コンテンツにスキップ

「鰺ヶ沢町」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
202行目: 202行目:
{{独自研究|section=1|date=2021年7月}}
{{独自研究|section=1|date=2021年7月}}
* 異彩の[[漫画家]]、[[つげ義春]]の映画化もされた作品『[[リアリズムの宿]]』の舞台であり、当時の鰺ヶ沢の様子がリアルに描かれている。{{要出典範囲|作中で、「鰺ヶ沢は漁港の町でやたら床屋が多い」と書かれており、事実その通りである。|date=2021年7月}}実在の地名を使いながら、筋は作者の創作であり、作中に登場する「エビス屋」という旅館も実在しない。
* 異彩の[[漫画家]]、[[つげ義春]]の映画化もされた作品『[[リアリズムの宿]]』の舞台であり、当時の鰺ヶ沢の様子がリアルに描かれている。{{要出典範囲|作中で、「鰺ヶ沢は漁港の町でやたら床屋が多い」と書かれており、事実その通りである。|date=2021年7月}}実在の地名を使いながら、筋は作者の創作であり、作中に登場する「エビス屋」という旅館も実在しない。
* [[土田世紀]]が[[1991年]](平成3年)から[[1993年]](平成5年)まで『[[ビッグコミックスピリッツ]]』誌上で連載した漫画『[[俺節]]』の主人公が、鰺ヶ沢町から上京した青年という設定。主人公の故郷として鰺ヶ沢が何度か登場。とくに最終回の鰺沢駅などは当時の実際の風景そのままである。主人公の訛り([[津軽弁]])は、当時の若年者にしてはかなり古め・キツめに描かれている(主人公は年老いた祖母の手ひとつで育てられたという設定)。
* [[土田世紀]]が[[1991年]](平成3年)から[[1993年]](平成5年)まで『[[ビッグコミックスピリッツ]]』誌上で連載した漫画『[[俺節]]』の主人公が、鰺ヶ沢町から上京した青年という設定。主人公の故郷として鰺ヶ沢が何度か登場。とくに最終回の鰺沢駅などは当時の実際の風景そのままである。主人公の訛り([[津軽弁]])は、当時の若年者にしてはかなり古め・キツめに描かれている(主人公は年老いた祖母の手ひとつで育てられたという設定)。
* [[世にも奇妙な物語]]第2シリーズ『言葉のない部屋』([[1992年]](平成4年)[[7月2日]]、フジテレビ)で[[木村拓哉]]演じる主人公が鰺ヶ沢出身である。作品内で[[津軽弁]]も披露している。上京して自動車工場で働く青年を演じている。脚本:[[扇澤延男]]、監督・演出:[[小川定孝]]。
* [[世にも奇妙な物語]]第2シリーズ『言葉のない部屋』([[1992年]](平成4年)[[7月2日]]、フジテレビ)で[[木村拓哉]]演じる主人公が鰺ヶ沢出身である。作品内で[[津軽弁]]も披露している。上京して自動車工場で働く青年を演じている。脚本:[[扇澤延男]]、監督・演出:[[小川定孝]]。
* 数々のジブリ作品の背景美術を手掛けるアニメーション美術監督・挿絵画家の[[男鹿和雄]]が[[1997年]](平成9年)公開映画の『[[もののけ姫]]』の主人公・アシタカが住むエミシの村を描くために[[1995年]](平成7年)に[[白神山地]]の取材に訪れた。鰺ヶ沢町、[[津軽峠]]、[[天狗峠]]、[[一ツ森町]]などを歩き回り、写真を撮り、絵を描を、その時のイメージを作品にちりばめている。
* 数々のジブリ作品の背景美術を手掛けるアニメーション美術監督・挿絵画家の[[男鹿和雄]]が[[1997年]](平成9年)公開映画の『[[もののけ姫]]』の主人公・アシタカが住むエミシの村を描くために[[1995年]](平成7年)に[[白神山地]]の取材に訪れた。鰺ヶ沢町、[[津軽峠]]、[[天狗峠]]、[[一ツ森町]]などを歩き回り、写真を撮り、絵を描を、その時のイメージを作品にちりばめている。

2021年11月22日 (月) 12:52時点における版

あじがさわまち ウィキデータを編集
鰺ヶ沢町
イカのカーテン
地図
町庁舎の位置
鰺ヶ沢町旗 鰺ヶ沢町章
1977年5月10日制定[1]
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 青森県
西津軽郡
市町村コード 02321-3
法人番号 8000020023213 ウィキデータを編集
面積 343.08km2
総人口 8,153[編集]
推計人口、2024年6月1日)
人口密度 23.8人/km2
隣接自治体 弘前市つがる市西津軽郡深浦町中津軽郡西目屋村
秋田県山本郡八峰町藤里町
町の木 ケヤキ
町の花 ハマナス
町の鳥 ウグイス
鰺ヶ沢町役場
町長 平田衛
所在地 038-2792
青森県青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字舞戸町字鳴戸321番地
北緯40度46分47.7秒 東経140度12分31.2秒 / 北緯40.779917度 東経140.208667度 / 40.779917; 140.208667座標: 北緯40度46分47.7秒 東経140度12分31.2秒 / 北緯40.779917度 東経140.208667度 / 40.779917; 140.208667
鰺ヶ沢町役場庁舎(2021年(令和3年)7月)
外部リンク 公式ウェブサイト

鰺ヶ沢町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

鰺ヶ沢町(あじがさわまち)は、青森県西部に位置する、日本海に面した西津軽郡[2]である。

地理

鰺ヶ沢町中心部周辺の空中写真。1975年撮影の5枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

総面積は343.08平方キロメートル。東西が最大22キロメートルなのに対して、南北は40キロメートルと長い[2]。北は日本海に面し、南は白神山地で秋田県と県境を接する[3]

隣接している自治体

歴史

行政

  • 町長 :平田衛(2017年平成29年)12月27日 - )[4][5]
  • 町議会 : 定数12人(現在の議員の任期は2020年まで)

歴代町長

特記なき場合『鰺ヶ沢町データブック2021』による[6]

氏名 就任 退任 備考
旧鰺ヶ沢町長(官選)
不詳
旧鰺ヶ沢町長(公選)
不詳
鰺ヶ沢町長(公選)
1 山谷辰夫 昭和30年5月10日 昭和38年5月9日
2 中村清次郎 昭和38年5月10日 昭和50年5月9日
3 齋藤禮次郎 昭和50年5月10日 平成11年5月9日
4 長谷川兼己 平成11年5月10日 平成21年11月19日
5 東條昭彦 平成21年12月27日 平成29年12月26日
6 平田衛 平成29年12月27日 現職

産業

漁業

郵便

直営郵便局

  • 鰺ケ沢郵便局〔集配局〕(84003)
  • 舞戸郵便局(84078)
  • 津軽中村郵便局(84117)
  • 赤石郵便局(84124)
  • 南金沢郵便局(84168)
  • 鳴沢郵便局(84216)
  • 長平簡易郵便局(84715)
  • 建石簡易郵便局(84735)
  • 芦萢簡易郵便局(84736)
  • 種里簡易郵便局(84771)

提携都市

国外

地域

人口

平成27年(2015年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、11.56%減の10,126人であり、増減率は県下40市町村中32位。

鰺ヶ沢町と全国の年齢別人口分布(2005年) 鰺ヶ沢町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 鰺ヶ沢町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
鰺ヶ沢町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 18,439人
1975年(昭和50年) 18,086人
1980年(昭和55年) 17,402人
1985年(昭和60年) 16,381人
1990年(平成2年) 14,899人
1995年(平成7年) 14,077人
2000年(平成12年) 13,551人
2005年(平成17年) 12,662人
2010年(平成22年) 11,449人
2015年(平成27年) 10,126人
2020年(令和2年) 9,044人
総務省統計局 国勢調査より


教育

保育所・認定こども園

  • 鰺ヶ沢こども園(幼保連携型認定こども園、公立)
  • 舞戸保育所(幼保連携型認定こども園)
  • たていし愛児園(保育所型認定こども園)
  • 中村保育所(保育所型認定こども園)
  • みなみ保育園(認可保育所)

小学校

中学校

高等学校

警察

青森県警察

消防

交通

鉄道

バス

道路

国道

県道

主要地方道
一般県道

農道

港湾

  • 津軽港(七里長浜港より改称)[8]

名所・旧跡・観光スポット

弘前市から一番近い(車で30分程度)海水浴場であり、施設や駐車場も整備されているため、夏場は学生や若者、家族連れで賑わう。

出身有名人

鰺ヶ沢町と作品

  • 異彩の漫画家つげ義春の映画化もされた作品『リアリズムの宿』の舞台であり、当時の鰺ヶ沢の様子がリアルに描かれている。作中で、「鰺ヶ沢は漁港の町でやたら床屋が多い」と書かれており、事実その通りである。[要出典]実在の地名を使いながら、筋は作者の創作であり、作中に登場する「エビス屋」という旅館も実在しない。
  • 土田世紀1991年(平成3年)から1993年(平成5年)まで『ビッグコミックスピリッツ』誌上で連載した漫画『俺節』の主人公が、鰺ヶ沢町から上京した青年という設定。主人公の故郷として鰺ヶ沢が何度か登場。とくに最終回の鰺ケ沢駅などは当時の実際の風景そのままである。主人公の訛り(津軽弁)は、当時の若年者にしてはかなり古め・キツめに描かれている(主人公は年老いた祖母の手ひとつで育てられたという設定)。
  • 世にも奇妙な物語第2シリーズ『言葉のない部屋』(1992年(平成4年)7月2日、フジテレビ)で木村拓哉演じる主人公が鰺ヶ沢出身である。作品内で津軽弁も披露している。上京して自動車工場で働く青年を演じている。脚本:扇澤延男、監督・演出:小川定孝
  • 数々のジブリ作品の背景美術を手掛けるアニメーション美術監督・挿絵画家の男鹿和雄1997年(平成9年)公開映画の『もののけ姫』の主人公・アシタカが住むエミシの村を描くために1995年(平成7年)に白神山地の取材に訪れた。鰺ヶ沢町、津軽峠天狗峠一ツ森町などを歩き回り、写真を撮り、絵を描を、その時のイメージを作品にちりばめている。
  • 1971年昭和46年)には映画『男はつらいよ 奮闘篇』のロケ地となった。

二人町長問題

1971年昭和46年)4月の鰺ヶ沢町長選挙において、現職である中村清次郎候補と新人の鈴木泰治候補、菊谷三郎候補で争われ、中村候補が当選し、当選証書が発行された。そして、中村候補の票に筆跡の似た投票用紙が500枚近く存在したという鈴木陣営からの選挙管理委員会への申し立てが行われた。この告発を受けて町選管は票の再点検を行い500票以上の同一筆跡票が存在したと認め、中村候補の落選を決定した。しかし、選管の事務局長が判定方法に疑問が残るということや法律上これだけではすぐ中村の当選無効の決定を出せないとして鈴木候補を当選とする告示を拒否したが、選挙管理委員長は独断で鈴木候補に当選証書を発行した。その結果、中村候補、鈴木候補の2名に当選証書が発行されることとなり、中村陣営は公文書偽造であるとして選管委員長を告発するなどどちらも正当性を主張し、結果、任期初日に2陣営がそれぞれ登庁を試みることとなった。(鈴木陣営側は混乱を避けるためとし、本人ではなく代理人が登庁)

この事態に対し、裁判所は鈴木に町長としての登庁を禁止する仮処分を出し、警察は鈴木の当選証書は正規の手続を経ておらず法的な効力がないとして、鈴木が登庁して問題を引き起こした場合は業務妨害罪などを適用して逮捕すると発表した。後に警察が無効票とされた票を調査したところ同一筆跡票がなかったことが判明、県警は根拠なく無効票と取り扱ったとして町選管を捜査し、選挙管理委員長が鈴木陣営を勝たせるために不正をしたと自供、委員長と委員数名、鈴木陣営の町議や運動員が逮捕され、8名が実刑判決を受ける事態となった。

この背景には、町役場が自治体内最大の「企業」であり、町民の生活に町役場の恩恵が大きな役割を果たしていたことがあると指摘されている[9]

津軽地方の政争の激しさについては「津軽選挙」も参照。

関連項目

脚注

  1. ^ 鯵ヶ沢町の町章及び町旗
  2. ^ a b c 鰺ヶ沢町の概要”. 鰺ヶ沢町. 2020年1月17日閲覧。
  3. ^ 世界遺産白神山地青森県鰺ヶ沢町観光ポータルサイト「あじ行く?」(2020年1月17日閲覧)
  4. ^ “鯵ケ沢町長に平田氏 現職らを大差で破る”. Web東奥. (2017年12月3日). http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20171203031165.asp 2018年5月18日閲覧。 
  5. ^ 町長プロフィール”. 鰺ヶ沢町 (2017年12月27日). 2018年5月18日閲覧。
  6. ^ 鰺ヶ沢町データブック2021”. 鰺ヶ沢町. 2021年9月17日閲覧。
  7. ^ 鰺ヶ沢町コミュニティバス「あじバス」 鰺ヶ沢町ホームページ(2020年1月17日閲覧)
  8. ^ 津軽港ホームページ(2020年1月17日閲覧)に、「津軽への観光誘致・津軽の農林水産物の物流拠点」として、さらなる経済産業の振興と地域発展を目指し七里長浜港から『津軽港』へ!とある。
  9. ^ 青森のとある町で町長が2人誕生?!任期初日に2人が登庁すると言い出した結果、町はどうなった?選挙ドットコム(2018年9月10日)2020年1月17日閲覧
  10. ^ 『広報あじがさわ』2016年8月号 P.16。2019年8月6日閲覧

外部リンク