴィス・ジュニアリベラーチェなどのショーを定期的に行うようになった。街の建設資金は大半をモルモン教徒が融資した。

しかし1960年代後半頃から当局の取り締まりが厳しくなるにつれてマフィアは次々とホテルの経営権を手放すようになり、合法的な不動産会社、ホテルチェーン、ハワード・ヒューズのような大富豪などがこれらのホテルやカジノの経営権を引き継いだ。

ホテルラッシュ

その後も資金融資などの形で限定的なマフィアの介入はあったが、ゲーミング・ライセンス(カジノ開設・運営の権利を定める一連の州法など)の厳格化に伴いその影響力は漸減し、1990年代にはほぼ払拭されたと考えられている。それに伴って投機ブームが起こり、より広い土地が必要となったこともあって市街は南方に大きく拡張した。そして1980年代の末頃から巨大テーマホテルブームが起こり、現在に至っている。また、この頃より各ホテルの広大な敷地を使ってのコンベンションなどが多数開かれるようになった。なお客室数ベースで世界の12大ホテルのうち11軒がラスベガス地区に存在する。ホテルが多い理由の1つとして、一定規模以上のカジノの建設は、客室数200室以上のホテルの付帯施設としてしか認可されないことが挙げられる。

新型コロナウイルスの影響

2020年に入ると全米で2019新型コロナウイルスの感染が拡大して各都市に外出禁止令が発出された。ラスベガスも影響を避けられず、同年3月15日に目抜き通りに並ぶ数々のカジノやホテルが一斉に営業を休止すると発表した。このため4月に開催予定であったNFLドラフトの一般参加イベントが中止されたほか[2]、5月に予定されていたアメリカ最大の旅行商談会IPW2020も中止された[3]

地理

ラスベガス地域周辺の典型的な砂漠

ラスベガスは北緯36度11分39秒、西経115度13分19秒(36.194168, 115.222060)[4]に位置している。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積293.6km2(113.4 mi2)である。このうち293.5km2(113.3 mi2)が陸地で0.1km2(0.1mi2)が水地域である。総面積の0.04パーセントが水地域となっている。に囲まれたネバダ砂漠の中の盆地に市街地が広がっている。北西に約105キロメートルの距離にはネバダ核実験場がある。行政的にはラスベガス市は現在ダウンタウンと呼ばれる地域一帯のみで、一般にラスベガスとして知られているのは、ラスベガス市を含むクラーク郡(ラスベガス都市圏)である。

気候

ケッペンの気候区分では砂漠気候(BWh)に属する。夏は暑く、日中の気温は40度を超えるが、湿度10パーセント以下と非常に乾燥しているのでそれほど不快ではない。一方、冬は冷え込みが強く、気温が氷点下を記録する日もある。

ラスベガス(マッカラン国際空港)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 25
(77)
31
(87)
33
(92)
37
(99)
43
(109)
47
(117)
47
(117)
47
(116)
45
(113)
39
(103)
31
(87)
26
(78)
47
(117)
平均最高気温 °C°F 14.4
(58.0)
16.9
(62.5)
21.3
(70.3)
25.7
(78.3)
31.6
(88.9)
37.1
(98.7)
40.1
(104.2)
38.9
(102.0)
34.4
(94.0)
27
(80.6)
19.1
(66.3)
13.7
(56.6)
26.7
(80.1)
平均最低気温 °C°F 4.1
(39.4)
6.3
(43.4)
9.7
(49.4)
13.4
(56.1)
18.8
(65.8)
23.7
(74.6)
27.2
(80.9)
26.3
(79.3)
21.7
(71.1)
14.7
(58.5)
8.1
(46.5)
3.7
(38.7)
14.8
(58.7)
最低気温記録 °C°F −13
(8)
−9
(16)
−7
(19)
−1
(31)
3
(38)
9
(48)
13
(56)
12
(54)
6
(43)
−3
(26)
−9
(15)
−12
(11)
−13
(8)
降水量 mm (inch) 13.7
(0.54)
19.3
(0.76)
11.2
(0.44)
3.8
(0.15)
3
(0.12)
1.8
(0.07)
10.2
(0.40)
8.4
(0.33)
6.4
(0.25)
6.9
(0.27)
9.1
(0.36)
12.7
(0.50)
106.5
(4.19)
降雪量 cm (inch) 2.3
(0.9)
0.3
(0.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0.3
(0.1)
0.3
(0.1)
3.2
(1.2)
平均降水日数 (≥0.01 in) 3.1 4.0 2.9 1.6 1.2 0.6 2.5 2.6 1.6 1.7 1.7 3.0 26.5
平均月間日照時間 244.9 248.6 313.1 345.0 387.5 402.0 390.6 368.9 336.0 303.8 246.0 235.6 3,822
出典1:NOAA(extremes 1937–present)[5]
出典2:HKO(sun only, 1961–1990)[6]

人口動勢

2000年現在の国勢調査で、この都市は人口478,434人、176,750世帯および117,538家族が暮らしている。人口密度は1,630.3/km2(4,222.5/mi2)である。649.9/km2(1,683.3/mi2)の平均的な密度に190,724軒の住宅建っている。この都市の人種的な構成は白人69.86%、アフリカン・アメリカン10.36%、先住民0.75%、アジア4.78%、太平洋諸島系0.45%、その他の人種9.75%および混血4.05%である。人口の23.61%はヒスパニックまたはラテン系である。

この都市内の住民は25.9%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が8.8%、25歳以上44歳以下が32.0%、45歳以上64歳以下が21.7%および65歳以上が11.6%にわたっている。中央値年齢は34歳である。女性100人ごとに対して男性は103.3人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は102.5人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は44,069米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は50,465米ドルである。男性は35,511米ドルに対して女性は27,554米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入は22,060米ドルである。人口の11.9%及び家族の8.6%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の15.4%及び65歳以上の8.3%は貧困線以下の生活を送っている。

観光

カジノ

ラスベガスのカジノ
ラスベガス・ストリップ
ラスベガス・ストリップの夜景

ラスベガスの主要産業はカジノであり、これが大きな観光資源となっている。ホテルのほとんどにカジノが併設されているだけでなく、空港ターミナル内にもスロットマシンが設置されており、24時間営業を行っている。それに伴って24時間営業のレストランなどもほぼ全てのホテルに存在し、「眠らない街」と呼ばれている。

テーブルゲームではブラックジャッククラップスルーレットバカラポーカーなど、マシンゲームではスロットマシン・ビデオポーカービデオキノスポーツブック(スポーツベッティング)・キノなどである。なお長い間カジノの売上世界一であったが、2006年マカオ中華人民共和国の特別行政区)に世界一の座を譲り渡した。

ホテル

ラスベガス市内は、ホテルが密集するアメリカにおけるホテルの激戦地区である。ほとんどのホテルにはカジノが併設されて宿泊料金が低く設定されてきたが、近年は脱カジノ戦略により、大きなホールやサーカス専用劇場などを併設し、部屋自体のクオリティの向上のため宿泊料金は高くなる傾向がある。

ショー

カジノの集客のため、各ホテルで様々なショーが開かれている。「ヘッドライナーショー」と呼ばれる有名歌手のコンサートは、古くはフランク・シナトラエルヴィス・プレスリーリベラーチェ、最近ではセリーヌ・ディオン2007年12月15日をもって終了)、エルトン・ジョンベット・ミドラーが定期公演を行っている。プリンスは貸切りという特殊な形で毎週末ライブを行った(2006年4月終了)。また、近年ブロードウェイでヒットしたミュージカルなども公演されており、「ノートルダム・ド・パリ」、「シカゴ」、「ブルーマングループ」、「マンマ・ミーア!」などが過去上演され、あるいは上演中である。2009年現在シルク・ドゥ・ソレイユがサーカスを発展させた新しいタイプのショーを複数並行して公演しており人気を集めている。その他アクロバットを売物にしたショー、各種のマジックショー、プロダクションショーと呼ばれるレビュー形式のショーやスタンダップコメディ(漫談)なども盛んである。ラスベガスで公演することはエンターテイナーとして一種のステイタスとみなされることが多い。

ホテル自体のアトラクション

ベラージオで行われている噴水ショー

各ホテル屋外あるいは屋内で様々なアトラクションが行われている。有料のアトラクションについては、以前は集客のため安価に設定されることが多かったが、近年客層の変化(ギャンブルをしない客の増加)のためか料金が高騰する傾向にある。その一方で、ベラージオホテルの噴水ショー、ミラージュホテルの火山のアトラクション、トレジャー・アイランドの『サイレンズオブT.I.』など無料で観覧できる上質なアトラクションも数多く存在する。その他にもラスベガス・ヒルトンの『スタートレック・ジ・エクスペリエンス』(2008年9月に終了)などのような有料のアトラクションも多い。

また、格闘技系スポーツイベントも頻繁に行われ、ボクシングの世界タイトルマッチ総合格闘技UFCは特に人気で、10,000人規模の観客を集める。2005年10月には大相撲の公演が行われたこともある[7][8]1999年からはボディビルの世界大会ミスター・オリンピアが毎年ここで行われ、単にボディビルだけでなく多くの格闘(総合格闘技など)・フィットネスなどの広いジャンルの客層を呼び込んでいる。下記コンベンションも参照。

結婚式

ラスベガスの結婚式場の1つ。24時間営業のドライブスルー挙式窓口がある

ラスベガスには結婚式場あるいは結婚式のみを行うための教会が数多く存在し(中にはドライブスルー式や24時間営業のところもある)、この街はウェディング・キャピタル・オブ・ザ・ワールドを標榜している。要因として、ネバダ州婚姻離婚の手続きが容易なことが挙げられ、アメリカの他の州の多くで求められる血液検査・婚姻許可前の再考期間も無い。ただし本人であることと年齢を証明するため、政府機関発行の写真付き身分証明書(運転免許証・パスポート・軍のIDカードなど)が必要である[1]。また、ネバダ州では同性結婚は認められておらず、男女とも18歳以上でなければ結婚できない[9]

近郊への観光

近郊ではフーバーダム及びそのダム湖であるミード湖の観光が盛んである。レッドロック・キャニオン、デスバレーも近い。また、近郊といっても500キロメートル余り離れているが、グランド・キャニオンモニュメント・バレーザイオン国立公園ブラック・キャニオンパウエル湖などへはラスベガスからのツアーで行くことが一般的である。さらに、ヨセミテ国立公園へのツアーなども存在する。

コンベンション

近年コンベンション(大規模展示会見本市)の誘致が盛んであり、毎月のように数万人規模のものがスケジュールされている。中でも、通常閑散期となる6月、11月頃は特に大規模なコンベンションがほぼ週末毎に開かれる。コンベンションの主催者にとって、参加者数をいかに増やすかが課題であり、コンベンション以外にも娯楽の多いラスベガスは、参加者にとって、ひいてはコンベンション主催者にとって魅力的な開催地となっていることがその背景にある。上記のボディビル世界大会ミスター・オリンピアがラスベガスで行われるようになってからは、それに準ずるコンベンションも毎年9月か10月に開催されており、単にボディビルだけでなくフィットネス系の大規模な展示会として多くの人がこれと大会を目当てに訪れる。会場としてはラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)、サンズコンベンションセンター(SCC)が大きいが、大きなホテルの中には自前で施設を持つものも少なくない。

スポーツ

長らくラスベガスには、北米4大プロスポーツリーグのチームは存在しなかったが、2017-2018シーズンよりNHLベガス・ゴールデンナイツが参入した[10]。2020年1月22日、NFLのオークランド・レイダースがラスベガスに移転した[11]

この他にラスベガス・ボールパーク英語版を本拠地とするマイナーリーグラスベガス・フィフティワンズがある。ボクシングの世界戦や、総合格闘技UFCの本拠地となっている。この他にもアメリカ版SASUKE、アメリカン・ニンジャ・ウォーリアーの決勝戦が目抜き通りにセットを設営して開催されている。

交通

マッカラン国際空港。後方に見えるのはラスベガス・ストリップのカジノとホテル群(2013年撮影)

主な空港

マッカラン国際空港

ラスベガス郊外のパラダイスにあり、各ホテルへのアクセスが良いこと、そして空港内の随所にスロットマシンが置かれていることでも知られている。アメリカン航空サウスウエスト航空デルタ航空ユナイテッド航空などの大手航空会社と、カナダメキシコ韓国イギリスドイツへの国際線が主に使用している。

日本からのアクセスとしては、1998年日本航空ノースウエスト航空がそれぞれ成田国際空港からマッカラン国際空港間にノンストップ便の運行を開始した。しかしノースウエスト航空は2001年3月で撤退し、日本航空も同年9月のアメリカ同時多発テロ以降毎日運航していた本数を週3本に減便し、2006年9月限りで撤退した。

現在はロサンゼルス国際空港サンフランシスコ国際空港あるいはポートランド国際空港などで国内線に乗り継いでラスベガスに入るのが一般的である他、中国・韓国からはラスベガスへの直行便があるので、一旦日本から中国・韓国へ行き、そこから直行便に乗り換える方法もある。毎年1月上旬に日本からラスベガスへの直行便があるが、期間限定かつ本数が少なく料金も割高である。

ボルダーシティー空港

ラスベガス市外にあり、グランド・キャニオンへの観光飛行を行うシーニック航空が主に利用する他に自家用機も多く利用する。

ノースラスベガス空港

ラスベガス市内より車で15分ほど北へ行ったところにある。ビジョン航空が1日数本グランド・キャニオンへのツアーを催行しており、その他多くの自家用機が発着している。

鉄道

1997年に鉄道のアムトラックはラスベガス駅の旅客取り扱いを廃止した。

モノレール

ラスベガスモノレールラスベガス・ストリップの東側のホテルを結んでいる。将来マッカラン国際空港とダウンタウンまで延長される予定である。

バス

高速バスグレイハウンドは、ロサンゼルスとの間に14往復(所要時間6~7時間程度)が運行されているものの、ロサンゼルス側の停留所は比較的治安の悪い場所にある(特に夜間)。なおロサンゼルスから車で5時間程度の距離にあることから、ロサンゼルスサンフランシスコからは自家用車もしくはレンタカーで行くことも可能である。

姉妹都市

脚注

  1. ^ a b 研究社『プエルタ新スペイン語辞典』による。
  2. ^ NFLドラフトは予定通り開催、一般向けイベントは中止”. AFP (2020年3月17日). 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ 新型コロナで米国最大の旅行商談会「IPW2020」も中止に、来年はシカゴで開催予定”. トラベルボイス (2020年4月17日). 2020年4月18日閲覧。
  4. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  5. ^ NowData – NOAA Online Weather Data”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2013年7月1日閲覧。
  6. ^ Climatological Normals of Las Vegas”. Hong Kong Observatory. 2010年5月6日閲覧。
  7. ^ 過去の展示 - 平成17年 - 日本相撲協会 2020年9月14日閲覧
  8. ^ 大相撲ラスベガス公演2005 ~ラスベガス市制100周年記念~ 開催を発表 - 博報堂DYグループ 2020年9月14日閲覧
  9. ^ Marriage Licenses”. ネバダ州クラーク郡 (ネバダ州). 2013年1月24日閲覧。
  10. ^ ラスベガスに誕生した初めてのメジャープロスポーツチームは、北米スポーツ界の未来を左右するかもしれない(加藤じろう) - 個人 - Yahoo!ニュース”. 加藤じろう. 2016年7月31日閲覧。
  11. ^ Raiders Media Relations (2020年1月22日). “Las Vegas Raiders - Silver and Black officially welcomed to the Silver State”. NFL Enterprises, LLC. https://www.raiders.com/news/las-vegas-raiders-silver-and-black-officially-welcomed-to-the-silver-state 2020年1月23日閲覧。 

関連書

  • 『ラスベガス』ロバート・ヴェンチューリ鹿島出版会、1978年
  • 『ラスヴェガス物語―「マフィアの街」から「究極のリゾート」へ 』谷岡一郎、PHP研究所 (1999/07)
  • 『ラスベガスの挑戦―年間3百億ドルを稼ぎ出す眩惑都市の光と影』井崎義治 英治出版 (2001/11/1)
  • 『ラスベガスを創った男たち』烏賀陽正弘、論創社 (2016/07)

関連項目

外部リンク

公式
観光