コンテンツにスキップ

「テミスの求刑」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
182行目: 182行目:
[[Category:2015年のテレビドラマ]]
[[Category:2015年のテレビドラマ]]
[[Category:冤罪を題材としたテレビドラマ]]
[[Category:冤罪を題材としたテレビドラマ]]
[[Category:小説を原作とするテレビドラマ]]
[[Category:静岡県を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:静岡県を舞台としたテレビドラマ]]
[[Category:法務関係者を主人公とした作品]]
[[Category:法務関係者を主人公とした作品]]
[[Category:日本の小説を原作とするテレビドラマ]]

2021年6月9日 (水) 04:23時点における版

テミスの求刑
著者 大門剛明
発行日 2014年8月25日
発行元 中央公論新社
ジャンル 推理小説ミステリ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 320
公式サイト www.chuko.co.jp
コード ISBN 978-4-04-873959-7
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

テミスの求刑』(テミスのきゅうけい)は、大門剛明推理小説2014年8月25日中央公論新社から単行本が発刊された。

実父の殺害事件が冤罪疑惑に巻き込まれてしまった真相に、主人公が立ち向かっていくリーガルサスペンス小説。

2015年に、WOWOW連続ドラマW仲里依紗主演でテレビドラマ化された。

あらすじ

平川星利菜は静岡地方検察庁に勤務する検察事務官

亀山交番に勤務する星利菜の父平川章造は、3年前に何者かにより撲殺された。澤登健太郎が容疑者として逮捕され、犯行を自供した。澤登は有罪判決を受けて投獄されたが、自分は冤罪だと訴えたまま獄中で自殺してしまう。

その数日後、検事室に星利菜の上司である田島亮二が人殺しだという電話がかかってきた。ほどなくして、独自の調査で真犯人を突き止めていた澤登の担当弁護士黒宮が遺体で発見される。現場の防犯カメラには、血まみれのナイフを握り、返り血を浴びた田島の姿が映っていた。田島は犯人として逮捕される。

田島は無罪を主張。しかし、なぜ血まみれのナイフを持って監視カメラに映っていたのかという問いには黙秘を続けていた。

星利菜は父の殺害事件について再度調べ始めるが、父の捜査ノートと黒宮の手帳から牧原智也という人物が浮かび上がる。星利菜は話を聞くために牧原の自宅に会いに行くが、一方的に断られてしまったため、星利菜は連絡先を残して帰った。

ある日突然牧原から連絡があり、知っていることをすべて話すと言われ、静岡駅で待ち合わせることになったが、星利菜が待ち合わせ場所に向かうと、そこには牧原の遺体があった。

すべての事件をもう一度振り返った星利菜の脳裏に、ある人物が浮かび上がる。星利菜は真相の解明に動き始めた。

登場人物

平川 星利菜
検事志望で司法試験を受けたこともある若手検察立会事務官。3年前に警官だった父親を殺害された過去を持つ。父親の事件の担当検事の田島亮二を尊敬し、彼に仕える。
田島 亮二
被疑者を自白に追い込むのを得意とする“割り屋”の異名をとる、検察庁きってのエース。犯罪者を野放しにすることを決して許さない。星利菜の父の殺害事件でも担当検事として澤登健太郎から自白を引き出したが、冤罪だった可能性が浮上。真犯人を追及していた沢登の担当弁護士の黒宮が殺害され、警察に追われる身となる
滝川 要
田島の後任として東京地検から呼び寄せられた敏腕検事。一癖ある人物だが、田島が認めていたほど検事としての腕は一流。星利菜を立会事務官とし、田島が容疑者となる弁護士殺しの担当を引き受ける。
黒宮 和彦
星利菜の父の殺害事件で被告の澤登健太郎の弁護を担当。沢登の無実を証明するため、真犯人を追及するも殺害される。
水谷 康介
星利菜の父である章造と仕事をともにしていた所轄の地域課巡査部長。
深町 代言
凄腕の弁護士。田島が罪に問われることがあれば弁護したいと自ら申し出る。
澤登 健太郎
星利菜の父を殺害した容疑で逮捕された。星利菜の父に車上荒らしの疑いで事情聴取をされていた人物であった
澤登 栄太郎
服役中に無実を訴えて自殺した澤登健太郎の父。息子の無実を信じている

書籍情報

テレビドラマ

テミスの求刑
ジャンル テレビドラマ
原作 大門剛明『テミスの求刑』
脚本 久松真一
香坂隆史
監督 権野元
出演者 仲里依紗
杉本哲太
高岡奏輔
袴田吉彦
遠藤雄弥
東根作寿英
音月桂
螢雪次朗
大鷹明良
モロ師岡
佐藤二朗
世良公則
岸谷五朗
製作
プロデュース 青木泰憲
制作 WOWOW
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2015年5月10日 - 5月31日
放送時間日曜日 22:00 - 22:54
放送枠ドラマW
放送分54分
回数全4
公式サイト
テンプレートを表示

2015年5月10日から5月31日まで、WOWOW連続ドラマW」の日曜オリジナルドラマで放送された。全4回。

“冤罪の償い”をテーマとした社会派ドラマかつ2つの殺人事件を追うリーガルサスペンス作品[1]静岡県裾野市ではエキストラ300人を動員した大規模なアクションシーンが撮影された[2]

2015年12月にDVD化された[3]

キャスト

検察庁
  • 平川星利菜(静岡地方検察庁検察立会事務官) - 仲里依紗[4]
  • 田島亮二(静岡地方検察庁三席検事) - 岸谷五朗[5]
  • 滝川要(検事、田島の後任として東京から赴任) - 杉本哲太
  • 宇佐美亮輔(静岡地方検察庁次席検事) - モロ師岡
  • 久我俊之(静岡地方検察庁検事正) - 大鷹明良
  • 鴻池彩華(静岡地方検察庁事務官、平川星利菜の先輩) - 音月桂
平川家
  • 平川章造(平川星利菜の父、元警察官、何者かによって殺害された) - 螢雪次朗
  • 平川穂乃果(平川星利菜の妹) - 堀田真由[6]
静岡県警
  • 水谷康介(静岡県警地域課巡査部長、平川章造の元同僚) - 高岡奏輔
  • 村上颯太(静岡県警刑事、黒宮殺害事件の捜査にあたる) - 東根作寿英
澤登家
  • 澤登健太郎(平川章造殺害容疑で有罪判決を受けるが、獄中で冤罪を主張したまま自殺) - 山根和馬
  • 澤登栄太郎(澤登健太郎の父) - 世良公則(特別出演)
  • 澤登栄太郎の妻(澤登健太郎の母) - 赤間麻里子
その他
  • 牧原智也(かつて平川章造に自主を勧められていた) - 遠藤雄弥
  • 黒宮和彦(弁護士、田島の司法修習時の同期、澤登健太郎を弁護する) - 佐藤二朗
  • 深町代言(弁護士、田島亮二を弁護する) - 袴田吉彦

スタッフ

放送日程

放送回 放送日 サブタイトル
第1話 5月10日
第2話 5月17日
第3話 5月24日
第4話 5月31日
WOWOW 日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW
前番組 番組名 次番組
スケープゴート
(2015.4.12 - 5.3)
テミスの求刑
(2015.5.10 - 5.31)
予告犯 -THE PAIN-
(2015.6.7 - 7.5)

脚注

  1. ^ イントロダクション|連続ドラマW テミスの求刑|WOWOWオンライン”. WOWOW. 2018年5月31日閲覧。 ““冤罪をどう償うのか”という現代社会に課せられたテーマを扱う社会派ドラマであると同時に、2つの殺人事件の真実を追う法廷ミステリーでもあり、リーガルサスペンスの新機軸を打ち立てた。”
  2. ^ 仲里依紗、本格リーガルサスペンス「テミスの求刑」主演に!「“鉄の女”って感じ」”. cinemacafe.net (2015年5月1日). 2015年5月4日閲覧。
  3. ^ 連続ドラマW テミスの求刑”. TC Entertainment,Inc.. TCエンターテイメント. 2015年12月1日閲覧。
  4. ^ “仲里依紗:主演ドラマで検察事務官役 初の社会派ドラマに「すごくワクワク」”. MANTANWEB. (2015年3月18日). http://mantan-web.jp/2015/03/18/20150317dog00m200090000c.html 2015年5月4日閲覧。 
  5. ^ 仲里依紗が岸谷五朗の印象「クルクルーでポンポーン」”. Smartザテレビジョン (2015年5月1日). 2015年5月4日閲覧。
  6. ^ 新星・堀田真由、仲里依紗の妹役で女優デビュー!”. 映画.com (2015年5月4日). 2015年5月4日閲覧。
  7. ^ WOWOW「テミスの求刑」”. アズバーズ (2015年5月8日). 2016年1月10日閲覧。

外部リンク