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2021年12月6日 (月) 13:45時点における版
シージャック(Seajack)とは、運航中の船舶を武力で乗っ取る行為[1]。狭義では、積荷の略奪が目的である海賊行為とは区別される。「海」(sea)と「ハイジャック」(hijack)から合成されたカバン語である[2]。
シージャックの目的
シージャックの目的はハイジャック同様、亡命や政治的目的によるテロリズムなど目的意識の明確なもの、あるいは精神的錯乱、心理状態の異常といったものなど、様々である。日本では亡命目的もしくは政治目的で船を乗っ取った例は無く、またハイジャック事件もしくはバスジャックに比べ、現実的に船の乗っ取り自体が困難であるため、実例が少ない。
日本での主なシージャック事件
1970年5月12日:広島発今治行きの定期旅客船「ぷりんす号」が警察から追跡されていた男性(当時20歳)にシージャックされたが、一時愛媛県の松山観光港に逃走したのち翌日に広島に戻り、そこで犯人は射殺された(瀬戸内シージャック事件)。
出典
関連項目
- 船舶警報通報装置(SSAS)
- ハイジャック
- バスジャック
- アキレ・ラウロ号事件
- サンタマリア号乗っ取り事件
- マースク・アラバマ号乗っ取り事件 - 2009年、ソマリア沖の海賊によって占拠された誘拐身代金事件。後に映画「キャプテン・フィリップス」として公開された。
- IZUMI (船) - 2010年10月ソマリア沖の海賊によって占拠された事件。
- 関連映像作品