「FLOWERS for ALGERNON」の版間の差分
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*LOUISIANA COMPANY - プロデューサー |
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*おおびなたかおる - クリエイティブ・ディレクター |
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* 20th Anniversary TOUR 2008 JUST MOVIN' ON -MORAL〜PRESENT- Special Live at the BUDOKAN |
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* KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED-FINAL DESTINATION DAY-02 |
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== リリース履歴 == |
== リリース履歴 == |
2022年2月1日 (火) 09:08時点における版
『FLOWERS for ALGERNON』 | |||||
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氷室京介 の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 |
オーシャン・ウェイ・レコーディング フリーダムスタジオ スカイスタジオ | ||||
ジャンル |
ロック ビートロック | ||||
時間 | |||||
レーベル | 東芝EMI/イーストワールド | ||||
プロデュース |
吉田建 氷室京介 ヒロ鈴木 | ||||
チャート最高順位 | |||||
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ゴールドディスク | |||||
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氷室京介 アルバム 年表 | |||||
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EANコード | |||||
EAN一覧
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氷室京介関連のアルバム 年表 | |||||
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『FLOWERS for ALGERNON』収録のシングル | |||||
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『FLOWERS for ALGERNON』(フラワーズ・フォー・アルジャーノン)は、日本のシンガーソングライターである氷室京介の1枚目のアルバム。
1988年9月1日に東芝EMIのイーストワールドレーベルからリリースされた。BOØWY解散後に初めてリリースされた氷室のファースト・アルバムであり、BOØWYのラストアルバムとなった『PSYCHOPATH』(1987年)よりおよそ1年ぶりにリリースされた。作詞は氷室の他に松井五郎、泉谷しげるが担当し、作曲は氷室および吉田建が担当、プロデュースは吉田および氷室、ヒロ鈴木が担当している。
レコーディングは一部アメリカ合衆国にて行われ、現地のギタリストであるチャーリー・セクストンが参加している。アルバムタイトルは氷室が同アルバム制作にあたって強い影響を受けたダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』(1959年)の原題をそのまま使用している。先行シングル「ANGEL」を収録している他、リカットシングルとして「DEAR ALGERNON」がリリースされた。オリコンチャートでは最高位1位を獲得し、『第30回日本レコード大賞』にてアルバム大賞を受賞した。
背景
1988年4月4日、4月5日の東京ドーム2日間連続公演「LAST GIGS」を以って氷室が所属していたBOØWYは解散し6年間の活動に終止符を打った[1]。解散はすでに決定事項であり「LAST GIGS」の半年前には決定していた[1]。当時ブリティッシュ・ロックを愛聴していた氷室は、解散決定後から解散に至るまでの半年間の内3か月間をロンドンにて過ごす事となった[1]。ディレクターの子安次郎によれば、1987年の夏にはバンド解散およびメンバーがそれぞれソロ活動を行う事が決定していたが、具体的な活動に関しては1988年に入ってから開始された[2]。
BOØWY解散からおよそ3か月後の7月21日に氷室はファースト・シングル「ANGEL」(1988年)をリリースしてBOØWYメンバーの誰よりも早くソロデビューを果たす事となった[1]。
BOØWYの最終公演の模様を記録したライブ・アルバム『“LAST GIGS”』(1988年)はオリコンチャートにて最高位1位を獲得、売上枚数は60.5万枚を記録、続いてリリースされたベスト・アルバム『“SINGLES”』(1988年)もオリコンチャートにて1位を獲得、売上枚数は64.8万枚を記録するなど依然としてBOØWYの人気は高まっている状態であった。
録音
レコーディングはアメリカ合衆国にあるオーシャン・ウェイ・レコーディングの他、日本国内のフリーダムスタジオおよびスカイスタジオにて行われた。日本国外でのレコーディングはスタッフ側から提案され、ディレクターの子安はレンタカーでハイウェイを走りながら「ANGEL」を聴いた時に「街に溶け込んでる」と感じ、国外レコーディングは間違いではなかったと確信する事となった[3]。
それまで気心の知れたメンバーと共に音楽制作を行ってきた氷室は、それが叶わない事への不安から周囲のスタッフにデモテープを使用して頭の中に思い描いた音を伝える手段を取る事にした[1]。そのため、ギターやベースの他にフォステクスなどの録音機器を購入し、MIDIの基礎的な事から学習を始め、ロンドンの家具もない冷たい部屋の中で一人デモテープ制作を始める事となった[1]。この時の心境を氷室は「『これから俺はソロになって自分でひとりでやっていくんだな……』と非常に心細い気持ちを改めて痛感したのをよく覚えています」と述べている[1]。
プロデューサーは氷室および吉田建が担当している。吉田は泉谷しげるとの共作や沢田研二のバックバンド「エキゾティクス」としての活動などを行っていた[4]。吉田は泉谷のバックバンドとして短期間ではあるがBOØWYがブレイクする前に布袋寅泰と共演した事があり、布袋とは面識があったが氷室とは初対面となった[4]。依頼を受けた吉田は確実にランキング1位を獲得しなければならないプレッシャーがあったため、「かなり心痛でしたね」と述べた他、布袋に代わるギタリストを探す事が大変であったと述べている[4]。また当初氷室はホッピー神山にプロデュースを依頼していたが、神山は既に布袋のファースト・アルバム『GUITARHYTHM』(1988年)を手掛けていたため拒否する事となった[5]。神山は依頼があった事は嬉しかったと述べたが、拒否した事に関しては「申し訳なかった」と述べた[5]。後に神山は5枚目のアルバム『SHAKE THE FAKE』(1994年)にプロデューサーとして参加している[5]。
レコーディングには当時世界的に人気のあったギタリストであるチャーリー・セクストンが参加している。参加への経緯は、当時セクストンのアルバム『ピクチャーズ・フォー・プレジャー』(1985年)の収録曲「インプレスト」や「ビーツ・ソー・ロンリー」を愛聴していた氷室が、無理を承知で「ANGEL」と「SHUFFLE」のデモテープをセクストンに送った所、意外にも「面白いから是非一緒にやろうぜ!」と快諾を得た事から実現した[1]。
音楽性とテーマ
本作の制作に当たって氷室は、バンド時代では出来なかった事を追求する事を強く意識したという[1]。作詞に関して氷室は、BOØWY時代は「メタファーを多用してシュールな形で、クールなスタイルを崩さずにアピールしていく方法」であったと述べ、本作では自身の内面にある泥臭さや格好悪い部分に焦点を当て、ブルースの要素を表現する事を求めた結果、「DEAR ALGERNON」や「STRANGER」などの曲が制作される事となった[1]。
またシングルとしてリリースされた「ANGEL」に関しては、ソロアーティストとして認知してもらうために、名刺代わりとして8ビートによるアップテンポの曲が理解されやすいとの判断から制作された[1]。子安は「ANGEL」を聴いた際にビート感やバンド感のある同曲こそソロ第一弾のシングルとして相応しいと感じた他、「DEAR ALGERNON」を聴いた際にBOØWYとは異なるソロの「氷室京介」が確立すると確信したという[3]。
本作のタイトルやコンセプトはダニエル・キイスの小説『アルジャーノンに花束を』(1959年)からインスパイアされており、同作のテーマが氷室の人生哲学と重なっている事から、同作をテーマに1曲制作する事が始まりとなった[6]。氷室は煩悩による欲求が満たされない事を悲観的に捉えるよりも、欲求を持たない事、あるいは本当に大切な事だけを求める事を重視した結果、「DEAR ALGERNON」という曲が制作される事となった[7]。また収録曲の「STRANGER」は、BOØWY時代にライブにおいて「Dreamin'」を歌う前に「夢を見てる奴らに送るぜ」とMCをしていた所、「俺は夢を見れないダメなやつなんです」という内容のファンレターが送られた事を切っ掛けとして夢を見られない人間のために制作された[8]。
本作が『アルジャーノンに花束を』をモチーフとした事に関して、音楽情報サイト『OKMusic』にてライターの帆苅智之は、小説内の知的障害者である主人公が脳手術により天才となるも孤独感に苦悩しやがて知能が低下していくというストーリーが、BOØWYでの成功から解散に至った経緯に氷室が自身を重ね合わせていたのではないかと推測している[9]。また音楽性に関しては、まだ完全にソロとしてのオリジナリティーが確立されておらず、本アルバムではBOØWY時代の8ビート、シャッフル、ロッカバラードに、キーボード類を取り入れ発展させたサウンドがベースになっており、バラードの「ALISON」はロキシー・ミュージック、ミディアムのスカビートによる「STRANGER」はポリスへのオマージュであると述べている[9]。その他、「LOVE & GAME」や「TASTE OF MONEY」、「STARANGER」の歌詞に関しては、「80年代初頭の佐野元春文脈からの流れと言えなくもない」と述べている[9]。
リリース
1988年9月1日にLPレコードおよびカセットテープ、コンパクトディスクの3形態でリリースされた。
2003年7月21日にはデジタルリマスターおよび紙ジャケット仕様で、コピーコントロールCDにてリリースされた[10]。
2020年7月21日には全作品のサブスクリプションサービス解禁に伴い、デジタル・リマスターされた音源が配信された[11]。
ツアー
本作リリース前に、「KING OF ROCK SHOW "DON' T KNOCK THE ROCK"」と題し、1988年7月25日の真駒内陸上競技場から8月17日の小牧市総合運動場野球場まで野外ステージを中心とした5都市全5公演のライブツアーを実施[12]、約6万人を動員した[13]。通常ではコンサート会場として使用しない場所をあえて選定したこのツアーでは、ソロ作品は「ANGEL」のみであったためBOØWY時代の曲やカバー曲などを披露する事となった[6]。このツアーに関して氷室は、それまでバンドのボーカリストとしての自覚しかなかった事から、自分ひとりでライブ空間を掌握する術がないために非常に不安に陥っていたが、生来の性格による根拠のない自信を持っていたためにライブ開始後には落ち着いて活動する事が出来たという[6]。しかし、BOØWY時代の曲やカバー曲に頼ったセットリストに関しては「非常に辛かった」と述べており、この時のBOØWYの曲に頼らざるを得ない状況が後にBOØWYの曲を一切組み込まずにソロ活動に専念する事に繋がったと述懐している[6]。カバー曲は吉田拓郎の「たどりついたらいつも雨降り」(1972年)およびデヴィッド・ボウイの「サフラジェット・シティ」(1972年)が演奏されたが、選曲に関して氷室は「俺の尊敬するアーティストたちの曲という基準で選びました」と述べている[6]。特に「たどりついたらいつも雨降り」に関してはファンからの「なぜ選曲したのか」という問い合わせが相次ぎ、その事に関して氷室はファンの中でBOØWYと吉田拓郎のイメージが結びつかなかったからではないかと推測し、氷室が物心ついた時に聴いた音楽が洋楽ではビートルズ、邦楽では吉田拓郎だったため選曲した事に関して氷室自身は特に違和感は感じていなかったという[6]。
また、本作リリース後には「KING OF ROCK SHOW "FLOWERS for ALGERNON"」と題し、同年10月1日の高松市民会館を皮切りに9都市全13公演の全国ツアーを実施[14]、約20万人を動員した[13]。このツアーに関して氷室は、自身もスタッフもソロの「氷室京介」のショー・アップの方法が分からず、暗中模索の状態で進められたと述べている[6]。後の氷室から見て「かなり突飛な演出が立て続けにあった」状態であり、ソロ第一弾のツアーという事もあり自身もスタッフも義務感に駆られて挑戦した事が、自身の願望やキャラクター性とかなり異なっていると発言している[注釈 1][6]。
同年12月14日には香港のクイーンエリザベススタジアムにてライブを開催[14]。この当時にはソロ活動の一環として日本国外での展開を視野に入れたプロジェクトが進行しており、周囲のスタッフの勧めにより同地でのライブ開催が決定した[7]。しかし、現地人から氷室は「何故そんな不機嫌そうな顔をしているのか?」と言われる事が多く、気さくな人物が受け入れられやすい同地では自身のキャラクターは合わないと氷室は判断する事となった[7]。
ツアーファイナルの1989年1月3日、1月4日には東京ドームの2日間連続公演を実現[14]。氷室はBOØWYの「LAST GIGS」における最後のMCで「今度は一人一人別々で必ずここで会おうぜ」と述べていたが、この公演の際には「帰ってきた」という感覚はなく、BOØWYによって得られた事務所やレコード会社のバックアップがあったために東京ドーム公演は当たり前という感覚であったという[7]。また「どうしてもBOØWYに本当の意味で勝ちたい」という感覚を持ち続けていたとも述べている[7]。
批評
専門評論家によるレビュー | |
---|---|
レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[15] |
音楽誌が書かないJポップ批評18 | 肯定的[16] |
OKMusic | 肯定的[9] |
批評家たちからの本作のサウンド面に関する評価は概ね肯定的なものとなっている。
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、本作の音楽性がBOØWYと類似している事を指摘したが、氷室がソロ作品をリリースする事でBOØWYサウンドが正式に終止符を打たれたと評価、さらにバックの演奏に関しては「BOØWYと似て非なる成熟したバッキングが意味深い」と肯定的に評価した[15]。音楽誌『音楽誌が書かないJポップ批評18 BOØWYと「日本のロック」』において音楽ジャーナリストの清水晶子は、本作には「そこはかとない文学性」や「痛々しいほどのロマンティシズム」が含まれていると指摘し、バンド解散後の初ソロ作品製作時にしか経験できない「産みの痛みの切なさと快感のようなもの」が感じられると主張した[16]。また本作には本来ロックミュージックにはあってはならない品格が備わっていると述べ、本作の複雑な要素を統合すると「暴力的なまでのクラッシィさかげん」であると総括し不世出の名作であると絶賛した[16]。音楽情報サイト『OKMusic』にてライターの帆苅智之は、本作を「基本はストレートなロック」であると指摘し、ソロとしての音楽性は確立しておらず、「悪い意味での独善性はない分、マニアが唸るような独自性もない」とも指摘したが、BOØWY解散からわずか5か月でリリースされた事に関してタイミングが絶妙であったと評価した他、ボーカルが歌詞やサウンドを超えた圧倒的な説得力があるとし、「天賦の才のようなものが感じられる」と絶賛した[9]。また、帆苅は28年ぶりに本作を聴いた感想として、「真空パック、あるいは冷凍保存されたかのような瑞々しい氷室サウンドがそこにある」と称賛した[9]。
称賛/栄誉
本作は『第30回日本レコード大賞』にてアルバム大賞を獲得した[7]。授賞式には本人が出席し、「ANGEL」および「ALISON」を披露、また受賞の喜びを「このアルバムを作ることができたのは、スタッフ、ファン、そして、あとは俺の実力だと思ってます」とコメントした。この受賞に関して氷室は、「頑張って作ったアルバムが他人から評価されたっていう意味では嬉しかったは嬉しかった」と述べたが、授賞式への参加に関しては「かなり場違いな場所にいるなぁっていう感も強かった」とも述べている[7]。また、この時点で氷室はBOØWYを超える人気や評価を獲得したとは感じておらず、4枚目のアルバム『Memories Of Blue』(1993年)が完成するまではBOØWYに負けている感覚を引きずっていたという[7]。
チャート成績
オリコンチャートでは最高位1位、登場回数は25回となり、売り上げ枚数は56.3万枚となった。
収録曲
一覧
全作詞・作曲: 氷室京介(特記除く)、全編曲: 吉田建、氷室京介。
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ANGEL」 | |
2. | 「ROXY」(作曲: 氷室京介、吉田建) | |
3. | 「LOVE & GAME」 | |
4. | 「DEAR ALGERNON」 | |
5. | 「SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL」(作詞: 氷室京介、松井五郎) | |
6. | 「ALISON」(作詞: 氷室京介、松井五郎) | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
7. | 「SHADOW BOXER」(作詞: 氷室京介、松井五郎) | |
8. | 「TASTE OF MONEY」(作曲: 氷室京介、吉田建) | |
9. | 「STRANGER」 | |
10. | 「PUSSY CAT」 | |
11. | 「独りファシズム」(作詞: 泉谷しげる) | |
合計時間: |
曲解説
- 「ANGEL」
- 1stシングル。本アルバムに合わせてリミックスが施されている。発売当時のライヴではキーを半音下げて歌っていたが、1998年ごろからオリジナルと同じキーで歌うようになった。
- 「ROXY」
- 2003年以降のライヴではアレンジを変えて演奏されている。
- 「LOVE & GAME」
- 「DEAR ALGERNON」
- 同年10月7日に2作目のシングルとしてリカットされた。ライヴでは氷室自身が弾くアコースティック・ギターの弾き語りスタイル(途中からバンドが演奏に加わる)で演奏された。
- 「SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL」
- 「KING OF ROCK SHOW」ツアーではCDのオリジナル通りに演奏されたが、1989年以降のツアーではアレンジを変えて演奏されており、曲中ではライヴ・ツアーのメンバー紹介を氷室が行うといったことが多くあった。
- 「ALISON」
- 日本レコード大賞で「ANGEL」と共に披露された。
- 「SHADOW BOXER」
- 「BOØWY時代に氷室が行っていた楽曲の製作方法をソロで行うとどういう楽曲になるか」というコンセプトで作られた楽曲。
- 「TASTE OF MONEY」
- 2003年頃までのライヴでは多く演奏されていた。
- 「STRANGER」
- 本人曰く、「夢を見ているヤツらに送るのが『DREAMIN'』、ないヤツらに送るのが『STRANGER』」とのこと。
- 1998年発売のベストアルバム『Collective SOULS 〜THE BEST OF BEST〜』には、ボーカルがリテイクされたバージョンが収録された。
- 「PUSSY CAT」
- 「独りファシズム」
スタッフ・クレジット
参加ミュージシャン
- 村上“ポンタ”秀一 - ドラムス
- 吉田建 - ベース
- 西平彰 - キーボード
- チャーリー・セクストン - ギター
- 下山淳 - ギター
- 佐橋佳幸 - ギター
- 告井延隆 - スティール・ギター
- 本多俊之 - サックス
- 八尋知洋 - パーカッション
スタッフ
- 吉田建 - プロデューサー
- 氷室京介 - プロデューサー
- レオン・ペンダーヴィス - ストリングス・アレンジメント
- マイケル・オライリー - レコーディング・エンジニア
- ジェームス・ファーバー - レコーディング・エンジニア、ミキシング・エンジニア
- 村瀬範恭 - レコーディング・エンジニア
- なかがわこうへい - レコーディング・エンジニア
- 子安次郎(東芝EMI) - A&Rディレクション
- 広瀬哲(東芝EMI) - A&Rディレクション
- 土屋浩(ユイ音楽工房) - マネージメント
- 鈴木“ゾンビ”祥紀 - マネージメント
- ヒロ鈴木 - コ・プロデューサー
- 石坂敬一(東芝EMI) - エグゼクティブ・プロデューサー
- 後藤由多加(ユイ音楽工房) - エグゼクティブ・プロデューサー
- "KAKIEMON" - アートディレクター、デザイナー
- ふじもとゆうじ - デザイナー
- ブルーノ・ダイアン - 写真撮影
- LOUISIANA COMPANY - プロデューサー
- おおびなたかおる - クリエイティブ・ディレクター
ライブ映像作品
シングル曲については各作品の項目を参照
- ROXY
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リリース履歴
No. | 日付 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 最高順位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1988年9月1日 | 東芝EMI/イーストワールド | LP CD CT |
RT28-5300 CT32-5300 ZT28-5300 |
1位 | |
2 | 2003年7月21日 | 東芝EMI/イーストワールド | CCCD | TOCT-25085 | - | デジタルリマスタリング盤、紙ジャケット仕様 |
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k ぴあMOOK 2013, p. 12- ふくりゅう「LONG INTERVIEW 最新40,000字インタビュー 【第一章】1988~1994 ソロデビュー、アイデンティティの確立へ」より
- ^ 田家秀樹 (2020年11月20日). “氷室京介が自己表現を確立するまで 当時のディレクターが回想”. ローリング・ストーン ジャパン. CCCミュージックラボ. p. 2. 2021年1月5日閲覧。
- ^ a b 田家秀樹 (2020年11月20日). “氷室京介が自己表現を確立するまで 当時のディレクターが回想”. ローリング・ストーン ジャパン. CCCミュージックラボ. p. 3. 2021年1月5日閲覧。
- ^ a b c 屋代卓也、山浦正彦 (2009年4月17日). “第68回 吉田 建 氏 プロデューサー/アレンジャー/ベーシスト”. Musicman-net. エフ・ビー・コミュニケーションズ. 2020年1月23日閲覧。
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- ^ a b c d e f g h ぴあMOOK 2013, p. 13- ふくりゅう「LONG INTERVIEW 最新40,000字インタビュー 【第一章】1988~1994 ソロデビュー、アイデンティティの確立へ」より
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- ^ a b “氷室京介 / フラワーズ・フォー・アルジャーノン [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2021年1月2日閲覧。
- ^ a b c 別冊宝島 2002, p. 24- 清水晶子「洋楽オンリーな私が『FLOWERS for ALGERNON』にハマった理由」より
参考文献
- 「音楽誌が書かないJポップ批評18 BOØWYと「日本のロック」」『別冊宝島』第653号、宝島社、2002年6月7日、24頁、ISBN 9784796627245。
- 『ぴあMOOK 氷室京介ぴあ 完全保存版! 25th Anniversary Special Book』、ぴあ、2013年9月20日、12 - 15, 44 ,98頁、ISBN 9784835622439。
関連項目
- はいすくーる落書 - 第2話で生徒が学校をすっぽかして、百貨店のCDショップのフロアにて本作を万引きしようとするシーンがある。
外部リンク
- DISCOGRAPHY(FLOWERS for ALGERNON) - HIMURO.COM Kyosuke Himuro Official Site
- Kyosuke Himuro – Flowers For Algernon - Discogs (発売一覧)