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「ブルース」の版間の差分

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*旋律に独特の節回しがある。
*旋律に独特の節回しがある。
:一般にブルーノートスケールと呼ばれている音階(モードで言えばドリアンモード)を基本に
:一般に[[ブルーノートスケール]]と呼ばれている音階を基本に
:テンションコードを随所にちりばめて即興的に演奏される。
:テンションコードを随所にちりばめて即興的に演奏される。
:特にクオーターと呼ばれる1/4音上げはブルース独特の「音」であり
:特にクオーターと呼ばれる1/4音上げはブルース独特の「音」であり

2004年10月4日 (月) 18:48時点における版

ブルース

  1. 19世紀後半に米国南部で黒人音楽カントリーが融合してできた音楽。その派生としてシカゴブルースホワイトブルースなどがある。
  2. サッカー日本代表チームの事。アズーリセレソンを見よ。



ここでは1について述べる。

音楽の特徴

  • 12小節を一つの単位(コーラス)として繰り返される。
  • 1コーラスは4小節毎に3つに分けることができる。
A(12小節) = a(4小節) + a'(4小節) + b(4小節)
  • 歌詞は4小節内に一行、1コーラスで3行詞となる。
a = 一行詞
a' = aの繰り返し
b = 結尾
  • コード進行も4小節毎の3部構成に分けられる。
a = 主和音を強調
a' = 下属和音から主和音へ解決
b = 属和音から主和音へ解決
ごく基本的な3つの和音で構成されていることから演奏者は
ブルースをスリーコードと呼ぶことがある。
  • 旋律に独特の節回しがある。
一般にブルーノートスケールと呼ばれている音階を基本に
テンションコードを随所にちりばめて即興的に演奏される。
特にクオーターと呼ばれる1/4音上げはブルース独特の「音」であり
カントリーやジャズには基本的にみられない「音」である。
(ギターでは、「クオーター・チョーキング」=1/4度上げ、が可能だが、ピアノでは不可能のため、例えば、
3度の音の場合は、長短の二つの鍵盤をトリルするなどのテクニックを用いる。)
  • シャッフルと呼ばれるリズムパターンがある。
単純な3連符ではなく独特な後拍の強調がある。
4/4拍子の2拍目を休符にした感じである。

代表的なブルースマン

ブルースに影響を受けた、ロック世代ギタリスト


彼らの多くは、ブルースに強く影響を受け、ブルースのテクニックや音階やトーンを演奏に用い、ブルースベースのロック、もしくは、ブルースを実際に演奏しているギタリストである。