「欧米」の版間の差分
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'''欧米'''(おうべい)とは、広義には[[ヨーロッパ|ヨーロッパ州]](欧州)と[[アメリカ州]](米州。[[北アメリカ|北アメリカ州]]と[[南アメリカ|南アメリカ州]])の3[[大州]]を指す{{要出典|date=2022年1月}}。 |
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2022年2月2日 (水) 05:04時点における版
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欧米(おうべい)とは、広義にはヨーロッパ州(欧州)とアメリカ州(米州。北アメリカ州と南アメリカ州)の3大州を指す[要出典]。
狭義では、ヨーロッパの先進国及びアメリカ合衆国とカナダの北アメリカ2か国とを合わせた集団を指す。イギリス人が建国した、オセアニアにあるオーストラリアやニュージーランドを含める場合もある[要出典]。
欧米の概念は、文化的には、西洋の概念と緩やかに重なっている。
用法
日本での事象に対する外国での事例として、「欧米では――」と使われることが多い。比較対象として欧米諸国が引き合いに出される起源は、明治日本からの近代化の手本が欧米諸国であったからだと考えられる。
近代以降の日本において、以前の中国に代わる存在として想定された「理想を具現化した存在」という意味合いを込めて使われることが多い語であり、実際の「欧米」の状況と一致していない場合も多い。事実、政治経済の歴史が日本よりも長く、経験も豊富で洗練されている面が多いことなどから、先進的な制度や形式、洗練された文化や考え方を指す際に引き合いに出されている。
もっとも、近年では新興国の台頭に伴い、中国などのアジア諸国をはじめ、非欧米諸国(開発途上国も含め)が新しい秩序を生み、日本では「海外の事例」として引き合いに出されることも多くなっている。
欧米と欧米人の観念範囲
欧米の人という意味においては、「欧米人」という呼称が用いられる。これは、いわゆるWASPの人々を指す場合が多かったためであり、欧米地域にあっても有色人種であったりする場合は、欧米人という呼称を用いる場合には慮外にあることが多かった。また「欧米」を「先進国」の例として持ち出すことも多く、その場合、キューバ革命後のキューバや東欧革命以前の東欧諸国などの一党制国家、アングロアメリカと欧州連合以外の領域に多い発展途上国(南米など)も欧米観念の外にあることが多い。
日本国内で「外国人」という言葉が用いられた場合、「欧米人」とほぼ同じ意味合いで使われることもある。日本国内で「外国人は体が大きい」といわれる事があったが、欧米以外の地域では日本よりも平均身長の低い国も多く、このような表現が用いられた場合は欧米人(アフリカ系米国人含む)をほぼ指していることがうかがえる。ただし、アフリカ系は他の人種と比べると民族によって平均身長に大きな違いがあり、アフリカ全体で見ると平均身長が日本と同程度かそれ以下という国が多くなっている。
脚注